こんにちは、ライターの世戸です!

お歳暮などのお礼品を相手に送る際に、冷凍品の場合どの輸送会社なら受け付けてくれるのだろうと悩んだことはありませんか?

私はローソンなどのコンビニでも取り扱いをしているという点から、よくゆうパックを利用しています。

今度友人に冷凍品を送ろうと思ったのですが、ゆうパックは冷蔵のものしか送れないと耳にしました。

確かに、今まで冷凍品を送ったことがなく、はっきりとわからなかったので、この機会に調べてみることにしました。

また、冷蔵のものをゆうパックで送る際の注意点や、冷凍品を送る方法もまとめましたのでご紹介していきますね。

 

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郵便局のゆうパックで冷凍のものは送れるの?

女性配達員のイラスト

ゆうパックでは冷凍のものは送れません。

事業者専用のサービスとして冷凍ゆうパックがありますが、一般個人では使うことができません。

ですが、代わりに生鮮食品などの保冷が必要な冷蔵品を送る際に使える、チルドゆうパックというクール便があります!

他の宅配サービスの冷蔵のクール便は基本的に0℃~10℃ですが、チルドゆうパックは0℃~5℃と温度が低めなので、生ものを送る際には他社のクール便よりチルドゆうパックがおすすめです!

 

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郵便局のゆうパックで冷蔵のものを送る際の注意点は?

郵便局のイラスト

チルドゆうパックを利用する際には、いくつかの注意点があります。

前でも説明しましたが、チルドゆうパックは冷凍クール便とは違い、あくまで保冷温度が0℃~5℃の冷蔵配達サービスになります。

他の輸送会社の冷凍クール便は-15℃以下などと低いですが、チルドゆうパックは0℃を下回ることはないので、冷凍品の配達には使えません。

野菜や果物、鮮魚など冷蔵として保冷しておく必要のあるものだけを送るように気をつけてください。

配送手続きに関する注意点

配送手続きをする際に荷物を持ち込む場合は、チルドゆうパックの取り扱いのある郵便局窓口でないと手続きができません。

普通のゆうパックは指定されたコンビニでも配送手続きが可能ですが、チルドゆうパックは郵便局窓口でしか手続きができないので注意してくださいね。

もしくは、チルドゆうパックは集荷を依頼することができるので、電話やwebページから申し込みをして取りに来てもらうという方法もあります。

午前中など、依頼する時間帯によっては、その日のうちに取りに来てもらえる場合もあるので、用事があって自宅から出られないという方にはおすすめです。

ただし、窓口は荷物を持ち込むと料金が120円割引されますが、集荷では割引されないので気をつけてくださいね。

また、冷蔵のクール便としてチルドゆうパックを使用する際には、自宅の冷蔵庫で予冷しておく必要があります。

チルドゆうパックの予冷時間は特に決まっていませんが、他社では大体6時間以上となっていますので、それくらいの時間でよさそうです。

 

箱の大きさと重さに関する注意点

利用できる大きさと重さの条件の範囲内の荷物であるかという点でも注意が必要です。

チルドゆうパックは、ゆうパックとは利用できる大きさや重さの条件が少し違います。

箱のサイズは、1番長い辺の長さが1m以下で、縦と横と厚さの合計が1.5m以下となっており、重さは25kgまでとなっています。

料金は、ゆうパックの料金にプラスして各サイズに合わせて、225円~2,100円かかるので、窓口へ持っていく前に確認することをおすすめします。

チルドゆうパックの利用料金が計算できるwebページのURLを貼っておきますね。
https://www.post.japanpost.jp/cgi-simulator/youpack_chilled.php

 

梱包の注意点

梱包する際には、クッション材や新聞などの梱包材を隙間なく入れて梱包するといいと思いますよ。

なぜなら、クッション材を入れていないと、中身同士がぶつかってしまい、配送中に痛んでしまうかもしれないからです。

また、玉ねぎやりんごなど箱の中でも転がりやすい野菜や果物を詰めるときは、転がらないようにそれぞれの種類やいくつかの個数でわけて、ビニール袋に入れてから詰めるといいかと思います。

その際、ビニール袋を完全に閉じてしまうと、袋の中の水蒸気で中身が蒸れてしまうので、つまようじなどで袋にいくつか穴を開けておくといいですよ。

送り先に届いたときに中身が崩れていた、なんてことがないように、丁寧に梱包することが重要です。

こちらの記事では短冊のし(熨斗)の貼り方や位置について紹介しています。お中元やお歳暮で送る際は参考にしてみてください。

 

冷凍品を送る場合はどうすればいいの?

段ボールの蓋をしめるイラスト

冷凍品を送る場合は、他の輸送会社の冷凍のクール便を使って送ることができます。

ゆうパックのクール便は、チルドゆうパックという冷蔵のクール便しかありませんが、佐川急便とヤマト運輸には、冷蔵と冷凍の2種類のクール便があります。

冷凍のクール便でも、佐川急便の飛脚クール便とヤマト運輸のクール宅急便がありますが、佐川急便の飛脚クール便が私的には1番おすすめです!

