こんにちは、ライターのなおみです!
家にあるプリンターを買い替えるとき、古いプリンターの処分方法がわからなくて困った経験はありませんか?
実は私も最近、プリンターが壊れたので処分することにしました。
家庭用のプリンターをいつもどおり使っていたら、いきなりすごい音がしてインクまみれになってしまったんです。
もう3年も使っているので捨てようと考えているのですが、どうやって処分できるのか、また処分する際に中のデータが残っているのかが心配になってきました。
そこで今回は、プリンターを簡単に処分するにはどんな方法があるのか、中のデータはどうやって消すのか調べてみることにしました。
プリンターを処分・廃棄する簡単な方法はどれ?
プリンターの処分方法は、
などの方法があります。
この中で最も簡単ですぐに処分できるのは、ごみとして出す方法です。
プリンターは、「小型家電リサイクル法」の対象外なので、ごみとして出すことができるのです。
「小型家電リサイクル法」とは、パソコン・携帯電話・デジタルカメラなどの小型家電28品目が対象で、資源の有効利用を目的に平成25年に施行された法律です。
対象小型家電を処分する際は、認定を受けた事業者へ引き渡し、適切に処理することが義務付けられています。
なお、ごみとして処分する場合の分別方法は、「可燃ごみ」「不燃ごみ」「粗大ごみ」など、各自治体によって異なります。
もしくは、札幌市のように、自治体によって市役所など市内各所に設置してある小型家電回収ボックスで無料回収してくれるところもあります。
インターネットで「○○市 プリンター 捨て方」などで検索するか、自治体で配布されているごみの分別方法の冊子などでも調べられますので、住んでいる自治体の処分方法を必ず確認するようにしてくださいね。
ちなみに、調べてみたところ、粗大ごみとして処分する自治体が多かったので、粗大ごみとして処分する方法について詳しくご紹介します。
粗大ごみとして処分する方法は?
粗大ごみの出し方も自治体によって異なります。
電話やインターネットで事前に回収の申請をしてから、コンビニや郵便局で回収用のシールを購入し、直接粗大ごみ受付センターなどへもって行くか、指定された回収日になったら処分したいものにシールを貼って回収場所に置いておくというパターンが多いようです。
処分料金は数百円程度のところが多いようです。
大きさや、直接粗大ごみ受付センターへ持って行くかによって料金が変わる場合もあります。
例えば、東京都板橋区では、直接持って行くと、高さ20cm未満が400円→200円に、高さ20cm以上が800円→400円になります。
インクカートリッジの処分は?
インクカートリッジは純正品であれば、スーパーマーケットや家電量販店などに設置されている「インクカートリッジ回収ボックス」で回収してもらえます。
インクカートリッジ回収ボックスの設置場所は、「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」というサイトから探すことができますよ。
純正品以外のインクカートリッジは、可燃ごみや不燃ごみなど自治体で定められた方法で処分してください。
プリンターの中のデータは残るの?どうやって消すの?
一般的な家庭用プリンターの場合、中にハードディスクなどの記録媒体が内蔵されていないため、基本的にはデータが残っていることはありません。
ただし、プリンターにUSBメモリやSDカードを差し込んでいた場合は、処分する前にきちんと抜き取っておいてくださいね。
また、企業向けに販売されている複合機やデジタルコピー機など、ハードディスクが内蔵されているタイプの機種の場合は、中のデータを削除する必要があります。
データの中に個人情報が含まれている場合、そのまま処分してしまうと個人情報が外部に漏れてトラブルにつながるおそれもありますので、必ず事前に確認するようにしてくださいね。
データの消し方
プリンターが故障していない場合は、プリンターを操作してデータを初期化します。
さらに家電量販店などで売られているデータ消去用ソフトを使って他のデータを上書きすることにより、元のデータを復元できないようにすると安心です。
データ消去用ソフトは4,000円前後で、プリンターからハードディスクを取り出してパソコンと接続して使います。
なお、プリンターやハードディスクが損傷していて、初期化やデータ消去用ソフトの読み込みができない場合は、ハードディスク自体を破壊する必要があります。
プリンターを分解してハードディスクを取り出し、ドリルで穴を開けることで破壊できますが、怪我をするおそれがありますので専門の業者に頼むのがおすすめです。
ソフマップ、ビッグカメラ、ヤマダ電機などの家電量販店では、1,000円前後で「ハードディスク破壊サービス」を行っているので、そういったものを利用するか、近くに店舗がない場合は、こちらの比較サイトに業者のまとめが載っていますので、参考にしてみてください。
壊れたプリンターの引き取りができるところは?
ごみとして処分する以外には、家電量販店や業者などに引き取ってもらう方法もあります。
いくつか方法があるので、それぞれについて詳しくご紹介します。
家電量販店に下取りしてもらう
実店舗の場合は購入時に古いプリンターを持ち込むという手間はかかりますが、お金をかけずに処分したい場合は下取りもひとつの選択肢といえます。
ただしプリンターの状態によっては下取りができなかったり、下取りサービス自体を行っていない場合もありますので、事前に確認するようにしてくださいね。
家電量販店に引き取ってもらう
不用品回収業者に依頼する
持ち込みの場合は多少手間はかかりますが、壊れていても無料で引き取ってくれる業者もありますので、ごみとして出すよりは費用がかからなくて済みます。
ただし、悪質な回収業者には注意が必要です。
無料とうたっていたのに後から手数料などを請求されたり、回収したものを不法投棄していたりする業者もあり、後々トラブルになった事例もあるそうです。
口コミサイトなどを事前に見て、信頼できる業者かどうかを確認するようにしてくださいね。
リサイクルショップに持って行って売る
パソコン用品専門のリサイクルショップであれば、年式の古いものや壊れたものであっても「ジャンク品」として引き取ってくれる場合が多いようです。
ジャンク品とは、そのままでは使える見込みがなくても、部品を取り出すなどして再利用できる可能性があるということです。
有名メーカーのプリンターであれば高値で買い取ってもらえることもあるので、1度査定を依頼してみるといいかもしれません。
なお、不用品回収業者に依頼する場合や、リサイクルショップに売る場合は、自分でデータの消去を行ってから持って行くのが安心です。
家電量販店に下取りや引き取りを依頼する場合は、データ消去も合わせて依頼できる場合もあるので、事前に調べたり問い合わせておくといいですね。
まとめ
プリンターの処分方法について調べてみた結果、1番簡単なのはごみとして出すことだと分かりました。
ただし、自治体によって分別方法が異なりますので、事前にしっかり確認してくださいね。
なお、ハードディスクなどの記録媒体が内蔵されているプリンターを処分する際には、個人情報などが流出しないよう、データをきちんと消去することが大切です。
比較的きれいな状態であればリサイクルショップなどに売ることもできますが、私のプリンターはすでに壊れているので、やはりごみとして処分しようと思います。
プリンターの状態によって最適な処分方法が異なるので、それぞれに合った方法で適切に処分してくださいね。