こんにちは。ライターのYuiです。
ダウンジャケットのブランドの中でも人気の高いモンクレールカナダグースは、一体どっちの方が暖かいのか、あなたも気になったことありませんか?

私も今年こそは、旦那と一緒に一生モノの暖かいダウンジャケットを購入しようと思いましたが、どちらのブランドの方がいいのか本当に悩んでいました。ネットでの購入も検討していたため、徹底的に詳しく調べてみました!

そこで今回は、モンクレールとカナダグースは、どちらが暖かいのか、また、それぞれの特徴についても詳しくご紹介します。
 

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モンクレールとカナダグースってどっちが暖かいの?

モンクレール


Moncler モンクレール BERRE(ベール)
 

モンクレールのダウンジャケットは、「世界最高峰」と言われているほど保温性が高いです。その秘密は、ダウンの品質にあります。モンクレールのダウンは、がちょうの羽毛(うもう)である「グースダウン」を使用しています。

そもそも、ダウンジャケットに用いられるのは、このグースダウンと、アヒルの羽毛の「ダックダウン」の2種類です。そしてグースダウンは、ダックダウンより暖かいと言えるようです。その理由は、モンクレールで使用されているグースダウンは、ダックダウンに比べて空気包含力が高いことです。この空気包含力というのは、ダウンが自分の体温で温められた空気を逃がすことなく、しっかり含むことで体を温め続けてくれる仕組みのことです。

グースダウンは、その保温性の高さから、少量でも十分暖かくなるようです。さらに、このグースダウンは、がちょう1羽からわずか30グラムしか取ることができない希少なものです。この希少なダウンが、職人の手作りによって、各部位に最適な量を1グラム単位で使っています。

また、モンクレールは、ほぼすべてのダウンジャケットにフェザーを含ませているのも暖かさをキープする上で重要な部分になっているようです。本来、フェザーは水鳥の羽の部分のため、ダウンに比べて保温性が劣るようです。では、なんでフェザーがモンクレールのダウンジャケットに重要になるのかというと、ダウンの中の空気の層が関係してくるようです。もし、グースの羽毛だけだったとした場合、つぶれた状態になってしまうことで、せっかくの空気の層が作れなくなってしまい、保温性を失ってしまう恐れがあるようです。そこでフェザーの大きさで、その羽毛の悪い部分を修復しているようです。

モンクレールダウンの細かな品質へのこだわりが、軽いのに袖を通すだけで包み込むように暖かくなるダウンジャケットに繋がっているんですね。

 

カナダグース


CANADA GOOSE カナダグース Montebello Parka(モンテベロパーカー)

 

一方カナダグースは、創業当初よりメイドインカナダにこだわり、カナダ北部、シベリア、アラスカなどの極寒地で生活をする人や、南極探検隊、エベレスト登山隊などへ向けたプロ使用の製品を作っていました。そのため、カナダグースのダウンジャケットは、特に保温性を重視していて、空気包含力の数値が高いダウンしか使われていません!ダウンに含まれる羽毛繊維はおよそ200万本で、それらが絡まり合い重なり合うことで、合成断熱材のおよそ3倍の保温効果を発揮できるようです。

ダウンに使用されている羽毛は、カナダでも特に希少価値が高く、高品質なハテライトダウン「カナディアン・コロニアル・ダウン」を使用しています。ハテライトというのは、カナダで自然と一体化した暮らしをしている、高潔で素朴な移民のことで、そのハテライトの人々の中で限定供給されている羽毛です。この羽毛は、”ダウンボール“と呼ばれるタンポポの綿毛のような胸毛が含まれていて、ダウンボールが大きいほど保温性や吸湿性に優れているようです。

さらに、カナダグースのダウンジャケットには、体感温度指数が表示されています。実際の表示は、体感温度指数を表す「Thermal Experience Index(サーマルエクスペリエンスインデックス)」の頭文字をとって、「TEI」となっています。TEI1~TEI5までの商品があり、数字が大きくなるにつれて暖かいものになります。自分の体質、ライフスタイルに合わせてダウンジャケットを選ぶことができるんですね。

結論

モンクレールとカナダグースは、どちらが暖かいかで詳しく調べた結果、ダカナダグースの方が暖かさにおいては優れていると思います!その理由は、保温に関して特にこだわっているからです。ただ、カナダグースは元々が、極寒地に対応した作りになっているので、モンクレールと比べるとダウンジャケットが重たいという意見は多かったです。
 

