こんにちは!ライターのKaoriです。
私の主人は、とにかく辛いものが大好きです!
たまにならまだ許せるけど、毎日、必ず辛い食べ物を食べないと気が済まないタイプです。

見るからに刺激が強そうな辛い食べ物を食べ続けていて、「本当に体に悪くないんだろうか?」と、主人が心配になります。主人には、もう少し量を減らしたり、頻度を下げるようにお願いするんですが「好きだから止められないよ!」と、あっさり断られてしまいます。辛い食べ物を食べた後に「お腹が痛い・・・」なんて言って、トイレに行くこともあるのに、それでも好きだなんて私には信じられません!

そんな時、友人に「辛い物食べ続けるとガンになるらしいよ!」なんて話を聞いて余計に不安になってしまいました。

10年、20年先も主人には元気でいて欲しいので、今回は、辛い食べ物が体に与える影響、そして、ガンなどの病気になる可能性について調べてみました。また主人のように辛い食べ物の虜になってしまっているあなたに、辛い食べ物を食べる時の注意点についても調べてみましたので、ぜひ参考にしてみてください!

 

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辛い食べ物って体に影響あるの?

辛い食べ物に含まれる辛味成分の代表格といえば、唐辛子のカプサイシンが有名ですよね。結論から言うと、カプサイシンは、適量食べる分には体に影響はないようです!

逆にカプサイシンを摂取するメリットとして、以下のようなものがあります。

脂肪燃焼

辛いものを食べると脳が刺激され、アドレナリンが放出されます。アドレナリンによって代謝が上がることから脂肪燃焼効果があり、ダイエットにもなるそうです。

体温上昇

脂肪燃焼と同様に代謝が上がることで体温が上昇します。冷え性の方や冬の寒い日には辛いものを食べて体を温めることができます。

食欲増進

辛いものを食べると消化器の粘膜が刺激され、消化器への血液量が増加するようです。その結果、消化器の働きが活発になり、食欲増進につながります。夏バテや疲れている時にも辛いものはいいようです!
 

さらに中国では、辛い食べ物を食べる頻度が週に1回以下のグループよりも、週に3〜5回食べるグループの方が、死亡リスクが10%程度抑えられていたという研究結果も発表されています。辛い物を食べると寿命が延びるなんて本当に驚きです!

意外と辛いものは体にいいんだなぁと、納得してしまいそうになりましたが、気になるのは「適量」というキーワードですよね。どのくらいならOKで、どこからが食べ過ぎになるのでしょうか。

カプサイシンの致死量は、体重1㎏あたり60~75mgとなっています。つまり、体重50kgの人であれば3,000~3,750mgのカプサイシンを一度に摂ると、死んでしまう可能性があるということですね。

カプサイシンは唐辛子1gあたり約3㎎含まれているようです。唐辛子だけを一度に1㎏以上摂取することは、普通ではまずありえませんよね。

ただし、この摂取量はカプサイシンへの感受性が強い人や、食べ慣れていない人には、注意が必要な数値となっています。上限が唐辛子1kg以上だからといって、調子に乗って食べすぎるのはやめておいたほうが良さそうですね。

ちなみに、1回の食事で唐辛子を使用する量の目安は、粉末状の唐辛子で大さじ1/4杯、鷹の爪で1本、豆板醤やコチュジャンを含む唐辛子調味料は小さじ1杯程度が適量の目安とされています。うちの主人は絶対に「物足りない!」と言われそうな量です・・・。

 

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食べ続けたら病気になる可能性あるの?

ただし、辛い食べ物が体に与えてくれるのはメリットだけではありません。辛い物を食べすぎてお腹やお尻が痛くなった経験あなたもありませんか?調べてみると、辛い食べ物を食べすぎることによって病気になる可能性もあるんです!

