こんにちは、ライターのハルです!

関西から九州までの移動には、新幹線、飛行機、車など様々な方法があって迷ってしまいますよね。

私は今神戸に住んでいて、実家が九州なのですが、子供が3人いることもあり、いつも帰省は10時間ほどかけて車で行っていました。

とはいえ、なんせ長時間なので子供たちも退屈するし、夫婦交代で運転してもなかなか体力的にきついものがあります。

そんなとき、友人から阪九フェリーなら料金も安く、道中も快適だったという話を聞いたので、早速試してみました!

そこで、今回は 実際に阪九フェリー「やまと」を使って神戸から福岡に帰省した経験を基に、予約の取り方や部屋の種類、乗車の流れ、船内の設備などについてまとめてみましたのでご紹介します!

 

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阪九フェリーの予約の取り方

豚の貯金箱

阪九フェリーの予約方法はインターネット、電話、窓口の3つです。

中でもインターネット予約は、いつでも好きな時間にできる上、料金も繁忙期以外は20%割引とかなりお得になるのでおすすめですよ。

なお、フェリーの運賃は乗車人数だけでなく、車・自転車・ペットなどの有無や乗車日、予約時期によっても変わるため大変複雑です。

予約する前に運賃が知りたいという場合には公式サイトに「運賃シミュレーション」というページもありますのでぜひ利用してください。

・運賃シミュレーション
https://mweb.han9f.co.jp/simulation.php
・阪九フェリー
https://han9f.co.jp/

 

インターネット予約

予約は乗船日の2か月前から取ることができます。

予約の流れは以下の通りです。

①公式サイト左上に「フェリーのご予約」>「ネットで予約する」を選択

②必要事項を記入の上、送信

③阪九フェリーから確認用の返信メールが届く

④当日返信メールに書かれた予約番号を窓口で提示しチケットを受け取る

 

インターネットでの予約の支払い方法は、予約時にクレジットカードで払うか当日窓口で払うか選択できます。

どちらの場合も特別期間(お盆、年末年始などの繁忙期)を除き、20%のインターネット割引を受けることができますよ。

電話予約

予約を受け付ける予約センターは航路によって番号が異なりますので事前に公式サイトで確認しておきます。

「フェリーのご予約」から「電話で予約する」を選べば表示されます。

乗船するフェリーの予約センターに電話がつながったら、オペレーターの案内に応じて、必要事項を伝えます。

電話の最後に、「予約番号」が伝えられますので控えてください。

あとはインターネット予約の際と同様に当日窓口へ行き、支払いを済ませてチケットを受け取ればOKです。

窓口での予約(当日券の買い方)

窓口で購入する場合、空きがあれば当日の便も購入できます。

まずは下の写真のような乗船受付表を記入します。

乗船受付表

乗船受付表は、窓口の近くにも置いてありますが、公式サイトからもダウンロードできますので、事前に準備しておくとスムーズです。

記入が終わったら窓口に提出し、支払いを済ませれば乗船できます。

なお、窓口での支払いはクレジットカードでも現金でも行えます。

また、どの方法で予約を行っても、車と一緒に乗船する場合は、窓口でチケットを受け取るときに車検証を提示する必要がありますので必ず持参してくださいね。

 

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阪九フェリーの部屋の種類や値段は?

客室の写真

阪九フェリーには特等、1等、2等といった船室のグレードがあり、選んだ船室によって1人あたりの料金が異なります。

今回は、私が乗ったフェリー「やまと」の客室について、大人1人あたりの料金と簡単な特徴を表にまとめてみましたので参考になさってくださいね。

やまとの料金や特徴の表
※1消費税、燃料費等で調整が入るので随時変更有。上記は2019年9月30日までのもの。
※2タオル、スリッパ、歯ブラシ、ブラシ、ひげ剃り、石鹸、ティッシュ、レディースセット

