こんにちは。ライターの池平です。
「河口湖湖上祭」は、5日間に渡る富士五湖の夏祭りのうち、最後に行われる最大規模の祭りで、打ち上げられる花火の数も1番多く、県外からでも足を延ばしてでも見に行きたい夏のイベントのひとつです!
河口湖湖上祭の花火は、湖の上から打ち上げられるため、メイン会場に行かなくても、実は、湖畔のどこからでも見ることができるようです!だけど、現地の土地に詳しくないと、きれいに花火が見えるスポットや、家族でゆっくりと花火が楽しめる穴場が、どこか分かりません。
そこで今回は、「河口湖湖上祭」について、座って見る穴場スポットや、富士山をバックに花火が見られる場所について調べてみました!また、今年の日程やアクセス方法もあわせてご紹介していきますね。
河口湖湖上祭の穴場スポットってどこ?
花火は、地図上の河口湖湖上から打ち上げられます。
河口湖湖上祭の会場には、有料席はなく、無料観覧席として、各自がシートを用意して見るようになっています。
河口湖は、観光地でもあるので、湖の周辺には花火を見られる場所が沢山あるようです。それでは、早速、穴場のスポットをご紹介していきます。
座って花火を見れる「八木崎公園」
座って見ることができる穴場スポットなので、家族連れにはおすすめできますよ!
この場所は、花火打ち上げ会場までの間に建物が無く、視界をさえぎるものも無いので、落ち着いてゆっくりと花火鑑賞ができます。
公園内には、駐車場もありますが、40台と限りがあります。徒歩4分の場所にあるミューズ館駐車場(90台)が、無料開放されているため、こちらを利用しても良いいと思います。
また、公園なので、座ることのできるベンチが所々に置いてありますが、各自でアウトドアチェアやレジャーシートなどを用意しておく方がいいです。
公園内には、トイレもあり、飲み物が飲みたいときには自販機も近くにあるので、とても便利です。早めに公園入りして、見やすい場所を先に確保しておく方がいいですね!
ただし、八木崎公園で花火を見る場合は、富士山が背中側に位置しているので、富士山と花火のコラボレーションを楽しみたいなら、次に紹介する、産屋ヶ崎で見ることをおすすめします!
富士山をバックに花火を見れる「産屋ヶ崎」
産屋ヶ崎は、富士山をバックにした絶景の花火が見られる人気のスポットです!
近くの無料駐車場は、河口湖漕艇場(100台)が徒歩10分ほどで、北中駐車場(200台)が徒歩20分ほどです。
公式のポスター写真がこの場所から撮られていることで知られていて、撮影ポイントとしても人気があります。その為、年々人も多くなってきているので、早めの場所取りが必要です。
花火が打ち上げられるたびに浮かび上がる富士山は本当に神秘的で、間違いなく1番の絶景ポイントだと言えます!
目の前で花火が見れる「ローソン河口湖畔店」
ローソン河口湖畔店は、花火が目の前で見られるメイン会場の場所です。見物客も多いですが、迫力のある花火が鑑賞できたり、屋台も50件ほど出店するので、お子さんがいる場合は、おすすめできる場所です。
ここのローソンは、花火鑑賞をする方のために駐車場を開放しているため、駐車場からでも花火を鑑賞できます。トイレは、お店の中にありますし、飲み物や食べ物の確保もすぐにできて便利です。ただし、同じローソンでも「ローソン富士河口湖役場前店」では駐車場の開放をしているとの情報はありませんので、お間違えの無いように。
高い所から花火が見れる「カチカチ山ロープウェイ」
高い所から花火を見たい!と思う方には「河口湖天上山公園」の「カチカチ山ロープウェイ」(4月1日より「~河口湖~富士山パノラマロープウェイ」に名称変更)がおすすめです。
無料駐車場は、徒歩10分の場所に船津小駐車場(50台)、徒歩15分の場所に浅川浜駐車場(150台)があります。浅川浜駐車場へ続く大きな道は、17時から車両通行止めになりますが、駐車できる台数が多いので、通行止め前に車を止めに行くと良いと思います。
「カチカチ山」と聞けば、童話を思い浮かべるかもしれませんが、この山はその童話の舞台となっています。そのことが書いてある看板なども置いてあるので、観光気分で登るのも楽しそうですね。
花火を見るには、見晴らしがいい天上山公園まで行くことがおすすめです。園内にある茶屋には、展望台もあり、河口湖全体を見渡すことができますよ。また、花火の打ち上げ時間とタイミングが合えば、ロープウェイに乗りながらの花火鑑賞もできるので、時間を合わせて乗ってみてはいかがでしょうか。
2018年の開催日程や時間やみどころは?
