奈良の吉野山の桜の見ごろは？奥千本までの楽なアクセス方法ってあるの？

こんにちは！ライターのまゆです。

桜の開花が待ち遠しい時期になってきましたね。

日本各地に桜の名所がありますが、奈良県にある吉野山はとても広大で、なんと、吉野山一帯、約8kmに渡って、3万本もの桜が咲くそうです！

私も以前から気になっていたのですが、そんな吉野山に、今年80歳になる母もこの桜を見に行きたい！と話していたので、この春に一緒に行ってみようと予定をたてています。

でも、母は高齢で足腰があまり良くないのですが、それでも大丈夫なのかも含めて事前に調べてみることにしました！

奈良の吉野山の桜の見ごろは？

満開の桜がたくさんある山の写真

例年、4月上旬～中旬に見ごろを迎えます。

吉野山の尾根一帯に、4ヵ所、桜の木が密集しているところがあって、それぞれ山の下の方から、下千本（しもせんぼん）・中千本（なかせんぼん）・上千本（かみせんぼん）・奥千本（おくせんぼん）と、呼ばれています。

下千本から順に、山の上に向けて開花していくので、4月上旬の下千本の咲き始めから、奥千本の満開まで約3週間、桜を楽しむことができるそうですよ！

参考までに、下千本と奥千本の過去3年間の開花状況をご紹介しますね！

調べてみると、年によって時期がかなり違う事がわかりました！

気象庁のデータを確認したところ、2019年2月～4月の予想は平年より暖かいとの事なので、今年は少し早く開花して見ごろを迎えるかもしれませんね。

奥千本までの楽なアクセス方法ってあるの？

ロープウェイの写真

私は高齢の母と一緒なので、徒歩以外の方法でのアクセスを調べてみました！

奥千本から下千本までの見どころは？

桜林の中でお花見している写真

吉野山では、桜の密集している4ヵ所を、山の下の方から順に下千本（しもせんぼん）・中千本（なかせんぼん）・上千本（かみせんぼん）・奥千本（おくせんぼん）と言います。

エリアごとに見どころがたくさんありますので、奥千本から順にご紹介したいと思います！

奥千本エリア

西行庵(さいぎょうあん)

奥千本口バス停から徒歩20分離れているのですが、『新古今和歌集』で有名な歌人、西行法師が3年間住んでいたとされる場所です。

周辺には桜が植えられており、山奥ならではの神秘的な雰囲気が楽しめます。

住所	〒639-3115 吉野郡吉野町吉野山
時間	24時間可
料金	無料
アクセス	下千本駐車場から徒歩で約100分(距離:5.4km) 駅近鉄吉野駅からは徒歩で2時間近く(距離:6.4km) ※奥千本行きのバスなどの利用で約50分

金峯神社(きんぷじんじゃ)

奥千本口バス停近くにある、吉野山の地主神を祭る神社です。

世界遺産にも登録されていて、ソメイヨシノ・シダレザクラなども見ることができます。

住所	〒639-3115 吉野郡吉野町吉野山
時間	24時間可
料金	無料
アクセス	下千本駐車場から徒歩で約100分(距離:5.4km) 駅近鉄吉野駅からは徒歩で2時間近く(距離:6.4km) ※奥千本行きのバスなどの利用で約50分

上千本エリア

花矢倉展望台(はなやぐらてんぼうだい)

中千本・上千本だけでなく、金剛山や葛城山まで見渡せる、吉野山の中でも必見のお花見スポットです！

葛きりなどを食べることができるお茶屋もあるそうなので、お茶しながらお花見することもできます。

住所	〒639-3115 奈良県吉野郡吉野町吉野山1711
時間	24時間可
料金	無料
アクセス	下千本駐車場から徒歩約60分(距離3.5km) 近鉄吉野駅からは徒歩75分以上(距離4.5km) ※吉野駅から出ている臨時バスを利用した場合約40分

中千本エリア

吉水神社(よしみずじんじゃ)

世界遺産にもなっている神社で、豊臣秀吉もここから花見をしたと言われているそうです。

境内からは、中千本・下千本を同時に見渡すことができ、吉野山の中でも花矢倉展望台と同じくらい必見のお花見スポットです！

住所	〒639-3115 奈良県吉野郡吉野町吉野山579
時間	9:00～17:00
料金	本殿拝観料400円/ 境内は立ち入り無料
アクセス	下千本駐車場から徒歩約22分(距離:1.6Km) 近鉄吉野駅から徒歩約37分(距離:2.6Km)

下千本エリア

昭憲皇太后・御野立跡(しょうけんこうたいごうおのだちあと)

