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海外へ荷物の送り方まとめ!国際郵便の種類(航空便・SAL・EMS・船便)の伝票の書き方!

投稿日:2019年1月3日 更新日:

こんにちは、ライターの宮澤です。

海外に家族や友人が住んでいたりすると、たまには手紙以外にも何か送ってあげたいと思うことってありますよね。

だけど、実際にどうやって送ったらいいのかよくわからなくて、そのままになっていることってありませんか?

ここでは、海外への荷物の発送の仕方について詳しくご紹介していきます!

是非参考にして、この機会に海を越えた親戚、お友達などに荷物を送ってあげてくださいね。

 

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海外に荷物を送る場合どんな種類の送り方があるの?

海外に荷物を送るサービスには、EMS(国際スピード郵便)・国際小包・小型包装物という3種類の選択肢があります。

まずはそれぞれの特徴についてご紹介しますね。

EMS(国際スピード郵便)

国際郵便の中でも最優先に取り扱われて、最も早く届けられるおすすめのサービスです。

30kgまでの書類や荷物を送ることができます。

EMSは配送状況を追跡できるので、送った側も安心できます。

送り先の国にもよりますが、およそ2~4日で届けられます。

国際小包とは?

急ぎじゃない一般的な物品を送る時や、お手頃な料金で送りたい時に便利なサービスです。

30Kgまでの荷物を、航空便、船便、エコノミー航空(SAL)便3種類の発送手段から選んで送ることができます。

手段によって到着までにかかる日数や料金は変わります。

航空便

飛行機で輸送するサービスで料金は高めですが3~6日程度で届けられます。

エコノミー航空(SAL)

日本国内と到着国内では船便として扱い、両国間は航空輸送(スペースがある便に乗せられる)するので、船便より早く、航空便より安いという特徴があるサービスです。

到着には6日~13日が目安です。

船便

船で輸送を行うので、1~3ヶ月と時間がかかりますが、一番安い料金で利用できます。

小型包装物とは?

2㎏以下の重さの小形の物品なら、EMS(国際スピード郵便)や国際小包より安く送ることができるというサービスです。

Small Packetと呼ばれることもあります。

航空便扱い、エコノミー航空(SAL)便扱い、船便が利用ができる国があります。

 

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どのサービスを選べばいいの?

荷物の重さや大きさによって料金は変わるし、方法も色々あるので、どのサービスを使って送ればいいのか迷いますよね。

そんな時は、まずその荷物をどれだけ早く届けたいかを考えて選ぶといいと思います!

わかりやすいサービスの選び方を図にしてみました!

できるだけ早く届くようにと思うなら、EMSが一番いいということですね!

重さの上限は「国際小包」とともに30Kgまでとなっています。

では、それぞれのサービスを実際に使ってみる時の流れについてご紹介していきますね。

EMS(国際スピード郵便)で送る

準備

●ラベルと梱包材をもらってくる
荷物をEMSで送ると決めたら、まずは郵便局で宛名を書くEMS専用のラベル梱包材もらってください。

ラベルは無料ですが包装材は有料です。

梱包は一般的な段ボールでも大丈夫なんですが、ゆうパックのボックスは頑丈なのでおすすめです。

一番大きなサイズのボックス(40cm x 32cm x 23cm)でも210円とそんなに高くないので、是非利用してみてください。

事前に郵便局に立ち寄る時間がない場合は、送りたいものを持って行って、郵便局でちょうどいい大きさの箱や包装材を買って詰めるという方法もありますよ!

ラベルの書き方

ラベルの1枚目から順番に必要事項を記入していきます。

表面には危険物が入っていないことを示す項目がありサインが必要です。

宛名など全て英語で書かないといけないので、必要な情報が全部手元にあるかどうか、まずは確認してみてください。

●記入例

①受取人情報

  • 受取人の名前
  • 住所
  • 郵便番号
  • 電話番号/FAX(あれば)

 

② 差出人情報

  • 日付
  • 名前、住所
  • 郵便番号
  • 電話番号/FAX(あれば)

 

③ 内容物と金額

内容物の名前(英語で)と個数おおよその金額を記入して署名をします。

食品の場合、「FOOD」だけではなく、どんな食品か記入しないといけないので、英語でなんて書くのかGoogle翻訳などを使用して調べておいてくださいね。

あやふやに書くと、税関で箱を開けられてしまい、中に入って いる物を検査されたりして到着が遅れることもあるようなので注意してください。

EMSで送る場合の料金は?

