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桃農家が教える桃の正しい保存方法は?暑い夏場の冷蔵庫や冷凍する際の注意点は?

投稿日:2021年8月4日 更新日:

こんにちは!ライターのRisaです。

夏になると桃が旬を迎えますね!お中元で箱入りの物をもらう方も多いのではないでしょうか?

でも、いきなり桃をたくさんいただいたとき、この真夏の暑い環境下でどうやって保存すればいいのか困ってしまいますよね。

熟していなくてまだ固い桃や、逆に熟れすぎて黒くなってしまうこともあり、桃は食べごろの状態で食べるのは結構難しいです。

桃はイチゴと同じでそれほど日持ちする果物ではありませんが、正しい保存方法を知っておけば、より長く美味しく楽しむことができます。

そこで、桃農家の方もおすすめの保存方法と、暑い夏に注意すべき点についてまとめました

 

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桃の正しい保存方法は?

桃はとりあえず冷蔵庫で冷やすという方も多いかもしれませんが、桃農家さんがおすすめする保存方法は、意外にも冷やすのではなく常温での保存です。

一番適した温度は10°~20°とも言われています。

また、野菜室ではない上部の冷蔵室に入れてしまうと、黒くなったり、甘さが減っていってしまうこともあるので注意が必要です。

ただし、固い桃と柔らかい桃の場合によって最適な保存方法が異なるので、それぞれご紹介します。

固い桃の場合

桃は常温の状態で置いておくと次第に柔らかくなるので、まだ指で触って固い桃は新聞紙でくるんで直射日光の当たらない涼しい場所で保存しておくのがおすすめです。

桃に触る際はできるだけ優しく指で押さないでください。桃はデリケートな果物なので、触りすぎるとすぐに潰れてしまい、その部分はすぐに黒くなって鮮度が落ちてしまいます。

また、桃は乾燥に弱いので、エアコンなどの風のあたらない場所で保存するよう気を付けてください。

品種や固さにもよりますが、大体1日~2日ほどで柔らかい桃になります。

皮が少し透き通ったような感じになれば柔らかくなってきた証拠です。

固くてしゃきっとした桃が好きな方は、あまり保存せずにすぐに食べることをおすすめします。

ちなみに、山梨の方は柔らかい桃よりも、固い桃の方が美味しいといいます。

柔らかい桃の場合

すでに柔らかくなってしまっている桃の場合は、常温で保存するとさらに柔らかくなってしまいます。

なるべく早く食べてしまうか、最悪かなり余ってしまい食べきれない場合は冷凍保存も可能です。

冷凍する場合は軽く洗ってラップで包みジップロックに入れて冷凍します。

カットしてから冷凍しておくとより食べやすくて便利です。

その場合は、レモン汁を数滴たらして変色止めをしてください

冷凍保存の場合は1か月程度日持ちしますが、味は落ちていくのでなるべく早めに食べてください。

ただし冷凍の場合は注意が必要で、全解凍すると水分が出て黒くなってしまうので、半解凍のシャーベット状で食べるのがおすすめです!

桃は基本的に生もの扱いでイチゴのように長期保存のできない果物です。

美味しさを最大限に楽しむにはできるだけ早く食べることをおすすめします。

 

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特に暑い夏場の桃には要注意!

桃

常温保存がおすすめとはいえ、20°も軽く超える環境の場合は注意が必要です。

以下に注意点をまとめました!

・1つずつ新聞紙でくるむ

・エアコンや扇風機の風を当てない

・直射日光を避ける

・涼しく風通しの良い場所で保存する

・涼しい場所がないなら野菜室に桃をいれる

 

暑すぎる場所は傷んでしまう原因になりますが、エアコンや扇風機の風が当たると水分が飛んで乾燥してしまいます。

家の中でより最適な保存場所を選んで、悪くなってしまわないよう注意が必要です。

桃を冷蔵庫に入れる際のポイントは?

