こんにちは、ライターのなおみです!

アメリカに出張や観光などで短期滞在するときに必要なエスタですが、申請料金の支払いは、原則クレジットカードで行うようになっています。

実は今回、両親が初めてのアメリカ旅行を計画しているのですが、「クレジットカードを持っていないので、申請料金の支払いができずに困っている」と相談を受けました。

エスタの申請をしていないと、空港での出国手続きができないため、最悪の場合、飛行機に乗れないという可能性もあるそうです…!

それは何としても避けたいですよね。

そこで、クレジットカードがない場合、他の方法で支払いができるのか、時間がなくてもすぐに申請できる対処方法がないか、について調べてみました。

 

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エスタ申請でクレジットカードがない場合の対処方法は?

クレジットカードがなくても、エスタの申請をする方法が4つあることが分かりました。

1つずつ詳しくご紹介していきます。

1.家族や友人のクレジットカードを借りる

クレジットカード

一番簡単かつ安く済ませられる方法は、家族や友人にクレジットカードを借りて支払うことです。

公式サイトによると、エスタ申請の際、クレジットカードの名義人は必ずしも申請者と一致している必要はないため、家族や友人など第三者のクレジットカードで立て替えてもらうことも可能と明記されています。

エスタの申請料金は一人あたり14ドルなので、これを申請時のレートで換算して、現金や振り込みなどの形で返すといいですね。

また、エスタはすべての年齢の人が申請・取得する必要があります。

クレジットカードを作れない年齢の子供なども含めて、同行者全員分を申請しておくということになります。

2.PayPalで支払う

ペイパル

クレジットカードの他、PayPalを使うという方法もあります。

ただし、海外へ送金する場合は、別途、送金手数料(499円)と通貨換算手数料(4%)がかかります。

●PayPalとは?

PayPalというのは、インターネットを利用したオンライン決済サービスの一つです。

メールアドレスやクレジットカード情報を登録して、お金のやり取りをするものです。

このPayPalをエスタの申請に利用する際も、PayPalの名義とエスタ申請者の名義は一致させる必要がありません。

そのため、家族や友人がすでにPayPal口座を持っている場合、クレジットカードと同様に立て替えてもらうことができます。

ただし、決済時にメールアドレスやパスワードの入力が必要なので、近くに家族や友人がいる際に限って利用できるということになります。

PayPal口座を持っている方が身近にいない場合は、これを機に自分で口座をつくるのも一つの手です。

住所・メールアドレス・銀行口座情報を入力するだけで簡単に登録でき、年会費もかからないのでおすすめです。

以前はPayPalを利用するにはクレジットカードが必須でしたが、2018年7月からは銀行口座とPayPal口座を紐づけることで、クレジットカードがなくても利用できるようになりました。

利用できる銀行は以下の通りです。

・みずほ銀行
・三井住友銀行
・三菱UFJ銀行
・ゆうちょ銀行
・りそな銀行
・埼玉りそな銀行

PayPalについて詳しく知りたい方は、こちらの公式サイトから確認してみてくださいね。
https://www.paypal.com/jp/webapps/mpp/paypal-stories/2018-09-13

 

3.デビットカードを作成する

カードのイラスト

エスタの申請には、クレジットカードやPayPalのほかにデビットカードも利用できます

●デビットカードとは?

・銀行が発行する決済用カード

・クレジットカードと同様に、店舗やインターネットでの買い物に利用できる

・決済すると、代金が即座に銀行口座から引き落とされる

クレジットカードとは違い、多くのデビットカードは審査なしで作ることができます

銀行口座の残高を超えて利用することはできないので、使いすぎの心配がないのもメリットです。

しかし、デビットカードの利用にはいくつか注意点もあります。

●デビットカードの注意点

・分割払いやリボ払いはできない

・高速道路料金やガソリンスタンドなど、一部の場所では使用できない

・不正利用された場合の補償額に上限がある

これらの注意点を踏まえ、今後も使う機会がありそうであればデビットカードを作ってもいいかもしれませんね。

 

4.代行業者に依頼する
スマホとパソコン

エスタの申請は公式サイトのほか、手続きを代行してくれる業者のサイトもいくつか存在します

旅行代理店でも、代行してくれるところがあるようです。

●代行業者・旅行代理店などに依頼するメリット

・クレジットカード以外の支払方法(銀行振込、口座振替など)にも対応している場合がある

・英語がわからなくても、日本語で対応してくれる

・旅行代理店の場合、窓口で直接確認することができる

・申請フォームが見やすく、間違えにくい(申請内容を間違えると、アメリカ大使館や領事館に出向いてビザ申請の面接を受けなければならない場合があり、そのぶん時間と手間がかかります)

 

しかし、こうした代行業者や旅行代理店を利用する場合、正規の申請料金のほかに数千円の代行手数料を取られることがあるので、注意してくださいね。

特に、webで申請する際は注意が必要で、公式サイトだと思って申し込んだけど、支払いの際に高額な料金を請求されてびっくり…なんてこともあるようです。

ちなみに、公式サイトかどうかはサイトのURLで見分けることができます。

URLに「dhs.gov」が入っていれば公式サイトです。

公式サイトでの申請の場合、入力はすべて英語(ローマ字)ですが、質問文や案内文は言語切替をすれば日本語で表示できます。

「英語での手続きが何となく不安…」というだけの理由で代行業者を選ぶよりは、公式サイトの方が安心かもしれません。

こちらの記事では申請方法などもご紹介しています!

 

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エスタ申請にはどれくらいかかるの?

パソコンで作業する男性

エスタの申請料金は、公式サイトからの申請の場合で一人当たり14ドルです。

1ドル110円で計算すると、1,540円ですね。

代行業者や旅行代理店に依頼した場合は、サイトにもよりますが一人当たり3,000円~8,000円程度かかるようです。

申請してから承認されるまでの期間は、公式サイトによれば最大72時間となっています。

早ければ数時間で結果が出ることもあるようですが、長くても3日以内にはサイト上で結果を確認することができます。

「旅行前ギリギリに申請してしまって間に合わなかった・・・。」なんてことがないように、できるだけ早めに申請するのがよさそうですね。

エスタの申請方法は、こちらの記事や、YouTubeにアメリカ大使館による解説動画が載っていますので、参照してください。

●ESTA申請は公式ウェブサイトで!【米国大使館公式解説ビデオ その1】

●ESTA申請の手順【米国大使館公式解説ビデオ その2】

 
 

要約

・クレジットカードがない場合にエスタを申請するには、家族や友人のクレジットカードで払う、PayPalやデビットカードを利用する、代行業者に依頼するといった方法がある

・代行業者を利用する場合、高額な手数料を請求されることがあるので事前によく確認する

・申請料金は一人当たり14ドル

・申請から承認までは最大72時間かかる

 

まとめ

クレジットカードを持っていなくても、エスタの申請をする方法はいろいろとあることがわかりました。

やはり、家族や友人のクレジットカードを借りて支払うのが一番簡単で確実といえそうです。

両親には私のクレジットカードを貸してあげて、申請してもらうことで今回は解決できました。

こうした方法が取れない場合も、PayPalやデビットカードを使えばエスタの申請はできますので安心してくださいね。

少しでも参考になればうれしいです!

 

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