調べてみると500g以内から30Kgまで細かく料金設定があり、さらに区域によっても異なるようでした。

郵便局の窓口でももちろん確認できますが、荷物を送りたい国がどの料金区域に含まれるのか事前に知っておきたい場合は、以下を参考にしてください。

第1地帯 アジア
第2地帯 オセアニア、中近東、北米、中米、西インド諸島 / ヨーロッパ
第3地帯 南米、アフリカ

料金は第1地帯が一番安く、第3地帯が一番高いようです。

ちなみに第2地帯の中でも、オセアニア他とヨーロッパは別カテゴリーとなっていて、料金区分は全部で4つです。

重さによって細かい料金設定がありますが、参考までに以下に目安となる重さの料金をいくつか記載しておきました。

損害賠償制度

EMSには荷物の内容が壊れて到着した時や、内容品が不足していた時などのための損害要償額が2万円まで無料でついていて安心です。

その後は2万円ごとに50円の追加料金を支払うことで上限額を引き上げることもできます。

内容品の価格が2万円を超える場合は、内容品の価格に応じた損害要償額を申し出るといいと思います。

最高の追加料金は4,950円で、200万円を限度とする実損額の賠償が受けられますよ。

国際小包を送る

準備

1.ラベルと梱包材をもらってくる
国際小包の発送専用のラベルと梱包材を郵便局でもらってください。

ラベルは発送手段が航空便、船便、エコノミー航空(SAL)便のどれであっても同じものを使用します。

ESMのものとは色もデザインも違い、代用はできないので、「国際小包のラベルをください。」と、郵便局の窓口で伝えてくださいね。

梱包にはゆうパックシリーズの梱包材を窓口で購入することをおすすめしますが、自由な包装でかまわないということです。

2. 大きさが制限内か確認をする
国際小包で送る場合は、荷物の大きさの制限が送り先の国によって違うので、以下を参考にして梱包材を選んでみてくださいね。

• 中国、台湾、香港、英国

長さ(荷物の最大長辺)=1.5m以内
長さ+(高さ+幅)×2=3m以内

 

• 米国、オーストラリア、韓国、ブラジル、メキシコ

長さ(荷物の最大長辺)=1.05m以内
長さ+(高さ+幅)×2=2m以内

ラベルの書き方

表面には危険物が入っていないことを示す項目があり、サインが必要です。

次に必要事項を記入するラベルのページ(下の見本を見てください)で発送手段を航空便、船便、エコノミー航空(SAL)便から選び、右側のチェックボックスにマークします。

あとは順番に受取人の情報から記入していってくださいね。

●記入例

① 受取人情報

  • 受取人の名前
  • 住所
  • 郵便番号
  • 電話番号/FAX(あれば)

 

② 差出人情報

  • 日付
  • 名前、住所
  • 郵便番号
  • 電話番号/FAX(あれば)

 

③ 内容物と金額

内容物の名前(英語で)と個数おおよその金額を記入して署名をします。

オプションの保険

国際小包ではオプションとして荷物に保険をかけることができます。

郵便物が壊れたり届かなかった場合には、差し出しの際に申し出た損害要償額の範囲内で、実損額を賠償してくれるサービスです。

2万円までの保険が400円で受けられるので、貴重品など大切な郵便物を送る場合には、万が一のために「保険」をかけるのもいいかもしれませんね。

国際小包で送る場合の料金は?

料金は、郵便局の窓口で大きさと重さを測られて決定します。

航空便とSAL便、船便という発送手段による値段の差は、荷物が重たくなるほど大きくなります。

参考までに1Kgの荷物と10Kgの荷物を同じ国へ届ける場合の料金表を載せておきますね!

●1Kgの荷物(東京からシンガポールへ)

 

●10Kgの荷物(東京からシンガポールへ)

小型包装物で送る

準備

1. 税関告知書を用意する
グリーンラベルという税関告知書(CN22)が必要です。

これはシールになっていて、郵便局の窓口でもらえます。

小型包装物を送る場合には、荷物に直接宛名を英語で書くだけでいいので、この他に特別なラベルは必要ありません。

個人でプレゼントとして送るので、左上の「Gift 贈り物」にチェック(x印)をつけてください。

中身とその価格を記入します。

商品にグラム数が記載されているものはそのまま書けますが、わからない場合はあけておいて、あとで合計の重さを窓口で計ってもらったときに計算してあうように書くといいと思います。

最後に名前と日付を書き入れます。

2. 重さと大きさの確認をする
最大重量が2Kgまでのサービスなので、郵便局に持って行く前に重さを確認してください。

大きさは荷物の最大の長さが60㎝までで、長さ+幅+厚さ=90cm以内におさまるサイズにしないといけません。

筒状のものは、直径 × 2 + 長さ = 104cm以内、最大の長さは90cmまでです。

大きな梱包材を使わないように気を付けたほうがよさそうですね。

3. 注意点
小型包装物として荷物を送る場合は、「手紙」を入れることはできません。

区別が難しいと思いますが、送り状や簡単なあいさつ状を入れることはできます

宛名の書き方

ラベルがないので、宛名などをどこに書いていいのか迷うと思いますが、海外に手紙を出すときと同じ書き方で大丈夫のようです。

A4などの茶封筒に直接書くか、別の紙に書いたものを貼り付けてもいいと思いますよ。

窓口で手紙が入っていないことを確認されることもあるので注意してくださいね。

●記入例

① 送り先の宛名と住所
宛名は中央よりやや右下に大きくはっきりと書きます。

名前の前に、「To」(~に宛てて)をつけて、以下、住所を続けて書いていきます。

海外の住所はアパートの名前や番地などから始まっています。

日本の住所の書き方と違いますが、詳細は以下のようになっています。

1段目 : 名前 名字
2段目 : アパートなど建物名・部屋番号(ある場合)、番地、丁・町村
3段目 : 郡市、都道府県、郵便番号
4段目 : 国(国名は目立つように大きめに書くようにしてください。)

