こんにちは!ライターのAliceです!

車で外出中、突然バッテリーが上がってしまったら困りますよね。

日中であれば、周りの人に助けてもらうことも可能ですが、夜間になると人も少なくなりますし、暗い中で対応するのはなおさらです。

実際私も日中にバッテリーが上がってしまい、車が動かなくなってしまった経験があります。

そのときは運よく周りの人に助けてもらうことができたのですが、もしこれが夜に一人で起こってしまったらと思ったら不安になりました。

もしもの際に自分で対処できるようになっておきたいと思い、バッテリーが上がってしまった際の対処法、確認の仕方について調べてみました。

 

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車のバッテリーが出先で切れてしまった場合はどうすればいいの?

駐車場に並んだ車の写真

バッテリーが上がってしまったら、充電器やブースターケーブルという道具を使ってバッテリーを充電するか、道具がなければJAFなどのロードサービスを呼んで対応します。

充電器やブースターケーブルがある場合

 

充電器やブースターケーブルは、自動車部品の量販店やホームセンターなどで購入できるのですが、車を購入した際に最初からついているものではないため、普段から車に備えているという人はあまりいないかもしれません。

そんなときは、近くのガソリンスタンドや店舗などを訪ねたり、駐車場や周辺に人がいる際には、道具を持っていないか聞いてみてください。

なお、ケーブルを繋ぐ順番を間違えてしまうと、火花が出たり、故障する可能性があります。

危険なので必ず手順通りに行ってくださいね。

それでは充電器とブースターの手順をそれぞれ説明していきますね。

充電器を利用する場合

この方法は、救援車を頼らずに自分で対処することができます。

コンセントから電源を持ってくるタイプのものや、車のバッテリーの充電に対応したジャンプスターター付モバイルバッテリーなどのタイプがありますが、やり方は同じです。

なお、車と充電器の電圧が違うと故障の原因になるので、それぞれの取扱説明書で電圧が同じであることを確認してから行ってくださいね。

●手順

車のエンジンを切ります。

ボンネットを開け、バッテリーの赤い部分(+端子)に赤のケーブルを繋ぎます。

車のバッテリーの黒い部分(-端子)に黒のケーブルを繋ぎます。

コンセントタイプのものはコンセントに差し込んでから、エンジンをかけます。

エンジンがかかったら、かけたままの状態でケーブルを外します。

この時、繋ぐ時と反対の手順になるように、バッテリーの黒い部分(-端子)から黒のケーブルを外してから、バッテリーの赤い部分(+端子)から赤のケーブルを外します。

ボンネットを閉じます。

バッテリーを充電するため、1時間程エンジンをつけっぱなしにします。
または、走行することで充電できるので、30分程走行して充電します。

 

これで完了です。

しかし、エンジンがかかっても、油断は禁物です。

バッテリーが寿命を迎えていて、交換した方がいい場合などもあるようなので、車の整備工場などへ行って車のバッテリーの状態を点検してもらってください。

あくまでも「応急処置」であるということを忘れないでくださいね。

ブースターケーブルを利用する場合

他の車から、ブースターケーブルという道具を使って電力を一時的に分けてもらう方法です。

ブースターケーブルを使う際は、事前に下記2点を確認してから行ってくださいね。

1.相手の救援車がEV車(電気自動車)とHV車(ハイブリッド車)ではないことを確認する

これらの車は電気を使って動く車なので、高電圧のバッテリーを使っています。そのため、ブースターケーブルを繋げた瞬間に大量の電流が流れることで、車の電源系統や電気の量を調整するハイブリットユニットが故障してしまう可能性があります。

ちなみに、逆は大丈夫で、EV車(電気自動車)やHV車(ハイブリッド車)もバッテリーが上がった際は、他の救援車に電力をもらうことができます。

2.「救援車」「故障車」「ブースターケーブル」の電圧が同じであることを確認する

違う電圧が流れることで、車やケーブルが故障する可能性があります。

一般的に、普通車や軽自動車の電圧は12v、大型車などのトラックは24vと電圧が異なります。なお、車の電圧は、取扱説明書で確認できます。車に備えていない場合は、インターネットで「自分の車の車種 バッテリー」と検索して、取扱説明書のPDF版を見ることができますよ。

 

ブースターケーブルは電圧の切り替えができるものと、できないものがあるので、取扱説明書を確認してください。

●手順

救援車、故障車ともにエンジンを切ってからボンネットを開けます。

赤のケーブルを故障車の+端子に繋ぎます。

赤のケーブルの反対側を救援車の+端子に繋ぎます。

黒のケーブルを救援車の-端子に繋ぎます。

黒のケーブルを故障車のエンジンの金属部分に繋ぎます。
※場所がわからない場合、-端子に繋いでも大丈夫です。

救援車のエンジンをかけて、そのまま5分程待ちます。

このとき、トランスミッション(ギア)は救援車の車がAT車の場合、パーキング(P)に、MT車の場合はニュートラル(N)に入れてください。

それに加えて、救援車のサイドブレーキがかかっていることを確認してください。
これは、エンジンをかけた際に前に進んでぶつかってしまうといった事故を防ぐためです。

故障車のエンジンをかけます。

故障車のエンジンがかかったら、かけたままの状態で、救援車のエンジンを切ります。

故障車の金属部分から黒のケーブルを外します。

救援車の-端子から黒のケーブルを外します。

救援車の+端子から赤のケーブルを外します。

故障車の+端子から赤のケーブルを外します。

両方の車のボンネットを閉じます。

故障車のバッテリーを充電するため、1時間程エンジンをつけっぱなしにします。
または、走行することで充電できるので、30分ほど走行して充電します。

 

