こんにちは、ライターのまゆです。
赤ちゃんの誕生は、とっても嬉しいことですよね!
そんな時は、みんなにかわいい赤ちゃんの写真を付けて報告したいという気持ちになると思います!
でも、ちょうどその年に親族が亡くなってしまって喪中と出産が重なってしまう事があるかもしれません。
そんな時の出産報告は、どうすればいいのか悩みますよね。
私も先月、子供を出産したんですが、生まれた時の喜びですぐにでもみんなに報告したい気持ちになりました。
年賀状にも生まれた赤ちゃんの写真を入れて報告したいと意気込んでいたんですが、その数週間後に、義理の父がが亡くなり喪中となってしまいました。
今回は、喪中と出産が重なってしまった時の対処方法をまとめてみたので、ご紹介したいと思います!
喪中の時に出産の報告ってしていいの?
喪中でも出産報告はしても大丈夫のようです!
ただし、喪中はがきと一緒にはできません!
喪中はがきは、“身内に不幸があってとても悲しく、新年おめでとうと言える心境ではないので、年賀状は出せません”という挨拶状です。
そのため、悲しんでいるとの挨拶状に、赤ちゃんが生まれましたとの嬉しい報告があると内容が混ざってしまって良くない印象になります。
喪中の際は、喪中はがきを通常通り出して、別途、出産報告をするといいようです。
喪中はがきはどうするの?
喪中はがきは、先ほど触れたように、年賀状欠礼の挨拶状の意味があります。
そのため、喪中はがきでは出産のことには触れず、通常通り出すようにしてください。
喪中はがきの作成は、自分でパソコンを使って作るのもいいですし、最近ではネット通販で注文することもできるので利用すると便利です。
デザインや色は、シンプルで落ち着いたものを選ぶのが一般的です。
喪中はがきを出すときの注意点とタイミングは以下の通りです。
喪中はがきを出す親族の範囲
喪中はがきは同居している親族や、2親等以内の親族(両親、配偶者、子、兄弟姉妹とその配偶者、孫とその配偶者、祖父母)が亡くなった場合に出すのが一般的だそうです。
親族関係について図にしてみましたので、確認してみてくださいね。
※ただし、宗教・宗派・地域によってはこの通りではないこともあるので、その場合はそれにならってくださいね。
喪中はがきを出す時期
時期については、「今年は年賀状が出せません」という挨拶状なので、相手の方が年賀状を用意する前の11月中旬~12月初め頃までに送るのがマナーです。
あまり遅いと相手の方が喪中と知らずに年賀状を出してしまうので、早めに対応したほうがいいと思います。
喪中はがきの注意点
差出人に生まれた子供の名前を連ねて書いたり、祝事である出産報告等を追記する形で一緒に報告することは控えてください。
あくまでも喪中をお知らせする意味を優先するのがマナーです。
こちらの記事では、喪中はがきを友人に送るときの例文を紹介しているので、参考にしてみてください。
出産報告はどうするの?
喪中に出産した場合の出産報告は、その年の年賀状が送れないからといって諦めることはないようです。
親しい間柄であれば、メールで報告することもできますし、クリスマスカードに出産したことをメッセージとして添えてもいいかもしれません。
他にも季節の挨拶のハガキなどを利用してお知らせをする方法がいくつかあったので、具体的な報告の仕方や注意点についご紹介しますね。
メールやクリスマスカードで報告する
親しい友人へは、メールやクリスマスカードで出産報告をしたり、遠方の親戚へ寒中見舞いはがきを送って、合わせて出産の報告をするのもありかと思います。
●メール
喪中でも、親しい人やお世話になった方へはすぐに出産報告をしたいですよね。
産後はかなりの体力を消耗していますし、赤ちゃんのお世話もあるので報告メールは優先順位をつけて送るといいですよ。
基本的には、第一に家族、兄弟等の親族、次に親しい友人・ママ友、そして職場の方の順になるかと思います。
写真は家族や親しい友人には添付してもていいかと思いますが、職場の方へのメールにはあまりプライベート感を出さない方が無難です。
妊娠中や今後の育休中にもお世話になることへの感謝の言葉を優先するといいと思います。
また、友人であってもなかなか子供を授かれずに悩んでいる方もいるかもしれないので、相手に合わせた内容を考えて送るよう気をつけてくださいね。
メールの内容について、参考までに例文を考えてみました。
≪友人宛≫
○月○日、○○○○グラムの男の子(女の子)を出産しました。
名前は○○です。おかげさまで母子ともに健康です。
今後とも母子ともども宜しくお願いします!
