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地震に備えて本当に必要な防災グッズまとめ!経験から活かした持ち物をご紹介!

投稿日:2018年2月2日 更新日:

こんにちは。ライターのメジロです。

日本は地震の国です。近ごろは各地で大きな地震が発生しています。さらに大きな地震がくるという予測も実際に出ているため、いつくるか分からない大震災に備えて、今のうちに防災グッズを備えていたほうが良いですよね。でも、大震災や避難所生活を経験したことがないと、実際どういったものが本当に役立つのか分からなくて、悩んだ経験あなたはありませんか?

私は子供の時に阪神大震災を経験した1人です。平和に暮らすうちに、防災のことを忘れるようになりました。でも、最近の各地の地震ニュースを見て、過去の本当に辛い経験を思い出し、自分にも又いつ襲いかかるか分からない震災に早い内からしっかり備えておこうと、調べ始めたのが今回の記事のきっかけです。

最近は高い精度の地震予測が出来るようになった事で、国も人も防災意識が高まってきています。私はよく大型量販店に行くのですが、そこには「防災グッズ専門コーナー」が設けられ、数えきれないほどのグッズが並べられているのをよく目にします。非常食も以前とは比べ物にならないほど種類が増え、パンや炊き込みご飯・リゾットなど、味のバリエーションが増えていることにもびっくりしました。
でも数ある防災グッズですが、その人の家庭に合ったものをしっかり備えておかなければ、意味がありません。特に小さいお子さんや、高齢者がいる家庭の場合、特別なグッズが必要になります。でも、グッズの数が多いため、何を選んでいいのか分からなくなってしまいますよね。自分と家族を守るためにぴったりな備えとは何なのか、ここで一緒に考えてみましょう。

今回は沢山の情報から、私の経験を活かしシンプルにまとめ、「絶対にこれだけは準備してほしい!」と、いう防災グッズを厳選してご紹介します。ネットや本では「あれもこれも便利」と沢山載っていて、本当に必要なものが分かりにくくなっています。
父がより被災規模の大きかった地域へ物資を運んだりしていたこともあり、本当に現場で必要なものが何なのか、リアルな声も取り入れてお伝えできると思います。これからの防災に、きっと役に立つはずです。

 

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防災グッズで本当に必要な物って何?

防災グッズで本当に必要な物は、まず重要度順で整理することがポイントです。ここでは、3つに分類して、それぞれ説明していきます。

1番目に重要なグッズ = 最低限必要なグッズ

生きていくために欠かせないグッズです。

常に持ち歩きたいものですので、重い・かさばるといったことがないように、厳選してコンパクトにまとめる必要があります。

また、どんな状況でも必要最低限持っておくものなので、通勤・通学バッグに入れっぱなしではなく、夜寝るときには、枕元に出しておくなどしましょう。もし眠っているときに地震が来ても、これを非常用持ち出しバッグに入れて簡単に持ち出すことができます。必要な時にすぐまとめて取り出せるため便利です。

2番目に重要なグッズ = 非常用持ち出しバッグに入れておくもの

 
震災直後から、しばらくの間を生き抜くために必要なグッズをバッグにまとめておきます。

置いておく場所が大切です。せっかく防災グッズを揃えても、いざ地震が起きたときに、慌てて持ち出せないなら何の役にも立ちません。震災の状況によっては、直ぐに持ち出せるように必要な物を別けて、持ち出しやすい置き場所を把握することが重要です。

また、最低限必要なグッズをまとめたものを、非常用持ち出しバッグの1番上に入れておくことも覚えておきましょう。これは、万が一避難している途中「荷物が邪魔になって避難できない」となった場合には、1番上の最低限必要なグッズのみを簡単に持ち出せるようにするためです。

3番目に重要なグッズ = 避難生活をより快適にするためのもの

大きくて持ち出しにくいけど、あった方がより良いものなどが含まれます。
避難が終わり、ある程度、危機が去ったあとに取りに戻るといった状況を想定して準備しましょう。

まずは、防災グッズを大きく3つの分類にすることをお伝えしました。1番目と2番目は、特に重要なグッズになってきます。重要度に応じて分類しておくことで、いざ持ち出す際に迷うことは少なくなります。

