こんにちは!ライターのあおこです。

あなたのお家に、壊れて処分に困っている冷蔵庫はありませんか?

実は年末、わたしの実家の大掃除を手伝ったのですが、物置の中に年代物の壊れて使えなくなった冷蔵庫がありました。

かなり古い型だったので、いつからあったんだろう、と思いながらも、「あれ?これどうやって処分したらいいの?」と戸惑ってしまいました。

夫に聞いたところ、壊れた冷蔵庫は家電リサイクル法により粗大ゴミとしては処分できないので、自治体に問い合わせてリサイクル料金を支払って処分してもらうのが一般的、とのことでした。

そこで今回は、壊れた冷蔵庫の処分を持ち込みでする際のリサイクル券の入手方法や値段、他にもっと安く処分する方法はないのか、くわしく調べてみましたのでご紹介します!

 

SPONSORED LINK

 

壊れた冷蔵庫の処分で持ち込みする際のリサイクル券はいくら?

Recycle

リサイクル券の料金は、冷蔵庫のメーカー・容量ごとに決められています。

調べたところ、国内大手メーカーでは下表となっていました。

冷蔵庫のサイズ リサイクル料金(税込)
170L以下 3,740円
171L以上 4,730円

(令和2年1月現在)

くわしい料金については、RKC一般財団法人家電製品協会のリサイクル料金一覧から確認できます。

 

リサイクル券の購入方法

リサイクル券は、郵便局の窓口で手続きして購入できます。

手続きには冷蔵庫のメーカー名・容量の情報が必要になるため、手続き前にこの2つの情報をメモしてくださいね。

メーカー名・容量については、その冷蔵庫の中のドア後ろなどにシールが貼ってあるので分かります。

【持ち物】

•リサイクル料金+振込手数料(窓口:203円 ATM:152円)

•冷蔵庫のメーカー名と容量を記入したメモ

 

【手続き方法】

1.郵便局の窓口、もしくは備え付けてある「家電リサイクル券(料金郵便局振込方式)」を受け取ります。

2.持参したメモを参考に、用紙に記入します。製造業者コードや区分コードを記入する欄がありますが、郵便局に備え付けのリサイクル料金一覧表で確認できます。

3.窓口もしくはATMにてリサイクル料金の払込をします。
※別途振込手数料がかかります。(窓口の場合:203円、ATMの場合:152円)

4.ATM振込みの場合、振込みを証明するために、利用明細書を持って窓口へ行きます。

5.日付印の押された「振替払込受付証明書」を窓口の方から受け取ったら、家電リサイクル券の「①指定引取場所控」の所定位置に貼付けます。

6.「家電リサイクル券」は冷蔵庫を処分する際使うので、必ず持ち帰ってください。

「振替払込請求書兼受領書(窓口振込の場合)」、「利用明細票(ATM振込の場合)」は大切に保管します。

 

SPONSORED LINK

 

壊れた冷蔵庫を持ち込みして処分する流れは?

冷蔵庫

壊れた冷蔵庫を指定場所に持ち込みをして処分する手順は以下の通りです。

1.家電リサイクル券 「④排出者控」片をミシン目から切り取ります。(これは保管用です)

2.振替払込受付証明書(又はご利用明細票の写し)が家電リサイクル券 「①指定引取場所控」片の表面に貼付されていることを確認します。

3.残っている家電リサイクル券一式の裏紙を剥がして、冷蔵庫の右側面上部に貼付けます。(貼付場所がわからない場合は、持ち込みの際に受付窓口へ一式を提出してください)

4.壊れた冷蔵庫を指定場所に持ち込みます。

 

指定の場所については、一般財団法人家電製品協会「最寄りの指定引取場所・営業日検索」にて調べることができますので、最寄りの指定場所がわからない場合は、検索してみてください。

また、指定場所は臨時休業をする場合がありますので、持ち込む前に必ず営業日を確認しておくことをおすすめします。

なお、市区町村によっては自治体指定の業者が引き取りにきてくれる場合もあります。

処分に困ったら、まずはお住まいの地域のゴミ処理を担当している部署に問い合わせてみるといいですよ。

他に壊れた冷蔵庫を安く処分できる方法は?

リサイクル家電の山

結論から言うと、壊れた冷蔵庫を指定場所へ持ち込むより、安く処分する方法はありません。

自分で指定場所に持ち込む場合、壊れた冷蔵庫を家の中から運び出して運搬する費用がかかりませんが、家電量販店や業者に処分をお願いする場合、壊れた冷蔵庫を家から運び出す搬出料や、指定場所へ持っていく運搬料が発生するからです。

この運搬料や搬出料は、家電量販店や業者によって違いがありますが、目安を表にまとめてみたので、ご参照ください。

冷蔵庫諸費用表

このように諸費用がかかるので、自分で指定場所に持ち込んでの処分が一番安い方法になります。

ですが、冷蔵庫は家電の中でも重い部類のものになりますので、腕力に自信がない場合や、搬出を協力してくれる人が見つからない場合は無理をせず、業者などに頼むのが良いと思います。

壊れた冷蔵庫を処分する他の方法は?

壊れた冷蔵庫を処分する方法は、持ち込み以外で3つあります。

1.購入した家電量販店に引き取ってもらう方法

2.買い替えの場合、新品を購入した家電量販店で処分してもらう方法

3.市区町村指定の業者に引き取りに来てもらう方法

 

リサイクル料金の支払いは、引き取ってもらう家電量販店や業者に支払うこととなります。

その際もリサイクル券の控えが渡されますので、必ず受け取ってくださいね。

また、いずれの場合も、リサイクル料金に加えて搬出・運搬料が発生します。

搬出・運搬に関するくわしい料金については、家電量販店や業者によって違いがあるため、処分を依頼する際にしっかりと確認してくださいね。

無許可の廃品回収業者には注意!

壊れた冷蔵庫を無料で回収してくれる廃品回収車を見かけることがありますが、冷蔵庫を処分できるのは、「一般廃棄物処理業」の許可を持つ業者のみで、リサイクル料金は必ずかかります

無料回収をうたっている業者の中には、無許可の廃品回収業者がいて、回収した家電を不法投棄したり、無料で回収すると言いながら高額な処分料を請求されるなどのトラブルが発生しています。

外部業者に回収を依頼する場合は、ホームページなどで「一般廃棄物処理業」の許可を持つ業者かどうかを必ず確認してください。

 

回収に出す場合も最後まで責任を持って!

業者などに回収を依頼する場合でも、リサイクル料金を支払ったあと、リサイクル券の控えが渡されるので、必ず受け取ってください。

この控えに書かれた管理票番号で、自分が処分した冷蔵庫が適切にメーカーに引き渡されたかを追跡することができますので、環境のためにも最後まで責任を持って見守ることも必要だと思います。

 

まとめ

今回は、壊れた冷蔵庫の処分で持ち込みする際のリサイクル券の料金や購入方法、その他の処分方法についてご紹介しました。

壊れた冷蔵庫を指定場所へ持ち込む場合、リサイクル料金だけで処分することができますが、冷蔵庫は重たいので注意が必要です。自分だけでは動かせない場合、無理をせず、誰かの力を借りるか、業者に頼るのが良さそうです。

わたしは、搬出や運搬にも結構な料金がかかると知って、実家にあった壊れた冷蔵庫は、最寄りの指定場所へみんなの力を借りて持ち込もうと思います。

リサイクル料金がかかるのは痛い出費ですが、環境のためにも正しい方法で気持ちよく処分したいですね。

 

SPONSORED LINK