こんにちは、ライターのべにです。
いつ、何がどこで起こるかわからない自然災害。
地震や台風、豪雨などここ数年、甚大な被害が出る天災がいくつも起こっていて、より災害に対して考えさせられますよね。
防災対策や防災グッズなども最近はよく耳にしますが、備えが必要なのは私たち人間だけじゃなく、大切な家族の一員であるペットも同じです。
わたしも犬を飼っているので、この機会にもしもの時に備えて、できる限りの対策をしようと、防災グッズや普段からしておいた方がいいことを調べてみました!
また、その時に被災したペットの為にできる支援の方法もあったので一緒にご紹介しますね。
大切なペットを守れるのは飼い主さんだけなので、ぜひこれを参考に対策してあげてくださいね!
ペットのために普段からできる防災対策って何があるの?
もしもの災害のために、色々と準備しておけば安心ですよね!
そこで、普段からできる対策を調べてみました!
急にいつもと違うことをするとペットたちのストレスになってしまうようなので、普段から慣れさせておくことがポイントのようです!
迷子対策をしておく
迷子札や迷子プレートのついた首輪をしてあげるのが、一番簡単な迷子対策のようです。
飼い主さんの名前・電話番号・ペットの名前が入れられるものが多く、首輪に通しておくものや、首輪にプレートで付いている物もあり、色々なデザインの物があるので好みの物を選んで付けてあげてくださいね!
我が家でも犬の名前と飼い主の電話番号が入っている迷子札を首輪に通して付けています!
地震などでびっくりして脱走しちゃう子や、窓が割れたりしたところから脱走してしまう子がすごく多いみたいなので、必ず付けておくべきだと思いました。
迷子対策は災害時じゃなくても、普段誤って脱走してしまった時にも、役に立つので必須とも言えますね!
迷子対策は、他にもペットの体に埋め込むマイクロチップで対策するという方法もあるそうです。
マイクロチップの装着は動物病院で4000円前後で出来るそうです!
犬は生後2週齢、猫は生後4週齢以上で、装着できるそうですよ!
マイクロチップの中には世界に一つだけの15ケタの番号が入っていて、その番号を保健所や、動物愛護指導センターなどに配備されているマイクロチップリーダーで読み取り、飼い主さんに連絡が行く仕組みになっています。
中には自治体で補助金が出るところもあるそうなので、ご自身が住んでいる自治体に問い合わせて見てくださいね!
しかし残念なことに、マイクロチップは人間から見てパッとわかる物じゃないので、迷子札と併用がベストだと思いました。
ペットが普段いる場所や、ゲージの場所は物が倒れてきたりしない場所にする。
地震で大きく揺れ、家具などが倒れてしまった時にペットが下敷きになってしまわない為にも、ゲージや、普段くつろいで過ごしている場所の近くには、倒れそうなものがないようにしてあげてください。
もし近くに倒れそうなものがある場合は、家具の場所を変えたり、しっかりと家具転倒防止棒などで、固定してあげることが大切だそうです。
また、ゲージや犬小屋、キャットタワーを固定して転倒防止対策も有効なんだそうですよ!
窓ガラスの飛散防止対策をしておく
ペットたちは靴やスッリパを履いて生活しているわけではないので、窓ガラスなどが割れて散乱してしまうと、その破片を踏んでケガをしてしまう恐れがあります。
そこで有効な対策が、ガラス飛散防止フィルムです。
ガラス飛散防止フィルムは窓ガラスや、鏡に貼るだけで割れた時の破片が飛散しなくなる優れものです!
ペットだけじゃなく私たちも守ってくれるので、さっそく私も購入しようと思いました!
家族や近所との話し合い
災害はいつ起こるのか予測できません。
なので、ペットのみでお留守番しているときの対策も必須ですよね。
家族で災害時の連絡手段や集合する避難場所、ペットを誰が助けに行くかなど話し合ったり、ご近所さんにもペットがいることを伝えておいて、もしもの時はこうしてほしいとお願いするのがいいそうです。
私も彼に、もしもの時は愛犬を助けに行ってほしいとお願いしてあります。
他にも、緊急時のペットの預け先の確保も大切になってくるそうなので、対策をしておいたほうがいいと思います!