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モンクレールとカナダグースそれぞれの特徴

重さ

モンクレール

モンクレールのダウンジャケットは、保温性に優れているにも関わらず軽いというのも人気の秘密です。モンクレールで使用されている水鳥の羽毛はとても軽くできているようです。

使用されている生地の素材に関しては、その季節のシリーズによっても違いがでてくるようですが、ポリエステルやナイロンが多いという事でした。生地の表面に水やシミなどを保護するテフロン加工というものが施されていて、それにより若干重たくなるのかなと思いがちですが、モンクレールのダウンジャケットには、ナイロンマットというスペシャル素材を取り入れていることから、非常に軽くなるように配慮されています。

モンクレールで使われているダウンは、さらに軽量にするために、ダウンパックを使わない「ダイレクト・インジェクション」という技術を取り入れています。通常ダウンは、「ダウンパック」という袋に入れられた状態で、ダウンジャケットの中に入っています。しかし、「ダイレクト・インジェクション」という技術では、ダウンジャケットの中に直接ダウンを入れてしまうことで、ダウンパックのボリュームをなくすことができ、さらに軽量に仕上げられるようです。

モンクレールのダウンなら、普段から着ていても肩が凝るなんてこと、なさそうです!

カナダグース

カナダグースのダウンジャケットは、極寒地でも耐えられるほどの保温性を持った防寒着です。登山などのアウトドアで着ることを想定しているため、生地もそれなりに厚く、丈夫な作りとなっています。そのため、雪や氷や雨の侵入を防ぐため、生地で使用されているポリエステルとコットンの表面に、モンクレールと同様のテフロン加工が施されています。
ジャケットのタイプにもよってきますが、着た感じズッシリとしたイメージでした。重さに関しては、モンクレールと比較すると、カナダグースのジャケットは重いたいというイメージです。

性能

モンクレール

モンクレールのダウンジャケットは、ダウンの内部の空気包含力のフィルパワーというのが特に優れています。そのため、通常のダウンに比べても、風や冷気をしっかり遮断してくれます。

また、モンクレールのダウンジャケットは、中のダウンが出てきてしまわないように、「ダウン抜け」しないテキスタイルというものを採用しているのも、性能として大きなポイントの1つです。通常の織物よりも密集させて織り込んだ「高密度織物」という織り方で、中のダウンを逃がさないようになっているようです。

カナダグース

カナダグースは、ダウン以外にも、細かい部分で暖かさにこだわりを持っています。その一つに、フロント部分のジッパーの比翼(ひよく)仕立てにあります。比翼仕立てとは、ジッパー部分の生地が二重になっているタイプのことです。この比翼仕立てにより、風の侵入をしっかり防いでくれるようです。さらに、袖口に使用されているニットカフも手首にしっかりフィットするため、風や冷気の侵入を防いでくれるんです。大きめのフードは、頭にフィットさせるために縁にワイヤーが入っていることから、風や雨の侵入を防いでくれるのも防寒対策には嬉しいポイントです。また、ダウンジャケットのボタンはパラシュートボタンという大きめなボタンを採用しているため、グローブをしていてもかけられるようになっているようです。

性能に関して、モンクレールとカナダグースの両方で比較した結果、どちらのブランドもしっかりダウンジャケットのことを考えた作りになっていると思いました。モンクレールは防寒対策をした上で、ダウン抜けしないのも大きなポイントだと思います。ただ、防寒に関しては、細かな配慮があるカナダグースの方が、少しながら有利にあると思いました。

耐久性

モンクレール

前述でも説明しましたが、モンクレールの表地のポリエステルやナイロンの部分には、撥水性や防汚性が高まる「テフロン加工」が施されています。このテフロン加工によって、水だけでなく、泥やシミなどの汚れからも保護してくれます。ダウンジャケットの色合いや素材を長期間保つことができます。

カナダグース

カナダグースは独自で開発した「ARCTIC TECH(アークティックテック)」という素材が強みです。これは、コットンとポリエステルを85:15で混合することによって、耐久性と撥水性を高めています。さらに、カナダグースは、モンクレールと同様の、テフロン加工を施しているため、もし、転んで傷がついたとしても、生地は簡単に破けないようになっています。元々、カナダグースは、プロの登山家向けに作られたものなので、耐久性に優れていて、その丈夫さゆえに、約30~40年以上も使用できるようになっているようです。耐久性に関してもカナダグースの方が有利にあると思います。カナダグースはアウトドアには、最強のダウンジャケットともいえます。