味覚障害

辛い食べ物を食べ続けることによって痛みに慣れてきて、どんどんより強い刺激を求めるようになっていきます。その結果、辛味だけでなく、他の味覚も鈍くなってしまいます。それが悪化すると味覚障害になってしまい、濃い味付けのものしか美味しく感じなくなってきてしまいます。

高血圧、糖尿病などの生活習慣病

辛い食べ物を食べ慣れてくると、他の味覚も鈍くなるためどんどんと味が濃いものを求めるようになってしまいます。そうなると、塩分や糖分も過剰に摂取してしまい、高血圧や糖尿病などの生活習慣病になるリスクが上がるようです。

胃炎などの消化器官の炎症

辛いものを食べた時、お腹やお尻が痛くなるのは、カプサイシンが人の消化酵素だけでは分解できないことが原因なんです。カプサイシンは排出されるまで、つまり食道から肛門まで粘膜を刺激し続けてしまうそうです。その結果、消化器官に炎症が起こり、お腹やお尻が痛くなってしまうんですね。ひどくなると胃炎などになる場合もあるようです。

さらに、辛い物を食べ続けると粘膜の炎症が続き、胃がんや大腸がんになるリスクが上昇すると言われています。実際にメキシコでは、唐辛子の仲間であるハラペーニョという少し大きめな緑色の唐辛子を、1日に9〜25本を食べる人は、1日に0〜3本食べる人に比べ、胃ガンの発症リスクは1.71倍だったという情報も発表されています。

やっぱり、辛い物を沢山食べるのは避けておいた方がよさそうですね・・・。

辛いものを食べるにはどうすればいいの? 

辛い物を食べた後は、胃腸を休めるために、少なくとも1日は辛い物を食べないようにした方がいいようです。

そうは言っても辛い物を食べ慣れている人にとっては、頻度を減らしたり、辛さを抑えたりしてしまうと味気なく感じてしまいますよね。

そういうあなたにオススメなのは、辛い物を食べる前に牛乳を飲むことです!

牛乳含まれるカゼインというタンパク質は、カプサイシンと吸着することで、カプサイシンが粘膜を刺激することを防いでくれます。辛い物を食べる前に牛乳を飲むことで胃や腸を保護してくれるんです。

このカゼインというタンパク質は、牛乳以外にもチーズやヨーグルト、プロテインにも含まれているので、牛乳が苦手な人は他の乳製品を試してみるのもオススメです!

また、辛い物を食べる時に、乳製品などを準備するのが難しい時は、食べる前に、前菜やスープなど何かしら口にしておくと、カプサイシンの吸着を和らげてくれるようです。胃が空っぽの状態で辛い物を食べると、カプサイシンがダイレクトに胃や腸を攻撃してしまうので注意してくださいね!

主人にも辛い物を食べる前には、牛乳を摂取するようにお願いしてみたところ「辛い食べ物を止めないでいいならお安い御用!」と快諾してもらえました。
 

◯辛い食べ物って体に影響あるの? 
辛い食べ物は脂肪燃焼、体温上昇、食欲増進、などの効果があり、適量を食べる分には体にあまり影響がない。

◯食べ続けたら病気になる可能性あるの? 
辛い食べ物を食べ続けると味覚障害、生活習慣病、消化器官の炎症、そしてガンになる可能性もある。

◯辛いものを食べるにはどうすればいいの?
辛い食べ物を食べた後は胃や腸を休める。
辛い食べ物を食べる前に牛乳などのカゼインを含むものを摂取すると胃腸の粘膜を保護してくれる。
胃が空っぽの時にできるだけ辛いものは食べないようにする。

 

辛い食べ物は一見、見た目も強烈なので、体に悪いものだと思い込んでいましたが、ダイエットや体温上昇、食欲増進などの体にいい効果を与えてくれるものだと知りました。ただし、摂取のしすぎは本当に注意が必要です!ひどくなると、ガンになってしまうリスクが上がるということです。今回、私が調べたことを主人に教えてあげたところ、適度な摂取量を守って、食べる前には、牛乳やヨーグルトなどで胃を保護してからと、約束してくれました!辛い食べ物が大好きなあなたも、健康には十分に気をつけながら、食事を楽しんでくださいね。
 

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