桃は冷蔵庫で冷やしすぎると甘みが減ってしまうので、食べる2~3時間前に野菜室に入れて冷やすとより美味しく食べることができます。

野菜室がおすすめな理由は、冷蔵庫の中でも野菜室は比較的温度が高めだからです。

桃は冷やしすぎると甘さが減ってしまうので、冷蔵庫の中では野菜室が最も桃の保存に適しています。

冷蔵庫の野菜室が使えない場合

野菜室が一番おすすめですが、適切な場所がない場合や、2~3日で食べられない場合は冷蔵室保存も可能です。

冷蔵室での保存は1週間ほど日持ちしますが、甘さが減ってしまうのでなるべく早めに食べた方が良いかもしれません。

また、冷蔵庫に入れる際は直接冷気が当たらないように、1つずつアルミホイルで包みジップロックなどに入れて真空状態を保つのがおすすめです。

アルミホイルには光や空気をほとんど通さない性質があるので、桃を冷気から守ってみずみずしさを保つことができます。

 

桃を冷凍保存して解凍してまた食べられる?

前述したとおり、桃は冷凍保存可能です。

ですが、そのまま冷凍して全解凍すると細胞が崩れてしまいます。結果、解凍した桃はグジュグジュになってしまって美味しくありません

冷凍保存する場合は、桃を軽く水で洗い、ラップで包んでからさらにジップロックに入れて密閉した状態で冷凍庫に入れるのがポイントです。

カットしてから冷凍する場合は、レモン汁に浸すか、直接ふりかけておくと変色を防ぐことができますよ。

冷凍した桃を食べる際は自然解凍して、15分ほどでシャリシャリのシャーベット状になります

桃を完全に解凍しきってしまうとベチャベチャになってしまい、再冷凍できないので、好みの溶け具合を逃さないように注意が必要ですね。

桃をできるだけ長持ちさせられる保存方法は?

常温保存では2~3日程度しか日持ちせず、冷蔵庫に入れると1週間程度日持ちはしますが、甘さがどんどん減っていってしまいます。

より長持ちさせたい場合は冷凍保存という方法もありますが、冷凍した場合は生の状態の食感や味とは異なってしまい完全に鮮度は落ちてしまいます。

結果、生の美味しさを楽しみたい場合は野菜室での冷蔵保存が最も長持ちさせることができます

その際は新聞紙で1つずつしっかりとくるみ、ジップロックなどの袋に密閉して乾燥や冷気を防ぐのがポイントです。

切った後の桃は保存できない?

 

桃をカットしてしまうと、鮮度が落ちやすくなり黒く変色してしまいます。

レモン汁をかけておくことである程度変色を防ぐことはできますが、2~3時間で変色が進んでしまい、長時間の保存はできません

できるだけ食べる直前にカットした方がより美味しく良い状態で食べることができます。

もし切ってしまって食べきれなかった場合は、ラップに包んで冷凍してしまうか、コンポートなどに調理してしまうのもおすすめです。

まとめ

桃は常温で保存するとより美味しく食べられる果物です。すぐに食べないのであれば、冷蔵庫に入れるのはおすすめできません。

冷やして食べたい場合は、食べる2時間から3時間前に冷やすようにした方がより甘い状態で食べることができます。

固い桃は常温で保存することで柔らかくすることができ、2~3日で食べごろを迎えます。

食べごろの桃は長期保存ができないので、すぐに食べるか冷凍してしまうのがおすすめです。

また、常温保存の際は新聞紙でくるんでなるべく涼しくエアコンなどの当たらない場所に置き、冷蔵保存の場合はアルミホイルで包んでからジップロックにいれ、野菜室に入れると鮮度を保つことができます。

冷凍保存する場合は、そのままかカットした状態でラップに包み、さらにジップロックなどに入れて密閉した状態で冷凍庫に入れるのがポイントです。

桃はデリケートで冷気や乾燥に弱く、長期保存に向かない果物なので、正しい保存方法で美味しく食べられるよう注意してください!

 

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