こんにちは!ライターのAliceです!

あなたにとって英語の学習で1番難しいことはなんですか?

実は、英語の勉強をするときに、「読み書きは簡単なのに、英語を上手に話せない」という悩みを持っている方は多いそうなんです。

これは、英単語を発音するときのアクセントが、日本語と違うためだと言われています。

実際私も、英語を勉強するときに新しい単語が出てきても、どこにアクセントをつけて話せばいいか分からないという悩みを持っていました。

でも、あるルールを覚えたことで、英語の発音がぐんぐん上達しました。

英単語のアクセントは、ルールさえしっかり理解できていれば誰でも簡単に読むことができます。

そこで今回は、私が勉強した英単語のアクセントを簡単に理解するための8つのルールについて、音節の母音や子音の説明を交えて紹介したいと思います。

 

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英単語のアクセントはどうやったら簡単に理解できる?

本を読む海外の子供

英語のアクセントを簡単に理解する8つのルール

英語のアクセントは、ルール(ある規則)さえ覚えれば簡単に理解することができます

ここからは、英単語のアクセントを簡単に理解するための8つのルールを紹介します。

※音節と言う言葉が出てくるのですが、音節とは、母音を中心とした音のまとまりのことです。

①音節が1つのときはその音節の母音にアクセントが付く

音節が1つのとき、アクセントはその音節の母音に付きます。

(例)

spring(名:春)=iにアクセント

smile (名:笑顔)=iにアクセント

 

②1音節に接尾辞や接頭辞が付くときは、その前の母音にアクセントが付く

1音節の単語に接尾辞(-lyをつけると名詞が形容詞になる等)や接頭辞(re-をつけると、名詞が「繰り返し」の意味合いの動詞になる等)が付くときは、派生元の単語と同じ位置(接尾辞などが付く前の母音)にアクセントが付きます。

(例)

friend(名:友達)/ Friend-ly(形:親しみやすい)=eにアクセント

store(名:店)/ re-store(動:-に返す)=oにアクセント

teach(動:教える)/ teacher(名:先生)=最初のeにアクセント

 

③特定の接頭辞が付いているときは、その接頭辞にアクセントが付く

no-、every-、para-、any-、by-、some-、pan-などの接頭辞が付いているときは、その接頭辞にアクセントが付きます。

(例)

nobody(代:誰も~ない)=noのoにアクセント

nowhere(副:どこにも~ない)noのoにアクセント

everybody(代:だれもみな)=everyの最初のeにアクセント

everyone(代:どれもこれも)everyの最初のeにアクセント

parallel(形:平行の)=paraの最初のaにアクセント

paradigm(名:例)=paraの最初のaにアクセント

 

④特定の接尾辞が付いているときは、その音節にアクセントが付く

-ee、-eer、-teen、-ever、-ese、-self、-esque、-ette などの接尾辞が付いているときは、その接尾辞にアクセントが付きます。

(例)

employee(名:従業員)=eeにアクセント

engineer(名:技術者)=eerにアクセント

 

⑤特定の接頭辞が付いているときは、その直後の音節にアクセントが付く

dis-、pre-、un-、de-などの接頭辞が付いているときは、その直後の音節にアクセントが付きます。

(例)

dismiss(動:解散させる)=missのiにアクセント

discuss(動:議論する)=cussのuにアクセント

prepare(動:準備する)=pareのaにアクセント

pretender(名:ふりをする人)=tendのeにアクセント

unite(動:合体させる)=iteのiにアクセント
unless(接:~でない限り)=lessのeにアクセント

 

⑥特定の接尾辞が付いているときは、その直前の音節にアクセントが付く

-tion、-sion、-ity、-ual、-ic、-ety、-graphy、-logy、-ence、-ial、-iousなどの接尾辞が付いているときは、その直前の音節にアクセントが付きます。

(例)

condition(名:状態)=diにアクセント

decision(名:決定)=ciにアクセント

identity(名:自己同一性)=denにアクセント

usual(形:いつもの)=最初のuにアクセント

 

⑦名詞と動詞の両方の意味をもつときは、名詞は前の音節に、動詞は後の音節の母音にアクセントが付く

(例)

conflict(名:争い)=oにアクセント

conflict(動:争う、矛盾する)=iにアクセント

object(名:目的、対象)=oにアクセント

object(動:反対する)=eにアクセント

 