持ち出す際には、重い非常用持ち出しバックは男性で、常に身につけておく最低限必要なグッズは女性という役割分担ができます。

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最低限必要なグッズ

それでは、ここからは各分類で本当に必要なものを詳しくご紹介していきます。

1番目に重要なグッズ

身分証
運転免許証、保険証など。
もし意識を失っても、発見されたときにすぐに身分が分かるように身につけておきましょう。

水、食べ物
水は多いほうが良いのですが、常に持ち歩くことを考えると大きすぎるサイズは適しません。350mlサイズで充分ですので1本持っておきましょう。飴、キャラメルなどの携帯しやすい食べ物があると、もしも閉じ込められてしまってもエネルギー補充ができます。

ホイッスル
がれきの下敷きになってしまったようなとき、自分の居場所を知らせるために有効です。かばんの奥にしまい込んでしまうと使えないので、小さなサイズのものを携帯やキーケースにつけておくと便利です。

現金
あまり持たない方も増えてきましたが、いざというときにATMは動いてくれません。やはりお金がないと食料品の調達も難しくなるので、数日分の家族の食料が賄える程度の現金は備えておきましょう。
また小銭も数枚入れておく方がいいです。百円玉や十円玉はもしもの時に公衆電話が使えます。

携帯電話、充電器
現在の携帯電話は電話だけではなく、最新の地震情報のお知らせや、いざという時ライトとしても使用できます。

懐中電灯
もし大地震が夜間にあった場合は持っておくと重宝します。また救助の際にここにいるというサインを送る事ができます。

薬や絆創膏と包帯
持病のある方は必須です。そうでなくても、風邪薬や胃薬や頭痛薬などは少しでも持っておくと安心です。また、移動時に怪我をした際にすぐ応急処置ができるように最低限の絆創膏と包帯は入れておく事をおすすめします。

生理用品
女性が苦労するのは生理用品の確保です。いくつか予備を持ち歩くようにしましょう。

まずは、すべての人が常に持っておくべきものについてです。
「これだけのものを持ち歩くのは大変!」と思ってしまいますが、水を除いて、それぞれ小さいサイズのものを選べば、文庫本程度の大きさに収まります。女性であれば、化粧用ポーチを非常用グッズ用として利用するのもおすすめです。小さくまとめていると、かばんを持ち換えたときにも、さっと入れ替えられるので重宝します。かさばる荷物は、持ち歩くのが大変になります。防災のため、コンパクトにまとめて常に持ち歩くように心がけましょう。

赤ちゃんに重要なグッズ

次に赤ちゃんのいるご家庭なら必ず持っておきたいものです。赤ちゃんや小さな子供がいると、食事や衛生面には特に気を遣うものです。ひとつで何通りもの使い方ができるアイテムを知っておくと、とても役に立ちます。

ミルク
スティック状や、キューブ状の1回使い切りタイプがおすすめです。持ち歩きに便利なだけでなく、衛生面でも安心です。

ビニール袋
袋として荷物を入れる方法はもちろん、切り目をいれて広げれば赤ちゃんのおむつとして使うこともできます。体に巻けば、保温効果もありますので、多彩な使い方ができます。

母子手帳・保険証
レスキューの際に、赤ちゃんとお母さんの情報を知らせるためとても大切です。

おしりふき
おしりだけでなく、全身や大人の体も拭くことができるため、もし、お風呂に入れない状況でも清潔さを保てます。

さらしひも、タオル
さらしひもは赤ちゃんを体に密着させられるため避難がしやすくなります。抱っこひもでも良いですが、シンプルなひもや、タオルはほかの用途にも使いやすいため重宝します。

紙コップ、スプーン
ミルクを溶かすために必要になります。

紙おむつ
避難所ではなかなか手に入らないこともあるので、少し、多めに持っておくほうがいいと思います。
布おむつは洗えないと困るため、使い捨てできる紙おむつの方が良いでしょう。