サイズ

モンクレール

モンクレールのダウンジャケットは、サイズ展開も幅広くあります。せっかくのモンクレールのダウンジャケットも、間違ったサイズで買ってしまうと全体のバランスが崩れてしまい本当にもったいないです。ネットで購入する場合は、しっかりとサイズを確認しましょう。可能であれば、店頭で試着してから購入することをおすすめします。

モンクレールのダウンジャケットのサイズ選びのポイントをご紹介します。まずは、身幅のサイズ感に合わせるということです!身幅に合わせてこそ、モンクレールの綺麗なシルエットが活きてきます。目安は、普段のサイズより1つ下のサイズです。

上のサイズ表を見てみると、女性の場合は、普段9号を着ている場合は、モンクレールの0サイズが適していると思います。

男性の場合は、普段Mサイズを着ている方は、モンクレールの3がジャストサイズとなります。

また、ジップを開けたまま着るのか、閉めて着るのかも、考えるポイントだと思います。開けたまま着る場合は、身幅のサイズより少し小さめのサイズで検討してみてください。また、閉めて着る場合は、ジャストサイズのものを選ぶのがおすすめです。

カナダグース

カナダグースのダウンジャケットは、元々カナダのサイズとなるため少し大きめの作りです。しかし、日本国内で販売されている正規品は「ジャパンスペック」という日本人向けのサイズをメインに展開しているようです。
ジャパンスペックのものは、もともとシルエットがスリムに作られているので、あまり下のサイズを選んでしまうと、胸周りやウエストがきつくなる可能性があります。また、ダウンの量が多いので、表記されているサイズより一回り小さく感じるかもしれません。まずは普段着ているサイズで試してみてください。また、カナダグースでも商品によって合うサイズは異なるようなので、購入する際は、商品のサイズをしっかり確認してください。

メンズ「メイトランド」のサイズ表です。

サイズ例を2つ挙げます。身長163センチ、体重54キロで、普段はSサイズを着用している男性は、このダウンジャケットのXSサイズがジャストサイズです。
身長174センチ、体重68キロで、普段はMサイズを着用している男性は、このダウンジャケットのMサイズがジャストサイズとなっています。

レディース「ブロンテ」のサイズ表です。

身長157センチの女性は、Sサイズがジャストサイズでした。

また、カナダグースの取り扱い店舗で男性店員さんが実際に着用してサイズ感を説明してくれている動画もあります。ぜひ参考にしてみてくださいね。
<CANADA GOOSE (カナダグース)>の紹介です!! 【ビームス 長崎】

保管&手入れ・洗濯方法

モンクレール

ダウンジャケットを扱う上で大切なのは、ダウンを潰さないことです。そのためにも、保管する際は必ずハンガーに吊るしましょう。床などに置きっぱなしにしてしまうと、中に入っているダウンが傷んでしまったり潰れたりしてしまうので、脱いだらすぐにハンガーに吊るしてください。また、ダウンジャケットの表地は静電気が起こりやすいため、ホコリが多くつきます。手で払ってもなかなか落ちないため、ブラシで落としてあげてください。長期間着ない場合は、ダウンをボリュームのある状態で保管しておくことが大切です。クローゼットなどに吊るしておく場合、周りの衣服でダウンが潰れてしまわないように注意しましょう。

さらにモンクレールのダウンジャケットを長い間着れるように、ダウンジャケットを使用する期間は月に1回表面を軽く湿らせた布で拭いてください。汚れが目立たなくても、目に見えない油分などがついています。このひと手間で、モンクレールのダウンジャケットはとても長持ちしますよ。

大切に手入れをしていても、汚れやシミが目立つ場合は、洗濯が必要です。クリーニング店に依頼するのが1番いいですが、自宅で洗濯する方法もあります。ただし生地によっては難しい場合もありますので、洗濯表示をよく確認してから自己責任で洗濯するかを判断してください。

