こんにちは、ライターのなおみです!
親戚や知人などのお葬式のとき、髪型ってどうすればいいか意外とわからないものですよね。
特にロングヘアの方は、「ハーフアップやギブソンタックはお葬式ではマナー違反なのかな?」とか、「髪をまとめるヘアアクセサリーはどんなものを使えばいい?」など、迷ってしまうことも多いと思います。
私もロングヘアなので、お葬式などお悔やみの席で失礼のない髪型にするにはどんなやり方があるのか知っておきたいと思い、今回調べてみることにしました。
お葬式に出席することになったけれど髪型をどうすればいいのか迷っている、という方はぜひ参考にしてみてくださいね。
お葬式の髪型ロングを簡単にアレンジするやり方は?
ロングの髪型の場合、もっとも簡単なアレンジのやり方は「シンプルに1つに結ぶ」という方法です。
お葬式の席では、華やかな髪型はNGです。
オシャレさや可愛らしさが求められる場所ではないので、清潔感や控えめさを意識したいところですよね。
また、お辞儀やお焼香などで頭を下げる場面も多いため、顔を上げたときに髪が顔にかからないすっきりとしたまとめ方がおすすめです。
あまり高い位置で結んでしまうとカジュアルな印象になりがちなので、耳よりも低い位置で結ぶようにするときれいにまとまります。
「1つにまとめただけでは邪魔になりそう」とか、「パーマをかけていたり髪の量が多かったりして、ボリュームが気になる」という場合は、結んだ先を丸めてお団子にしたり、ヘアネットでまとめたりすればOKです。
または、結んだ毛先を根元に巻き付けてからピンで留めるシニヨンスタイルもおすすめです。
お団子とシニヨンのやり方を解説した動画があるので、ぜひ参考にしてみてください。
動画では全体をほぐしたりボリュームを出したりしてゆるめの仕上がりにしていますが、お葬式の席ではルーズな印象になってしまうので、ボリュームを出さずすっきりとまとめるようにしてくださいね。
【ヘアアレンジ】お団子のピンの留め方はこれ☆
1分でできる!簡単シニヨンヘアアレンジ SALONTube サロンチューブ 美容師 渡辺義明
せっかくまとめた髪が時間と共に崩れてきてしまうのを防ぐために、仕上げにヘアスプレーやワックスで固めておくと安心です。
その場合、香りが強いものは避けて、無香料や香りの強くないものを選ぶようにしてくださいね。
お葬式のハーフアップやギブソンタックはマナー違反?
簡単にできるまとめ髪アレンジとして人気の高いハーフアップは、髪の長さや色によっては華やかな印象を与えてしまうため、避けた方が無難のようです。
中途半端な長さで1つにまとめるのが難しい場合は、サイドの髪や長い前髪が顔にかからないように、ピンやバレッタなどで留めるのがおすすめです。
ギブソンタックについては、華やかなアレンジをせず、すっきりとまとめればOKです。
ただし、毛先をアイロンやコテで巻いたり、サイドに細かい編み込みをしたり、派手な飾りのついたピンで留めたりといったアレンジは、お葬式の席ではマナー違反になってしまいます。
こういった点に気を付ければ問題ないようです。
ギブソンタックは一見難しそうで手が込んでいるように見えますが、やり方を覚えればそんなに難しくありません。
ギブソンタックの詳しいやり方については、こちらの動画を参考にしてみてくださいね。
お葬式での髪の色やアクセサリーは?
せっかくまとめた髪型が時間と共に崩れてきてしまっては困るので、ヘアピンやバレッタなどのヘアアクセサリーを使用する場合もあるかと思います。
お葬式の席で使用するヘアゴムやヘアピンは、黒や茶色など目立たない色で、飾りが付いていないものを使います。
シュシュやバレッタなどを使う場合も、できるだけシンプルで装飾が少ないものが望ましいようです。
また、女性の方の中には髪色を明るくしている方も多いですよね。
突然の訃報の際など、わざわざ髪を黒く染め直さなくてはいけないのかな?と迷うこともあるかもしれません。
しかし、最近では髪を染めている人も珍しくないため、やや明るめの茶色などあまり派手な色でなければ問題ないようです。
すっきりとまとめて、髪が見える面積を少なくしておけば目立たなくなりますし、特に染め直す必要はないみたいですね。
金髪など派手な色に染めている場合は、美容院に行って染め直すか、シャンプーで落とせるスプレータイプの染髪剤などを利用して、一時的にでも黒く染めた方が無難かもしれません。
その他、お葬式の席で着用するネックレスなどのアクセサリーにもマナーがあります。
ネックレスは必ずしも着用しなくてはならないわけではありませんが、年配の方の中にはネックレスは必須と考える方もいるようです。
また、地域による考え方の違いなどもあります。とりあえずバッグに入れておいて、周りの方の様子を見てから付けるなど、状況に応じて判断したほうがよさそうです。
お葬式の席で着用するネックレスは、「パールの1連のもの」が一般的です。
パールのほかには「ジェット」もお葬式で身に付けることのできる正式なジュエリーとされています。
ジェットというのは樹木が長い年月をかけて炭化し化石化したもので、ネックレスやイヤリングなどに使われています。
カットの入ったものなど、様々なデザインがありますが、どんな形のものでもお葬式に使うことができます。
パールでもジェットでも、2連のものは「不幸を重ねる」を連想させるのでNGとされています。
また、ロングタイプのものも華美な印象を与えてしまうので、鎖骨にかかるくらいの長すぎないものを選ぶようにしてくださいね。
イヤリングやピアスは、ネックレスと同様パールかジェットのもので、1粒タイプであれば着用することができます。
結婚指輪はつけたままで問題ありませんが、それ以外のファッションリングは外しておくようにしてくださいね。
まとめ
お葬式でロングの髪をまとめるやり方は、シンプルに1つに結ぶなど華美にならないアレンジ方法がいいということが分かりました。
私も今後お葬式の機会があるときは、やはり1つに結ぶようにしたいと思います。
ハーフアップやギブソンタックは、それ自体はマナー違反にはあたりませんが、飾りのついたヘアアクセサリーは使わないようにしたり、髪が顔にかからないようにしたりするなどの配慮が必要なようです。
清潔感や控えめさを意識して、失礼にあたらない髪型で参列するように心がけたいですね。