こんにちは!主婦ライターのまゆです。
家の周りや農作物に現れるイヤな~害虫、なんとかしたいですよね!
でも、「強すぎる殺虫成分は使いたくない」「害虫は駆除したいけど、植物は育てたい」という方も多いと思います。
そんな方にぴったりなのが、木酢液を散布する害虫駆除方法なんです。
実際に我が家はベランダのカメムシ対策として木酢液やハッカ油を試しているのですが、カメムシを見かけるものの、かなり数が減りました!
木酢液はほとんどの害虫に効果的と言われているので、害虫駆除に頭を悩ませているあなたは本当におすすめです!
木酢液って何?
木酢液(もくさくえき)とは、ヒノキ・ナラ・スギなどの木材を燃やして出る煙を、冷やして液体にしたもののことです。
煙からできたものなので、燻製のようなニオイがします。
木酢液の成分は?
水以外の成分の半分を酢酸が占めていることから、強い酸性で、名前にも「酢」という漢字が使われています。
また、アルコール類やフェノール類など200種類以上とも言われる有機成分は、人工的に作り出すことができない木酢液ならではの産物です。
木酢液の効果は?
木酢液は強い酸性ですが、濃度を薄めることで下記効果が得られます。
木酢液の濃度 | 効果 |
0~100倍希釈 | ・土壌の菌を殺菌消毒する ・生ゴミ、排泄物などの悪臭の消臭 |
200~300倍希釈 | ・害虫・動物を寄せ付けない ・雑草の育成を抑える |
200~400倍希釈 | ・土壌のいい微生物の働きを活発化させる |
500~1000倍希釈 | ・植物の成長を促す |
木酢液と竹酢液との違いは?
成分もほとんど同じですが、「竹」を原料にした竹酢液よりも「木」を原料にしている木酢液の方が作りやすいこともあって値段が安め、という違いがあります。
木酢液に効果がある害虫は?
木酢液は、下記害虫に効果があります。
木酢液はほとんどの害虫に効果があると言われています。
その理由は、木酢液独特の煙のニオイを虫が嫌うからなんです!
つまり、殺虫成分などで害虫をやっつける、といわけではなくニオイで虫を寄せ付けなくする、ということなんです!
犬や猫、ヘビなどの小動物にも効果があるの?
動物が出入りするところに頻繁に散布すると、だんだんと近寄らなくなってきますよ。
ただし、ペットがいる際は十分に気を付けてくださいね。
害虫駆除に木酢液を使ったやり方!
木酢液は原液のままだと刺激が強すぎて植物を枯らしてしまったりするので、水で薄めて使います。
薄める濃度によっても効果が変わるので、必ず用途に合った濃度の木酢液を使ってくださいね。
準備するもの
準備するものは下記3つです。
木酢液はどこで購入できる?
などで購入できます。
購入の際は、日本製のものや、木竹酢液認証協議会が定める「認証マーク」がついているものを選んでください。
↓認証マーク
というのも、木酢液は原材料や作り方によって成分にかなりバラツキがあり、ホルムアルデヒドが多く入っているものや、製造温度によってベンツピレン類という発がん性物質が発生するなど有害なものがあるからなんです。
安全に使うためにも認証マークがついているものを選んでくださいね!
また、粘り気のあるものや濁っているものも品質が悪いので、透明でさらさらしているものを選ぶといいですよ。
口コミ高評価の日本製木酢液!
原材料から製造方法までこだわって作られた完全日本製の木酢液です!
発がん性検査済みで安心して使えますよ。
楽天やAmazonでも口コミ高評価なので、迷ったらこの商品がおすすめです!
木酢液の作り方
使用目的に応じた濃度で水と木酢液を混ぜ、スプレーボトルや除草剤散布用の噴霧器などに入れます。
使用目的別の濃度
目的 | 木酢液の濃度 | 1ℓ作る場合 |
土壌消毒 | 20~30倍 | (20倍) 木酢液:キャップ10杯(50ml) 水:950ml |
(30倍) 木酢液:キャップ6杯(30ml) 水:970ml |
||
植物を害虫から守る | 100~500倍 | (100倍) 木酢液:キャップ2杯(10ml) 水:990ml |
(500倍) 木酢液:キャップ4杯(20ml) 水:980ml |
||
玄関やベランダに害虫を寄せ付けない | 2~5倍 | (2倍) 木酢液:キャップ100杯(500ml) 水:500ml |
(5倍) 木酢液:キャップ40杯(200ml) 水:800ml |
<参考>ペットボトルキャップ1杯…約5ml
濃度が高いと酸性が強すぎて植物にダメージを与える場合もあるので、まずは低濃度からはじめて状態を見ながら濃度を上げていってくださいね。
木酢液を使った害虫駆除のやり方
下記使用目的に合わせた濃度で木酢液を薄めたら、散布していきます。
土壌消毒のやり方
強い酸性は10日前後で元に戻るので、それから植物を植えます。
散布後はすぐに植え付けできないので、逆算して行うといいですね。
植物を害虫から守るやり方
水やり後しばらくしてから、植物の葉・葉の裏・茎にまんべんなく散布するとニオイで害虫を寄せ付けなくなります。
農薬ではないので散布の頻度は決まっていませんが、目安として春~夏は1週間に1回、秋~冬は1ヶ月に1回は散布するようにしてください。
玄関やベランダに害虫を寄せ付けないやり方
こちらも頻度に決まりはありませんが、雨で流れたり蒸発したりするので、効果を高めるには毎日散布するのがおすすめです。
ただし、匂いが本当にきついので散布する際は隣人の方の迷惑にならないように十分に気を付けてくださいね。
匂いが気になる方への木酢液の作り方
2リットルのペットボトルにペットボトルキャップ2杯分の木酢液をいれてまずは試してください!
これだけでも効果はありますよ。
ポイント★
このように、植物を害虫から守ったり、ベランダや窓からの害虫の侵入を防ぎたいときには、こまめに散布しなおすことが大切です。
まとめ
害虫を木酢液で駆除する方法をご紹介しました!
木酢液は成分や濃度が大切なので、国産のものや認定マークのある木酢液を使うこと、使用目的に応じた濃度で散布することがポイントです!
また、散布する時期や頻度も効果に影響してくるので、しっかり効果を出すためにご紹介した目安を守ってくださいね。
木酢液はほとんどの害虫に効果的なので、害虫に悩んだら試してみてくださいね。