こんにちは、ライターのMaoです!
神田祭は、別名「神田明神」とも呼ばれており、江戸三大祭、そして日本三大祭の一つとして大変有名です。
私の実家は昔から、この神田明神で神輿を担がせてもらっていて、5月の神田祭を毎年なによりも楽しみにしています!今年は、妹の3歳になる息子も参加予定なのですが、まだ小さいので、屋台や出店の方を楽しみにしているようです。
今回は、子供連れの方の目線も踏まえながら 、2018年の「神田祭」の楽しみ方を、私の過去の実体験をおりまぜながら紹介したいと思います!
神田祭とはなに?
神田祭は日本の大祭のひとつ
神田祭は東京都千代田区に位置する神田明神で行うお祭りのことです。
神田明神の名で、昔から人々に親しまれ、 山王祭、深川神幸祭と共に江戸三大祭に数えられています。更に、京都の祇園祭・大阪の天神祭とあわせて、日本三大祭としても名の高い大祭です。
神田祭の歴史は?
実は、神田祭の起源の歴史については、詳しいことはわかっていないようで、現在のように、大きな祭りとして人々に親しまれるようになったのは、江戸時代以降のことだそうです。
神田祭は毎年5月に行われていますが、もともとは9月15日の祭礼の際に、徳川家康が天下統一したことによって、そこへ崇敬することにより始まったと言われています。つまり、由来は、徳川家の縁起物として人々に楽しまれてきたお祭りと言ってよさそうですね。
もともとは、山車を使ったお祭りだった?
神田明神といえば、お神輿を目当てに足を運ぶ人も多いですが、もともと江戸三大祭とは、山車が出るお祭りのことを指していたそうです。
でも明治時代以降、時代の流れとともに交通機関が発達し、なかなか山車の通り道が確保できないことや、関東大震災の影響で山車が燃えてしまったことにより、今の神輿を使用した祭が主流となったといわれています。
神田祭の2018年の見どころは?
2018年の今年は陰祭?
神田祭の詳細についてお伝えしましたが、2018年の今年は陰祭です。
神田祭では、奇数年を本祭、偶数年を陰祭としています。陰祭の年は、本祭と比べると日程が短く、「神幸祭・神輿宮入」が行われないのですが、平和を祈念する大切な政として行われます。
しかし陰祭でも、安心してください! 祭が全く行われない訳ではありません。むしろ、人混みが緩和され、お子様連れの方や年配の方は、安全に楽しめる年になっています。
陰祭でも行われるイベントの魅力は?
2018年の催しものは、「献茶式」・「明神能・幽玄の花」そして、「例大祭」の 主に3つです。本祭に比べ、華やかさには欠けるかもしれませんが、その分、普段味わうことのできない、神聖な雰囲気を楽しむことができます。
献茶式
献茶とは、神様や仏様に崇敬の心をもってお茶をお供えする大変古式ゆかしい献茶の儀式です。このような儀式は、普段簡単に見られるものではありません。
厳粛な雰囲気の中でたてられる濃茶と薄茶は、どちらも神前に奉納されます。私は茶道をやっていたので、ぜひ近くでみたいと思って、毎年訪れるのですが、テントの前は関係者の方でいっぱいです。でも、離れた場所での立ち見であれば、十分に楽しめることができるので、雰囲気だけでも味わうのに一度見てみる価値はありだと思います!
明神能・幽玄の花
少し大人向けの楽しみ方になりますが、明神能・幽玄の花とは、夜に行われる能のことです。2018年は、「明神能・幽玄の花」を題材に、炎に照らされる幽玄の世界を表現されます。こちらは、チケット制で事前にチケットを購入しておけば、席に座って見ることが可能になっています。
2月1日より開始されています。
2) チケット購入方法
購入方法は、神田明神売店での店頭販売・ローソンやミニストップでの店頭またはLoppiによる購入が可能です。
3) 注意点
チケットは必ず事前に購入することをお勧めします。当日券でも、中には入れますが、立見席のB席しか毎年販売されていません。座って鑑賞したい方は、事前購入が必須です。
例大祭
陰祭でも行われるこの例大祭は、すべての神職が奉仕する催し物です。
多くの人が見守る中、「神へ神饌を供える献饌」、巫女さんによる「明神胡蝶の舞」の奉納、「献幣(けんぺい)」、「玉串拝礼」、「 氏氏の行列 」などの神事が行われます。
ここで、今後の日本の繁栄や、家族のための安全をお祈りします。私も毎年この催しものは、欠かさず鑑賞するようにしていますが、大部分は神殿内で行われるので、外からでもきちんと楽しめるのは、氏氏の行列と巫女さんによる舞のみです。でも、神田神社の1年の中で最も重要な行事といわれている例大祭は、神田祭に足を運ぶなら一度は見る価値があると思います!
