ライターのSK1412です。
私の夫は昔から海釣りが大好きで、目当ての魚の時期になると会社の同僚と毎週のように出かけて行きます。たしかに、新鮮で美味しいタイやイカを持って帰ってくれると、私もつい一緒になって嬉しくなっちゃいますが、必ず「今日も船酔いしちゃって何回も吐いちゃった・・・」って帰宅後は言っています。

いつもの事なので、私も心配はしないのですが、つい先日、夜釣りから帰宅した時は、そうとう船酔いがひどかったみたいで、珍しく懲りていました。いつも週末が待ち遠しくてワクワクしている夫の姿を見ているため、夫だけが苦しんでいると思うと、なんとかしてあげたくなり、夫のような船酔い体質でも船酔いしないで楽しんで釣りに冒頭できるにはどうするかを徹底的に調べてみました。

そこで今回は、船酔いを早く治す方法と、船酔いしたら絶対にやってはいけない事事前にやるべきことを中心にご紹介します。
これから初めて海釣りで船に乗るあなたにも、とても参考になると思いますよ。

それでは順に見ていきましょう。

 

SPONSORED LINK

 

船酔いしたらどうやって早く治すの?

船酔いとは、船の動揺によって気分が悪くなることです。(三省堂 大辞林より引用)
要するにユラユラ揺れ続けていると、三半規管が刺激されて気分が悪くなることですね。

初期症状としては、つばが口の中にたまってきたり、あくびが出たり、頭痛や頭が重く感じる、ボーっとしてくるなどがあります。さらに悪化すると、めまい、吐き気、顔面蒼白、冷や汗、手足が冷たくなるなどの症状に発展していきます。早い段階で対処をすれば、酷くならずに済みます。

では、実際に海釣りの最中に船酔いが起きてしまった時の対処法をいくつかご紹介します。船酔いが起きてしまった時、まだ初期段階で激しい嘔吐の無い状態では、市販の酔い止め薬を服用するのがやはり良いようです!

薬のパッケージに「酔ってから効く」、「酔ってから飲む」という感じで書いてあります。このタイプは効き始めるまで多少の時間がかかりますが、効果はあります。薬を服用してから効き目が表れるまで、ただ待っているのではなく、その間に症状を抑える努力をしましょう。

私が、ドラッグストアに行って相談した時、オススメされた酔い止め薬を紹介しておきます。ただし、個人差や、その時の環境によっても違いがでることがあるので、薬を購入する際は、ドラッグストアに行って、しっかり相談することをオススメします。

トラベルミンは、乗りもの酔い症状の予防・緩和に効く酔い止め薬です。こちらは大人用です。乗る30分前の服用で症状を予防、酔ってしまった時でも症状を改善する事が出来ます。

センパア プチベリーは、乗り物酔いの症状を予防・緩和する酔い止め薬です。3歳から大人まで服用可能です。子供でも飲める味になっているので、薬の苦手な方も大丈夫です。
 

薬が効いてくるまで出来る事は、とにかく気分をスッキリさせることです。
例えば、氷を噛んだりして口の中をスッキリさせる。飲み物ならば、水や白湯などがスッキリ感をもたらしてくれます。ここで柑橘系の飲み物(オレンジジュースなど)は選ばないで下さいね!胃酸の分泌を促して悪化する恐れがありますので、何か口に出来る状態であれば、ミント系のガムを噛んでも良いでしょう。

それから、首の後ろに塗れタオルを当てる、寒くなければ首の後ろを氷水で冷やすなども効果的です。

後は、着衣のベルトを緩める、仲間と楽しい話をして気分を変える、深呼吸をするなどして、自分がリラックスできるよう気持ちを落ち着けましょう。あーヤバイ!とか、無理そうだ、とかのネガティブな考えは禁物です。まだ平気、楽しい海釣りだという感じにポジティブ思考でいて下さい。ちなみに、船酔いの時にリラックス出来る方法として有名な、遠くを見る、波を見ないなどは、夫の場合は効果は期待できませんでした。

 

SPONSORED LINK

 

船酔いした後で絶対にやってはいけないことは?

