こんにちは、ライターのさゆです!
大切な人との結婚は、幸せがいっぱいですよね!
これまでお世話になった人たちへも、結婚報告を兼ねて年賀状を送ると思うんですが、そんな時、自分の身内に不幸があって喪中になってしまって、結婚報告の時期や、書き方が分からないことってあると思います。
私の兄が、今年に入って入籍と結婚式を終えたのですが、そのすぐ後に祖父が亡くなってしまい、結婚報告のはがきと、喪中のはがきのどちらを出せばいいのかと悩んでいます。
結婚報告と喪中はがきの両方を出せばいいのか、一枚でまとめて報告すればいいのか、意外と分からないことが多いようです。
そこで、喪中と結婚報告のタイミングが重なってしまった場合に、どうやって対応をすればいいのか詳しく調べてみました。
喪中と結婚報告が重なったときはどうすればいいの?
年賀状は出さずに、喪中はがきを出し、寒中見舞いで結婚報告をするのが一般的なようです。
具体的には、以下2つの方法があります。
①結婚報告を兼ねた、暑中見舞いや寒中見舞いを出す
②喪中はがきを出して、結婚報告は1年後に見送る
では、近親者が亡くなってしまったときは、そもそも喪中になるのかどうか、喪中期間はいつまでで、どのように過ごすといいのか、結婚報告と重なってしまったときのマナーはどんなものがあるのかを調べてみましたのでご紹介しますね!
喪中となる範囲
喪中とは、一般的に「一親等」と「二親等」にあたる近親者が亡くなったときに、「喪に服する」というように、その人を想って身を慎む期間をいいます。
近親者の範囲は以下を参考にしてみて下さいね。
喪中となる期間と過ごし方
近親者が亡くなって、身を慎む一定の期間を「帰服(きふく)」といいます。
亡くなってから四十九日を「忌中」、一年間を「喪中」と呼び、本来は結婚式や家の新築といったお祝い事や、神事を伴うお祭りへの参加を控えるのがマナーです。
それでも、最近では亡くなった方が生前から楽しみにしていたお祝い事は、残された近親者にとっても大切なこととして、「許してくださる」と考えて、当初の予定通り執り行うことも増えているようです。
特に入籍して結婚式を挙げる予定が決まっている場合は、会場のキャンセルや参列者の都合等もありますので、柔軟に対応する場合もあるようですね。
忌中と喪中の期間や過ごし方をまとめましたので、確認してみて下さいね。
入籍や結婚式をした後
入籍や結婚式を終えた年に喪中が重なった場合は、結婚報告よりも喪中を優先して、喪中はがきを出しましょう。
そして、年が明けたら、寒中はがきで結婚報告をするといいですよ。
翌年の年賀状で結婚報告をしてもいいのですが、結婚式の参列者等で結婚を知っている人以外に、早めにふたりの新しい住所や苗字を伝えておくことが必要な場合もありますよね。
そんなとき、寒中見舞いを使って結婚報告をするといいと思います。
喪中となったのが年末で喪中はがきに間に合わない場合、寒中見舞いで喪中の挨拶をすることになるので、その場合は暑中見舞いか、翌年の年賀状で報告するのがいいと思います。
入籍や結婚式をする前
これから入籍や結婚式を予定していて、その前に身内に不幸があったときは、予定通り行う場合と、入籍や結婚式を延期する場合があると思います。
予定通り行う場合は、同じ年に喪中と結婚となるので、先ほどと同じように喪中はがきを出して、寒中見舞いで結婚報告をするのがいいと思います。
延期する場合、同じ年に延期すると、喪中と結婚が同じ年になるので、喪中はがきを出して寒中見舞いで結婚報告をすることになります。
翌年に延期すると、今年はまだ婚約中という状態なので、自分の近親者が亡くなった場合と、婚約者の近親者が亡くなった場合について、下記の対応をして下さいね。
●自分の近親者が亡くなった場合
自分の近親者が亡くなった場合は、年賀状を避けて、まずは喪中はがきを出すのがマナーです。
入籍も結婚式もしばらく先の場合は、喪が明けてから暑中見舞いや翌年の年賀状で結婚報告してください。
●婚約者の近親者が亡くなった場合
一方で、婚約者の近親者が亡くなって、お正月以降に結婚するのでしたら、予定通り年賀状で結婚報告をしても大丈夫です。
ただし、婚約者の親族へは喪中となるので年賀状は送らないよう配慮しましょう。
また、後日入籍や結婚式をして夫婦となってからは、あなたも喪中になりますので、お祝い事等を控えるのがマナーになることだけは忘れないようにして下さいね。
何のはがきで、いつ出せばいいの?