なお、子供の料金は小学生以上で大人料金の半額、幼児は大人1人につき1人無料となっています。

ただし、幼児の人数が大人を越えると、越えた人数分の子供料金がかかってしまいますので注意してくださいね。

特別期間(盆、正月などの繁忙期)の料金は船室によっても異なりますが、通常料金のおよそ1割増しとなっているようです。

特別日程の期間やその間の料金を詳しく知りたい方は公式サイトをご確認くださいね。

我が家は今回の帰省で、2等指定Bの部屋を大人2人、幼児3人で利用しました。定員は超えていますが、あくまで定員は「この人数以上なら貸し切りできる」人数なので問題ないそうです。

ただ、この部屋は非常に1つ1つのベッドが狭いので、大人が定員を超えて利用するのは難しいと思います。

私は、1歳の末っ子と一緒に寝ましたが、それでもかなり狭く感じました。

また、この部屋には2段ベッドが2つ設置されているのですが、上の段は結構高いです。

ベッド柵はありますが、間隔が広く、子供の体格なら十分落ちる可能性がありますので注意してくださいね。

部屋の作りは小さめではありましたが、秘密基地のような雰囲気で子供たちはベッドを行き来して遊んでいました。

備品等に関しては、ほぼありませんので、ちょっとした移動用のスリッパと、箱ティッシュぐらいは持ってきたらよかったなと思いました。

今回は末っ子がまだ小さかったのでこの部屋でもそれほど問題はありませんでしたが、大きくなってきたらさすがに無理だと思うので、1等和室を利用してみるつもりです。

バス、トイレ付の特等室にも憧れはありますが、大浴場の雰囲気もかなりよかったですし、2等客室でもシャワールームやトイレが割と近くに設置されているので、一晩だけなら必要ないかなと思います。

車の料金や乗車するまでの流れは?

フェリーに積んである車

車1台あたりの料金は車の大きさによって異なります。

車の大きさごとの1台あたりの料金を表にまとめてみましたので参考にしてくださいね。

車両の長さ 料金(通常期間)※ 料金(特別期間)※
3m未満 14190円 14800円
4m未満 18510円 19330円
5m未満 22830円 23850円
6m未満 27150円 28380円
6m以上は1mにつき 4320円 4530円

※消費税、燃料費等で調整が入るので随時変更有。上記は2019年9月30日までのもの。

なお、この料金にはドライバー1名分の2等指定客室の料金も含まれています。

ただし、2等以上の船室を利用する場合には差額が必要ですので注意してくださいね。

続いて、乗車の手順について説明します。

まず、港についたら交通誘導のスタッフがおりますので指示に従って乗車の列に車を停めます。

車を停めたら、一度降りて手続きを乗船の手続きを行います。

このとき、ドライバー以外の人がいれば、ドライバーは車内に残って、それ以外の人が手続きを進めても構いません。

ドライバーも降りた場合は、受付センター内にドライバーは車に戻るよう放送が流れますので、その際に車に戻ってくださいね。

その後、交通誘導員の指示に従って車を船に乗せていくのですが、乗船の際はドライバー以外の乗車は認められていません。

また、乗船後ドライバーが下りたら船内の駐車スペースは施錠され、誰も入れなくなります。

また、車同士を詰めて停めることになるため、トランクを開けるのが難しい場合もあります。

ドライバーが1人で乗船する場合は持ち出しやすいようなるべく荷物をまとめて助手席などにおいておくといいですよ。

家族連れなどで荷物が多い場合には、ドライバー以外の人が荷物を持っておくのがおすすめです。

 

このように、乗船の際はドライバーとそれ以外の旅客は完全に別々で乗車することになります。

我が家の場合は、大人が2人でしたので、問題ありませんでしたが、もし、大人1人と車と子供を乗船させる際は、子供だけで乗船することになってしまいます。

スタッフの方はみんなとても子供に親切ですので、ある程度大きくなってからならできないことはないかと思いますが、大人1人+幼児のみなどの場合、車の乗船は避けた方がいいかもしれませんね。

阪九フェリーの船内の環境は?