これで完了です。

この場合も、充電器で電力を補給した時と同様、応急処置ですので、必ず近くの車の整備工場などへ行って点検してもらってください。

JAFを呼ぶ場合 

ボンネットを開けている人の写真

充電器やブースターケーブルがない場合や、路上でバッテリーが上がってしまった場合はすぐにロードサービスを呼ぶことが大切です。

なぜなら、他の車の通行の妨げになったり、その場所が駐車禁止であった場合、駐車違反になってしまう可能性があるからです。

JAFの呼び方

JAFとは、日本自動車連盟のことで、バイクや原付・車のロードサービスを提供しています。

会員かどうかにかかわらず、サービスを利用することができます。

JAFを呼ぶ方法は、電話とアプリとFAXの3種類があります。

今回は、出先でのトラブルを想定しているので、電話とアプリで呼ぶ方法をご紹介します。

●電話(年中無休・24時間対応)

電話番号:0570-00-8139

短縮ダイヤル:#8139 ※携帯電話から

 

通話料は有料で、固定電話は1分10円、携帯電話は20秒10円です。

一部のIP電話や携帯電話からは利用できないので注意してください。

もし上記の番号で繋がらない場合、地域別の通常番号もあります。

JAF地域別の通常番号の表

アプリ

下記リンクより、アプリをダウンロードして使います。

 

アプリでの救援車の呼び方は以下の通りです。(バッテリーが上がった時)

JAF救援アプリを開いて、「アプリで救援依頼」のボタンを押します。

救援依頼メニューが出てくるので、「バッテリー関連」のボタンを押します。
このとき、救援依頼の項目の上に「今すぐ呼ぶ」、「予約」の2つの選択肢があるので、「今すぐ呼ぶ」になっているか確認してください。

希望処置内容の画面になるので、「応急起動」を選んで、右上の「決定」ボタンを押してください。
そのあとに内容確認のページが開くので、「次へ」を押してください。

携帯のGPS機能から現在地の地図が表示されます。JAFを呼びたい場所をクリックしてください。この時、路上駐車なのか、駐車場があるかなども選ぶことができます。

お客様情報を記入します。
(JAF会員で、アプリをダウンロードした際にデジタル会員証と連携させている場合はこの項目の記入は不要です。)

依頼完了です。

 

●料金(バッテリー上がり)

JAFの会員は無料でサービスを受けられますが、会員ではない人は下記料金(税込)がかかります。

一般道:昼間(8-20時)12,880円/夜間(20-8時)14,940円
※高速道路は上記の料金に追加で高速道路の通行料がかかります。

 

●入会方法

個人会員の場合、入会金2,000円、1年分の年会費が4,000円を支払うことで入会できます。

支払い方法は、クレジットカード・コンビニエンスストアJAFの窓口に直接行って入会する方法など、様々です。

JAFを利用する際は、会員かどうかで、かなり料金の差があります。

運転免許を取ってまだ日が浅い人や、ブースターケーブルなどを持っていない人はJAFに入会しておくことをおすすめします。

もしくは、加入している自動車保険にロードサービスが付いている場合もあるので、保障内容を確認してそちらを利用してもいいと思います。

※ちなみに、事故などを起こさずロードサービスだけを利用しても等級は下がらないので、翌年以降の保険料が上がってしまう心配はありません。

 

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車のバッテリーが上がっているかの確認方法は?

車のライトの写真

実際に車の調子がおかしいけれど、バッテリーが上がっているかどうやって確認すればいいの?と思うかもしれません。

そんなときは、下記の2ステップを試してみてください。

ステップ1.エンジンをかける

エンジンをかけるには、バッテリーの電力を利用するため、バッテリーが上がっていると、エンジンがかかりません。

ステップ2.ライトや室内灯を点灯してみる

ステップ1.でエンジンがかからなかった場合、バッテリーが上がっているという以外にも、燃料装置の故障や、ガス欠などの別の問題が関係している可能性もあります。

ライトや室内灯はバッテリーの電力を使うので、点灯しなければ、バッテリーが上がっていると言えます。

点灯するのであれば、電力は関係ないので、バッテリー以外が不調の原因と考えられます。

 

まとめ

今回、バッテリーが上がった時の対処法を調べたことで、自分の車にも万が一の時のためにジャンプスターター付きモバイルバッテリーを装備しようと思いました!

やり方を知っておくだけで、もしもの時に慌てず対処することができるので安心しました。

ただ、ケーブルを繋ぐ順番を間違えてしまうと故障の原因になってしまうので注意したいです。

また、JAFや自動車保険のロードサービスに加入しておくと、いざというときに安心ですね。

みなさんも、万が一バッテリーが上がった際は、ぜひ参考にしてください。

 

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