体調管理としつけ
飼い主の義務である狂犬病の予防接種や混合ワクチン、ノミ・ダニの対策、ブラッシングしておくなど普段からしっかりと適正に飼育することが大切のようです。
同行避難できても、ワクチン接種をしていなかったりすると、避難所に入れなくなってしまうので、犬に限らず室内外の猫もワクチン接種などは必ず毎年行いましょうね。
不妊・去勢手術をしておくことも、避難時多くのペットと一緒になる可能性が高いので大切だそうです!
また、普段からキャリーバックやゲージに慣れさせておくことがすごく大切です。
普段キャリーバックやゲージに入る習慣がない子が急にキャリーバッグなどに入れられると、嫌がって暴れたり、犬の場合吠え続けたりしてしまうそうなので、そうならないためにも、普段から慣らしておくようにしておいたほうがいいと思います。
特に小型犬や猫は、キャリーバッグで過ごしたり、寝たりできるように普段からしていると、避難先でも安心です。
犬の場合は『待て!』や『おいで!』など、飼い主さんの指示をちゃんと聞けるようにしつけておくのも防災対策の一環のようです!
トイレも決まった場所で、できるようにしつけておくと、避難所でもトラブルになりにくいので大事だと思います。
他にも普段から出来る対策はたくさんあるので、一度、環境省が発行している「ペットも守ろう!防災対策」に目を通しておいてくださいね。
(http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2909a.html)
ペット用の防災グッズって何を揃えておけばいいの?
人間同様、ペット用のご飯やお水など備蓄品を揃えておくこともすごく大切です。
人間は早くて、当日~翌日には配給などがありますが、ペットたちの配給は3日~5日かかると言われています。
環境省でも『ペットの災害時の備えは飼い主の責任』と謳われているので、しっかりと備えてくださいね。
ここでは我が家で実際に揃えてみたものを含めて、優先順位別に必要なものを紹介します!
自分の飼っているペットの好みや種類に合わせて参考にしてください!
優先順位:★★★★★
これは治療中や持病がある子に限りますが、絶対にあった方がいいと思います!
ペット用の薬や専用の療法食は、しばらく手に入らないことを想定したほうがいいそうなので、それぞれ最低1週間分は用意したほうがいいそうです。
また、薬や療法食の名前は、手帳や携帯電話にメモしておくのがベストなんだそうです。
名前が正確にわからないと、入手できる状況になっても入手できない場合があるので、しっかり備えてくださいね。
5日分以上か、できれば一週間分で、普段から食べている物が好ましいそうです!
我が家では普段食べているものに加え、もし環境の変化やストレスで普段食べている物を食べなくなった場合に備え、より嗜好性の高いパウチさせているウェットフードも用意しました!
パウチされているタイプの物は賞味期限も長いので、緊急時には向いていると思います!
断水してしまった時に備えて、5日分のお水の備えが望ましいようです。
人間用のミネラルウォーターだと、カルシウムやマグネシウムといったミネラルが多く入っていて犬や猫の飲み水には向かないそうです。
なんでも、ミネラル分が豊富すぎて下痢になったりしちゃうそうですよ…。
それだとペットも可哀想だし、飼い主も困ってしまうので、ミネラルゼロやミネラル分が低いペット用のお水を用意してあげましょう。
500mlや2ℓのペットボトルで市販されています!
ペットの天然水 Vウォーター(500mL*24コセット)【送料無料】
優先順位:★★★★☆
避難生活中は、ペットを愛護センターなどに預ける可能性があるそうです。
飼い主以外の人がペットの面倒を見るとき、健康状態やお世話の仕方がわかるものがあると助かるので、ワクチン証明書、鑑札、狂犬病予防注射済票なども一緒にしておくと便利です。
また、下記のことを記載したものを一緒にしておくといいそうなので参考にしてみてください!