ここまで紹介したように、喪中と結婚報告が重なったときは、寒中見舞いを出すことが一般的だったので、出す時期等について相手に失礼にあたらないように詳しく調べてみました。
寒中見舞いを出す時期
1月8日から2月3日までに出すようにしましょう。
寒中とは、お正月の門松がある時期のことを指す松の内(1/7)が明けてから、立春(2/3)までの間に出すのがマナーなので、早すぎても遅すぎてもいけないそうです。
寒中見舞いでおすすめのデザイン
寒中見舞いで使うはがきの種類は無数にあるので、どんなデザインがいいのか迷ってしまいますよね。
そこで、私がおすすめするデザインのものを2つご紹介したいと思います。
選ぶポイントは、季節感のあるデザインのはがきを選ぶことと、喪中なので派手すぎないデザインを選ぶといいと思いますよ!
冬らしく、なおかつ使い勝手がいいのが「雪の結晶」のデザインです。
喪中はがきを出したあとに出す寒中見舞いとしてシンプルなイメージが適していますし、性別を問わないシンプルなデザインですので、可愛いのはちょっと嫌だなという男性にもおすすめです。
文章を書くのがちょっと苦手だから、コメントを書くスペースは少ないがいいなという人は、動物や雪だるま等のキャラクターのデザインのものがおすすめです。
可愛らしい印象が、おめでたい結婚というあたたかい雰囲気を出してくれますよ。
※注意したいこと
年賀状を出そうと思ったけど喪中になってしまったから、残った年賀はがきを使いまわしすることは避けて下さい。
手抜きをした印象を与えてしまって、せっかくのおめでたい報告も台無しですので注意して下さいね。
また、結婚報告を写真付でしたいと考える方もいるかもしれませんが、寒中見舞いはあくまでも季節の挨拶状なので、できれば写真を入れないようにするか、ごく親しい間柄の人だけにする等、相手との関係性を考えて決めて下さいね。
文例はどうすればいの?
寒中見舞いなので、まずは「寒さ厳しい折いかがお過ごしでしょうか」等の相手を気遣う言葉から始めて、結婚報告がメインにならないように気をつけるといいようです。
文例を考えてみたので、是非参考にしてみて下さいね!
厳しい寒さが続いていますがいかがお過ごしでしょうか
私たちは○月○日に結婚いたしました
本年も変わらぬお付き合いのほどよろしくお願いいたします
厳寒の折どうぞお風邪等召されませぬようご自愛下さい
寒中見舞いを書くときのポイント
書くときのポイントが3つありますのでご紹介します。
ポイントを押さえてマナーに沿った挨拶状にしましょう。
1.相手の体調を気遣う挨拶を入れる
寒中見舞いの目的は、寒さが厳しい時期に、日頃お世話になっている人の体調を気遣うご挨拶です。
相手を気遣う言葉は必須です。
2.結婚報告は簡潔にまとめる
寒中見舞いの本来の目的と、喪中であることを考慮して、結婚という事実の報告だけを簡潔にまとめます。
どうしても結婚式の写真を入れたい場合は、絶対にダメということはありませんが、そちらがメインにならないように控えめにした方がいいと思います。
3.喪中であることに触れない
1枚のはがきのなかで、結婚というお祝い事と、身内の不幸を一緒に伝えるのはマナー違反です。
特に親しい間柄の場合はついつい書きたくなるものですが、一緒にしないで下さいね。
こちらの記事では、喪中の時に出産の報告はどうすればいいのかを紹介しています。よろしければ参考にしてみてください。
- 喪中と結婚報告が重なったときは、喪中はがきを出し、その後寒中見舞いで結婚報告をするのが一般的
- 入籍や結婚式後に喪中となった場合は、夫婦ともに喪中はがきを出した後に寒中見舞いで結婚報告をする
- 入籍や結婚式前に喪中となった場合は、自分の近親者が亡くなった方が喪中の対応し、婚約者側は年賀状で結婚報告をしてもよい
- 寒中見舞いは、1月8日から2月3日までに出しましょう!
- 寒中見舞いの文章は「相手を気遣う挨拶」「簡潔な結婚報告」「喪中に触れない」がポイント
まとめ
今回調べてみたことで、喪中と結婚報告が重なったときに、どんな方法でいつ伝えるのがマナーなのかが分かったので、早速、兄に伝えることができました!
兄の場合は、先に入籍と結婚式を済ませているので、早めに喪中はがきを出さなければと、急いで準備を進めています。
あとから送る寒中見舞いは、もう少し落ち着いてから買いに行くと言っていました。
喪中と結婚報告が重なって、はがきを出す時期や文例がわからないと悩まれているなら、是非参考にしてみて下さいね!