こんにちは、ライターのあこです。
ライブに行くと双眼鏡を持っている人も多く見かけますよね。
「ライブに行くのが趣味だけれど、今まで双眼鏡を使ったことがない!」という人はかなり勿体ないです!
一番の理由は、やはり双眼鏡を使うと、ドームなど広い会場のステージでも歌手をもっと近くで感じることができるライブ感です!
でも私の経験上、意外と双眼鏡ならなんでもいいわけではなく、使用シーンに合ったものを選ぶことが大切だと改めて感じています。
今回は、ドームで使う双眼鏡の選び方のコツやおすすめの双眼鏡についてご紹介していきたいと思います。
双眼鏡をドーム会場やアリーナで見る場合の選び方は?
双眼鏡をドーム会場やアリーナで見る場合、基本的に以下のポイントが重要になります!
倍率
双眼鏡は「対象物÷倍率」でどの距離から見た大きさかを知ることができます。
ドームは広くても広さ60~150mほどなので、仮に150mと計算すると、
8倍の双眼鏡の場合150÷8倍=18.75mの距離から見える
10倍の双眼鏡の場合150÷10倍=15mの距離から見える
ということになります。
それだけ聞くと「高倍率の双眼鏡の方がいいのでは」と思ってしまいがちですが、高倍率になればなるほど、視界が暗くなり、手ぶれしやすくなってしまいますので、適切な倍率を選ぶようにしてください。
私のおすすめの目安としては、
がおすすめです。
倍率の目安
明るさ
そのため「双眼鏡で明るく綺麗に見たい」という場合には「明るさ」もチェックが必要なんです。
双眼鏡の明るさは、「ひとみ径(口径÷倍率)の2乗」で計算できます。
例えば、倍率が10倍で口径が20mmの双眼鏡ですと「20÷10=2、2の2乗=4」で明るさ4の双眼鏡ということになります。
つまり、同じ口径の双眼鏡であれば、倍率が上がれば上がるほど明るさは暗くなっていきます。
ドーム会場で「そこそこ近くで見たい、かつ綺麗に明るく見たい」というのであれば、双眼鏡のスペックに書いてある、ひとみ径・明るさの2つをチェックしてみてください。
暗いライブ会場であれば、ひとみ径3mm以上、明るさ9以上のものを選ぶと、薄暗くて見えない!という事態を避けられますよ。
明るさの目安
視界
実視界
双眼鏡を動かさずに見える視界のことです。
倍率が上がれば実視界は狭くなっていき、倍率を下げれば実視界は広くなっていきます。
見かけ視界
双眼鏡をのぞいた時に、視野がどれくらいの角度に広がっているかを表したものです。
見かけ視界=実視界×倍率で求めることができます。
例えば実視界7で、倍率8とすると7x8=見かけ視界56°となります。
見かけ視界が65°以上で「広角」、75°以上で「超広角」の双眼鏡になります。
実視界、見かけ視界どちらの点も考慮すると、8倍の場合には実視界7°であれば自分が見たい歌手が視界から外れるということはほぼありません。
ただし、見かけ視界が広いということは、それだけ焦点がぼやけやすくなるので、もし大人数を見たい場合や、舞台全体を見たいという場合には、見かけ視界が65°~70°までの広角双眼鏡を選ぶといいですね。
携帯性
ライブに行く時から、ライブ中、ライブ帰りずっと持ち歩くことを考えるとあまりに大きなものや重いものは負担になってしまいます。
500mlのペットボトルって鞄にずっと入れていると、肩がこったりしますよね。
それを考えると500gの双眼鏡ですと持ち歩くには少し重いということになります。
小さめの鞄に入るサイズ感で、かつ重量が200g~300gのコンパクトタイプの双眼鏡が便利です。
その他
そのため眼鏡をかけたまま使用したい人は「アイレリーフ」の項目に注目してください。
アイレリーフとは双眼鏡をのぞいた時に全体を見ることができる、目の位置から接眼レンズまでの距離のことです。
「アイレリーフ」が14㎜以上あるものでしたら、眼鏡をかけたままでも快適に使用することができます。
「アイレリーフ」が14㎜以上あるものを「ハイアイ」や「ロングアイレリーフ」と表記している双眼鏡もありますので覚えておくと便利です。
こちらの動画も非常に参考になります。
ドーム会場やアリーナで見る防振の双眼鏡の欠点は?
