こんにちは!ライターの世戸です!

子供のお菓子として人気のカルパスですが、お酒のつまみとして定番のサラミとよく似ていますよね

でも、違いや何の肉でできているのかまで知っている方は少ないのではないでしょうか?

実は私も自分用にサラミを、子供にはおやつカルパスを普段からよく買うのですが、ふと違いが気になりだしました。

そこで今回は、カルパスとサラミの違いを知るべくしっかり調べてみたので、違いや成分など詳しくご紹介していきたいと思います!

 

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カルパスとサラミの違いは?

ハム

カルパスとサラミの違いは4つあります。

違いをわかりやすく表でまとめてみました。

表

カルパスとサラミそれぞれについて詳しくご説明していきますね。

カルパス

まず、カルパスはロシアが発祥の加工食品です。

カルパスという名称は、ロシア語でソーセージを意味する「カルバサー」から来ています。

カルパスは原料のお肉に調味料、香辛料、ラードなどを混ぜ、腸に詰めたもの一度加熱し、その後2~3か月程度乾燥熟成させ作られています。

出来上がったときに、含まれている水分量が36~55%になるように作られており、それらの総称をセミドライソーセージと言います。

 

サラミ

サラミはイタリアが発祥の加工食品です。

サラミの名称は、イタリア語で塩を意味する「サラーレ」という言葉が由来となっています。

製造方法はカルパスのように加熱は行わず、お肉の他に塩やラード、ラム酒を混ぜたものを腸に詰め、そのまま2~3か月乾燥熟成させて作られます。

こうして製品に含まれた水分量が35%以下のものをドライソーセージと呼びます。

サラミはカルパスより水分量が少ないので、食感も少し固めです。

 

私自身は、カルパスは子供用でサラミは大人用という勝手な思い込みがあったのですが、それぞれの食感から感じたものだったのかもしれません…

続いて、カルパスとサラミに使われているお肉について詳しくご紹介します!

 

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カルパスとサラミは何の肉からできているの?

サラミ

カルパスは「牛」「豚」「鶏」の合い挽き肉、またはこれら単独の挽き肉サラミは「牛」「豚」の合い挽き肉、または単独の挽き肉でできています。

商品パッケージなどでよく断面図がイメージとして使用されていますが、よく見るとサラミの方が白い霜降り部分が多いんです。

これは、カルパスと比べて鶏肉を使っていないので全体的に脂肪分が多くなるからだそうですよ。

私自身、よく知らずに食べていましたが、今思うと何のお肉かわからない肉の塊を食べているってすごい状況ですよね。(笑)

それに、カルパスやサラミは挽き肉なので、どんなお肉が使われているのか(余った肉など売り物にならないものを混ぜ合わせてひき肉にしているのか)など、わからないので、考えてみると子供に食べさせるのって怖いなと思いました。

調べてみると日本で作られるものも輸入されるものも、食品衛生法などで認められたものが販売されているので、一般的にすぐに健康を害するようなことはまずないと考えて大丈夫のようです。

参考までに、株式会社ヤガイの「スライスサラミ」と「おやつカルパス」を調べてみました。

スライスサラミ

輸入品の豚肉を使用し、ラードや調味料の他、うまみを出すために、たん白加水分解物・ポークエキス・酵母エキスなどが使用されています。

これらは塩酸を使ってエキスを溶かし出されたものであり、正直言ってあまり体にいいものではありません。

 

おやつカルパス

鶏肉は国産、豚肉はアメリカとメキシコ産のものを使用していると記載されています。

鶏肉と豚肉の合い挽き肉の他にラードや繋ぎの役割をするゼラチンやでん粉と混ぜて材料となるお肉が作られます。

そして、原材料として子供が食べることが多いことを配慮し、スライスサラミに入っている体によくない成分や合成着色料を使用していません。

 

このように、おやつカルパスは子供が食べることを想定して作られていますが、スライスサラミには体によくない成分も入っているので気になる方は食べない方が良いかもしれませんね。

次は、カルパスやサラミが本当に体に悪い食品なのか詳しくご説明していきたいと思います。

カルパスとサラミは体に悪いの?

サラミ

結論から言うと、食べすぎると体に悪影響を及ぼしてしまいます。

では、なぜ食べすぎてはいけないのかというと、下記3つがあげられます。

・カロリーが高い
・塩分が多い
・脂質が多い

 

そのため、食べすぎると肥満やむくみの原因になってしまいます。

実際におやつカルパス、サラミ、比較対象としてロースハムの3つの数値をまとめた表でご説明しますね!

表2

この表の数値はおやつカルパス1本分(3.4g)に合わせて計算した数値です。

サラミとハムは文部科学省の食品成分データベースを元に数値を出しています。

こう見ると、カルパスとサラミのカロリーと脂質が高いことがわかります。

カロリーや脂質をとりすぎると、太る原因になってしまいます。

特に脂質は、とりすぎると動脈硬化・心筋梗塞・脳卒中などの病気にかかってしまう可能性が高くなるので、摂取量には気を付けなければいけません。

塩分に関しては、比較対象が同じ加工食品なので、同じ数値になっています。

厚生労働所が定めている塩分の1日の摂取量は、成人女性7.0g/成人男性8.0gなのでそこまで塩分が高いわけではありませんが、普段からあまり手料理をせず、外食やカップラーンなどで済ませている方は軽々とこの数値を超えてしまうので注意が必要です。

あの有名なカップヌードルでさえ1つにつき、4.8gの食塩が入っています!

1日3食食べることを考えると、推奨されている塩分摂取量に抑えるためには、1日3~4本程度がいいかと思います。

イタリアのドライソーセージとの違いは?

ドライソーセージ

サラミは、イタリアのドライソーセージの一種なので同じものだと考えられます。

もともとは、豚の挽き肉に塩、ラード、ラム酒等を混ぜて作ったドライソーセージをサラミと呼んでいたそうですが、現在ではハーブやスパイスを混ぜたものもサラミと呼ぶようになったそうです。

ただ、国よって多少味が異なるようで、スペインは赤唐辛子やパプリカ、ドイツは塩のみで作っているそうです。

ちなみにイタリアはニンニクが入っているものが主流になっています。

フランスのソシソンとの違いは?

市場

フランスにはソシソンというサラミに似たものがありますが、その違いはずばり、使われる挽き肉の赤身と脂身の比率です!

ソシソンはイタリアのサラミを参考に作られた加工肉なので、製造過程や成分などはほぼ一緒ですが、唯一違う点が肉の脂肪分の比率なのです。

サラミに比べソシソンの方が脂身が少ないため、肉肉しい味わいが楽しめます。

結論としては、フランス版に改良されたサラミをソシソンと呼ぶといったところでしょうかね。

見た目がかなり似ているので、見比べてもどっちもサラミじゃないの?と思ってしまいがちですが、フランス人からするとサラミとソシソンは全くの別物らしいです。

こういった肉の加工食品の文化が強いヨーロッパは、ちょっとした違いで名称を分けているみたいですね。

まとめ

カルパスとサラミの違いを調べてみると、肉の種類や発祥地、含水量、加熱の有無などはっきりとした違いがあることがわかりました。

ただ、どちらも塩分が多いので、食べすぎには注意が必要です!

特に、小さな子供さんなどが食べる場合は、大人よりも少ない量をあげるようにしてくださいね。

お肉やスパイスなど色々な違いがあるので、食べ比べて自分好みの1品を見つけてくださいね。

 

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