≪職場宛≫
○月○日に無事男の子(女の子)を出産致しました。
妊娠中は色々とお気遣いいただき、ありがとうございました。
またしばらく育休でご迷惑をおかけしますが、今後とも宜しくお願い致します。
●クリスマスカード
年賀状が出せないので、時期の近いクリスマスに合わせてカードを利用して今年の出来事として出産報告をするのもいいと思います。
親しい友人であれば写真付でもいいと思います。
ただし「メリークリスマス」の本来の意味は、クリスマスの喜びを分け合いましょうという意味なので、喪中なのに喜びの挨拶状を出すのもおかしいと気にする方もいるかもしれませんよね。
クリスマスはもともと日本の文化ではないので、喪中に出すとマナー違反というわけではありませんが、気になるようであれば、喪中期間が明けてから別途出産報告をするか、翌年の年賀状での報告にまわすのもありだと思います。
喪中期間明けに出産報告だけのはがきを出す
喪中の年に出産報告をすることが気になるのであれば、喪中期間が明けてから改めて出産報告のはがきを出すといいですよ。
内容は出産の喜びを伝えたり新しい家族を紹介する意味もあるので、写真を大きく入れたり名前をお披露目したりしてもかまいません。
一般的な喪中期間は以下の表の通りですので、この期間が明けてから出産報告はがきを出してみてくださいね。
故人との関係 | 喪中期間 |
配偶者、両親 | 12~13ヶ月 |
子供 | 3~12ヶ月 |
兄弟姉妹 | 3~6ヶ月 |
祖父母 | 3~6ヶ月 |
翌年の年賀状で出産報告をする
普段年賀状でしか付き合いがない方達へは、翌年の年賀状で報告しても失礼にはならないかと思います。
「ご報告が遅くなりましたが」とか「○○ヵ月になりました!」など、生れたのが昨年であることが伝わる一言を添えておくといいと思います。
寒中見舞いを出す時に気をつけることは?
寒中見舞いとは、一番寒いとされる時期に相手を気遣って出す季節の挨拶状です。
ここにひとこと出産の報告を追記する形で、お知らせとすることもできるようです。
ただし、気を付けたいのは、寒中見舞いには季節の挨拶以外にも、以下のような「喪中」に関係した意味や用途があるということです。
- 喪中と知らずに年賀状をくださった相手への返事(喪中の報告)として送る。
- 喪中だった相手へ、年賀状代わりに年頭のご挨拶として送る。
- 喪中と知らずに年賀状を出してしまった相手へ、お詫びとお悔やみの意味で送る。
喪中だった側が送る場合は、本来は「喪中と知らずに年賀状をくださった相手への返事」として出すものだということですね。
また、喪中だったので年始のご挨拶を欠礼したというお詫びとして出すこともできるようです。
このように喪中明けに出す寒中見舞いは、季節の挨拶状以外の意味もあるんですね。
そのため、出産の報告を合わせて行いたい場合は、あくまでも追伸の形で一言でシンプルに報告する程度がいいようです。
子供の写真などを載せるのも、できるだけ控えた方がよさそうです。
なお、マナーやしきたりを気にする親戚がいる場合は、喪中期間が明けてから出産報告をするのがいいと思いますよ。
寒中見舞いの書き方のポイント
寒中見舞いはがきを出す時期や文例について以下に調べてみたので、合わせて見てみてくださいね。
●寒中見舞いはがきを出す時期
時期は1月5日頃~2月3日までです。
寒中とは寒の入り(小寒)から寒明け(立春)までの約30日間を指すので、その間に送るようにしてくださいね。
●寒中見舞いはがきの注意点
先に触れたように、基本的には寒さが一番厳しい時期に相手を気遣って送る時候の挨拶状なので、そこがメインになるような文章で、出産報告はあくまでも追伸として書き添えるようにするのがいいですよ。
≪例文≫
喪中のため、年始の挨拶は控えさせていただきました。(年賀状が届いた相手へ出す場合)
この冬は厳しい寒さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
お風邪などひかれませんようご自愛ください。
追伸、○月に男の子(女の子)を出産しました。新たな家族が増え、悲しみの中でも光を照らしてくれました。
こちらの記事では、喪中と結婚の報告が重なったときはどうすればいいのかを紹介しています。
よろしければ参考にしてみてください。
- 喪中の間の出産報告は、喪中はがきとは別にすること。
- 喪中はがきには出産報告や生まれた子供の名前を連ねて書かないようにする。
- 親しい間柄であれば、メールやクリスマスカードで出産報告する方法もある。
- 喪中が気になる場合は、喪中期間が明けてから出産報告をするか、翌年の年賀状で報告する。
- 寒中見舞いはがきで出産報告する場合は、追記の形で報告する。
まとめ
今回、喪中と出産が重なってしまった時、私は主人と相談して親しい友人や知人にはメールですぐに出産報告をして、それ以外の方へは通常通り喪中はがきだけを出して翌年の年賀状で出産報告をするという方法をとりました。
出産報告には色々な方法がありますが、いずれにしても相手や親族への配慮が必要なので、相手との関係性を考えて夫婦で相談して一番いいと思う方法をとってくださいね。