ビニール袋とタオルでできる、非常用のおむつの作り方


とても簡単にできる方法なので、ぜひ覚えておいて欲しいです。

高齢者に重要なグッズ

高齢者がいるご家庭の場合を見ていきましょう。

常備薬
日常的に使用している薬を数日分持っておきましょう。避難場所では、必要な薬が手に入らなかったり、せっかく医師に診察してもらえても薬の名前が分からず伝えられなかったりといったことが起こります。特に高齢者は、心臓などに疾患を抱えていることが多いため、薬が切れると命に関わります。飲む日や時間ごとにパックで分けておくとさらに分かりやすいのでおすすめです。

自身の名前や家族の連絡先などの情報
ひとりはぐれてしまった高齢者は、家族の連絡先を思いせないこともあります。連絡が取れず心労が重なると、生きる気力まで失われてしまうことがあります。家族の情報をメモ用紙などに控えておきましょう。

老眼鏡や補聴器
常に使用されている高齢者の方には必要となってきます。

非常用持ち出しバッグに必ず入れておきたい物

家にいるときに地震にあうと、何を持って逃げればいいのか迷ってしまって避難が遅れることもあります。前もって厳選した防災グッズを、非常用持ち出しバッグに入れておき、すぐ持ち出せる場所に置いておきましょう。私の場合は、すぐ持ち出せるように、玄関の棚の上においてあります。これだと、どこに置いたかを迷うことなく直ぐに持ち出せます。

バッグに入れてまとめておきたいもの

水、食料
2~3日分のたくわえが必要です。赤ちゃんなら離乳食、病気の方なら療法食など、その人にあった食事の缶詰・レトルトなど日持ちのするものを用意しましょう。
非常食は、消費期限が長いため油断しがちですが、半年に1度はチェックして古いものは入れ替えましょう。私の経験では、栄養ゼリーが栄養価、保存性、手軽さの面でおすすめです。

水の量ですが、大人であれば1日に最低2リットルの水分が必要とされています。なので、2リットル×3日として、ひとりあたり6リットルは用意しましょう。水のペットボトルも、未開封なら傷みにくいとはいえ、消費期限に注意しておきましょう。

衣料品
下着、靴下も含めて、着替えを用意しましょう。特に下着は、複数準備しておくほうが良いです。子供は「着てみたらサイズが合わなくなっていた」ということがよくあります。準備しただけで安心せず、衣替えの際には、一緒に非常用衣類の見直しも行いましょう。

歯ブラシ、簡易トイレ、マスク、除菌ウエットティッシュ、ボディペーパー
避難所では、衛生用品がかなり重宝します。人が密集しているため、風邪などをもらいやすくなってしまいます。感染予防にマスクは常備しておいたほうがいいです。またボディペーパーはシャワーなどを利用できない場合、体を拭くだけでもかなりスッキリするため、かなりオススメです。

手回し式多機能充電器
手回し式、ソーラー発電式など、電力を生み出す機器を持っておきましょう。災害のとき情報は何よりも大事です。携帯やラジオなどが使えるよう、必ず備えておきましょう。ライトと一体化したものなど、ひとつで多機能を備えたものがおすすめです。

筆記用具、マジック、ガムテープ、新聞紙
伝達手段や記録として筆記用具は役に立ちます。ガムテープとマジックは、名前を書いて、子供の名札代わりにしたり、段ボールを組み立てて避難所のしきりにしたり、と様々な場面で使えるので持っておきたいアイテムです。
マジックのインク揮発にも気を付けましょう。

毛布、カイロ
寒さは、体力を大幅に消耗させます。保温の毛布やブランケットを用意しましょう。
赤ちゃんにミルクをあげるときの目隠しにもなります。

軍手や革手袋
コンクリートガラなど素手では持ちにくい、重い物をすぐに動かしたい場合は、必ず重宝します。重量もないので、1つ入れておいたほうがいいです。

ガスライター
冬の場合などは焚き火で暖をとることや、食べ物を温める用途があります。マッチは雨で濡れてしまう恐れがあるため、必ずガスライターを選んだ方がいいです。但し避難所では火気厳禁の所もあるため、その場合は注意が必要です。

これらのグッズを非常用持ち出しバッグに入れておきましょう。両手が自由に使えるリュックタイプが一番おすすめです。置き場所は、玄関もしくは寝室の枕元などで、すぐに持って出られる場所にしましょう。

