こんにちは。ライターのすみれです。
小学校1年生の初めての通知表。なんだか自分の子供が一人前になったようで嬉しいですよね。
でも、その嬉しい気持ちもつかの間、家庭から、学校へのコメント欄があるのを見つけて何を書いたらいいのか、困っていませんか?
私の子供は、もう小学校3年生になりますが、私も初めて家庭からのコメント欄を見た時に、何をどう書けばいいのか凄く悩んでいました。でも、しっかりコツをつかんだ今では、通知表を持ってきたその日に、すぐにコメント欄を埋められるようになりましたよ!
そこで今回は、通知表の家庭からのコメントの書き方を、自分が体験した事も一緒に詳しく紹介していきたいと思いますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
実際にコメント欄にはどういった事を書けばいいの?
コメント欄に書けそうな6つの項目と、それぞれの例文を簡単に紹介してみます。
お子さんの通知表のコメント欄の大きさに合わせて、この中のいくつかをつなげるだけで、先生に提出できる立派なコメントが完成すると思います!1番最後には、私の実際のコメント文も載せるので、そちらも一緒に参考にしてみてくださいね。
①学校や先生へのお礼の言葉
まず始まりの文章には、学校や先生に対してのお礼の一文を入れる方が印象もいいと思います。
「いつも、お世話になっております。」
「いつもご指導ありがとうございます。」
「1学期(前期)もお世話になりました。」
②通知表の学習面での評価への感想
学習の評価で「よくできた」など、評価の良かった項目について、コメントしてみましょう。
「たし算引や引き算もよく理解できているようで良かったです。」
「歌や楽器を積極的に取り組んでいるようで嬉しく思っています。」
③生活面での評価や先生からの所見への感想
生活の様子や、先生のコメントで、お子さんがほめられていることに対してコメントしてみましょう。
「係の仕事も頑張っているようで頼もしく思います。」
「学校でも、お友達と仲良くできているようで、安心しました。」
④家での様子
親も学校での子供の様子が気になるように、先生も自宅での教え子の様子を知りたいはずです。お子さんが、お家で頑張っていることをたくさん書いてあげて下さい。お子さんのイメージもアップにもきっとつながりますよ!
3学期制の学校の場合は、夏休みにした特別な経験について書いてみるものいいと思います。
「朝の準備も、上手にできるようになりました。」
「学校に行くようになってから、本をたくさん読むようになりました。」
「帰ってすぐに宿題をするなど、家でも張り切って勉強しています。」
「習い事のサッカーにも張り切って通っています。」
「できることがたくさん増えて、毎日、お手伝いをしてくれるようになりました。」
「夏休みは、祖母の家で、毎日のように外遊びをして過ごしていました。」
「お正月には、小さな従兄弟たちのお世話を、進んでお世話してくれて、成長したなと思いました。」
⑤今後の目標
お子さんがもらってきた通知表を見ながら、2学期(後期)に引き続き頑張ることや、もっと良くしたいと思うことについて、実際に聞いてみて下さい。
また、お母さんが頑張ってほしいと思っていることや、日ごろのお子さんの行動を見ていて、きっとこういう目標を持っているんだろうな!という事があれば、それを書いてみるといいと思います。内容に応じて、先生に協力をお願いするような一文をつけてみてもいいと思います。
「2学期(後期)も、元気に学校に通えるよう、規則正しく生活したいと思っています。」
「音読がもっと上手になりたいと言って、夏休み中も、良く練習していました。先生からも、ぜひご指導お願いいたします。」
⑥締めの一言
最初の一文と同じ様に、先生に対して、これからもよろしくお願いする一文を入れていいと思います。
「2学期(後期)もどうぞよろしくお願いいたします。」
以上の①から⑥までを、お子さんの通知表のコメント欄の大きさに合わせて、いくつか選んで書くだけで大丈夫です。
コメントにできるだけ書いた方がいいことは何?
家庭からのコメント欄には、お子さんのいいところや、頑張っていることを、ここぞとばかりにたくさん書きましょう!
保育園や幼稚園と比べて、小学校に入ると、保護者が先生と接する機会って、ぐんと少なくなりますよね。比較的、話ができる家庭訪問や、個人懇談でも、学校での様子を聞いているうちに、あっという間に予定時間になってしまいます。なので、通知表の家庭からのコメント欄は、お子さんの良いところを、担任の先生に知ってもらえる数少ないチャンスです!
通知表は先生ばかりではなく、お子さんにも良い影響を与えてくれると思います。
お子さんは、お母さんが自分のことなんて書いてくれているのかなと、気になって、家庭からのコメント欄をきっと見ます。1年生だから、まだ読めないし・・・と思っても、誰かに何と書いてあるか聞いたりして分かった時に、自分はこのままでいいんだという強い自信に繋がります!普段からあまり伝わりづらい事も、通知表を通じてだとできそうですよね。また、何年か後に、いい思い出として、通知表を見返すこともできると思います。
コメントを書く際に注意しなければならないことは何?
