こんにちは、ライターのさゆです!

あなたは、「立春大吉」のお札ってご存知ですか?

私は先日、友人から立春大吉のお札をお土産でいただいたのですが、お寺のように立派な門があるわけではないですし、どうしたらいいのかと悩んでいました。

縁起のいいものだという認識はあったんですが、そのままにしておくのも良くないと思い、貼る際にふさわしい場所やいつまで貼るのか、どんな意味があるのかを詳しく調べてみました。

 

SPONSORED LINK

 

立春大吉のお札はいつまで貼るの?

護国寺の桜

調べてみると、立春大吉のお札は、立春の期間に貼るのが1番いいということがわかりました!

立春の期間は、年によって変動するのですが、基本的には、2月4日から2月18日までの間になることが多いようです。

必ずこの時期や時間でなければならないというものではありませんが、正式な日時や時間帯で貼りたいという方は、立春の日の深夜1時を過ぎてから早朝に貼るのがいいそうです。

もし、立春の時期を逃してしまった場合でも、次の二十四節気である雨水の期間(3月5日頃※年によって変動あり)までであれば、いつ貼っても大丈夫なようです。

立春大吉のお札の有効期限は1年間ですので、次の年の立春まで貼っておくことができます。

 

SPONSORED LINK

 

貼るふさわしい場所は?

古民家の玄関

立春大吉のお札を貼るのにふさわしい場所は、自宅では玄関が一般的です。

地域によって細かいルールが決まっているところもあるそうですが、基本的には玄関の外に、向かって右側で、目線より上になるように貼るのがいいようです。

他にも、神棚にお供えする、タンスの上に置くという方法もあるようです。

お札を丁寧に扱うという気持ちが大切ですので、お札に直接画びょうで穴をあけて貼るのはNGです。

セロハンテープを輪にして裏に貼ったり、両面テープやご飯粒を使うなど、お札を傷つけず、落ちないように工夫をするといいと思います。

古くなったお札はどうすればいいの?

どんと祭で家内安全を願う人たち

1年間貼って、有効期限が切れたお札は、地域のどんと祭りや、お焚き上げの行事の際に持っていき、供養してください。

個人で用意したものではなく、お寺から毎年いただくような地域では、新しいお札をいただいたときに古くなったお札と交換してもらうこともできる場合もあるそうです。

間違っても、自宅のごみ箱に入れてしまうということだけは、避けるようにして下さいね。

立春大吉にはどんな意味があるの?

破魔矢の写真

立春大吉には、厄除けの意味が込められています。

旧暦では、立春が1年のはじまりと考えられていましたので、「今年1年間、災厄に会いませんように」という思いを込めてお札を貼るようになったそうです。

なぜ「立春大吉」という言葉かというと、縦書きした際に左右対称で、裏から見ても同じように読めることから、以下のような由来があるそうです。

昔々、鬼が悪さをしようとある家に入ろうとしたときに、「立春大吉」と書かれたお札を見つけました。

家の門をくぐって振り返ると、同じように「立春大吉」という文字が見えました。

すると鬼は、先ほどと同じ文字が見えたので、「まだ門をくぐっていなかった」と勘違いし、再び門をくぐって帰っていきました。

 

節分と同様、鬼が来ないというのは家族で平穏に過ごすことを表しますので、厄除けの意味を持つようになったと考えられています。

立春大吉のお札はどこで販売してるの?

お守りを販売している写真

立春大吉のお札は禅寺ではじまった習慣と言われているので、禅宗のお寺で購入ができます

販売される時期はそれぞれのお寺で違い、お正月の期間だけのところもあれば、節分まで、通年というところもあるので、事前に確認することをオススメします。

近くのお寺では手に入らないという方は、Amazonや楽天市場などでは見つからなかったのですが、通信販売を行っているお寺がありましたので、そちらから購入することができますよ。

●神光山 成願寺 「立春大吉 鎮防火燭 札」
立春大吉 鎮防火燭 札の写真

火の用心の「鎮防火燭」とセットで、ご奉納料500円(一対)で購入することができます。

 

また、購入が難しい場合は自分でお札をつくることもできるようです!

やり方をまとめましたので、こちらもぜひ参考にして下さいね。

「立春大吉」のお札の作り方

●用意するもの

  1. 和紙、半紙など白い紙(なければコピー用紙でも可能です)
  2. 筆と墨(筆ペンなど)

 

●作り方

  1. 紙のサイズに指定はありませんが、玄関に貼ることができるサイズにします。
  2. 無病息災、家族の平穏を願いながら、縦書きで「立春大吉」と書きます。
  3. 完成

 
 

要約

  • 立春大吉のお札を貼るのは立春(2月4日から3月5日まで※年によって変動あり)の間で、有効期限は1年間
  • お札は玄関の外に、向かって右側の目線より高い位置に貼るのが一般的
  • お札は丁寧に扱い、画びょうなどで穴をあけないように注意する
  • 古くなったお札は地域のどんと祭りやお焚き上げの行事の際に供養してもらう
  • 立春大吉には、厄除けの意味が込められている
  • 立春大吉のお札は禅宗のお寺で購入できるが、自分で作ることもできる

まとめ

立春大吉のお札を貼る場所や時期、そしてお札の意味が分かったので、さっそく自宅の玄関の外で、向かって右側の目線の高い位置に、両面テープを使って無事に貼り終えました。

家族が災厄にあわないように願いながら、丁寧に落ちないように貼ったので、今年1年は平穏に過ごすことができるといいなと思っています。

立春大吉のお札をもらったけれど、いつまでに貼ればいいのか、どこに貼ればいいのか、そしてその意味がよく分からないという方は、ぜひ参考にしてみて下さいね!

 

SPONSORED LINK