ご紹介したグッズの中でも、この多機能充電器は、1つで何役もこなしてくれる優れものです。私も非常用バッグに入れているものなので、ぜひチェックしてみて下さい。

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余裕があれば持ち出したいもの

やや優先順位は下がりますが、余裕があれば持ち出したいものも、まとめておくと便利です。

毛布、衣類
追加で持ち出せるように準備しておくといいです。

ポリタンク
大型のポリタンクは水を保存しておくのに便利です。

ガスコンロ
簡単な調理や寒さをしのぐためにも使えます。ガスの残量や取扱いに注意しましょう。

預金通帳や権利証などは金庫へ
銀行の預金通帳、家の権利証など大事な書類も持ち出したいところです。ですが、貴重なものを持ち出しやすい場所に置いておくということは、その分、盗難被害にも遭いやすいということになってしまいます。こうした貴重品は防火金庫などにしまっておき、状況が落ち着いたら取りに行きましょう。

サイズが大きいものがほとんどなので、家の倉庫や、車のトランクに積んでおき、避難所での生活が落ち着いて少し余裕が出たら、取りに戻るようにしておくといいと思います。

避難所生活であった方が絶対に便利になるものって何?

避難所での生活は苦痛を伴います。他人との共同生活、騒音、余震への恐怖に加え「命が助かっただけでもありがたいのに贅沢なんて…」という遠慮から、暮らしの質が低くても我慢してしまう人が多くなっていきます。でも今は、避難所の暮らしをより快適にできるグッズも沢山揃っているので、出来る限り便利なグッヅを使用して、避難生活のストレスを減らすようにすることも重要です。

耳栓、アイマスク
慣れない環境では満足いく睡眠がとれなくなるので、体力も次第に消耗してしまいます。耳栓やアイマスクは、音や光を遮ってくれるので、おすすめです。

簡易テント
避難所では、広い体育館などでたくさんの人が集まって暮らします。集団生活は大きなストレスになりますので、安全で広い土地が外にあるのならば、テントを設置して暮らすのもいいと思います。プライベートな空間が確保できます。

おもちゃ、おしゃぶり、トランプなど
赤ちゃんや子供のストレスを減らせるよう、絵本など楽しめるものがあると良いでしょう。また、トランプゲームも気晴らしになります。

いろいろな種類の食事や味を変えられる調味料
災害のときの非常食と言えばカンパンが定番ですが、それだけでは元気が出ません。毎日を豊かに暮らしていくため、簡単に調理できる食事を種類豊富にそろえておきましょう。
赤飯や炊き込みご飯、パスタにお餅など、お湯を注ぐだけで食べられる食品にもいろいろな種類があります。
また、味を変化させられる調味料は、凄く重要します。いくつか持っておくことをおすすめします。ドライフルーツも甘味が嬉しいおやつとして楽しめるだけでなく、ミネラル補給や便秘解消にも役立ちます。

 

まとめ

今回は本当に必要な防災グッズを中心にご紹介しました。各家庭ではこれ以外にも、さらに必要になってくるものがあると思いますが、非常用持ち出しバックは既に重い水や、食料も入っているため、持ち出す際にとても大変です。何をどう加えたらいいのかは、ご家庭の必要度に応じて判断していく必要があると思います。

人はどうしても記憶が薄れてしまうものです。「怖い」と思っても、恐怖が過ぎ去ってしまえば備えを忘れてしまいます。
震災のときに一番強く感じたのは「人はパニックになると判断力が鈍る」ということです。実際に必要なものも備えていなかったため、明け方に強い揺れで突如発生した阪神大震災の時は「もうどうしたらいいの?何を持ってどこに行けばいいの?」と慌ててしまったのを今でも覚えています。そして揺れがおさまった後も余震に怯えながら暮らすストレスは相当なものでした。

持ち物は自分たちが避難して生きていくためのものや、助けを待つときに必要なものなど様々あります。
私の経験上は、どれかに偏らせず、まんべんなく備えることが大切だと思っています。

アウトドアグッズや釣りグッズには災害時に使える高機能アイテムがそろっているので、専門店に足を運んでみることもおすすめです。
常に危機意識を忘れず、災害に負けない備えづくりをしていきましょう!

 

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