こんにちは!ライターの千尋です。
せっかくコンサートに行くなら、アーティストの表情を間近で見たいですよね!
でも、大きい会場になればなるほどステージから遠くなってしまうので、アーティストの表情までは見えづらいものです。
そんなときにあると便利なのが双眼鏡ですが、倍率は高いほどいいと思っていませんか?
実は、倍率が高いと色々なデメリットも出てくるので、適切な倍率を選ぶのがポイントなんです!
そこで今回は、コンサート会場やドームに持っていく双眼鏡のおすすめの倍率や選ぶ際の注意点をご紹介します。
これからコンサートに行く予定がある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
コンサート会場やドームに双眼鏡を持ってくなら倍率は何がおすすめ?
双眼鏡の倍率は、「○×□」という表記がなされていて、○は倍率・□は対物レンズ(ものを見る側のレンズ)を表しています。
例えば、10×30の場合、倍率は10倍で、ものを見る側のレンズの大きさが30ということです。
コンサート会場やドームに持っていく双眼鏡の倍率は、目的に応じて5~10倍のものを選ぶのがおすすめです。
「倍率が高ければ高い方がよく見えるんでしょう?」
と思われる方も多いと思いますが、決してそんなことはないんです。
倍率が高くなると遠くのものがよく見えますが、その分、暗く見えたり、ぼやけたり、手振れも大きく感じられて見づらくなってしまうのです。
そこで、ステージ全体を見たい場合と、アーティストの表情までしっかり見たい場合にわけておすすめの倍率をご紹介します。
全体を広く見るおすすめの倍率は?
会場の広さやステージまでの距離によっても少し変わってきますが、小さいコンサート会場の場合は5倍程度、ドームやアリーナのような大きいコンサート会場は7倍程度が購入の目安です。
5~7倍程度の低倍率の双眼鏡は、手振れの心配が少なく、長時間双眼鏡でステージを見ていても目が疲れません。
大きく拡大して見るおすすめの倍率は?
こちらも会場の大きさや、ステージまでの距離によって少し変わってきますが、小さいコンサート会場の場合は7倍程度、ドームやアリーナのような大きいコンサート会場の場合は10倍程度が目安です。
大きなコンサート会場で、ステージまでの距離が遠いからと言って、10倍以上の倍率の双眼鏡を選んでしまうと、手振れが大きくなったり、暗く見えてしまい、アーティストの表情をしっかり見ることができないことがあるので注意してくださいね。
双眼鏡の最大の倍率は?
2020年3月現在市販されている双眼鏡で最大の倍率のものは、ナシカから販売されている倍率125倍の双眼鏡です。
125倍といわれるとピンとこないかもしれませんが、これは1.25km離れているものが、10mの距離から見るのと同じ大きさで見えるということです。
広いコンサート会場では、こういった高倍率の双眼鏡がよさそうにも思えますが、近い所を見る場合、高倍率の双眼鏡は視界が真っ暗になってしまいます。
具体的にどのくらい暗くなるかと言うと、レンズの大きさが同じで倍率が2倍になると、明るさが1/4になってしまうんです。
そのため、双眼鏡の倍率も、見たいものの距離や使うシーンによって、使い分ける必要があるんです!
なお、中国製の双眼鏡のなかには、150倍や180倍の倍率をうたったものもありますが、実際の倍率は100倍にも満たないことが多々あるようです。
そのような商品の中には、倍率の表記が「100*30」のようになっていることがあります。
よく見ていただけると気づくと思いますが、×ではなく*になっているんです。
このように記号を変えることで、高倍率な双眼鏡だと誤解させるケースもあるので、ネットで双眼鏡を購入する際は、表記にも気を付けてくださいね。
双眼鏡の倍率の注意点は?
双眼鏡の倍率とは、離れたところのものがどのくらい大きく見えるかを表しています。
例えば、倍率10倍とは、100m距離が離れているものが10mの近さで見るのと同じ大きさで見えるということです。
倍率の注意点
倍率が高くなるほど、遠くが見えるのと引き換えに、
というデメリットがあるということです。
つまり、ライブやコンサートに持っていくなら、5~10倍の倍率のコンパクトな双眼鏡が向いている、ということになります。
このくらいの倍率の双眼鏡なら、持ち運びが楽で、手振れの心配が少なく、長時間使っていても疲れにくいので、安心してコンサートを楽しめます。
これらを踏まえて、私がコンサートに持っていくのにおすすめの双眼鏡を2つご紹介します。
8×21 UCF R/PENTAX(サイズ:4.8 ×11 × 8.3 cm/重さ:209g)
PENTAXから販売されている、8倍率の双眼鏡です。
手のひらに収まるコンパクトサイズで、レンズキャップ、ケース、首からかけられるストラップもついているので、コンサートに持っていくのにぴったりです。
実際にコンサートで使った人からも、軽量でクリアに見えると評判です。
KF6X21H-YEL/FUJINON(サイズ:3.8 x 8.7 x 11 cm/重さ:200g)
富士フィルムから販売されているFUJINONは、海上保安庁・防衛省御用達のメーカーです。
こちらは6倍率の双眼鏡で、コンサート用として販売されているので、軽く持ち運びに便利です。
イエローのほかにも、ブラックやレッド、ブルー、ゴールド、ホワイトなど、たくさんの色が販売されているので、自分の好きな色を選べるのも嬉しいですね!
まとめ
今回は、ライブやコンサートにおすすめの双眼鏡の倍率についてご紹介しました。
小さいライブ会場であれば5倍、大きいライブ会場であれば7倍、アーティストの表情をしっかり見たい!という時は、それよりも倍率の高い8~10倍率の双眼鏡がおすすめです。
残念ながら、近年は粗悪な双眼鏡が販売されていることもあるので、信頼できるメーカーのものか、また、双眼鏡の表記や、金額、倍率は用途に見合った適切なものかしっかりと確認することが大切です。
また、倍率は高いほど遠くが見えますが、ご紹介したようにデメリットもありますので、あなたの使用目的に合った双眼鏡を購入してくださいね。