理由は、ヤマト運輸のクール便よりも佐川急便のクール便の方が利用できる荷物の大きさと重さの上限の幅が広いからです。

ヤマト運輸は縦と横と厚さの合計が1.2mまでで、重さの上限が15kgまでです。

一方、佐川急便は縦と横と厚さの合計が1.4mまでで、重さの上限が20kgまでと上限が大きめに設定されているので、大きな荷物でもサイズや重量オーバーになりにくいかと思います。

これに加え、保冷温度もヤマト運輸は-15℃以下ですが、佐川急便は-18℃以下と少しですがヤマト運輸よりも設定温度が低いです。

冷凍品を送るときの流れも簡単にご紹介しますね。

1.送り先が配達できる地域か確認する。

クール便は、離島など一部配達ができない地域があるので、送り先が配達できる地域か、使用する輸送会社のwebページで確認してください。

2.送りたいものの大きさに合った段ボールを用意する。

ダンボールは冷気が通るので、基本的にはダンボールで送ります。発砲スチロールでも送ることが可能ですが、発砲スチロールは周りの冷気を遮断してしまうので、営業所などで荷物を受け取ってもらいすぐ冷凍庫に入れても、発砲スチロールの中まで冷気が行き届かない可能性があります。

ですが、アイスクリームなどの-18℃よりも低い温度での管理が必要なものなら、段ボールよりも発砲スチロールの方が適しています。

発砲スチロールの中に、送りたいものと一緒にドライアイスを入れることによって、-18℃よりも低い温度が保てます。

箱の大きさによって必要となってくるドライアイスの量が変わってくるので、必要な際には調べてみるといいですよ。

3.予冷をする。

冷凍したまま配達してくれるとはいえ、荷物を運ぶトラックには冷凍機能はついていないので、あらかじめ自宅の冷凍庫で予冷をしておくことが大切です。

クール便は保冷輸送サービスなので、受け取った荷物の温度を保冷することしかできません。

冷蔵のものや十分に予冷がされていないものは、他の荷物の温度が上昇する可能性があるので受け取ってもらえない場合もあります。

予冷は最低でも12時間以上するようにしましょう。

これは営業所に持っていく場合や家まで集荷に来てもらう場合でも同じなので、営業所まで荷物を運ぶときは保冷バックに保冷剤などを入れて持っていくようにするといいですよ。

4.送り状と冷凍クール便のシールを貼る。

送り状は通常の配送の時に使うもので大丈夫ですが、お届け先の電話番号を書く欄の横の欄に、クール便の冷蔵か冷凍かを示すチェックボックスがあります。

その冷凍のチェックボックスにチェックを入れておきます。

クール便のシールは冷蔵と冷凍の2種類がありますが、間違って冷蔵のシールを貼らないように気をつけてください。

送り状に冷凍のチェックを入れていても、集荷に来てくれたドライバーさんや営業所の人も見落とす可能性があるので、必ず貼るように心がけてくださいね。

5.ドライバーさんや営業所の人に冷凍クール便の利用と伝える。

念押しですが、「冷凍のクール便です。」と伝えることをおすすめします。

これは、佐川急便のwebページでも記載してあります。

お中元やお歳暮などが多い時期には、通常時よりも荷物の量が増え、冷凍のものを冷蔵で送ってしまうなど、配達員のミスが起こりやすいそうです。

なので、ミスを引き起こさないように再確認という意味でも、冷凍のクール便であることを伝えるといいかもしれませんね。

 

こちらは、ゆうパックは本人以外でも受け取りできるのかについて紹介している記事です。よかったら参考にしてみてくださいね。

まとめ

ゆうパックでは冷凍品は送ることができないとわかりました。

でも、他の輸送会社の佐川急便とヤマト運輸には冷凍品を送れるクール便サービスがあるとわかったので、今回は佐川急便を使うことにしました!

また、冷蔵のクール便は他の輸送会社よりも郵便局が提供しているチルドゆうパックの方が、より低い保冷温度で配達してくれると知ったので、新鮮な野菜などを送るときは今後チルドゆうパックを使ってみるつもりです。

なお、冷凍のクール便を送る際にはドライバーさんへ伝えるのももちろん、送り状のチェックとシールの貼り忘れがないように気を付けてくださいね。

冷凍クール便のつもりで配達してもらったけど、送り先に届いたときには冷蔵で配達されていたなどのトラブルも起きているそうなので注意が必要です。

これからお歳暮シーズンとなりますが、冷凍品や冷蔵品を送るときは、宅配サービスを使い分けて、よりよい状態で届けられるようにしたいですね。

 

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