こんにちは、アメリカ留学中ライターのKatieです!

留学や仕事など、家族が長期間アメリカにいると、何か送ってあげたいなと思いますよね。

私は今、家族から離れて一人アメリカに留学している身ですが、半年に一度の家族からの仕送りが届いた時はとても嬉しいです!

特に、アメリカでは手に入らないものや、自分の大好きな日本食なんかが入っているとより嬉しくなります。

ですが、日本からアメリカへ荷物を送るのは国際郵便になるので、送ることができないモノや食品があるのも事実です。

せっかく送ったのに、「税関でひっかかって届かない…。」とならないためにもこの記事では、日本からアメリカに荷物を送る方法と合わせて、送れないモノや食品についてご紹介したいと思います。

ぜひ参考にしてくださいね。

 

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日本からアメリカに荷物を送る方法

飛行機

郵便局から国際郵便を送る方法として、SAL便・航空便・船便の3つがあり、最も一般的な方法は、航空便のEMSを使った方法です。

最終的な料金は重量や地域によって変わりますが、税関等費用や燃油サーチャージなど追加でかかることはありません

それぞれの発送方法について簡単に紹介していきます。

1.SAL便

特徴:各国内では船便、国と国の間は航空輸送で扱われます。

船便よりも早く、航空便より安いサービスになります。

たまに扱えない国・地域がありますが、アメリカは取り扱いがあります。

日数:6-13日

伝票の書き方や送り方については、こちらの記事で詳しく紹介していますので参考にしてください。

 

2.船便

特徴:時間はかかりますが、料金が一番安いです。

船で運送されます。

日数:30-90日

 

3.航空便(①EMS②航空便)

航空便には2種類ありますが、主な違いはかかる日数です。

①EMS

特徴:国際郵便の中で最優先に扱われるため、短い日数で届きますがその分料金が高いです。

日数:2-4日

②航空便

特徴:EMSよりも優先度合いが低いので多少の時間はかかりますが、それでも普通に早いです。
  
日数:3-6日

結果的に私はEMSが1番安心でおすすめです!こちらの記事でもEMSの荷物の送り方について詳しく紹介していますので、あわせて参考にしてくださいね。

 

EMSを使った荷物の送り方と伝票の書き方

今回は、国際郵便を送る方法として最も一般的な、EMSを使った荷物の送り方と伝票の書き方をご紹介していきます。

なお、EMSでアメリカへ送ることのできる荷物の大きさは、重さ30kg以内、最長辺1.5m以内、長さ+胴回りの合計2.75m以内という規格が使用されています。

大まかな流れ

1.荷物を梱包する

2.郵便局に持参する

3.郵便窓口でEMS用の伝票をもらい、記入する

4.記入が終わったら窓口に荷物とともに持っていき、重さを量る

5.EMS用の伝票を荷物に貼り付け、料金を払う

 

それでは、実際のEMS伝票の書き方をご紹介していきます。

(私の家族が荷物を送ってくれたときの伝票の写真です。)

注意点としては、日本からアメリカに送るので全て英語で書くという点です。

番号の下に例があるので、書き方がわからない場合は参考にしてくださいね。

EMS伝票

①依頼主の名前・住所

住所は英語表記では日本と逆になるので気をつけます。

例) 
佐藤花子→Hanako Sato

東京都△市〇〇1-13-15
→〇〇 1-13-15, △City, Tokyo, Japan

 

②受付の年月日

年、月、日の順番です。

2020 / 5 / 15

 

③依頼者の郵便番号

123-4567

 

④依頼者の電話番号

携帯番号・自宅の番号どちらでも大丈夫です。

連絡がつきやすい方を記入してくださいね。

090-1234-5678 / 012-3456-7890

 

⑤届け先の名前・住所

例)佐藤太郎→Taro Sato

住所は、「道路名、部屋番号、都市、州、郵便番号」の順で記入します。

××street, Apartment 101, Brooklyn, New York, 00000
※アメリカの郵便番号は5桁です。

 

⑥届け先の国名

この場合はアメリカなので、USAと記入します。

 

