こんにちは。ライターのふふみです。

電気は、毎日の生活の中で「ライフライン」と呼ばれるほど重要なものです。もしもの台風で、停電の復旧が遅くなったりしたら、いったいどんな備えがあればいいのか、あなたも心配になったことってありませんか?

先日、主人の両親の住む地域が、台風による影響で停電してしまい、生活がとても不便だったということを聞きました。停電の主な原因は、倒木による配電線の断線だったそうですが、この復旧に3日もかかり、高齢になる主人の両親は、すっかりまいってしまったようです。その時の状況を聞いてみると、今までこんなに長く停電した経験がなかったため、いざという時の備えを特にしていなかったということでした。

色々と大変だった事を聞いているうちに、主人の両親のことがとても心配になったので、同じような停電が再度おこっても大丈夫なように、用意しておいた方がいい物を徹底的に調べてみました。今回は、長引く停電でも安心できる対策方法と、避難所に持っていく物をあわせてご紹介しようと思います!

 

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台風の停電で必ず準備しておきたいものって何?

必ず備えておきたいアイテム6つ

停電になった時は、水や食料はもちろんですが、生活ができるような明かりや、情報を得たり、連絡を取り合ったりできる手段が必要になります。ここでは、必ず備えておきたいアイテム6つに加えて、さらにあると便利なものをご紹介します!

1.明かり

夜の停電や、暗がりでの移動に備えて、明かりは必要です。

懐中電灯やランタン、ろうそくを、ライターなどの着火用品や、予備の電池と一緒に準備しておいて下さい。防災用として充電機能が付いたものが、ホームセンターなどでも売られています。

連続点灯が48時間できて、充電方式がソーラーや、手動発電によって可能な電池不要のLEDランタンなどが便利でいいと思います!

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直接の明かりではないけれど、普段から「蛍光テープ」を段差のある場所や、トイレまでの通路に貼っておくこともおすすめです。停電になると、暗がりで、子供やお年寄りの転倒もありえるので、いざという時の誘導灯代わりになるんですね!

2.水

次に重要になるのが水です。飲料水は、1人当たり1日3リットルが必要だと言われています。

人数×最低3日分の蓄えがいると言われているので、2人暮らしだと18リットル、3人暮らしだと27リットル、4人暮らしで36リットルが必要になります。

もし、避難所まで遠く離れていたり、自宅が山奥の環境にあったりする場合は、多めに量を計算してください。非常用の保存水は、保存できる期間が5年や7年のものがあり、私も早速購入してみました。

さらに、水について調べていると、準備する時には、ペットボトルの大きさにも注意したほうがいいことがわかりました。2リットルのボトルは、積み上げるとストックのスペースが小さくてすみそうですが、実際に停電になって避難所に行かないといけなくなった時は、小分けにして持てるほうが便利なこともあるようです。

保管する際に、多少場所はとってしまいますが、500ミリリットルのボトルや、1リットルのボトルなど、種類の違うものも用意しておくのがベストです!そして、すぐに持ち出せるカバンに何本か入れておいて下さい。こういった準備に加えて、いざ台風が近づいて来たときには、お風呂の水を溜めておくことも重要です!停電時に洗濯やトイレを流す生活用水として使えます。

3.情報・連絡の手段

停電が長引いた時に正確な情報を知るには、ラジオやスマホ、ノートPCなどが役立ちます。普段から充電を十分にしておきましょう。簡易携帯充電器があれば、そちらもフル充電しておいてください。

ラジオ

ラジオといえば、電池式のものが多いので、普段使っているものがあれば、それが停電の時にも使えます。主人の両親に新しいラジオを購入してあげようと探してみると、手回しの充電機能が付いた防災用のものが売られていました。懐中電灯として使用できますし、スマートフォンや、携帯電話を充電できて、モバイルバッテリーとして使えて便利そうです。予備の電池と一緒に準備しておくと安心です。

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スマホ、ノートPC

ネットに接続できれば、情報の収集もできるし、外部との連絡手段にもなります。過去の災害時には、音声通話はつながりにくくても、パケット通信でできるEメールなどは比較的つながりやすいままだったという実例もあります。

4.食料

備蓄食品は、実際に献立を考えて、それに必要なものをストックしておくことをおすすめします。何を揃えていいかわからず、レトルト食品などをむやみに買い込んだりすると、収納しきれなくなったり、管理が行き届かずにいつのまにか賞味期限が切れてしまったりするので注意が必要です!