船酔い中の時に、やってはいけない事がいくつかあります。これをしてしまうともっと酷くなる恐れがあります。実際、私の夫もそうでした。

まずは、たばこを吸わないことです。たばこ好きの方は、いつもリラックスできるからと思って吸ってしまうみたいですが、船酔い中は吸わないで下さい。風邪をひいている時などは、たばこを控えますよね。それと同じことです。実際に船酔いしてしまった夫も、気分転換で吸ってみたそうですが、いっそう酷くなったそうです。もし近くに喫煙者がいる場合は、事情を説明して控えてもらえるようお願いしましょう。

次に、排気ガスを極力吸わないことです。海釣りで使用するボートは小さめとは言え、モーター付きです。後方に座っている場合は、真ん中辺りへ移動して、なるべく排気ガスの臭いを避けて下さい。排気ガスは頭痛をさらに悪化させ、めまいを引き起こしかねないからです。その時、前の方へ移動し過ぎると、揺れがひどくなるので行き過ぎないで下さいね。船の重心(支点)は真ん中より少し後ろにありますので、この辺りが一番揺れの小さい場所です。

また夜釣り船の場合、集魚灯などの強い光を見つめないで下さい。夜釣りは周りが暗い事もあり、強い光が脳への刺激となってしまい、めまいや頭痛を引き起こしてしまうからです。テレビを観る時は部屋を明るくして離れて観てね!というのと同じです。視界に入れないというのは難しいので、出来る限り焦点を合わせないようにして下さい。

また、吐き気が来たら我慢しないで吐く方が楽になれます。我慢は体に良くないことです。持ち物に必ずエチケット袋を入れておいて下さいね。吐いた後は、水や白湯で口をゆすぐ事も忘れずに。

船酔い中の時に、上記の事を避ける事で症状はいくらか緩和すると思います。少しでも気分が良くなる為に意識してみてください。

事前に船酔いしないための予防策はどんなものがあるの?

ここまでは、海釣りの真只中で船酔いしてしまった対策でしたが、船酔いは予防策が大切になってきます。

まず、以前に乗り物酔いを経験されている方は、持続性のある酔い止め薬を服用しましょう。酔い止め薬は色々と種類がありますが、ご自分の体質に合ったものを選んで下さい。どれが良いか分からない方は、直接ドラッグストアに出向き、薬剤師さんに相談してみるのはオススメです。私の夫は【指定第2類医薬品】アネロン「ニスキャップ」 9カプセルというのを服用しています。

酔い止め薬服用の他にも予防策はいくつかあります。

まずは、体調管理です。
前日は十分な睡眠をとること。寝不足は体調不良の原因になりますので、気を付けて下さい。

それから、アルコール摂取を控えること。アルコールが体内に残っていると船酔いになりやすいようです。二日酔いで出陣しないで下さいね!そして、満腹や空腹も避けて下さい。万が一船酔いした時に、嘔吐しやすくなってしまいます。常に空腹感を感じない程度に、おにぎりやパンなど手軽に食べられる物や、固形の栄養補助食品などを携帯することをオススメします。これらは一気に食べるのではなく、少しずつ食べるようにして下さい。

これらの予防策で、船酔いはある程度防ぐ事が可能になります。初の海釣りがトラウマにならないように、事前対策は必ず行って下さいね。

 

今回は、船酔いをしてしまった時の治し方や、やってはいけない事、そして予防策のいくつかをご紹介しました。

予防策のところでも紹介しましたが、持続性のある酔い止め薬は本当に効果があります。私の夫にも、持続効果のある酔い止め薬を服用してもらった上で、海釣りに出かけてもらいました。夫が特に気を付けた事は、前日の睡眠をきちんと摂る、釣りの最中にたばこは吸わないだったそうです。すると、前回とは逆に、全く船酔いしないで、本当に海釣りを楽しめた!とういことでした。嬉しかったので、他の海釣りメンバーにも教えてあげたそうです。夫の楽しそうな様子で、私も安心できました。

船酔い症状を緩和する方法を色々と知っておくことも大切ですが、何より前日の予防対策が大切になると思います。せっかくの海釣りなんで、おもいっきり楽しめるように、事前対策バッチリで行きましょう!

 

SPONSORED LINK