こんにちは、ライターのまゆです。
子供から大人まで、癖は色々とありますよね。人に迷惑がかからなければ問題ないような気がしますが、治したほうがいい癖もあります。例えば子供の爪を噛んでしまう癖って、見た目だけでなく、衛生面や病気等にかかるリスクも多いそうです。あなたもお子さんの爪を噛む癖を、本気で治したいと思っていませんか?
私にはもうすぐ4歳になる娘がいるのですが、この爪噛みの癖が全然治らず、困っていました。テレビを見ながらなど日常の生活の中で、本人も無意識に噛んでしまっていたようです。爪はどんどん短くなるし、不衛生なので何とかやめてほしくて「ばい菌が体に入るよ!」と言ったりしたんですが、言い聞かせるだけではまったく効果がありませんでした。
爪噛みを治すには「精神論」なども関係してると聞きましたが、私はとにかくまずは物理的に爪を噛まなくなるようにさせたいと思い、なにか効果がある方法はないのか調べてみることにしました。
ここでは私が実際に使ってみたグッズを含め、同じように悩んでいるママに役に立つ情報を紹介していこうと思います。
爪を噛んで食べてしまう子供の癖を治す1番効果がある方法って何?
爪を噛む行為が「癖」になってしまっているだいたいの子供は、爪をそのまま食べているようです。そのため深爪になってしまっていることが多いんですが、これはとっても不衛生なので止めさせたいですよね。そんな時は「苦味のするマニキュア」を使うと効果的です!
「苦味のするマニキュア」とは、安息香酸デナトニウムという強い苦味のする成分の入ったマニキュアのことで、爪噛みや指しゃぶりを防ぐアイテムとして市販されています。すごい苦みがあるんですが、人体には安全な物質だということなので安心して下さい。味覚が発達してくる4歳ごろから使うのが効果的だそうですよ。
最初は、苦い味をなめさせるのが可愛そうと思っていたんですが、使ってみると本当に効果があり、結果的には良かったです!娘の爪にこのマニュキュアを塗って反応を見ていると、最初はいつも通り口に指を持っていくのですが、苦いので「はっ!」として、指を口に入れるのを止めるんです。そして、口の周りをうろうろ触ってあきらめて手をおろす、という感じでした。この状態を繰り返し、気づけば自然に爪を噛むのが治っていました!
苦みマニュキュアの使い方
苦味のするマニキュアは色々ありますが、使い方はどれも同じです。子供が嫌がるかもしれないと、寝ている間にこっそり塗っているというママもいるようですが、私は娘に爪を噛むのがよくないことを話してみるのもいいかなと思い、後で紹介する「爪噛みがどうしていけないのか」を簡単に説明して一緒に塗っていました。子供の性格に合わせてママが上手に使うといいと思います。
- 手をきれいに洗う。
- マニュキュアを爪に塗る。
- 1分間くらい乾かして完成。
- 1日1回を目安に塗り重ねる。
落とし方は、除菌ティッシュなど少量のアルコールを含んだもので十分に拭き取れます。本格的な除光液は必要ありません。商品によっては、ぬるま湯で簡単に落とせるものもありますよ。
では早速、いくつかある「苦味マニュキュア」のなかでも、人気があるものを紹介していきますね!
そもそも爪を噛む癖は何が原因で起こるの?
子供が爪を噛むそもそもの原因は、愛情不足や欲求不満が主だと言われています。うちの娘の爪を噛むようになったのも、考えてみると下の子が生まれたころです。親の愛情が自分以外に向けられていると感じたり、もっとかまってほしいと思う欲求がきっかけになることが多いそうです。
- 愛情不足
- 欲求不満
- 不安・寂しさ
- 恐怖心
- ストレス
多くの子供は成長する中で、自分をコントロールできるようになって治るようですが、それが習慣化されて、無意識の行動である「癖」になってしまうとやっかいです。なかには大人になっても治らない人もいるようなので、親の目が届く子供のうちに早めに治してあげたいですね。苦味マニュキュアは即効性がありますが、子供の精神的な面も気にかけながら、親子で一緒に取り組んでいく必要がありそうですね。
爪を噛むリスクって何?
