こんにちは、ライターの宮澤です。

ほとんど乗ることのない車がお家にあったら、どうやって管理していますか?とりあえず保管しておきたいと思っても、放っておくと車のバッテリーって上がってしまうんですよね。

私の実家でも親が高齢となって、最近では、ほとんど車の運転はしなくなりました。そこで、バッテリー上がりを防止するために、メンテナンスを考えたのですが、何から手をつけたらいいのか悩んでいました。親がいざ乗ろうとした時に動かない!そんなことがないように、しっかりとした対策方法をこの機会に調べてみました。

あまり使わないけど、月に一度くらいは運転するといった場合や、半年から一年などの長い期間乗らないという場合など、今回は「使わない車のバッテリー上がりの対策には何をすればいいのか」を、状況別に分かりやすく解説していきたいと思います!

 

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あまり使わない車のバッテリー上がり対策にはアイドリング!

運転する機会があまりない車のバッテリー上がりの対策としては、定期的にアイドリングを行うという方法が1番簡単でおすすめです。アイドリングとは、エンジンを無負荷で稼働するということです。これを一定の期間で行うことで、使っていない車から日に日に減っていくバッテリーを、また増やすことができるんです!

アイドリングのやり方

バッテリー上がりを防止するには、アイドリングを3日に一度は行うことがいいようです。キーを刺してエンジンをかけ、車は走行させず、そのままの状態でしばらく置きます。この時に、余計な電力が消費されないように、エアコンやオーディオ、ライトなどはオフにして下さい。バッテリーの状態や、車の年式にもよりますが、通常は30分から1時間ほど行うと充電されます。ただし、アイドリング中に車を離れる場合は、盗難や事故の危険があるので十分に気をつけて下さいね。

時間がない時は、アイドリング中に少しアクセル踏んで、空ぶかしをすると充電効率は良くなり、短時間で済むようです。これはアイドリング中のエンジンが、必要最低限の500から1000回転で動いているところに、空ぶかしをすることで、バッテリーの充電に最適な走行時のエンジン回転数の2000から2500回転になるからです。ただし、空ぶかしを行う際は、ギアがパーキングになっていて、サイドブレーキがしっかりとかかっている事を確認してから行ってください。また、騒音や排気ガスの問題もあるので、周囲をよく確認してから行うようにしてくださいね。

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本当に長期間使用しない車はバッテリーのマイナス端子を外しておく

本当に長期間使用しない車のバッテリー対策は、マイナス端子を外しておくことをおすすめします。マイナス端子を外すことによって、車の電流回路は成立しなくなるので、車内の時計や、オーディオのメモリーなどで減っていくバッテリーの消耗を防ぐことができます。

マイナス端子を外すやり方

エンジンを停止してボンネットを開ます。次にバッテリーのマイナス端子を見つけます。赤いカバーが付いている方はプラス端子で、それとは別の方がマイナス端子です。マイナス端子を外す際には、レンチが必要になるので、あらかじめ用意しておいてくださいね。

ナットをレンチで回して緩めたら、そっと端子を上に持ち上げて外します。その後は、バッテリーの本体側の端子と、外した端子がショートしないように、それぞれの先をビニールテープで巻いておくと安全です。これで車を長期間使用しない場合は大丈夫です!ただこれをすることによって、ナビの設定や時計などがリセットされてしまうこともあるので、事前に問題がないか確認しておく事をおすすめします。

定期的にバッテリーに充電器を使用して防ぐ方法

そしてもうひとつ、充電器を使う便利な方法をご紹介します。
マイナス端子を外したバッテリーで、しばらくは消耗を食い止めることができるのですが、実はその後も自己放電していくので、完全に外した時の状態を保っていくことはできません。バッテリーの容量が十分ではない場合は、少しずつ減っていき、バッテリー自身が劣化していきます。しかし充電器を使って定期的にバッテリーを蓄電していけば、バッテリーの寿命を延ばすことが可能です。充電器を使うと、エンジンをかけなくても確実に充電できますし、バッテリー容量も教えてくれるので、状態を把握するのにはとても便利です!オートショップやホームセンターで高くても1万円ぐらいで買えます。一家に一台あったら本当に便利だと思いました!

充電器を使用するやり方

充電器には100Vの電圧が必要です。ガレージにコンセントがあれば差し込み、スタンバイして下さい。車のエンジンは止めたまま、ボンネットを開けます。バッテリーの場所を確認したら、まず、マイナス端子から外してください。その後にプラス端子を外し、充電器の端子を接続していきます。

接続する順番ですが、電流のショートを防ぐため、プラス端子から繋げるにして下さい。次に、充電器の電源をオンにします。機種によっても異なりますが、現在のバッテリー容量が表示されるので、確認した後、いよいよ充電スタートです。もし充電する電圧を変更できる機種であれば、バッテリーに負担を与えない6A(アンペア)に設定することをおすすめします。接続して充電を開始したら、後は待つだけです。容量によって1時間~3時間かかります。完全に充電ができたらFULLと表示されるので、端子を外して下さい。

充電器を使用してバッテリー上がりを防ぐ、分かりやすい動画があるので、参考にしてみてください。
バッテリーを充電して、バッテリー上がりを防いでみる

◯あまり使わない車のバッテリー上りの対策には「アイドリング」
◯長い間使わない車であればバッテリーのマイナス端子を外しておく
◯充電器を使って定期的に蓄電するとバッテリーの寿命も延びる

まとめ

長期間使用していない車も、しっかりとバッテリー上がりの対策をしておく事で、長く保管しておくことができます。私の実家は、アイドリングは、ご近所に気を使うということで、マイナス端子を外して対策をしていました。最近、運転する機会があったので、久しぶりにエンジンをかけたところ、問題なくかかったので、両親も喜んでくれました。また、こういった機会に車を走行させると、自己放電で消費したバッテリー分も回復させることができるので、たまには車を動かしてあげることも重要ですね。もし、あなたも、長い期間使わない車がガレージにあるなら、是非、状況に合ったやり方で試してみて下さい!

 

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