献立の立て方

はじめに、ライフライン(電気、ガス、水道)が断たれた場合でも食べられる食品で、3食分(1日分)の献立を考えます。乾パンや缶詰、水を注ぐだけでできるアルファ米といったものです。加熱しなくても食べられるレトルト食品もあるので、確認してみて下さい。この中のもので、例えば1食分を乾パンとツナ缶とするなど、主食+主菜の組み合わせで献立を考えると、何が必要か具体的になります。

次に熱源(カセットコンロなど)で調理ができるカップラーメン(インスタントヌードル)や乾麺、加熱するレトルト食品などを加えて、3食分x3日分を考えます。

これをまずは最低限の量として、あとはプラスαで1週間分あれば安心だと言えます。

献立を考えるときのポイントは、普段口にしないものよりも、いつも食べているものを選ぶことです。普段口にしないものは、そのままになってしまいますが、いつも食べるものだと、それを多めに買い置きしておくだけでよく、普段の生活で自然に古いものから食べ、食べた分を補充するということができるので、いつも、一定の量が必ず備蓄してある状態になります。こうすると、消費期限前に食べることができて、無駄になりません。このやり方は、「ローリングストック(循環備蓄)」というやり方だそうで、早速、主人の両親にも教えてあげようと思いました!

こういった準備に加えて、実際に台風が近づいてきたら、ご飯を炊いておいて、冷めてもおいしく食べられるような、おにぎりを作っておくのもおすすめです。

5.調理器具

ライフラインが止まってしまうと、オール電化の住宅などでは、調理をすることもできなくなります。ガスも止まってしまうような事態を想定すると、いざという時の唯一の熱源として、カセットコンロが役に立ちます!

火が使えると、インスタントヌードルが作れたり、簡単な調理ができたりします。熱を加えた食べ物は、衛生的で安全ですし、温かい食べ物を食べると力が湧いてくるものです。カセットボンベの予備とともに備えておいて下さい。

6. 医薬品

もしもの時は、医療機関に行っても、なかなか診てもらえないことがあるかもしれません。軽いケガなら、自分で対応できるように、応急措置用の医薬品を準備しておくと便利です。毎日薬を飲まないといけない持病がある場合は、防災用のカバンにその薬を常に入れておいて下さい。

また、普段から電源が必要な医療機器を使っている場合は、「ポータブル電源」の準備が必要です。ポータブル電源は、サイズが小型で長時間使用できるので、あると介護用だけでなく、色んな場面で役に立ちます! 値段が気になりましたが1万円台で買えるものがあったのでご紹介します。

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窓ガラスの補強

以上の6つのアイテムは必須と言えますが、停電だけでなく、「台風そのもの」にも備えることも大切です。

台風の被害は、主に水害、そして強風です。特に強風による被害は大きく、窓ガラスが割れる被害が出たりして危険なので、雨戸がない場合は、あらかじめ窓を補強することをおすすめします。

その際に便利なのが、ガラスが割れて飛び散るのを防止してくれるフィルムです。これを普段から張っておくだけで、危険を最小限に抑えることができるうえに、台風の時だけでなく、地震などの災害の備えにもなります。もし、食器棚や、ガラスケースなどが倒れたりしたら、飛び散ったガラスの破片に進路を妨害されて避難できない場合があるので、こういったことを考えて、窓ガラス、食器棚、ガラスケースなどにも貼れるものがオススメです。

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保険についての確認

万が一の破損が起きた時のことを想定して、保険の「補償内容」も確認しておきましょう。損害保険会社が扱っている住宅用の損害保険、火災保険、全労災の火災共済と、自然災害保障付共済、都道府県民共済の新型火災共済、車両保険などは、台風の被害が含まれる「風災補償」がついているものがあります。加入している保険は、しっかりと見直すようにした方がいいと思います。