神田明神例大祭2016年の様子の動画があったので、参考に見てみて下さい。
屋台の出店はあるの?
子供にとっても、大人にとっても楽しみの一つが屋台です!
陰祭でも、屋台は毎年同様、あちらこちらで出店されます!過去の例では、下記のようなお店が出店して賑わっていました。
・鮎の塩焼き
・焼きそば
・たこ焼き
・焼き鳥
・トルネードポテト
出店場所は、神田明神を取り囲むように出店されます。ただ、毎年、出店場所は変わるので、その年その年の人気店を見つけて、お子さんと楽しむのもいいと思います!
お神輿は見られる?
神田祭の醍醐味となるお神輿ですが、陰祭では残念ながら「神幸祭・神輿宮入」が行われません。
規模はやや異なりますが、神田泉町町会では、本祭・陰祭に関わらず、毎年、御神輿を出しています。お子さんが小さくて初めて見るには、人混みも本祭に比べれば少ないので、安全に楽しむことができると思いますよ。
神田泉町町会の公式ホームページ
http://www.kandaizumi.com/?page_id=306
2018年度の気になる神田祭の日程は?
2018年の詳細のご紹介です!
開催日
5月14日(月)~ 5月15日(火)
開催場所
神田明神 東京都千代田区外神田2-16-2
プログラム(2016年陰祭参考)
日程 | 開始時間 | 催し物 | 場所 |
5月14日(月) | 11時~ | 献茶式(表千家奉仕) | 神田明神社殿内 |
18時〜 | 明神能(金剛流奉仕) | 神田明神社殿前特設舞台 | |
5月15日(火) | 14時〜 | 例大祭 | 神田明神社殿内 |
公式問合せ先
神田明神 03-3254-0753
アクセス方法・交通規制などは?
電車の最寄り駅からのアクセス方法
各駅徒歩5分と、とってもアクセスしやすい場所に位置しています。
・地下鉄千代田線「御茶ノ水駅」より徒歩5分
・JR・地下鉄丸の内線「御茶ノ水駅」より徒歩5分
・地下鉄銀座線「末広町駅」より徒歩5分
また秋葉原駅からも歩いて行くことができます。
・JR・地下鉄日比谷線「秋葉原駅」より徒歩7分
車でのアクセス方法
基本的に車でくることはおすすめしません。交通規制など、そこまで行われなくても、駅から近いので電車で来ることをお勧めします。
神田明神近くのコインパーキングは、少し値段が高めなのと、当日は関係者などの車でどこも満車の可能性が高くなります。車で来られる方は、秋葉原駅付近なら駐車場も豊富なので、こちらに停められて、神田明神までは歩いてくるのがいいと思います。
交通規制予想
本祭が行なわれる年は、秋葉原駅周辺や日本橋の三越前などに神輿が通過するため、大幅な交通規制が行われていますが、2018年は陰祭のため、交通規制は行われないようです。
でも、5月15日は例大祭が行われるため、神田明神の周辺は少なからず混雑が予想されます。お子様連れの方は、早めの時間帯に訪れることをお勧めします。
◎神田祭は日本三大祭の一つで、昔から人々に親しまれてきたお祭り。
◎2018年の今年は偶数年なので陰祭であるが、例年通り楽しめるイベントもある。
◎屋台や町内のお神輿が見られるので、子供連れでも十分楽しむことができる。
◎どの最寄り駅からも近いので、車より電車でのアクセスがおすすめ。
◎本祭に比べて混雑は緩和される予定なので、小さいお子さんやお年寄りにも安心。
まとめ
私もいつも家族と楽しんでいる神田祭、今年は、陰祭で派手さには少し欠けますが、それでも毎年、お祭りならではの雰囲気のある屋台や、町内のお神輿が見られるので楽しみにしています!駅からも近く、アクセスしやすいので、お子さん連れで見にいかれるのも良いと思います!2018年の神田祭もぜひ楽しんでくださいね!