河口湖湖上祭は、前夜祭と大・花火大会の2日間です。
2018年の日程は、前夜祭が8月4日、大・花火大会が8月5日に予定されていますが、当日の気象状況により変更、もしくは中止の場合もあるので、行く数日前には、事前に確認をしておいてくださいね。
前夜祭は、19時に始まり、まずは、県営駐車場で地元の方による「よさこいソーラン踊り」があり盛り上がります。そして、20時から15分程度、河口湖湖上で「前夜祭打ち上げ花火」が上げられます。前夜祭の打ち上げ花火は少ないですが、泊りがけで河口湖に来るなら、2日連続で花火が見られます。
大・花火大会は2日目の5日で、13時~19時まで大池公園にてプロ・アマチュアミュージシャンによる「湖上祭特別ライブ」が開催され、19時45分にいよいよメインとなる「大・花火大会」が始まります。
「4K 河口湖湖上祭 大花火大会 2017.8.5」
河口湖湖上祭では、2日合わせて、約1万発もの花火が夜空を彩ります。「大・花火大会」の見どころは、速射連発型スターマインの中でも特大スターマインや大迫力の大玉連発、鮮やかで美しい孔雀花火、曲に合わせて花火を打ち上げるミュージカルスターマインなどです!
また、プログラムの中で山梨県内外の花火製造会社による花火コンクールも開催されていて、一般の方も審査に参加できるようになっています。賞品も用意されているので、イベントに参加するのもよい思い出になりそうです。
アクセス方法・混雑状況などは?
車でのアクセス
河口湖湖畔への高速道路からのアクセス方法は、中央自動車道河口湖I.Cで降りて約7km、(15分前後)です。また、新潟方面からの場合、中央自動車道の一宮御坂I.Cで降りて約20km(40分前後)になります。
駐車場は、交通規制・駐車場規制のため、メイン会場になる県営船津浜・平浜駐車場は利用できなくなっています。代わりに、湖畔周辺にいくつかの臨時無料駐車場が合わせて2,500台分ほど用意されているので、そちらを利用するようにして下さい。
ただし、例年の来場者数に対して、駐車場の台数は少ないので、お昼前までに行かないと満車になっている可能性も十分にあります。また、花火大会当日の17時からは、交通規制も始まり、周辺道路が大変混み合うので、公共の交通機関で行くことをおすすめします。
例年の道路の混雑状況
(財)日本道路交通情報センターの発表による、河口湖湖上祭当日の混雑状況を調べてみました。17時~22時の間が渋滞のピークで、混み合うポイントは以下の国道と県道です。
国道137号線
南都留郡富士河口湖町河口湖大橋を先頭に上り・下り両路線共に、17時~22時の間混雑します。ピーク時には6kmの長さに渡り渋滞が発生し、通過所要時間は通常時の8倍と言われているそうです。
県道707号線
上りは南都留郡富士河口湖町河口湖大橋北を先頭に、下りは南都留郡富士河口湖町役場前を先頭に、国道137号線と同じ時間帯に混雑し、ピーク時の渋滞の長さ、所要時間共に同じとなっています。
車での移動の際は、当日午前中の到着と、花火大会が終わった後は、時間に十分の余裕をもっての移動を心がけたほうがよさそうですね。
バスでのアクセス
バスの場合は、甲府駅7番乗り場発、富士山駅行の富士急バスに乗車し、遊覧船・ロープウェイ入口で下車すると、会場はすぐ目の前になります。
所要時間は1時間20分~30分ほどで、金額は1,440円になります。
ただし、注意しなければならないのが、車両通行止めの時間帯になってしまうと迂回路を通ることになり、遊覧船・ロープウェイ入口では下車できないため、「河口湖駅」で降りないといけません。
帰る際は、甲府駅行富士急バスの最終便が18時12分となるので、花火大会終了後はバスではなく電車で帰ることになるので注意が必要です。
電車でのアクセス
電車の場合は、中央本線高尾行甲府駅からだと、大月にて乗り換えをして、富士急行河口湖駅で下車します。甲府からの所要時間は、1時間45分ほどです。当日は、電車の増便がありますが、夕方は電車内の混雑がピークとなるので、お昼までには、向かったほうが良いいです。会場までは、人の流れがあり、案内も出ているので駅からは迷うことはありません。
車で行きたいけれど、現地で駐車場に停められるか心配という方は、富士急行大月線沿いのどこかの駅駐車場に車を停めて、そこから電車を利用することをおすすめします。
まとめ
家族で河口湖湖上祭に行く場合は、混み合うメイン会場に行くのもいいですが、河口湖湖上祭の盛大な花火は、湖畔のどこからでも見ることができるので、どういった場所から花火を見たいのかを事前に決めて行くほうがいいと思います。また、遠方からの交通アクセスもいいので、車で向かう場合は、午前中の早めの時間に到着すれば、座って鑑賞できる場所も十分に取ることができると思います。河口湖周辺は、観光地も多いので、宿をとって数日滞在するのもおすすめです。花火が見られる湖畔の宿に泊まるのもいいかもしれませんね。