 

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暑い時期の停電に便利な物は?(7月~9月)

アイスノンや冷凍枕、保冷剤や冷感マットなどがあると便利です。暑い時期に停電した場合、エアコンも扇風機も使えないとなると、熱中症が心配されます。そこで、身体を冷やせるものを準備しておくことが大切になります。小さな保冷剤でも、タオルにくるんで首の後ろに当てると体感温度が随分と下がります。夏場は、保冷剤を普段より多めに冷凍庫に貯めておくと、台風時の備えになります!

寒い時期の停電に便利な物は?(10月~11月)

サバイバルシート(アルミ)、使い捨てカイロ、防寒着を準備してください。肌寒い季節は、「防寒」と「体温調節」が最も重要です。サバイバルシートは、寝袋にもなり、値段も安く済むため、家族の人数分を準備しておくと便利です。ごみ袋やビニールシート、百均で売っているような薄手のビニールかっぱも、肌着の上に着込むと空気を溜めて温かくなります。いざという時に使えるものを把握しておくことも大切ですね。

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避難所に持っていく最低限必要な物は何?

消防庁が伝えている、非常持ち出し袋に入れるべき最低限必要な防災グッズは、20品目あります。

いざ緊急的に避難しないといけない場合は、あまり多くのものは持ち出せません。避難の時に持っていく最低限のものは、家族構成によっても違うので、家の人とよく話し合って準備することをおすすめします。

防災グッズ20品目

印かん、現金、救急箱、貯金通帳、懐中電灯、ライター、缶切り、ロウソク、ナイフ、衣類、手袋、ほ乳びん、インスタントラーメン、毛布、ラジオ、食品、ヘルメット、防災ずきん、電池、水(出典:総務庁消防庁)

さらにあればいいモノ

簡易トイレ、持病の薬、サバイバルシート、雨合羽、下着・靴下(5日分)、スリッパ、耳栓、安眠マスク、携帯枕、権利書、各種カード、保険証、介護手帳、身分証明書、生命保険契約番号、緊急連絡先一覧、生理用品、マスク、ビニールシート(ゴミ袋でも可)、暇つぶしになるもの(特に小さい子どもがいる場合は必須)

もし、一つ一つのアイテムをどこで揃えたらいいのか分からない場合は、防災グッズがセットで売られているので、とても助かります。

Defend 防災グッズ 防災セット 非常用持ち出し 災害対策 防災リュック 厳選59点 (2人用)

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○台風で停電になった時に備えておきたい必要なものは明かり、水、情報・連絡の手段、食料、調理器具、医薬品の6点!

○明かりは、懐中電灯、ランタンなど、手回し充電機能の付いたものが安心。

○水は、2人で3日間の目安が18リットル。ボトルの大きさも考えて揃えておく。

○食品は、まず献立を考えてストックするものを決める。普段から食べているもので「ローリングストック」という方法がおすすめ!

○調理器具は、カセットコンロとカセットボンベの予備を準備しておくこと!

○医薬品は、応急処置セットに持病の薬を含めて準備。電源が必要な医療機器を普段から使っている場合はポータブル電源があると安心。

○暑い時期の停電に便利な物は、保冷剤!

○寒い時期の停電に便利な物は、サバイバルシート(アルミ)、使い捨てカイロ。

○避難所に持っていく最低限必要な物は、消防庁が挙げる非常持ち出し袋に入れるべき最低限必要な防災グッズは20品目あるが、家族構成によって不必要なものを省き、必要なものを加えて準備するようにする!

まとめ

今回、調べた結果、停電になった時に用意しておいたほうが良い物は沢山あることが分かりました。でも、むやみに買い揃えるのではなく、しっかりと状況を想定して準備することがないより重要になると思います。主人と私は、必要となるものを早速購入して、主人の両親へ一つ一つ説明しながら渡してきました。事前に対策をしておけば、もし停電が起こっても安心できます。

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