- 病歴、治療中の病気
- 投与している薬、合わない薬
- フードについて(療法食、給与回数、給与量)
- かかりつけの病院名と連絡先
- 注意事項(咬傷事故歴、理由など)
- 飼い主の住所、氏名、連絡先、携帯電話番号
- 好きなことやもの、嫌いなことやもの など
優先順位:★★★☆☆
予備があると何かと便利です。
また猫の脱走防止にもなるので、避難所などでは猫にも付けてあげるのがベストなんだそうです。
犬だけじゃなく、猫の飼い主さんも避難用に用意してあげてくださいね。
このとき用意するリードは伸びないタイプの物が望ましいそうです。
ペットの排泄物の処理用です。
あると便利なので、できれば用意した方がいいそうなので、わたしはペットシーツ10枚・うんちの臭わない袋20枚用意しました。
猫の場合も段ボールや大きめの袋が手に入れば、ペットシーツを下に引いてその上から砂や細かくした新聞紙を敷いて簡易トイレが出来るそうなので、あるといいと思います!
BOS ボス うんちが臭わない袋 ペット SSサイズ 200枚入 1個
●折り畳み式のフードボウル
フードやお水を与えるときに折り畳みの物があると便利です!
普通のフードボウルだと、かさばるけど折り畳みなら場所も取らずスマートに使用できます。
優先順位:★★☆☆☆
ガムテ―プ、カッターがあると段ボールを入手出来れば、先ほど紹介したように、猫の簡易トイレや、犬小屋も作れるそうです!
持ち出し袋に余裕があればぜひ入れておくといいと思います!
これは絶対に必要な訳じゃないですが、あるとペットの避難生活でのストレスを少しでも軽減できると思います。
なので、わたしのデンタルケアができる歯磨きおやつなどを用意しました!
ペットの衛生管理をするものです。
悪臭がしたりすると他の避難してきた方とトラブルになるなんてこともあるそうなので、出来る限りペットを清潔にしてあげられるようにあるといいそうです!
優先順位:★☆☆☆☆
避難する際余裕があれば普段ペットが使っている物を持って行ってあげるといいそうです。自分のにおいがついていて安心するみたいですよ!
このほかにも猫を飼っている方は脱走防止に洗濯ネットも数枚用意するといいそうです!
これまで上げてきたものリュックなどに入れ、いつでも持ち出せるようにしておくのがいいそうなのでフードやお水の賞味期限を守りながら実践してみてください!
またこれらを全部バラバラにそろえるのは大変!と思った方はペット用の防災セットが市販されているのでそれを購入して、さらに必要なものや普段食べているフードを足しておくのもいいと思います!
ペットの支援ができる団体って?
ここまで飼い主さんとペット自身が、被災した際に備えておく対策やグッズを紹介してきましたが、ペットの災害対策を調べていると、災害が実際に起こってしまった時に、救助犬と獣医師さんと共にペット用の物資などを持って被災地に支援に行っている団体さんがある事を知り興味がわきました!
自衛隊の方や警察官、地元の消防隊などと協力し、<行方不明になってしまった方を捜索する救助犬に加え、被災し避難所で生活している人たちを癒すためのセラピードッグもいるそうです。
どこかで災害が起こってしまった時「自分にできることって何だろう、被災地を支援できることって何だろう」と思ったり、ペットを飼っている身として「出来れば一匹でも多くのペットの命を守る手助けをしたい!」と思ったので、ご紹介させていただきます。
こういう団体さんがいることを知っていただけるだけでも嬉しいなと思います。
どちらも支援金の受付をしてます。
もし、賛同して2000円以上の支援を行った場合は『寄付金控除』という所得控除を受けれるので、領収書を発行してもらうことを忘れないようにしてくださいね。
寄付金控除については国税庁に詳しく書いてあります。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1150.htm
まとめ
今回ペットの災害対策について、はじめてしっかりと調べ、普段から備えておくことの大切さを改めて感じました。
愛犬の非常用持ち出しグッズ一式を揃えたり、もしもの時しっかり愛犬を守ってあげるように家具に転倒防止棒を設置したりしたいと思います!
大事なペットを守れるのは飼い主さんだけなので、是非、あなたもこの記事を参考にペットの災害対策をしてあげてくださいね!