家族のイラスト

大浴場やレストラン、キッズコーナーなど必要なものは全てそろっていて非常に居心地が良かったです!

それぞれご紹介していきますね。

大浴場

大きな窓があり、非常に明るく清潔感のあるお風呂でした。

船の中とは思えないくらいの広さで、ジャグジーなどもあり、子供も大喜びでしたよ。

ボディソープやリンスインシャンプー、ドライヤーなどが設置されているのも嬉しいところです。

なお、私が乗った「やまと」の大浴場は屋内でしたが、大阪―福岡間を運航している「いずみ」、「ひびき」の2つのフェリーにはなんと露天風呂もあるそうです!

海の上で露天風呂なんてなかなかできない経験ですよね。

レストラン

様々なおかずが皿ごとに並んでおり、好きなお皿を盆に乗せて、最後に会計をするというシステムです。

小鉢のようなものからメインおかずまで、色々な種類のおかずがありました。

ごはんは1杯頼むと、あとはおかわり自由になっています。

お酒類も豊富で、生ビールや九州限定の焼酎ハイボールなどもありましたよ。

ただし、正直全体におつまみっぽいものが多く、子供向けのメニューは少ないです。

お子様メニューとしてあるのは「お子様カレー」のみでしたので、カレーが食べられない子供さんや、離乳食の場合は持参した方が良いかもしれませんね。

売店

九州、関西両方のお土産ものや、お菓子や飲み物などが売ってあります。

また、ちょっとした衣類も一通り売ってあり、着替えを忘れた際にも対応できそうです。

朝には焼き立てパンやおにぎりが置かれていました。

朝食はレストランで取ることもできますが、到着自体が早朝ですし、売店で済ませている方が多かったです。

プロムナード
プロムナードの写真

レストラン横に位置する展望通路です。

今回の帰省時、非常に天気が悪かったので、夜景などはここから見ました。

船長の帽子やジャケットなどが置いてあり、写真撮影などで自由に使えるようになっています。

大人のサイズしかありませんが、美しい夜景をバックになかなか可愛い写真がとれましたよ。

キッズルーム、ゲームコーナーなど
キッズルームの写真

ゲームセンターの写真

キッズコーナーやゲームコーナーなど、遊ぶ場所も充実していました。

有料ではありますが、カラオケルームなどもあるそうです。

乗船してお風呂に入り、食事を済ませ、夜景などを見ているとあっという間に寝る時間で、意外と使う機会はありませんでした。

夜にはロビーでコンサートなどもありますし、退屈することはあまりなさそうです。

ご紹介したように、フェリー内には様々な設備があり、ホテルと変わらないような泊まり心地でした。

おそらく、フェリーに初めて乗る多くの人が気になるであろう「揺れ」に関してもあまり感じることはなかったです。

私は乗り物酔いしやすい体質である上、乗船時は台風が接近しており通常と比べると揺れていたようなのですが、時々揺れている感じはしたものの気持ち悪くなったりすることはなく、いつも通り過ごすことができました。

子供たちや主人に至っては揺れていることすらわからなかったみたいです。

スタッフの方によると、阪九フェリーは非常に船体が大きいので揺れを感じることはほとんどないそうです。

ただし、船内では医薬品の取り扱いがありませんので、心配な方は酔い止めなどを持参してくださいね。

まとめ

今回、阪九フェリーを利用してみて、本当に快適だったので、またぜひ利用してみようと思います!

ただ、子供が大きくなってきたら今回選んだ2等指定Bでは手狭になりそうなので、1つグレードを上げて和室を取るつもりです。

お盆やお正月などは料金が高そうなので、ゴールデンウィークの利用を考えています。

阪九フェリーは、予約もインターネットから簡単にできて非常に便利でしたし、何より、単なる帰省の移動時間が思い出いっぱいの素敵な旅になるのが嬉しかったです。

関西から九州へ移動する機会がありましたら、ぜひ一度検討してみてくださいね。

 

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