こんにちは、ライターのまゆです!
お手紙やメールの書き初めに、時候の挨拶をきちんと使える人って素敵ですよね。
でも、時候の挨拶も時期によって色々な言葉があるので覚えきれない!という方も多いのではないでしょうか?
この記事では、処暑の候(しょしょのこう)の意味と使える時期、結びの言葉までの例文をご紹介していきます。
例文を元に、処暑の候を使ったあなたらしいお手紙やビジネス文章にお役立てください!
処暑の候の意味は?
処暑の候には、厳しい夏の暑さが一段落して落ち着いてくる頃という意味があります。
「暑」という漢字からもわかるように、暑い時期に使われる言葉ですが、「処」という漢字には場所、という意味の他に、「ある場所に落ち着く、置く」などの意味もあるので、暑さが落ち着いて秋を感じるようになる頃と感じの意味から連想して覚えておくといいですね!
処暑の候の他にも、日本には色々な季節の挨拶がありますが、これらは二十四節季を元にして名づけられています。
二十四節季とは?
4つに分けたものが「春分」「夏至」「秋分」「冬至」でそれらをさらに6等分して1つずつに名前があります。
それぞれの期間は約15日(約2週間)です。
処暑の候の時期はいつからいつまで?
処暑の候の時期は、8月23日~9月7日頃までの約2週間です。
季節の言葉は時期に合わせて使うことが重要なので、手紙が相手に届く時期を考慮して使える時期をチェックしてくださいね。
残暑見舞いの返事が遅くなってしまったときにも!
処暑の候を使った例文
ここからは、処暑の候を使った例文を個人宛、会社やお得意先に送る場合に分けてご紹介します。
個人に向けて送る場合
下記3パターンの例文をご紹介します。
まずは、個人宛の手紙の基本構成をチェックします!
■手紙の基本構成
基本構成の「最初」と「最後」に季節の言葉を入れることで、季節感のある素敵なお手紙になりますよ。
それでは、例文を見ていきます!
①知人・友人宛の例文
こちらは相変わらずですが、元気に楽しく過ごしております。
今度、□□□で集まりがありますので、〇〇さんもぜひいらしてください。
〇〇さんにお会いできるのを楽しみにしています!
残暑厳しい時期なので、体調には十分気を付けてくださいね。
②親族宛の例文
我が家は家族4人、とても賑やかな日々を送っています。
今年はまだ会えていませんが、今度〇〇さんの結婚式で会えるのを楽しみにしています!
季節の変わり目なので、風邪などひかないようみなさんご自愛ください。
③残暑見舞いの返事が遅れた場合の例文
すぐにお返事すべきところ、ご挨拶が遅くなってしまい、大変申し訳ございません。
〇〇さんがお元気そうで、とても嬉しく思います。
こちらは最近環境が変わり、忙しくしておりますが、元気に過ごしております。
暑さは落ち着いてまいりましたが、まだまだ暑い日が続きます。
どうかお体を大事に過ごしてください。
また会えるのを心待ちにしています。
会社やお得意先に送る場合
下記2パターンの例文をご紹介します。
会社やお得意様に送る場合は、「拝啓 敬具」といった頭語結語をきちんと使い、最後に日付や会社名を入れるようにします。
①お中元のお礼状
さて、この度はお中元のお品をいただき、誠にありがとうございました。
毎年のお心遣いに、従業員一同深く感謝致しております。
残暑厳しき折、みなさまのご健康と、貴社ますますのご発展をお祈り申し上げます。
敬具
令和〇年〇月〇日
株式会社□□□ 代表取締役■■■
②取引のお礼状
さて、先日はお忙しい中お時間をいただき、弊社の新サービス〇〇の導入についてご検討および導入のご依頼をいただき、誠にありがとうございました。
貴社のより一層のご発展に寄与できるよう、全力でサポートさせていただければと存じます。
数ある企業様の中から、弊社を選んでいただけたことに感謝し、書中をもちましてお礼の挨拶とさせていただきます。
末筆ながら、貴社ますますのご発展をお祈り申し上げます。
謹白
令和〇年〇月〇日
株式会社□□□ 代表取締役■■■
処暑の候の後の季語は?
処暑の候の後の季語は、「白露」で「はくろ」と読みます。
漢字にあるように、白い露が草木につく頃という意味で、秋が進んで朝晩ぐっと冷え込んでくる頃を表す季語です。
時期としては9月8日頃~約2週間9月22日頃までに使われます。
処暑にふさわしい食べ物って何?
処暑の時期、8月末~9月上旬に旬を迎える食べ物をご紹介します。
夏の疲れが出やすい時期なので、旬の食べ物でパワーチャージしてくださいね!
また、相手に何か贈り物をする際にも旬の食べ物がおすすめです!
キノコ
食物繊維が豊富で肌の調子を整えたり、腸内環境の改善が期待できます。
また、ビタミンB群を始めビタミンミネラルが豊富なので特に女性に嬉しい食材でもあります。
種類が豊富で色々な料理に取り入れられるのも魅力ですね!
サンマ
特にサンマの脂に栄養やタンパク質が豊富に含まれているので、食べるときはできるだけ脂を落とさないようそのままの姿でふっくらと焼き上げるのがおすすめです。
スダチ
脂の多いさんまをさっぱりと食べやすくしてくれるだけでなく、酸化しやすいさんまの脂をスダチの抗酸化作用が抑えてくれる効果があります。
秋ナス
そのため煮物よりは、焼きナスやてんぷら、炒め物にするのが適しています。
梨
梨を食べることで、水分補給ができたり、クエン酸・リンゴ酸によって夏の疲れを回復させる効果があります。
ブドウ
ブドウ糖やビタミンなどが豊富でエネルギー補給とエネルギー代謝が促進されるので、疲労回復に効果的です。
まとめ
処暑の候の意味と例文をご紹介しました。
処暑の候には、暑さが一段落して秋を感じ始める頃という意味があり、8月23日頃~9月7日頃まで使うことができます。
個人宛と会社宛ての例文をご紹介しましたが、いずれも書き初めに使って手紙に季節感を出すことができます。
処暑の候は夏の疲れが出やすい時期でもあるので、旬の食べ物をとって元気に過ごしていきたいですね!