⑦届け先の電話番号

携帯番号でも自宅の番号でも大丈夫ですが、連絡がつきやすい方を記入します。

(123)456-7890

 

⑧送る荷物の内容物・原産国・個数・価格

内容物と原産国、個数、大体の総合価格を記入します。

カップ麺10個の場合:Instant noodle, JAPAN, 10, ¥1500

レトルト食品の場合:Pre-packaged food, JAPAN, 10, ¥2000

といった感じでメインに入っている内容物を1つ1つ記入していきます。

 

⑨依頼者の署名

署名は漢字でもローマ字でも大丈夫です。

私の家族はいつも漢字でサインしていますが、友達の家族はローマ字でサインしているようです。

 

⑩郵便物の個数

送り先が同じ段ボールの個数と、この伝票を貼り付ける段ボールが何個目のものかを記入します。

送る段ボールが1つの場合は1/1で大丈夫ですが、2個の場合は伝票を2枚書く必要があり、1/2と2/2として分ける必要があります。

 

⑪内容物の価格合計

大体の金額を計算して記入します。

必ずしも正確な金額である必要はありませんが、大幅にずれていると税関で不審に思われ、中身を調べられてしまうかもしれませんので注意が必要です。

 

⑫「上記内容品は危険物に該当しないことを確認済み」欄

忘れずにチェックをつけてくださいね。

※チェックは「✓」ではなく「×」と記入

 

⑬「次の場合は□に×をつけてください」欄

今回の場合、「贈物」に当たるのでそこの□にチェックをつけてください。

※チェックは「✓」ではなく「×」と記入

 

※2020年7月現在、コロナウイルスの影響でアメリカ宛の荷物が遅延しているそうです。

詳しくは、日本郵便のホームページをご確認ください。

 

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郵便局以外にアメリカに荷物を送る方法は?

段ボ―ルと鍵

郵便局以外にアメリカに荷物を送る方法としては、ヤマト運輸や佐川急便など日本の民間宅配業者や、海外のFedEx、DHLを利用する方法があります。

ヤマト運輸や佐川急便など日本の民間宅配業者から荷物を送る場合は、対応可能エリア外は、アメリカの宅配業者に委託されています

委託すると言っても特に何かが起こるわけではありませんが、かかる日数が3-5日追加でかかるということがよくあるようです。

アメリカの宅配業者ですので、日本のような働きぶりは期待できません。

また、郵便局以外の民間宅配業者を利用する場合、配送料のほかに、税関等費用や燃油サーチャージなど別途費用が追加されるので、割高にはなります。

日本からアメリカへ送る場合にかかる日数、金額で宅配業者を比較してみます。

ヤマト運輸

日数4-6日

金額:約¥4,700 (5kg)

 

佐川急便

日数:3-5日

金額:約¥15,000 (5kg)

 

FedEx

日数:1-3日

金額:約¥38,000 (5kg)

 

DHL

日数:1-3日

金額:約¥35,000 (5kg)

こちらの記事では、DHLで荷物を送る方法を手順通りに紹介していますので、使用する際は参考にしてみてくださいね。

 

FedExやDHLはヤマト運輸や佐川急便と比べてかなり短い日数で荷物を送ることができます。

速さの理由は、どちらも日本・アメリカの両国に現地オフィスがあり、すべて自社の航空機を使って運んでいるからです。

ただし、その分料金が高くなっています。

配送業者ごとの詳しい見積もりや梱包物について確認したい場合は、それぞれのホームページを確認してくださいね。

 

私の家族はいつも郵便局のEMSを使っていますが、自分で郵便局まで持っていかないといけなのが大変なところです。

もしお近くに郵便局がなかったり、重い荷物を自分で運ぶ手段がない方は、自宅集荷をしてくれるヤマト運輸やFedExなどを使うのもいいと思います。

日本からアメリカに食品を送る場合は?

