こんにちは、ライターの上園田です!
小学生の夏休みの宿題の中でも、自由研究は子どもがついつい後回しにしがちな課題ですよね。
うちの小学3年生の息子も「自由っていっても何をしたらいいの?」「簡単でささっと済ませられるものはないの?」などと言って、毎年ぎりぎりになっています。
今回は、夏休みが終わってしまう前に、なんとか息子が課題をクリアできるヒントをあげたいなと思い、できるだけ簡単で、1日で終わらせることができるアイデアがないか調べてみました!
自由研究にあてる時間がない場合の参考にしてみてくださいね。
簡単にできる自由研究って何があるの?
簡単にできる理科の自由研究を調べてみたところ、子どもの学年や、どれだけの日数をかけられるかなど、条件によってテーマを選ぶといいようです!
ここでは、学年別に簡単にできる自由研究のテーマをいくつかご紹介しますね!
学年別
●低学年(1年生、2年生)
素材によって、あたたまりかたが違うことを学べる研究です。
紙、木、石、プラスチック、タイルなどを太陽の下に置いて、あたたまりかたを比べます。
家にあるもので簡単にできそうですね!
近所の公園や庭にある草花を摘んできてセロハンテープでノートに貼って名前を調べる研究です。
お散歩のついでにできて、子どもは好きな花の名前も学べて喜びますよ。
●中学年(3年生、4年生)
霧吹きやホースを使って、虹を出すにはどんな条件が必要か調べてみましょう。
実験をするときの時間や天気を記録しておくと、あとでまとめるときに便利ですよ!
■10円玉をピカピカにしよう!
10円玉を醤油に漬けて、何時間でピカピカになるか調べてみましょう。
1時間ごとに取り出してみると、少しずつキレイになっていく様子がわかりますよ!
取り出すたびに写真を撮っておくと、まとめのときに資料として使えるのでおすすめです。
●高学年(5年生、6年生)
ガラスのコップなど透明な入れ物にお酢を入れ、その中に卵を漬けおきます。
すると、2~3日で殻がきれいに溶け、半透明の膜で覆われたプニプニの卵になります。
溶けるまでの間にどんな変化が起きるのか、半日ごとに観察してみるといいと思います!
冷凍庫に付属されている製氷皿などで同じ大きさの氷をいくつか作り、水筒に入れてみたり、扇風機を当ててみたりと冷凍庫に保管する以外の方法で氷が長持ちするような方法を探してみましょう。
意外な方法で長持ちしたり、早く溶けてしまったりして楽しみながら取り組めますよ!
1日でできる自由研究もあるの?
さらに調べていると、身近な物だけを使って、いますぐできる自由研究がありました。
対象は低学年から取り組めるもので、1日でできるものを選んでみました!
大きい学年用のアドバイスも付けているので、是非参考にしてみてください。
紙飛行機の折り方によって飛距離がどれくらい違うのか調べてみよう!
ご家族やお友達と飛距離を競ってみても面白いですよね。
●テーマ
素材や紙のサイズで飛び方は変わってくるのか?
●用意するもの
チラシや折り紙、厚紙など種類の違う紙
●やり方
①種類の違った紙で飛行機を折る
②同じ条件で飛ばしてみて、飛んだ距離を測って比べる
●大きい学年向けアドバイス
中学年より上なら、「ゼムクリップなどで重りをどの位置につけるとより長く飛ぶのか」といったふうに条件を変えて飛ばす方法も加えて、より具体的な研究をしてみるといいと思います。
紫キャベツで色が変わる焼きそばを作ってみよう!
お料理の最中に起こる化学反応は、きっと子どもの好奇心をくすぐると思いますよ!
●テーマ
お料理をしながら化学反応を体験
●用意するもの
やきそば麺、紫キャベツ、レモン、水
●やり方
①紫キャベツをできるだけ細かく切り、フライパンに入れてひたひたになるぐらいに水を入れます。
②火にかけて紫色の煮汁が出てきたら焼きそば麺を投入します→麺が緑色に変化します!
③フライパンから麺を取り出し、レモンのしぼり汁をかけます→麺が緑→ピンクに変化します!
●大きい学年向けアドバイス
実験の結果をまとめる際に、お料理の過程を絵に描くなどして、自分だけのレシピブックをあわせて作ってみるにもいいと思います!
磁石がくっつくものを調べてみよう!
低学年の子どもでも磁石には興味を示す子が多いので、やりやすいテーマです!
●テーマ
磁石がひっつく素材を調べる
●用意するもの
磁石
●やり方
①おうちの中にある色々なものに磁石がくっつくかどうかを調べて回り、結果をメモする
②くっつくもの・くっつかないもののそれぞれの素材を調べる
●大きい学年向けアドバイス
中学年や高学年なら、メモ程度ではなく、イラストや写真をつけてわかりやすい「表」にまとめたりするといいですよ。
キットでつくれる自由研究ってどういったものがあるの?
もちろん家にあるもので自由研究ができれば一番手軽ですが、市販のキットを使えば、もっと本格的な実験やレポートを完成させることができるようです。
市販のキットにはやり方が詳しく書かれているので、すぐに始めることができます!
自分で揃えると大変なような道具も一式セットになっているものがほとんどなので、時間がない時は特に便利です!
寒天で電気分解しよう (自由研究おたすけキット)
寒天といろいろな金属板を使って電気分解の実験ができるキットで、寒天 に金属板をさして電気を流し、金属の種類によって寒天がいろいろな色に染まるのを観察するものです。
※注意点
寒天を作るときに火を使うので、親の見守りがあると安心です。
触れる図鑑コレクション さわった瞬間 水が氷る! 不思議実験セット
酢酸ナトリウムが入っていて、他に必要なものは水だけです。
組み立てる必要もなく火を使うこともないので安心して取り組め、ツララを作ってみたりと本格的な「実験」が体験できておすすめです。
※注意点
火を使うことはありませんが、トレイに入れた水を電子レンジで温める必要があるので、電子レンジから取り出す際はやけどをしないように注意をしてください。
エレキット 牛乳パック ソーラーランタン(フルカラー)
「〇〇時間太陽光を当てると〇〇分光った」といった実験もできますが、ランタンに使う牛乳パックを好きな形に切り抜いたり、牛乳パック以外のものを使ってみるなどの工作を楽しめる要素もあるので、ものづくりが好きなお子さんにピッタリです。
※注意点
キットの他に「ニッケル水素電池」を用意する必要があります。
●単三形ニッケル水素充電池
まとめ
今回調べてみて、普段家にあるものだけで意外と色々な自由研究ができることがわかりました!
息子は学校で習った磁石が好きだということで、ここで紹介した磁石を使った自由研究をすることになりました。
早速、家中にあるものに磁石をくっつけてみては、絵を描いて楽しんでいる様子で、この調子だと1日で終わるとことができると思います!
今回は、身近にある物でもできましたが、アイデアが思いつかない場合は、キットを使用するのももおすすめのです!
是非、お子さんが興味を示すテーマを提案してあげて、自由研究の課題を楽しんでみてくださいね!