こんにちは、ライターのともです!
学年末は、お子さんがお世話になった担任の先生とお別れする季節でもあります。
子供の成長をそばで見守ってくれた先生には、きちんと感謝の気持ちを伝えたい、ということもあると思います。
でも、スマートフォンが普及しているこの頃、普段から手紙なんて全然書かないし、先生への感謝の手紙はどういう風に書けばいいの?と悩む方も多いのではないでしょうか?
そこで、この記事では、保護者から担任の先生へ感謝の手紙を書くときの書き方や例文、手紙の渡し方などをご紹介します。
記事を参考に、あなたもぜひ、感謝の気持ちを伝えてみてくださいね。
学年末に保護者から担任の先生への感謝の手紙のポイント
保護者から担任の先生へ感謝の手紙を書くポイントは以下の通りです。
マナーにとらわれすぎない
しかし、感謝の手紙ですから、お子さんがお世話になったというあなたからの感謝の気持ちが伝わればまったく問題ありません。
ですので、あなたの素直な感謝の気持ちをありのままで伝えてください。
具体的なエピソードを入れる
手紙の主役は保護者ではなくお子さんなので、このときのエピソードが保護者と担任の先生のものにならないよう気をつけてくださいね。
お子さんに思い出を聞きながら書く
お子さんと、担任の先生との思い出を話してから感謝の手紙を書いてみてくださいね。
保護者から担任の先生への感謝の手紙の書き方
ここでは、手紙全体を以下の内容に分けて、ご紹介していきます。
初めの書き出し
初めの部分では、担任の先生の名前と、1年間お世話になったことについてのお礼を書きます。
例文)
親子共々、1年間大変お世話になりました。
本文
ここでは、具体的に担任の先生にお世話になったエピソードを1つか2つ書いてください。
以下は例文なので、参考程度に実際にあったエピソードに書き換えてくださいね。
例文)
まとめ
まとめでは、再びお礼を伝えます。
そして、これからのお子さんのことを伝えて先生の活躍や健康を祈る文章を入れます。
例文)
これから学年が上がりますが、◎◎先生(担任の先生の名前)と過ごした1年間を忘れずに、人に対する思いやりを学んでいくことと思います。
最後になりますが、三寒四温の今日この頃、お体にお気をつけてお過ごしください。
〇月〇日(日付)
〇〇〇(子) 保護者 〇〇〇〇
差出人は、誰々(子)の保護者の〇〇です、といった書き方がわかりやすいです。
学年末に担任の先生に贈る手紙の例文
ここでは、実際に手紙の例文を紹介します。
例文1
このたびは、親子共々1年間ありがとうございました。
小学5年生は、これまで2年間受け持って頂いた担任の先生が変わる時期でもあったので、親としても不安がありました。しかし、山田先生のおかげで〇〇(お子さんの名前)から学校が楽しかった、と毎日のように聞くことができました。
学芸会では、自らセリフの多い役に立候補し、山田先生の力を借りながらクラスの皆のことをまとめ、より良い作品作りに励んでいく姿を応援することができました。
普段の授業でも、体育などでスポーツが苦手な子にコツを教えたり、率先して一緒に練習をしたりしていると聞きました。
このような優しさと思いやりのある〇〇の一面を知れたのも、ひとえに山田先生のおかげです。○○も、この1年の思い出を忘れずに、これからも人への優しさと思いやりの心を育んでいくことと思います。
山田先生には心から感謝しております。どうぞ、ご自愛専一にお過ごしくださいませ。
〇月〇日(日付)
〇〇〇(子) 保護者 〇〇〇〇
例文2
鈴木先生には1年間お世話になり、心より感謝しております。
○○(お子さんの名前)は体が弱いため、ほかの子よりも心配やご迷惑をおかけいたしましたが、鈴木先生にいつも笑顔で優しく付き添って頂いたことは忘れません。
保護者である私自身も、新しい先生に○○の体のことをご理解頂けるか不安でしたがそのような心配はいりませんでした。
○○は内気な性格のため、あまり人と話すことを得意としない子でしたが、鈴木先生と話しているうちにほかの子との会話も楽しめたようで、感謝しております。
○○も、たくさんの人に優しくして頂いた思い出を胸に、人のためになることを進んでしていくような子に成長することと思います。
1年間、鈴木先生が担任の先生で本当に良かったと感じております。鈴木先生のご活躍をお祈り申し上げます。
〇月〇日(日付)
〇〇〇(子) 保護者 〇〇〇〇
担任の先生へ渡す手紙と渡し方
ここでは、以下の内容についてご紹介します。
どんな便箋がいいのか
色や柄の入っている便箋は、親しい間柄の人へ送るときに使うものだからです。
封筒も同じく、色や柄のあしらっているものを避けて白無地を使ってください。
茶封筒は、ビジネスの場面ではよく使われていますが改まったシーンには使いません。
封筒は下の商品のような和封筒がおすすめです。
洋封筒は、招待状や案内状を送ったり、カジュアルなシーンに使ったりするものだからです。
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宛名書きで注意すること
普通、宛名を書くときは名前に様をつけるのが一般的ですが、「先生」はそれだけで肩書きなので、先生に様をつけないようにしてください。
名前はフルネームで書きます。
また、担任の先生ということで受け持っているクラスがありますから、その場合は以下のように学校の住所の後にクラスを書きます。
宛名は、中央に配置されるように書きます。
画像のように三列の一文字目を斜めに揃えて書くと、綺麗に整って見えますよ。
学校名と組は、中央の名前より小さいサイズで名前の横に書いてください。
中央の名前より大きくなければ、特に文字の大きさに指定はありません。
住所よりも小さい文字で書いてもいいですし、住所と同じくらいの文字サイズにしてもいいです。
手紙の渡し方や渡す時期など
手紙の渡し方については、担任の先生に直接会う機会があるのなら直接渡すのがいいですが、会えない場合以下の方法があります。
郵送の場合、住所は学校がおすすめです。
しかし、お伝えした通り異動などの事情があって担任の先生の自宅の住所を知っているのなら自宅でも構いません。
担任の先生の自宅へ郵送する際の注意点として、担任の先生本人やそのご家族が見ても保護者からの手紙だと伝わるように、以下を封筒の分かりやすい場所へ明記するようにしてくださいね。
【封筒へ明記する事項】
「お子さんの在籍していたクラス名 お子さんの氏名 保護者の氏名」
担任の先生が異動してしまったかどうか不明な場合
「担任の先生の住所が不明」で「異動してしまったかどうか不明」という例もあるかと思います。
その場合の、封筒作成方法は以下を参照してください。
以下で使用する封筒は、すべて普通に手紙を作成する時と同じ白無地を使い、便箋も白無地に縦書きのものを選んでくださいね。
封筒を4枚作成する必要があり手間取りますが、ここまで気を使っていればマナーを問われることもありません。
このような手間を防ぐためにも、なるべく担任の先生が在籍していることが分かる、修了式までには書き上げておきたいですね。
まとめ
学年末に保護者から担任の先生へ、手紙を出す際の書き方や例文を紹介しました。
手紙は普段はなかなか書かないものですから、細かいマナーなどがどうしても気になるものです。
でも、きちんと手紙で感謝の気持ちを伝えたい、というあなたの気持ちはきっと担任の先生へ伝わるはずです。あまり堅苦しくならずに、肩の力を抜いて感謝の気持ちをありのまま伝えてくださいね。