自宅での洗濯方法の手順をご紹介します。まず、洗っているときに生地と擦れると傷んでしまうため、ジッパーやホックなどは全て閉じてください。また、目立つ汚れがある場合は、事前にその箇所に洗剤を塗布しておくといいです。使う洗剤は、ダウン専用洗剤がおすすめです。


NIKWAX ダウンウォッシュダイレクト ダウン専用洗剤 300ml

いよいよ洗濯していきます。まずは、洗剤を入れた水に、ダウンジャケットを浸します。このとき、ダウンジャケットを適当に畳み、ふくらみがある部分からゆっくりと空気を抜いて、少しずつ押して浸水させていきます。しっかりと空気を抜くことで、全体に水が浸透します。
次に、全体を何度も軽く押し洗いします。洗剤が浸透していれば、軽い力でもダウンの汚れは落ちてきますよ。また、表地に目立った汚れがある場合は、その部分を柔らかいスポンジで叩いて汚れを落とします。押し洗いが終わったら、15分程度浸け置いてください。
浸け置きが終わったら、すすぎ洗いをします。まずは、洗剤の入っている水を抜きます。水がだいたい抜けたらダウンジャケットを軽く押して、ダウンジャケット内に浸透している水を抜きます。これもある程度抜けたら、またダウンジャケットを浸透させ、すすぎ洗いをします。これを、水が濁らなくなるまで繰り返してください。
撥水加工をしたい場合は、ここで防水剤を使って、洗濯とすすぎ洗いを行います。防水剤を使用しての洗濯は、浸け置き洗いです。30分を目安に、ダウンジャケット全体が水に浸かるように浸け置いてください。その後、先ほどと同様に水が濁らなくなるまですすぎ洗いをします。


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すすぎが終わったら、脱水にとりかかります。ダウンジャケットは水切れが悪いため、脱水はとても苦労します。様子を見ながら、脱水は洗濯機を使うといいです。脱水時間は1分以内を目安とします。

最後に、陰干しをします。干す前に、ダウンジャケットの羽毛が固まっているので軽くほぐしてください。干すときは、ハンガーには吊るさず、平らに置くように干すのが大切です。そしてここから4日程度は陰干しします。ある程度乾いてダウンジャケットが軽くなり、型崩れの心配がなくなったらハンガーで吊り干しして大丈夫です。このときも、陰干ししてください。

完全に乾いたら、最後に撥水スプレーを塗布するとさらに撥水性を高めることができますよ。

カナダグース

カナダグースのダウンジャケットも、保管の際に気を付けることはモンクレールと同じです。
目立つ汚れがついてしまった場合は、おしゃれ着用中性洗剤を水に混ぜて洗剤液を作り、汚れた部分にスポンジで洗剤液を叩き込みます。ある程度叩き込んだら、水を含ませた布などで汚れた部分をふき取って、風通しのいい場所に干して乾燥させれば完了です。

ただ、カナダグースのダウンジャケットは、モンクレールよりもダウンの量が多いため、自宅では手洗いせず、クリーニング店に依頼することをおすすめします。このとき、ダウンの取り扱いに特化しているクリーニング店を選ぶとよいでしょう。ダウン専用の水洗いをしているかどうかや、ダウンジャケットに表示されている洗濯表示に対応できるかどうかを確認することで、ダウンに特化したクリーニング店かわかりますよ。

 

まとめ

ここまで、モンクレールとカナダグースそれぞれの特徴をお話ししてきました。

個人的におすすめなのは、モンクレールのダウンジャケットです!理由としては、暖かいのに軽いという点です!移動が多い外出時でも簡単に羽織れて、且つ、オシャレな場面でも使えるということでした。ダウンジャケットなのに上質な素材と綺麗なシルエットで、着るだけでそれなりに良く見えるところもポイントでした。

カナダグースは、とにかく防寒性に優れているダウンジャケットだと思います。性能や耐久性に関してもしっかり防寒に配慮されているため、すごく寒い地域に住んでいる方や、登山やスノーボード、スキーなどのスポーツやレジャーに出かける時にも、特に重宝すると思いました!ただ、防寒に関しては優れているけど、着た時のズッシリ感は、モンクレールと比較して悩んだ点でした。

もし、私と同じ様に、モンクレールとカナダグースのどっちを購入すればいいのかで迷われているなら、是非、参考にしてみてください。自分のライフスタイルや用途に合わせて、一生もののダウンジャケットを見つけてくださいね。

 

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