⑧2語からなる合成語のときは、最初の音節にアクセントが付く

(例)

bookstore(名:本屋)=bookのoにアクセント

boyfriend(名:男友達、彼氏)=boyのoにアクセント

highlight(動:強調する)hightのiにアクセント

 

以上が8つのルールです。

しかし、この規則に当てはまらない単語ももちろんありますので、そういったものは英単語ごとにアクセントの位置を覚えていくしかありません。

例えば、hotel(ホテル)という単語は、英語ではho-telと2つの音節になり、後ろにアクセントが付きますが、先に紹介した8つのルールに該当しませんよね。

紹介したルールはすべてを網羅できるわけではありませんが、このルールを覚えるだけでもアクセントの位置を予想しやすくなるので、覚えておくと英単語のアクセントの理解がグンと進みますよ。

日本語と英語のアクセントには大きな違いがある理由

それでは、そもそもなぜ日本語と英語のアクセントには大きな違いがあるのか、について紹介します。

英語にアクセントがあるように、日本語にもアクセントはあるのかな?と思うかもしれませんが、もちろん日本語にもアクセントはあります。

例えば、「あめ」という言葉を発音してみてください。

あなたが、どの「あめ」を想像したかによって、アクセントの位置が異なります。

「雨」を想像した人は、「あ」にアクセントを付けて発音しますし、「飴」を想像した人は、「め」にアクセントをつけて発音しますよね。

このように、日本語のアクセントは「音の高低」で使い分けます。

一方、英語のアクセントは日本語のアクセントとは異なり、「音の強弱」を使い分けることでアクセントを付けます。

このアクセントの違いが、日本人が英語を話すのが難しい理由の1つとも言えるのです。

 

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音節の母音や子音って何?

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音節とは、母音を中心とした音のまとまりのことを言って、1音節に母音は1つだけ入ります。

母音とは、日本語では「あ.い.う.え.お」の5音のことで、英語でいうと「a.i.u.e.o」のことを指します。

そして、英語の「a.i.u.e.o」以外のアルファベットのことを子音と言います。

英語も日本語も、単語は母音と子音の組み合わせでできています。

音節を日本語と英語で考えてみる

まず日本語で考えていきますね。

例えば、50音順での「あ.い.う.え.お」は全て母音です。

そのあとに続く「か.き.く.け.こ」「さ.し.す.せ.そ」は子音と母音を組み合わせてできた音なのです。

分かりやすく説明するために、「か.き.く.け.こ」をローマ字で表すと、「ka.ki.ku.ke.ko」となります。

よく見てみると、「か.き.く.け.こ」はkという子音にa.i.u.e.oの母音がくっ付くことでできていることが分かります。

「さ.し.す.せ.そ」も同じで「sa.shi.su.se.so」となり、s(子音)+母音の形になっています。

このように、日本語は音の1つ1つが母音と子音の組み合わせでできていて、1語ごとに音節に分かれています。

ただ、日本語の音節には2つの例外があります。「っ」と「ん」です。これらは母音と組み合わせなくても1つの音節として分けることができます。

しかし、英語は日本語とは違い、すべての音に母音が付くわけではありません

ホテル(hotel)を例にします。

日本語でホテルは、ローマ字で表すと「ho.te.ru」と母音と子音がセットになった3つの音節に分かれています。

この時、日本語のアクセントは高低アクセントのため、ホにアクセントが付きます。

しかし、英語でhotelはho-telといった2つの音節に分かれ、アクセントは2つ目の母音である「tel」に付きます。

※hotelのように、最初に紹介した8つの規則に当てはまらない単語については、特に規則があるわけでなく、単語によって前の音節の母音、もしくは後ろの

音節の母音にアクセントが付きます

このように、母音がすべての音に付くか付かないかによって音節や、アクセントに違いが生まれるのですね。

まとめ

今回は、英単語のアクセントの8つのルール、音節の母音や子音について紹介しました。

日本語と英語では、母音や子音の組み合わせが違うことで、アクセントの付き方も違うということでしたね。それが英語を難しく感じる原因にもなっているのですが、英単語のアクセントにはルールがあるので、特定の接頭辞や接頭語を覚えておくだけでもアクセントの位置を予想しやすくなりますよ。

私も8つのルールを覚えたことで英語が上達したので、あなたもぜひ、このルールを身に付けてもっと英語を楽しんでくださいね。

 

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