たくさんの思い出の残る高校生活や、友人や先生たちとももうすぐお別れです。

そこで、今までお世話になった担任の先生に手紙を書きたい…そう思っても、友達への手紙とは違い、どのように書いていいか悩んでしまいますよね。

でも、基本的なマナーやポイントをおさえれば大丈夫です。素直に伝えたい気持ちを書けば、先生に想いは伝わりますよ。

本記事では、担任の先生への手紙の書き方や、例文を紹介していきます。

担任の先生への手紙の書き方がわからず悩んでいる高校生の皆さんは、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

SPONSORED LINK

 

担任の先生への手紙の書き方や構成

手紙の構成の前に、担任の先生への手紙の書き方で、一番大切なポイントをお伝えします。

それは、担任の先生に感謝の気持ちを素直に伝えることです。

手紙の書き方の基本マナーはおさえつつ、先生との関係性によってはくだけた言葉を使っても大丈夫なので、自分の言葉で想いをつづることを大切にしてくださいね。

初めに準備するものは?

まず、便せんと封筒を用意してください。どれがいいか迷ってしまう場合は、無地の白色などシンプルな便箋を選ぶと、嫌味がなく◎です。先生が好きなお花や動物など、喜んでくれそうな色やデザインの便箋を選択してもいいですね。

ボールペンは、黒色など相手が読みやすい色で水性または油性を使ってください。

フリクションなどの消せるボールペンを使うと、せっかく書いた文が消えてしまうことがあるので注意してくださいね。

手紙の構成は?

担任の先生への手紙の書き方の構成は「前文」「本文」「末文」「後付」にするとより丁寧になります。

「前文」には「拝啓(はいけい)と書くのがポイントです。「本文」には自分の言葉で気持ちをつづります。「末文」には「敬具(けいぐ)を書いてくださいね。

最後の「後付」には日付、自分の名前、宛名と敬称を書きます。

それでは、具体的な例文を紹介していきますね。

 

SPONSORED LINK

 

担任の先生への実際の手紙の例文

担任の先生へ何を伝えたいのかをはっきり書くことがポイントになるので、本文は自分らしい言葉で、伝えたい気持ちを素直に書いてくださいね。

・具体的なエピソードや思い出

・先生への感謝の気持ち

・これからの自分の意気込み

 

などを盛り込むと、先生も喜んでくれると思いますよ。

例文

(前文)拝啓

(本文)○○先生、私は今日○○高校を卒業します。

○○先生には、本当にお世話になりました。3年間、先生が担任となってくださり本当によかったです。

友達との関係に悩んでいた私を励まし、仲直りの手助けをしてくれたこと、今でも感謝しています。本当にありがとうございました。

先生のアドバイスを忘れず、これからも頑張っていきます。先生も、どうかご自愛ください。

(末文)敬具

(後付)令和〇年〇月〇
    自分の名前
    先生の名前+敬称(先生・様など)

 

1年間お世話になった担任先生への感謝の例文

先生と生徒

1年間お世話になった先生へ手紙を渡したい時は、本文に1年間の思い出や短い間の中でもお世話になった気持ちを伝えてみましょう。

例文

拝啓

○○先生、私は今日○○高校を卒業します。

○○先生には、本当にお世話になりました。約1年間と短い間ではございましたが、〇〇先生が担任となってくださり本当によかったです。

学業だけでなく、私生活についての相談にものっていただきましたね。的確なご意見は私の励みとなり、今でも心に残っております。本当にありがとうございました。

先生のアドバイスを忘れず、これからも頑張っていきます。先生も、どうかご自愛ください。

敬具

令和〇年 〇月〇日
自分の名前
〇〇 〇〇 様

 

部活でもお世話になった担任の先生への例文

部活でお世話になった先生へ手紙を渡したい時は、本文には部活で先生から指導していただいたこと、学んだことなどを具体的に盛り込むと、気持ちがこもった手紙になりますよ。

例文

拝啓

〇〇先生、3年間サッカー部の顧問で指導してくださりありがとうございました。

この3年間は本当にたくさんの思い出があります。2年生の時、部活を辞めたいと相談したことを覚えていますか?その時、先生からかけてもらった「今は頑張り時だ、辞めたら後悔する」という言葉は今でも心に残っています。

先生のご指導のおかげで、無事レギュラーになれ、努力を続ければ目標を達成できるということを学ぶことができました。あの時、部活を辞めずに続けられて本当によかったと思っています。

先生から教えていただいたことを胸に、新生活も一生懸命頑張っていきます。

3年間本当にありがとうございました。

敬具

令和〇年 〇月〇日
自分の名前
〇〇 〇〇 先生

 

退職や転任が決定している担任の先生への例文

担任の先生が退職や転任してしまう際は、感謝の気持ち、寂しい気持ちと新しい生活となる先生を応援するような文章にするとあたたかみのある手紙になりますよ。

例文

拝啓

〇〇先生、2年間大変お世話になりました。

転任されると聞いた時は本当に驚きました。先生と一緒に卒業式を迎えられるとばかり思っていたので、とても寂しい気持ちです。

修学旅行で先生とクラス全員でゲームをしたことは今でもいい思い出です。

高校入学時から、先生が担任で本当に良かったです。転任先でのご活躍を心よりお祈りしております。

2年間本当にありがとうございました。

敬具
令和〇年 〇月〇日
自分の名前
〇〇 〇〇 様

 

合格や内定が決まったことを担任先生へ報告をする場合

合格発表

合格や内定が決定した喜ばしい報告をする際は、感謝や新生活にあたっての正直な気持ちを書いてみましょう。

また、これからもよろしくお願いしますという気持ちを書くと、親しみのある手紙になりますよ。

例文

拝啓

○○先生におかれましては、変わらずにお過ごしのことと思います。

この度、第1志望の〇〇大学○○学部○○学科より合格通知を受け取りました。

夢にまで見た第1志望校の合格に、ホッとする気持ちと大学生になることにワクワクしています。

受験期間中は色々とご心配をおかけしました。先生が親身になって進路相談にのってくれたり、遅くまでわからない点を指導してくださったおかげで、合格できたのだと思っています。

春から大学生となりますが、今後ともご指導のほどどうぞよろしくお願いいたします。

またお会いできる日を楽しみにしています。

本当にありがとうございました。

敬具

令和〇年 〇月〇日
自分の名前
〇〇 〇〇 先生

 

まとめ

担任の先生への手紙の書き方は、以下の基本のポイントをおさえれば難しくありません。

・敬語を使う(多少くだけた言い回しでもokです)

・拝啓・敬具などを使い、礼儀正しい文章にする

・先生への感謝の気持ちや、思い出を素直に書く

 

マナーを守ることも大事ですが、一番大切なのは先生へ素直な気持ちを伝えることです。

お世話になったことへの感謝の気持ちなど、自分の言葉で手紙につづってみてください。心のこもった手紙を受け取った先生は喜ぶこと間違いなしですよ。

 

SPONSORED LINK