こんにちは、ライターのまゆです!

毎日のお料理や市販のお菓子などに使われている白砂糖ですが、体に悪いという意見があることをご存知ですか?

実は、最近、産後太り解消のためにジムに通い始めたんですが、担当のトレーナーさんから「白砂糖は体に悪いからやめた方がいい」と聞きました。

私は普段、砂糖を使うときは白砂糖ばかりを使ってきましたし、子供に市販のおやつを食べさせているので、それを聞いて急に不安になってしまいました!

自分だけでなく、子供にも良くない影響があっては嫌だなと思ったので、白砂糖がどうして体に悪いと言われているのか、納得いくまで調べてみることにしました。

 

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白砂糖が体に悪い理由は?

 
お砂糖と注射器

調べてみたところ、白砂糖には下記のような悪い影響があるという意見が見つかりました。

・糖尿病や心筋梗塞、動脈硬化になる

・頭痛やめまいなどの不調が起こる 

・認知症の原因になる

・がんのリスクが高まる

・疲れやすくなる

・イライラしやすくなる

・虫歯になる

・肥満になる

 

これらの理由をもう少し掘り下げてみると、①血糖値の乱高下 ②ビタミンやカルシウムを奪う ③歯を溶かす ④中毒性がある ということが影響しているようです。

①血糖値の乱高下

原料のサトウキビなどを加工して作られる白砂糖は、ビタミンやミネラルなどの成分が取り除かれているため、消化が早いそうです。

つまり、血糖値が急激に上がります

血糖値が急激に上がると、今度はそれを下げようとして急激に下がることになるので、低血糖状態になります。

このように、血糖値が急激に上がったり下がったりすることによって、血管に負担がかかり、動脈硬化や心筋梗塞などの病気になりやすくなると考えられています。

また、高血糖の状態では、強い眠気に悩まされたり、低血糖の状態では、血糖値を上げようとしてアドレナリンというホルモンが出ることでイライラしたり、集中力が低下することがあると言われています。

さらに、血糖値を下げる際に出るインスリンというホルモンは、過剰に出ると、認知症の原因になる物質を作り出したり、がん細胞を増やしてしまう働きもあるそうです。

②ビタミンやカルシウムを奪う

砂糖が体に入ると、それを消化するためにビタミンBやカルシウムなどが使われるので、体内のビタミンBやカルシウムが不足します。

それによって、疲労感やめまいなどの不調が起こったり、イライラしやすくなると言われています。

③歯を溶かす

砂糖が口の中に入ると、分解されて酸になります

この酸が、歯の表面のエナメル質を溶かすことによって虫歯になります。

通常の食事だけであれば、だ液の働きで酸を中和してくれるので虫歯になることは少ないのですが、おやつなど間食を取ると口の中が長時間酸にさらされることになり、結果的に虫歯になりやすいそうです。

④中毒性がある

白砂糖の糖質や甘みは、脳に快楽を伝えるホルモンが出るので、一度体内に入ると、また欲しくなり、次はもっとたくさん欲しくなる、という中毒性があります。

そのため、やめようと思っても難しく、白砂糖をとり過ぎることによって、肥満やご紹介したような体に悪い影響が出てくると考えられています。

こうやって悪い意見をあげてみると、白砂糖がとても怖いものに思えてしまいますね。

しかし、関連性がはっきりと証明されているわけではありませんし、他の砂糖にも当てはまりそうなので、白砂糖だけが悪いとは考えにくいなとも思いました。

 

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白砂糖の代わりに使うおすすめの砂糖は?

甜菜糖

白砂糖は、原料からミネラルなどの不純物を取り除いて作られています。

体のことを考えるなら、ミネラルなどの栄養を豊富に含む砂糖を使いたいですよね。

そこで、白砂糖の代わりに使えるおすすめの砂糖を3つご紹介します。

使いやすさ重視なら「きび砂糖」

きび砂糖は、サトウキビが原料で、白砂糖を作る工程の途中(まだミネラルなどが残っている)の糖液を煮詰めて作られたものです。

栄養分が残っているので、体にいいのはもちろんですが、クセが少なくやさしい甘さなので、白砂糖の代わりとして料理や飲み物、お菓子など様々な場面で使うことができます。

完全には精製されていないので、サトウキビのコクも残っていて、料理をより美味しくしてくれます。

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栄養素重視なら「黒砂糖」

黒砂糖も、きび砂糖と同じく、サトウキビが原料で、途中までは白砂糖と同じ工程で作られます。

ただ、きび砂糖よりもさらに不純物などを取り除く前の状態の糖液を煮詰めて作られるので、ミネラルなどの栄養が一番多く含まれています。

ブロック状(かたまり)で売られているものが大半ですが、最近は粉末タイプのものもあります。

そのまま食べず、料理の代わりなどに使うのであれば、粉末タイプが使いやすくおすすめです。

 

おなかの調子を整えたいなら「てんさい糖」

「てんさい」という植物が原料で、大根のような根の部分から糖分を取り出して作られる砂糖です。

やさしい甘さなので、料理や飲み物、お菓子など幅広く使えます。

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これら3つの砂糖の共通点は、

・ミネラルなどの栄養が豊富

・味にコクやうまみが出る

・血糖値の上がり方が白砂糖に比べて緩やか

 

などが上げられます。

白砂糖の代わりとして使うなら、こういった完全に精製されていない自然のミネラルを含むものがおすすめです。

ちなみに、三温糖や中ザラ糖も茶色ですが、これは上白糖などの白砂糖を取り出して残った糖液をさらに煮詰めて結晶にしたもので、煮詰める途中で色がついたものです。

そのため、先ほどご紹介した天然のミネラルを含む砂糖ともまた違うものです。

茶色い砂糖=精製されていない砂糖ではない点は覚えておいてくださいね。

どういった種類の砂糖があるの?

スプーンにのった色々なお砂糖

スーパーに行くと、色々な種類の砂糖が売られています。

でも、それぞれの砂糖についてどんなメリット・デメリットがあるのか知らなければ結局どれがいいのか迷ってしまいますよね。

そこで、砂糖の種類と特徴を調べてまとめてみました。

含蜜糖(がんみつとう)

砂糖は製造工程で「砂糖の結晶」と「蜜」に分けられるのですが、そのうちこの「蜜」を含む砂糖は含蜜糖と呼ばれます。

蜜の中にはミネラル分などが残っているため栄養が豊富で、茶色っぽい色をしています。

完全に精製されていないため、白砂糖に比べると血糖値の上がり方は緩やかです。

含蜜糖表

分蜜糖(ぶんみつとう)

製造工程で「砂糖の結晶」と「蜜」に分けたあと、砂糖の結晶だけを取り出して、さらに不純物を取り除いて(精製して)作られる砂糖を分蜜糖といいます。

そこから結晶の粒の大きさや精製具合(純度)などによって下表のように分類されます。

分蜜糖表

まとめ

調べてみると、白砂糖が体に悪いという意見がたくさんあって驚きました!

これまでは、とり過ぎると太るという漠然とした認識でしたが、太るだけでなく色々な病気や不調の原因になるということを知り、怖いなと思いました。

ただ、病気や不調との関連性がはっきり証明されているわけではありませんし、白砂糖以外の砂糖でも同じことが言えるので、白砂糖だけが悪いとは言いがたいというのが私の考えです。

市販のお菓子や甘い飲料のとり過ぎに注意したり、栄養価の高いきび砂糖や黒砂糖などを料理に使ってみるなど、できる範囲で食事の改善に取り組んでみようと思います!

 

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