ここでは、通知表のコメンと欄を書く際に、絶対にしない方がいい注意点をあげます。
それは、通知表に、お子さんのマイナス面ばかりを書くことです。
先生が所見欄で、お子さんのいいところをたくさんあげて、ほめてくれているのを読んで、「いえいえ、うちの子なんて、まだまだ・・・」と、思って謙遜する内容を書く必要はありません。むしろ、先生には、全く見えていなかった欠点や、マイナス面を書いてしまうことによって、「この子はこういうところがあるのか・・・」という、先入観で見られるようになってしまう恐れがあります。それってお子さんにとってあまり良いことではないですよね。
先ほども書きましたが、通知表は残るものですし、お子さんが見る可能性のあるものです。「お母さんは、僕の悪いところを、わざわざ先生に伝えようとしたのか」とか、「お母さんは、私のいいところを全然見ていてくれない」と、悲しい気持ちにさせないためにも、お子さんがコメント欄を見たときに、がっかりするような書き方をするのは避けましょう。
少し気になっていることがあって、先生にも気にかけてほしいということがあったなら、以下のような前向きな文章で書くことをお勧めします。
「2学期(後期)からは、苦手な体育に、もっと力を入れたいと本人も言っていますので、お力添えをよろしくお願いいたします。」
「少し引っ込み思案なところもありますが、積極的になろうと努力していますので、温かく見守っていただけるようお願いいたします。」
もし、お子さんの学校生活に心配があって、深刻になりそうなときは、通知表ではなく、連絡帳に書く方が良いと思います。必要ならば、先生とお話しする時間を作ってもらうようお願いする方がいいでしょう。
先輩ママさんの実際の文例はどんな感じ?
頭の中でコメント欄の内容を考えて、いざ記入しようとすると、「自分だけ見当はずれな書き方になっているんじゃないかな?」とか、「みんなはどんなふうに書いているんだろう・・・。」と心配になってしまいますよね。
私も実際に、子供の小学校1年生の最初の通知表のコメント欄に、何を書いていいか分からず、それでも必死に書いた内容に自信がなくて、近所の6年生のお子さんがいるお母さんに相談した経験があります。自分なりに一生懸命に書いたはずのコメントでしたが、そのお母さんに見てもらったところ、「これじゃ、子どもへのお手紙だよ。。」と、率直に指摘されて、通知表の書き方について教えてもらいました!
確かに、コメントを書くとき、先生に対して書くという事を意識していなくて、「小学校に入って、文章問題ができるようになって良かったね。2学期も頑張って。」といった内容を書いていました。
家庭からのコメントの書き方なんて、聞かないと誰も教えてくれませんから、あの時は、聞いておいて本当に良かったなと思っています。
そんなこともあったので、ここでは、私の文例をいくつか紹介します。前述した6つの項目の中から、次のような文章でつくってみてくださいね。
例文1
いつもお世話になっています。
学校にも慣れてきたようで、毎日嬉しそうに登校しています。
帰宅後も、新しい友達と楽しそうに遊んでいます。
学校では挨拶が上手にできているとのことで安心しました。
2学期は学校の勉強も大変になると思いますが、一生懸命取り組んでほしいと思っています。
例文2
いつもありがとうございます。
学校で、お友達がたくさんできて、楽しく遊んでいるようで安心しました。
家では、家庭学習にも、意欲的に取り組んでいて、自主的に漢字の書き取りなどをしています。
後期もご指導お願いいたします。
例文3
1学期は大変お世話になりました。
ようやく小学校にも慣れてきて、学校の準備もひとりでできるようになってきました。
学校行事にも積極的に取り組んでいるようで良かったです。
夏休みには、家族でキャンプに行きましたが、テント張りや火起こしなど、自分から手伝ってくれるようになり、成長を感じました。
2学期も、いろいろなことに積極的にチャレンジしてほしいと思っています。
せっかく通知表が手元にあるので、これからの目標を一緒に決めたり、やる気をアップさせるような良いことを、通知表を活用しながら、お子さんと一緒に相談してみるのも良いと思います。
また通信表は、お母さん以外の視点で見た、お子さんの意外な長所や、思ったよりできていない事が発見できます。思ったより評価が良くなかった事があっても、がっかりするだけで終わってはいけません!残念だったところは、次回の通知表でもっと良い評価がつくように、親子で目標を共有して過ごしてみるといいと思います。
また、ご自分の通知表があれば、この機会にお子さんと一緒に見てみる事も、会話も弾みますし、楽しい時間が過ごせていいと思いますよ。
○小学校1年生の通知表の保護者のコメント欄に困ったら
・学校や先生へのお礼の言葉
・通知表の学習面での評価への感想
・通知表の生活面での評価や先生の所見への感想
・家での様子
・今後の目標と先生への要望
・締めの一言
以上の中から、書きやすそうなものを、コメント欄の大きさにあわせてつないでみましょう。
○コメントに書いた方がいいことは
・お子さんの良いところ、頑張っているところはどんどん書きましょう。
○コメントを書くときの注意点
・お子さんのマイナスなところ、悪いところばかりを書かない。
通知表をもらった時は、家族で学校生活について会話するチャンスです!
こちらの記事では、学年末に担任の先生へ贈る感謝の手紙の例文を紹介しています。ポイントをしっかりと抑えていて、そのままでも十分に使用できる内容になっていますので、是非参考にしてみてください。
まとめ
通知表という存在、そもそも子供が最初にもらってきた時、なんだか特別な感じがしますよね?学校に提出する正式な文書だし…と思うと、あまり変なことも書けないしと、構えてしまうかもしれません。でも、本来の通知表の役割って、学校から保護者に対して、子どもの学習指導の状況を連絡するためのものなんですよね。ですから、保護者が、「学校からの通知表をちゃんと見ました。」という事が伝わればいいようです。中には、通知表を見た確認の印鑑だけでいい学校もあるようです。
そう思うと、気楽にコメント欄の記載に取り組めそうですよね。難しく考えずに、お子さんの頑張っているところ、良いところを、たくさん書き残しましょう。