爪を噛み続けていると、深爪が進行して見かけの悪いギザギザの爪になってしまうし、さらに衛生面や健康面でのリスクも高まります。いつか止めるだろうと思って見逃していると、子供が感染症などの病気にかかってしまうこともあるそうです。具合的にどんなリスクがあるのか調べてみました。
■爪の健康が失われる
爪がだんだん変形してきます。爪を噛む子供のだいたいは深爪になっています。先端部分もギザギザになり、それが続くと爪の下にある「爪床」という皮膚まで短くなってしまいます。見た目も痛々しく、指先を守るという「健康な爪」の働きをしなくなります。
■感染症や病気にかかるリスクが高まる
手を洗っても爪の中にそういったウイルスが潜んでいる場合があり、爪を食べてしまう子供は特に衛生面でのリスクが心配です。爪にはたくさんのウイルスや細菌がついているので、爪を噛むことでそれらが体内に入りこみ、病気になる可能性を引き起こします。
こわいのが感染症で、風邪やインフルエンザ、さらにウイルス性胃腸炎などに感染する恐れも出てきます。ウイルス性胃腸炎は、ノロウイルス・ロタウイルス・アデノウイルスの3つのウイルスが主な原因で、吐き気・嘔吐・下痢・腹痛・発熱等の症状が出る感染症です。重症となった例や死亡例もあるようなので、爪を噛むことが原因で感染することがないように気を付けたいですね。
また、爪の噛みすぎで指先に傷ができてしまったりすると、さらに他の病気のリスクも出てきます。その傷から直接感染してしまうような、化膿性爪囲炎(かのうせいそういえん)などに注意が必要です。これはひどくなると、爪を剥ぎ取って膿を出す手術をしなければならなくなる病気です。
■そのほかのリスク
●歯並びへの影響
指しゃぶりにも同じことがいえますが、硬い爪を噛む時、歯や歯茎に大きな負担がかかるそうです。特に成長期の子供の歯並びへの影響は大きいと言われています。爪を噛むことは健康な歯や歯茎の発達に悪い影響があるんですね。
●日常生活への支障
爪を噛むことでギザギザの深爪状態になると、細かい作業ができなくなります。私の娘は、遊んでいる時にシールを剥がせないことや、落とした小銭がなかなか拾えないことが度々あり、とても不便そうでした。また、大人になると職場での名刺交換や、買い物のレジなどで人目につくことがあり、社会的にも未熟な印象を与えてしまうことにもなります。
●他の自傷行為へ発展することがある
爪噛みは、自傷行為のひとつであると言われることもあります。溜め込んだストレスや苦しみを、爪を噛むという行為で解消することを覚えると、さらにはリストカットや自分の髪の毛を抜く等の、もっとひどい自傷行為へ発展することもあるようです。
爪噛み防止のグッズって他にどういったものがあるの?
爪噛み防止に一番効果があったのは苦味マニキュアでしたが、調べてみると「ゆびしゃぶり防止用」に売られているグッズも活用できることがわかりました。学校でマニキュアが塗れない場合や、マニキュアを塗るのをどうしても嫌がる小さい子にもよさそうなおすすめのグッズがあったので紹介します。
ハンドクリーム
手袋
絵本
指しゃぶりに関する絵本ですが、爪噛みにも効果的です。もし「爪を噛むことはよくない」ということを子供が理解して、自分で治したいと思ってくれたらママも楽ですよね。そこで口だけで説明するよりも、子供には絵本の方が分かりやすいし、楽しみながら爪噛みを治すことができるかもしれないので、試す価値がありそうです!
- 爪噛みを止めさせるには苦みのあるマニキュアが1番効果的!
- 苦み成分は人体に無害なので安心。
- 外国製や日本製などいくつか種類があるが、使い方は同じ。
- 子供が爪を噛む原因は愛情不足や欲求不満なので、治すためには精神的な気遣いも必要。
- 爪を噛み続けると深爪になって爪が変形してしまう。
- 爪を噛むことで感染症にかかりやすくなるなど、健康面のリスクが高まる。
- 爪噛みをやめさせるグッズには「指しゃぶり防止グッズ」が使える。
まとめ
私自身、娘の爪噛みを治そうと試行錯誤しましたし、子供への愛情不足かなと悩んだこともありました。でも結果的には、癖になっている場合は、まずは対策グッズを使って治すのがいいと思いました。もちろん、子供がどんな時に爪噛みをしているのかよく見て、子供が精神的に安定するように愛情をもって接するのも大切なことのようです。これができていないと、グッズで治ったとしてもまた再発してしまうようなので、そうならないように親子のコミユニケーションを大切にしていきたいと思いました。