 

宛名と差出人の配置を間違えてしまうと、正しく配送されない場合があるので気をつけてくださいね。

② 差し出し人名と住所

③ 郵送方法の区別を記す
基本的には郵便局の窓口に「BY AIR MAIL航空PAR AVION」(航空便の場合)や「SAL」などと書かれたシールが用意されているので、どの方法で送るかを伝えて貼ってもらえます。

もし、シールがない場合は、大きく手書きで以下のように書いてください。

  • 航空便→BY AIRまたはBY AIR MAIL
  • 船便→SUFACE
  • エコノミー航空(SAL)便→SAL

 

④ 切手を右上に貼って完成です!

※緑色の税関告知書はシールになっているので、荷物の表面の空いているスペースに貼ってくださいね!

小型包装物で送るときの料金は?

2Kgまでと制限がありますが、これ以下の荷物なら航空便で送ってもSALで送っても、EMSより安く送れます

船便は国によっては選べないことがあるので、郵便局の窓口で荷物を出す前に確認してみてください。

それぞれのサービスの所要日数の目安は以下の通りです。

  • 航空便:約1週間程度
  • SAL便:約1〜3週間程度
  • 船便:約1〜3ヶ月程度

 

日数は届け先の国にもよります。

船便は安いですが、すごく時間がかかるので、現実的に航空便かSAL便を利用する人が多いと思います。

料金の設定は重さごとに細かく設定されていますが、ここでは比較の参考までに、航空便とSAL便の場合で200g、500g、2Kg(最大)の3パターンの料金を調べてみました。


※SALのサービスが利用できない地域もあります。

オプション

小型包装物には保険や追跡サービスがついていません

ちゃんと配達されるか心配だったり、保険を付けたい場合は「書留」のオプションがおすすめです。

料金:410円
サービス:追跡番号と上限6,000円の保険
適応:航空便とSAL便のみ(一部の国を除く)
申し込み:窓口に申し出てください。

 

国際郵便で海外へ送ってはいけない荷物

現在、郵便局側では海外に送れない物に対して厳しく取り扱っているようなので、リストとしてまとめてみました。

あらかじめ確認してから梱包するようにしてくださいね!

注意したいのは、中には書かれていないけれど送れないものがあるようなので確認が必要です。

また、国によっても違います

例えば、香水や電池関係は送れないようです。

もし、心配なものが具体的にあるときは、梱包する前に郵便局の窓口で聞いてみることをおすすめします!

郵送禁止物品のため海外に送れない危険物(全世界共通)

梱包の仕方はどうすればいいの?

郵便局側では、壊れ物扱いというサービスはないということなので、なんでも丁寧に包装をしてから段ボールに詰めることをおすすめします!

Fragile」(壊れ物)と段ボール箱や封筒の端などに記載しておくのもいいと思います。

段ボールは、郵便局で販売されているものが丈夫で一番おすすめですが、もし自分で用意する場合は、段ボールや包装紙の表面に余計な文字や絵柄がないものにしてくださいね。

肉・野菜などの生鮮食品や家電製品の空き箱は、中身を勘違いされてしまう恐れがあるので、使わないほうがいいようです。

梱包のコツ

海外発送は荷扱いが荒い傾向にあるようで、商品が破損しないようにしっかりと梱包する必要があります!

物によって梱包するコツを参考にしてください。

衣類や本、食品など

中身の見えるビニール袋に入れてから箱に入れると税関の時の対策水漏れ防止にもなりますよ。

壊れ物やワインなど

ガラスの瓶など割れそうな容器に入ったものは海外発送にはおすすめできませんが、もし送る場合はビニール袋や緩衝材を使用する他に、内箱と外箱を使用するなど二重包装
にしてみてください。

箱の閉じ方

H型にガムテープでしっかりと止めると強度アップになります!

注意点

しっかりと梱包することが大切ですが、むやみに梱包材を入れると重量が増えてしまい、海外発送の場合は重量で送料が決まるので、最終的に高くなってびっくりすることもあるようです。

あらかじめ梱包材のだいたいの重さも計算にいれておくといいですね。

また、荷物が小さすぎると、海外発送の際に紛失されたという事例もあるようなので、小さな商品でも少し大きめの箱に梱包することをおすすめします。

まとめ

郵便局から海外に荷物を送るには、大まかに3つの方法がありますが、早く届くサービスほど料金が高くなります。

年末の時期など、シーズンによってはすごく混み合うこともあるので余裕をもって送ってください。

また、重さがある荷物で、早さが重要じゃない時はSAL便を使うなど、荷物の品や送る状況に合わせて適切なサービスを選んで送ってあげてくださいね。

 

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