防振の双眼鏡は、その名の通り手ぶれを防いでくれる双眼鏡です。
双眼鏡は一般的に高倍率になればなるほど手ぶれの影響を受けやすいのですが、防振の双眼鏡であれば高倍率はキープしたまま、かつ手ぶれの影響を受けることなくステージの上の歌手を見ることができます。
元々はバードウオッチング用に開発された防振双眼鏡ですが、最近ではコンサートやライブなどで使う人が増加しています。
では「自分の好きな歌手を高倍率でかつぶれることなく見ることができる」という最大のメリットを持つ防振双眼鏡のデメリットはどういった点が挙げられるのでしょうか?
重い
そのためどうしても通常の双眼鏡よりも重くなってしまいます。
あまりにも重い防振双眼鏡ですと、使っている内にだんだん腕が疲れてきてしまうので男性であれば1.5㎏くらい、女性であれば1㎏くらいの重量の防振双眼鏡を選ぶようにするといいです。
高額
通常の双眼鏡であれば5千円~1万円でも高性能なものを購入することができますが、防振双眼鏡の場合には安くても2万円から、高いものですと10万円以上するものもあります。
乾電池が必要
乾電池の分また荷物が重くなってしまうのですが、使おうと思った日に乾電池が切れてしまうと防振双眼鏡として使用することができないので予備を持って行くようにしてくださいね。
防振双眼鏡について簡単にまとめると、
といった感じです。
多少重くても、高額でも「絶対にぶれなく、しっかり見たい!」という人にはかなりおすすめの双眼鏡です。
「高性能なのはわかったし、使ってみたいけれど高額でいきなり購入するのは不安。」という人もいると思います。
そういった人はまずレンタルしてみるのもおすすめですよ!
「milook(https://mi-look.jp/service/)」では、登録すれば防振双眼鏡を最大で10日間借りることができます。
1日からでも借りることができますし、返却はコンビニでも可能ですのでお手軽にレンタルが可能です。
実際に使ってみると自分に本当に合っているのかどうかを知ることができますので、とても便利なサービスです。
双眼鏡をドーム会場やアリーナで見るおすすめは?
それでは、先にご紹介したポイントを踏まえ、私のおすすめの双眼鏡をご紹介したいと思います。
どんな席でもどんなドーム会場でも大活躍!【Vixen 双眼鏡 コンパクトズームシリーズ MZ7-20×21 1305-04】
こちらの優れている点はなんといっても「倍率を変えることができる」という点です。
ドームでも席によって8倍の方が見やすい場合もありますし、12倍の方が見やすい場合もあります。
こちらの双眼鏡であれば席に合わせて倍率を調整することができるので、どういった席であっても綺麗にステージの上の歌手を見ることができます。
綺麗な視野を確保したいなら!【Nikon 双眼鏡 アキュロンT01 10×21 ダハプリズム式 10倍21口径 レッド ACT0110X21R】
多層膜コーティングが取り入れられているので、明るい視野を確保することができます。
綺麗な視野で、好きな歌手を見たい人にピッタリの双眼鏡です。
また、コンパクトで軽量なうえ、オレンジ・ブルー・ブラック・ホワイト・レッドの全5色で好きなカラーを選べるのも嬉しいですね。
ストラップがついているので手から滑り落ちる心配がないのも安心です。
軽くて持ち運びやすい双眼鏡なら!【OLYMPUS ダハプリズム双眼鏡 8×21 RCII マゼンタ 小型軽量モデル】
軽量・コンパクトに力を入れて作られた双眼鏡で、小さく折りたたんで専用のケースに入れれば小さめの鞄であっても邪魔になることがありません。
軽いのでライブ中に使っていても疲れにくいです。
防振機能重視なら!【ケンコー・トキナー VC スマート 10×30 防振双眼鏡】
ボタンを押し続けなくても、スイッチを入れるだけで10分間防振となり、手振れを抑えてくれます。
防振双眼鏡にしては515gと軽めなので、女性であっても使いやすい重量感で、長時間の使用に耐えることができるように設計されていますので、比較的体への負担をかけずに使用することができます。
また、高倍率でコンパクトな双眼鏡ですが、マルチコーティングがされているので、明るくクリアに見えます。
こちらの記事ではもう少しだけ詳しくコンサート会場やドームに最適な倍率について紹介していますので、あわせて参考にしてみてくださいね!
まとめ
双眼鏡をドームやアリーナで使う時のポイントやおすすめをご紹介しました。
ただ倍率が高ければよいというわけではなく、ステージまでの距離や明るさや、手振れ防止など様々なポイントがあるので、ご紹介した双眼鏡のスペックを確認して、あなたにぴったりの双眼鏡を見つけてくださいね!
「より綺麗にぶれることなく好きな歌手を見たい!」というのであれば多少値段も重さもありますが、防振双眼鏡を候補に入れるのもいいと思います。
自分にあった双眼鏡を見つけて、歌手やアイドルをより身近に感じてみてください!