明治天皇の妃、昭憲皇太后がここから桜風景をご覧になった事から名付けられた展望台です。

ベンチもあるので休憩もできます。

住所	〒639-3192 奈良県吉野郡吉野町吉野山
時間	24時間立ち入り可
料金	無料
アクセス	下千本駐車場から徒歩約1分近鉄吉野駅から徒歩約20分(距離1.5Km)

金峯山寺蔵王堂(きんぷせんじざおうどう)

山岳宗教の総本山の寺院で、「四本桜」が有名です。

一年を通して様々なイベントがあり、桜の時期には、「花供会式」という桜を蔵王堂に奉納するイベントなどが楽しめます。

住所	〒639-3115 奈良県吉野郡吉野町大字吉野山2498
時間	本堂は7:00～16:30/ 境内は24時間立ち入り可
料金	本堂内見学400円
アクセス	下千本駐車場から徒歩約15分近鉄吉野駅からは徒歩約25分

ライトアップ情報

3月下旬～4月下旬にかけて、下記3ヵ所がライトアップされます。

2019年の日程詳細は3月に発表予定なので、参考までに昨年の情報をご紹介します。

エリア

七曲り坂(下千本エリア)
五郎兵衛茶屋(中千本エリア)
大塔の宮(上千本エリアの竹林院付近)

日時

3月24日～4月22日の18：00～22：00

吉野山へのアクセス方法や近場の駐車場は？

バスの車内　座席の写真

吉野山へのアクセス方法は、車・電車があります。

ここからは、それぞれのアクセス方法について詳しくご紹介します。

車でのアクセス

大阪方面から(約1時間26分)

阪神高速1号環状線～阪神高速14号松原線～阪和自動車道(均一区間)～南阪奈道路～葛城市の大和高田バイパス～小房より国道169号線経由

京都方面から(約2時間9分)

第二京阪道路～門真JCTより近畿自動車道～南阪和自動車道～葛城市の大和高田バイパス～小房より国道169号線経由

名古屋方面から(約2時間36分)

東名阪自動車道～名阪国道(亀山IC～針IC)～国道369号線～国道370号線経由

駐車場情報

ここでは主な駐車場をご紹介します。

郊外駐車場

桜の時期の数日間(土日)、郊外駐車場(1,500円)が利用できます。

場所は「吉野小学校」向い側と、「吉野高校」の向い側の2ヵ所です。

そこから「吉野山観光駐車場」と「中千本公園」までのシャトルバス(無料)が運行されるので、こちらを利用して吉野山へ向かいます。

吉野山観光駐車場

桜の時期のは、1台1,500円で利用できます。

400台収容可能ですが、混雑がひどい場合は、予約済みのバス以外は駐車できないこともあるようです。

交通規制情報

中千本から上千本・奥千本へ向かう周回道路はとても狭いので、平日9:00～17:00/土日7:00～17:00の間、一方通行になります。
※大型車通行禁止

その他、下記区間が規制されるので、必ず事前に確認してくださいね。

●歩行者天国区域(9:00～19:00)※大型車終日通行禁止

●パーク＆バスライド実施日と混雑時、通行禁止区域

電車でのアクセス

最寄り駅は、近鉄吉野山駅です。

各方面から近鉄吉野駅までは、下記ルートで行くことができます。

大阪方面から(約1時間15分)

【近鉄特急】大阪阿部野橋～吉野(乗換なし)

京都方面から(約1時間40分)

【近鉄特急】京都～橿原神宮前(乗換)～吉野

名古屋方面から(約3時間)

【近鉄特急】名古屋～大和八木(乗換)～橿原神宮前(乗換)～吉野

近鉄吉野駅から下千本へ向かうには、七曲坂を徒歩で15～20分歩くか、シャトルバスに乗るかのいずれかになります。

バスについては先述の「奥千本までの楽なアクセス方法ってあるの？」を参考にしてください。

まとめ

奈良の吉野山の桜はエリアごとに見どころがあって、お花見がより楽しみになりました！

見ごろの時期は曜日に関係なく、特に10時頃～16時が一番混み合うそうなので、早めに行動することがポイントだと思います！

私は前泊して、吉野駅からの朝一の8時台のバスに乗ろうと考えています。あなたも、吉野山の桜でお花見を楽しんでくださいね。

時間	近鉄吉野駅発	中千本公園前発
8時	40分	55分
9時	10分/40分	25分/55分
10時～14時　毎時	0分/10分/30分/40分	25分/55分
15時	0分/10分/40分	25分/55分
16時	10分/40分	25分/55分
17時	10分	35分

時間	竹林院前発	奥千本口発
8時	30分	－
9時～14時　毎時	0分/30分	0分/30分
15時	－	0分/30分
16時	－	0分/30分　※第2第3土日のみ