こんにちは!ライターの須賀です。
「多摩川花火大会」は、川崎と世田谷の両方で同日同時に開催される、ふたつの花火大会の総称で、毎年とても盛り上がる花火大会として知られています。全国でも規模が大きく珍しいと言われているそんな多摩川花火大会に、川崎と世田谷のどっちの花火大会が見応えがあるのか気になったことありませんか?
私は以前、当時幼稚園児だった子供を連れて、世田谷の会場に行ったことがあります。今年はその娘も小学2年生になったので、また家族みんなで行きたいねと、話しているんですが、計画を進めていると、川崎の方には行ったことがないため、実はどっちが見応えがあるんだろうと気になってきました。そこで、今回は川崎と世田谷、両方の花火大会を徹底的に調べて比較してみることにしました。
ここでは私が調べた、多摩川の花火大会は川崎と世田谷ではどちらが見応えがあっておすすめなのか?や、ここ数年の豪雨で日程はどうなってしまうのか?などについて、まとめてご紹介したいと思います!
多摩川花火大会の会場情報
多摩川花火大会とは、正確には、川崎の「川崎市制記念多摩川花火大会」と世田谷の「世田谷多摩川花火大会」の2つの大会のことを言います。この2つの花火大会は、日時も同じで、場所が近いので、何が違うのか分かりづらいですよね。
そこで、まずは、川崎と世田谷でそれぞれの会場の具体的な場所やアクセス方法、そして打ち上げ場所などを調べてみました。
■川崎市制記念多摩川花火大会会場
【開催場所】
神奈川県川崎市高津区諏訪2丁目先 多摩川河川敷
【打ち上げ場所】
国道246号二子橋~第三京浜道路間の河川敷
【アクセス】
東急田園都市線「二子新地」駅から徒歩15分
【開催場所】
世田谷区立二子玉川緑地運動場
【打ち上げ場所】
世田谷区立二子玉川緑地運動場の多摩川河川敷
【アクセス】
東急田園都市線「二子玉川」駅から徒歩15分
混雑状況、屋台・トイレ情報、打ち上げ数を徹底比較!
基本情報をおさえた所で、ここからは具体的に川崎と世田谷ではどう違うのか?家族で行くにはどちらがおすすめなのか?を徹底比較していきたいと思います!
特に帰り道は子どもがいると、できるだけ早く帰りたいですよね。そんなときのお役立ち情報なども調べてみましたよ。
混雑状況は?
多摩川花火大会の来場者数は、過去の発表では川崎が19万人、世田谷が39万人です。
どちらもすごい数の来場者ですが、世田谷の方が来場者数は多いようです。多い年は、合計で100万人にものぼるそうです!
例年、花火の開始は19時~ですが、当日は早くから場所取りをする人で、お昼過ぎから最寄り駅が混雑し始めるそうです。そして17時頃には駅が人で溢れかえり、18時頃には会場が驚くほどの人で混雑するようです。
良い場所で鑑賞したいのであれば、14時までには会場に行くのが良さそうです。
こんな混雑の中、心配なのは子どもを連れての帰り道ですよね。子どもの体力を考えると、帰りの交通手段については事前に考えておくことをおすすめします。一番良いのはフィナーレを見ずに帰宅することですが、フィナーレまで花火を見た場合の帰りの交通手段についても調べてみましたよ!
帰りの交通手段
屋台とトイレ情報は?
屋台は、川崎は約220店、世田谷は約50店です。
川崎の方が圧倒的に多いですね。屋台の種類としては、川崎は露天商の方の屋台が多いのに対し、世田谷は飲食店やB級グルメの出店が多いのが特徴です。こういった屋台数や特徴で会場を選んでもいいですね。
私は子供を連れて行くので、子連れの場合は、あまり行列に並びたくないと思い、屋台数の圧倒的に多い川崎を選ぶのが無難かもしれませんね。
トイレは例年、川崎に仮設トイレが約200基、世田谷に仮設トイレが約240基設置されます。来場者数を考えるとどちらも大混雑は間違いないでしょう。子供がトイレに並んで待つのには限界があるので、どちらの会場に行くとしても、事前に駅周辺の施設などでトイレを済ませておくのがおすすめです。
その点で言うと、世田谷会場の最寄り駅である二子玉川駅には、高島屋やライズなどの大きなショッピングセンターがあって、トイレも利用できるので便利ですよ。
花火の打ち上げ玉数と特徴は?それぞれの見どころは?
打ち上げ数は、どちらも6000発と、数に差はありませんが、その種類や演出にはかなりの違いがあるようです。そこで、それぞれどのような特徴があるのか、調べてみました。
- 打ち上げ場所となる河川敷が狭いので、花火は最大4号サイズ。
- ノンストップ打ちっぱなしというスタイルで、たくさんの花火がどんどん打ちあがるのが特徴。
- 富士山などの形が現れる仕掛け花火もある。
- フィナーレでは、コンピュータ制御で音楽に合わせてスターマインが打ち上げられる。
- 花火と音楽の融合「ハナビリュージョン」が人気。
- 打ち上げ場所となる河川敷が広いため、一尺玉(10号サイズ)の打ち上げがある
- ナイアガラなど大きな花火が多く、迫力満点。
- 毎年、世田谷オリジナルのプログラムが組まれている。
- 2017年には、写真家で映画監督でもある、蜷川実花さんがディレクションした花火が予定されていました(荒天のため中止)。他の年には世田谷区にアフリカの大使館が多いことから、様々な動物の形をした花火が打ち上げられたこともあったそうです。
- 最大のみどころは、広い河川敷の立地を生かした、全国的にも珍しい3D花火。
多摩川花火大会の日程はどうなるの?
2017年の多摩川花火大会は、川崎・世田谷の両大会とも、荒天のため中止となりました。世田谷の河川敷では落雷があり、花火を見るために来ていた観客がしびれなどを訴えて病院に搬送されました。
そこでここ数年、ゲリラ豪雨などで夏の天候が不安定になっていることを受けて、今年から川崎・世田谷の両大会とも10月開催に変更され「秋の花火大会」になることが発表されました。
今年は10月13日の予定で、開始時間を1時間繰り上げ18時~となるようです。
花火と言えば、夏の風物詩ですが、秋に見る花火もまた違った趣や新しい発見がありそうですね。ただ10月の夜は肌寒くなるので、防寒対策はお忘れなく。子供用にはひざ掛けブランケットなどを持っていくと便利かもしれないです。
まとめ
多摩川花火大会について、知れば知るほど川崎と世田谷のどちらも魅力的で迷ってしまいました。川崎の音楽と花火のコラボレーションも気になるし、世田谷の一尺玉の大きな花火も捨てがたいところですが、子どもがいることを考えると、私は今年は屋台数が多く花火以外も楽しめる川崎がいいかな、なんて思っています!また、調べてみて、川崎のほうが混雑も少なそうだったのもポイントですね!今年から開催日程が10月になるとのことで、秋の花火大会が初めての私も今からとてもワクワクしています!