こんにちは!アメリカ留学中ライターのKatieです。
あなたは今までESTAを申請したことがありますか?
そもそもESTAは、アメリカにビザなしで入国するために申請する、電子渡航認証システムのことです。
私も家族でハワイに行った際に、家族全員分のESTA申請を代行業者にお願いしようとしましたが、見積もりがとても高かったので自分で申請することにしました。
「ESTA 申請」で検索して、各項目の書き方が紹介してあるサイトを見ながら申請したのですが、勤務先や出生都市の書き方などがサイトによって違っていて、結局どれが正解なのかわからず困りました。
申請内容を誤ると、申請が拒否されることもあるそうなので、正しい書き方がわからないと不安になりますよね。
そこで今回は、ESTA申請で住所や勤務先の書き方はどうすればいいのか、間違えたら申請が拒否されてしまうのかなどについて詳しくご紹介します。
ESTAの申請で住所や勤務先の書き方はどれが正解?
ESTAの申請は、言語選択を日本語にすれば日本語で表示できますが、入力は英語でしなければならないので住所や勤務先など書き方に迷うこともあると思います。
そこで、実際の画面を使って記入例をご紹介していきます。
なお、特に注意が必要な項目については、番号を振って詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
1.公式サイトにアクセスします
2.基本情報の記入をします
①②③生年月日、パスポートの発行日、パスポートの有効期限は 日/月/年 の順番で書きます。
④出生した市区町村はハイフンを使い、-SHI (市) / -KU (区) / -CHOU (町) などのように記入するか、不明の場合は特に記入しなくても大丈夫です。
別の市民権・国籍の欄を「はい」にした場合、以下のような画面が出てきますので、過去の国籍や市民権について記入します。
経緯の欄にはプルダウン(下矢印)で「帰化」や「親の都合(転勤など)」が選べるようになっています。
もしもプルダウンにない場合は「その他」にし、その他欄に英単語を記入してくださいね。
3.個人情報の記入をします
他の名前や別称、渡航用のパスポートや国家身分証明書を発給されたことがない場合は、どちらも「いいえ」と答えます。
その場合はアスタリスク(*)が付いている質問項目が出ないので、答えなくて大丈夫です。
① アパートやマンションに住んでいて、アパート名がある場合は住所2の欄に記入します。
必須事項ではないので、分からない場合やない場合は記入しなくて大丈夫です。
② 部屋番号がある場合はここに記入します。
③ 電話番号の欄の国番号は、日本は +81 です。
プルダウンから日本を選択してくださいね。
④ 電話番号は最初の0を抜かして記入します。
GEメンバーシップというのは、アメリカ入国手続きの高速化を目的としたプログラムの1つです。2019年12月現在、日本国籍渡航者は対象外なので「いいえ」としてくださいね。
対象はアメリカ市民やグリーンカード保持者、アルゼンチン、インド、コロンビア、イギリス、ドイツ、パナマ、スイス、台湾、韓国、シンガポール、メキシコ国籍渡航者です。
対象の方は「はい」とし、メンバーシップ番号を記入します。
両親の項目ですが、死別している・離婚している・養子縁組している場合でも、両親の名前を記入します。
なお、記入したくない場合や、名前が不明な場合は、「姓」「名」共に「UNKNOWN」と記入してください。
特にこの項目が不明だからといって申請が拒否されることはまずないそうです。
勤務先情報を入力します。
過去もしくは現在勤務経験がある場合は、「はい」を選択してアスタリスク(*)の所に入力していきます。
「いいえ」を選択すると詳しい記入欄は無くなりますので、記入しなくて大丈夫です。
⑤ 役職名の欄には、雇用形態を記入します。
必須事項ではないので、未記入でも大丈夫です。
⑥ 雇用者名の欄には、勤務している(または過去に勤務していた)会社名を記入します。
会社が英語表記を規定している場合は、その通りに書きます。
特に規定がなければ、基本的に「会社名+Co. 」または「会社名+Company」と記入すれば大丈夫です。
株式会社や有限会社など様々な会社形態がありますが、基本はこれで大丈夫で、間違っていても審査に影響は及ぼしません。
4.渡航情報、緊急連絡先を記入します
「はい」にすると緊急連絡先のみ記入することになります。
「いいえ」にすると、米国内の連絡先や滞在先を記入する欄が出てくるので入力します。
今回は渡航目的地をアメリカとし、「いいえ」にして記入を進めていきます。
「はい」にすると住所・市区町村・都道府県を記入する欄は出てこないようになります。
① 米国内で連絡がつく人の情報を記入します。
留学中の友人や移住した親戚など、誰でも大丈夫です。
いない場合やわからない場合は、UNKNOWNと記入します。
② 米国に滞在中の住所は、滞在するホテル名とその住所で大丈夫です。
わからない場合はUNKNOWNと記入します。アスタリスク(*)のあるところ全てに記入してくださいね。
③ 緊急連絡先には一緒に行かない人の名前を入れます。
友達と行く場合は親の名前がお勧めです。
間違えて記入して申請拒否になることもあるの?
古いパスポート番号を記入してしまったり、適格性に関する質問に間違えて回答して申請拒否になることはあるようです。
適格性の質問では、申請者の過去の病歴や逮捕歴、犯罪歴をチェックし、アメリカに脅威となる人物を排除するための項目がずらりと並んでいますが、近年テロが多発していることで、審査基準が厳しくなり、適格性についての質問項目が増えました。
慣れない英語での記入で疲れてしまい、誤って間違った選択肢を選んでしまわないよう十分注意してくださいね。
もしも申請が拒否されてしまった場合でも、理由を確認して対処すれば大丈夫なので安心してください。
確認方法
現在のステータス「渡航は承認されませんでした」が表示されたら、氏名や生年月日などが表示されている表の一番右側にある「確認する」をクリックし、表示された申請内容にある項目が全て「いいえ」になっていることを確認します。
また、申請者情報についても、名前やパスポート番号を間違えていないか、合わせて確認してくださいね。
入力間違いにより、質問に「はい」と回答していた場合
再申請には再度申請費用の14ドルがかかりますが、前回の申請内容を上書きすることができます。
もし再申請しても拒否される場合は、アメリカの国土安全保障省 税関・国境取締局(以下、米国CBP)に問い合わせる必要があります。
米国CBPとのやり取りは全て英語になりますので、英会話に自信がない場合はメールでの問い合わせがお勧めです。
入力間違いがなく、全ての項目に「いいえ」と回答していた場合
米国CBPへ問い合わせて申請内容の修正を行うことはできないので、米国大使館にてビザの申請をします。
持ち物やビザの種類などの詳細は、米国大使館のサイトを参考に対応してくださいね。
入力間違いでなく、「はい」に該当があった場合
詳細は、先ほどの米国大使館のサイトを参考に対応してくださいね。
まとめ
今回はESTA申請の際に必要な記入事項について詳しくご紹介しました。
記入する情報は多いですが、1つ1つ確実に答えていけばできますし、申請時点で滞在先などが分からなくてもUNKNOWNと記入すれば大丈夫なので、落ち着いて記入してくださいね。
また、万が一間違えて申請拒否になってしまっても、ESTAの再申請やビザを申請など方法はありますので、ぜひ焦らずに対処してくださいね。