段ボール

日本からアメリカに食品を送る場合の基本的な梱包方法として、緩衝材をうまく使うことが大切になります。

段ボール内の荷物が、運送中にずれたりぶつかったりして傷つかないよう、隙間を作らないように荷物をつめてくださいね。

どうしても隙間が空いてしまう場合は、新聞紙を丸めたものなどを緩衝材として隙間に入れます。

また、段ボールを組み立てる際には、ガムテープなどの粘着テープで必ず補強してください。

梱包のコツ

・ビン詰めのものを送る場合は、運搬中に瓶が割れたり中身が出ないように新聞紙やタオルで包んだり、その上からビニール袋をかぶせたりして対応します。

・インスタントラーメンなどを送りたい場合は、個包装されているものを選ぶことで箱の中の容量を取ることなく詰めることができます。

・カップ麺を送りたい場合はカップ麺同士の間に隙間が空いてしまうので、その隙間に何か小さいものや柔らかいものを挟んだりすることができます。

・軽いものがつぶれないよう重いものからつめていくのがポイントです。しかし、1つの段ボールに重いものを何個も入れてしまうと、搬送中に段ボールが破損してしまう恐れがあります。

重いものをいくつかまとめて送りたい場合は、箱を分けるなどの対策も必要になります。

 

また、食品を送る場合、伝票に一つずつ正確に記入しなければならないので、食品名と個数を入れる前にメモしておくのをお勧めします。

簡単に、私が今まで家族に送ってもらった食品を(覚えている範囲で)ご紹介します。

・焼きそば:instant noodle

・レトルトカレー(牛肉が入っていないもの):pre-packaged curry

・おせんべい:rice crackers

・あたりめ:snack

・ごはんですよ:preserved food

・うどん(乾物):Udon-noodle

・ほんだし:soup stock

・ふりかけ:Furikake (Japanese sprinkle)

・お菓子(グミなど):snacks

・インスタントコーヒー:instant coffee

・インスタントのお茶:instant tea / tea powder

・ココア:hot chocolate powder

 

私はあたりめが大好きなので、荷物が届いて中にあたりめが入っていた時とても嬉しかったです。

また、インスタントやレトルトなど簡単に食べられるものは本当にありがたかったです。

日本からアメリカに送れないモノや食品は?

コンテナ

日本からアメリカには、航空危険物」と呼ばれるものと、他人に危害を加える恐れがあるものは送ることはできません。

航空危険物

1. 火薬類(花火、クラッカー、弾薬など)

2. 高圧ガス(スプレー缶、カセットコンロ用ガス缶など)

3. 引火性液体(ライター、香水、マニキュア、アルコール飲料、アルコール濃度24%以上の日焼け止めやヘアケア用品など)

4. 可燃性物質類(マッチや炭など)

5. 酸化性物質類(漂白剤など)

6. 毒物類(殺虫剤、農薬など)

7. 放射性物質

8. 腐食性物質(水銀、液体バッテリーなど)

9. その他の有害物質(電子タバコ、モバイルバッテリー、リチウム電池、麻薬など)

 

また、航空危険物には入りませんが、生きた動物や猥褻物(DVDなども含む)を送ることはできません。

さらに、EMSでは、金貨や硬貨、紙幣、小切手などの貴重品も送ることができません

このように、アメリカ宛の郵便物は特に禁制品が多いと言われています。

タバコやオリーブオイル、牛肉製品を含むものも送ることができないので、気をつけてください。

例えば、腐食しやすい果物や野菜などは送ることができません。

ですが、乾燥した椎茸や乾燥マンゴーなど、乾物は大丈夫なケースが多いです。

インスタントラーメンやインスタントカレーなどを送りたい場合は、牛肉が入っていないことを事前に確認してくださいね。

荷物を送る前に、郵便局のホームページで禁制品が荷物に含まれないことを確認することをお勧めします。

 

まとめ

今回は、日本からアメリカに食品などの荷物を送る方法と、送れないモノについてご紹介しました。

アメリカは特に禁制品が多いので、送る前に確認することはとても大切です。

また、伝票は英語で書かなくてはならないので大変かもしれませんが、基本的に送る側と受け取る側の住所や名前等なのでそこまでハードルは高くないと思いますので、記事を参考にやってみてくださいね。

 

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