こんにちは!ライターの吉田です。
春は別れの季節とよく言いますが、この時期は転勤になる人や退職される人が多く、寄せ書きを渡す機会も多いですよね。
私も先日、入社以来お世話になった先輩が転勤すると聞き、会社のみんなで寄せ書きを書こうと話していました。
でも、どうやって先輩に感謝の気持ちを伝えたらよいか、いい言葉がなかなか決まらずに悩んでいました。
今回は、転勤でお世話になった人へ、感謝の気持ちを伝える寄せ書きの例文を、相手との関係別に調べてみたので、ご紹介したいと思います。
転勤でお世話になった人への寄せ書きの例文!
「〇年間、ご指導いただき本当にお世話になりました。特に、△△のときは先輩のおかげでなんとか乗り切ることができました!ありがとうございます!頼れる先輩が転勤になるのはとても寂しいですが、新天地でのご活躍をお祈りしています。」
このように、寄せ書きには、これまでの感謝の気持ちを具体的な話と合わせて伝える内容と、今後も応援するようなメッセージを書くのがいいようです!
相手との関係性によっても適切な言葉が変わってくるので、相手別に例文をご紹介します。
先輩や上司へ
お世話になった先輩や上司など目上の方に贈る寄せ書きは、まず敬語が基本です。
気さくに話せる関係であった場合は、いつも会話をする口調で書いても失礼にはならないので、相手との関係を踏まえて言葉を選んでくださいね。
例文
●「私が入社してからの○年間、ずっと○○さんにお世話になり、とても心強かったです!本当にありがとうございました。」
●「○○さんと一緒に仕事が出来て本当に楽しかったです。ありがとうございました!」
●「○○に行っても忘れないでくださいね!また会えることを楽しみにしています。」
●「長い間本当にお世話になりました。一緒に働くことが本当に楽しかったですし、色んな事を教えてくれてありがとうございました。」
●「ずっとお世話になったので職場が離れてしまうのはとても寂しいですが、ご活躍を祈っています。」
●「○○さんと一緒に仕事が出来たことをとても嬉しく思っています。新しい土地に行っても応援しています!ありがとうございました。」
●「○○さんの背中を見て、今まで頑張ってきた分、少し不安なところもありますが、次お会いするときには一人前な姿を見せられるように頑張ります!」
●「私の上司として、時には優しく話を聞いてくれて、時には厳しく叱ってくれて、何度も助けていただき、本当にありがとうございました。私も○○さんのような人になれるように精進していきます!」
目上の人への注意点
「ご苦労様」、「お疲れさまです」、「頑張ってください」などは、目上の方へ使うと失礼になるので、使わないように気をつけてくださいね。
友人や同僚へ
友人や同僚など仲の良い相手の場合は、敬語だとよそよそしくなってしまうので、普段会話をする口調で書くと良いですよ。
例文
●「この会社に入ったときから、相談相手として、時にはライバルとして一緒に働けて本当に楽しかったです。今までありがとう!これからも、たまには連絡させてね!」
●「○年間、仲良くしてくれてありがとう!一緒に働けなくなるのは残念だけど、これからも応援しているよ。」
●「同期が二人しかいなくて最初はちょっと心細かったけど、○○さんが同期でよかった!今まで本当にありがとう!」
●「会社にいる時は同僚として、プライベートでも友人として仲良くしてくれてありがとう!転勤しても遊びに行くから、また会おうね!」
●「○○は行ったことないけど、とっても過ごしやすいところだと良く聞きます。もし、悩みが出来ても、いつもみたいに気軽に相談してね。」
●「一緒にプレゼンを成功させた時は本当に嬉しかった!たくさん支えてくれてありがとう。○○に行っても心から応援しています。また一緒に飲もうね!」
●「仕事で行き詰まったとき、たくさん助けてくれてありがとう。勤務地は離れてしまうけど、これからもよろしくね!」
友人や同僚への注意点
これからも連絡を取り合う仲かもしれませんが、せっかくの寄せ書きなので会社での思い出を中心に書くと良いと思います。
また、親しき仲にも礼儀あり、ということも忘れずに書くようにしてくださいね。
あまり親しくない方へ
一緒に仕事をする機会がほとんどなかった、など、あまり親しくない相手への寄せ書きは一番悩みますよね。
そんな時は、その方に対して持っているいい印象や、社内での評判などを織り交ぜながら、一緒に仕事をする機会がなくて、「残念・寂しい」という自分の気持ちや、今後は親しくなりたい、など前向きな気持ちなどを添えると良いですよ。
例文
●「まだ入社したばかりなので、あまり話せてないことがとても心残りですが、新しい土地に行かれても、優しい○○さんでいてください。陰ながら応援しております。」
●「○○さんのような、仕事が早く皆から尊敬される人になれるように頑張ります!ありがとうございました。」
●「仕事でわからないことを聞いた時、優しく教えてくださってとても嬉しかったです。ありがとうございました。」
●「実は、○○さんの仕事を見ていてこんな仕事をしたい!と思うようになりました。近くで見られないのは寂しいですが、○○に転勤しても応援しています!」
●「今まで、皆の事を考えて色々企画してくださったりして本当にありがとうございました!転勤でお忙しいかと思いますが、お体を大切になさってください。」
●「転勤しても、○○さんは私たちの仲間です。また皆でご飯行きましょう!」
あまり親しくない方への注意点
あまり思い出が見当たらない場合は「今までありがとうございました。転勤先でもご活躍をお祈りしています。」などの文章でも構わないと思いますが、あまりにもそっけなくなりすぎないよう気をつけてくださいね。
「もっとたくさんお話ししたかったです。」などの、自分の気持ちを伝える言葉を入れるのがポイントです!
寄せ書きの注意点は?
寄せ書きは、もらう相手にとってはとても大切な思い出になるので、新しい環境へ『気持ちよく送り出す』という気持ちが大切です。
そのために、以下のようなことに気をつけて、寄せ書きを書いてみてくださいね。
相手とどのくらい親しかったのかなどを見極めて、敬語や普段の口調など一番ふさわしい言葉を使ってください。
・次につながるようなメッセージを書く
最後というイメージを出さずに、今後につながるポジティブな内容を書くようにすると、嬉しいメッセージになると思います。
・相手の立場で考える
自分がこのメッセージをもらったらどんな気持ちになるかを考えて、気持ちよく送り出せる言葉を選んでみてください。
・期限を守る
個人的なプレゼントではなく、会社のみんなから渡すものなので、決められた期限を守って書くようにしてください。
・スペースを考えて書く
一つの色紙に大勢で書く場合は、長文になりすぎない程度で、他の人のスペースも考えて書くことも大切です。
まとめ
会社の皆で書く寄せ書きは、書いたことが他の人の目に触れてしまうという点もあり、何を書くかとても迷うかと思いますが、個々で何かを用意しなくても感謝の気持ちを伝えるチャンスだと思います。
私も例文を参考にして書きましたが、お世話になった先輩へしっかりと感謝の気持ちを伝えることが出来たと思います!
新天地に異動になることで、楽しみや不安は人それぞれなので、その土地の楽しそうなことを書いたり、離れても仲間だと言うことを書くと暖かい気持ちで新しい土地に行くことが出来るかもしれないですね。
もちろん、もらった方はとても印象に残る嬉しいプレゼントになると思うので、心を込めて感謝と労いの気持ちを伝えたいですね。