こんにちは~ライターのあこです。

七夕には笹に願い事を書いた短冊や、七夕飾りを飾りますよね。

でも、短冊に願い事を書くときに「~できますように」と書く人が多く、実際に正しい書き方を知らない方も多いと思います。

それに、お子様と一緒に書く際にも、正しい七夕の願い事の書き方を教えてあげたいですよね。

そこで今回は、七夕の願い事の正しい書き方をご紹介していきたいと思います。

七夕飾りには9種類もあって、それぞれ意味が込められているので、そちらも一緒にご紹介していきます!

 

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七夕の願い事の正しい書き方はどうやるの?

織姫と彦星

七夕の願い事の正しい書き方

七夕の願い事の正しい書き方は、「○○できますように」ではなく、「○○する」という風に断言することなんです。

例えば「○○大学に合格できますように」という書き方ではなく、「○○大学に合格する」という書き方にします。

断言することで、自分の願いを叶えようと無意識にその願い事に向けて行動するようになり、願い事が叶いやすくなります。

(「○○が欲しい」という物欲ではなく自分自身の向上に関わることを書くということも大事です)

そして、願い事を書く時には「お金がない」「時間がない」などの否定的な言葉やマイナスの言葉を書かないことも大切です。

なるべくポジティブな言葉を使うようにしてください。

あと他人を不幸にしたり、陥れたりするような願い事は書かないことです。

あくまで自分自身の「夢」や「願い事」を書くようにします。

短冊の色

七夕の歌である『たなばたさま』には「五しきの短冊」という表現が出てきますが、この五色は「青、赤、黄、白、黒」です。

この五色は、古代中国の陰陽五行説で言われている「木、火、土、金、水」の5つの要素がこの世の全ての根源にあるという説を取り入れています。

そして、それぞれの色に意味があるのですが、意味は儒教の教えである五常(五徳)=「仁・義・礼・知・信

人として人生を歩む上で正しいことや望ましいことを表してたものが由来になっています。

このように色にも意味があるので、自分の願い事に合わせた色を選ぶといいですよ。

少し難しい内容ですが、色に合わせた願い事の例だけでも参考にしてみてください。

(緑)=徳を積み人間力を高める・家族を大切にする

・ 陰陽五行説:木

・ 五徳:仁

・ 願い事の例)家族全員の幸せ

 

赤=感謝の心や他の人への敬意をもつ

・陰陽五行説:火

・五徳:礼

・願い事の例)優しい人になりたい

 

黄=嘘をつかない、欺かない、人との繋がりを守る

・陰陽五行説:土

・五徳:信

・願い事の例)人間関係を良くしたい

 

白=正義をつらぬく心

・陰陽五行説:金

・五徳:義

・願い事の例)自分が正しいと思った行動をしたい

 

(紫)=知恵、知識

・陰陽五行説:水

・五徳:智

・願い事の例)成績(仕事)を向上させたい

 

願い事を書いたあと

短冊の最後には…

短冊を書き終わった後には自分の名前を書きます

大勢の人が見る所に飾る場合にはイニシャルでもいいので書くのを忘れないようにしてくださいね。

 

飾るタイミング

飾るタイミングですが七夕飾りは「一夜限り」が原則です。

「7/6に飾って神様をお迎えし、7/7には七夕飾りを海や川に流す」というのが習わしなんです。

そのため書いた短冊は7/6の夕方から夜にかけて飾るようにします。

 

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七夕の願い事がたくさんあったら?

七夕

実は七夕の願い事はいくつ書いてもいいんです!

「一人〇個でなければならない」といった数に制限はありません

ただし、願い事が複数ある場合は1枚の短冊に1つの願い事を書くようにします。

その理由は、同じ短冊に書いてしまうと字が小さくなり、願い事が見えにくくなってしまうためです。

「願い事をたくさんすると叶えてもらえないのではないか?」と思われる人も多いかもしれませんが、「こういった人になりたい」「こういった夢を叶えたい」ということをあるだけ短冊に書いていいんですよ。

(先ほどもご紹介しましたが「これが欲しい」「ここに行きたい」というただの願望はNGです)

願い事がたくさんあるなら、「七夕の願い事の正しい書き方はどうやるの?」で紹介させていただいた五常(五徳)に沿った願い事を5枚書いてみるのもいいですね。

七夕の飾りの種類は?

七夕飾り

笹に飾る七夕の飾りは短冊も含めて実は9種類あり、それぞれに意味が込められているんです!

それでは、1つずつご紹介していきますね。

1.短冊

短冊

短冊には、願い事を成就してくれるというだけでなく、学問や字の上達などの願いが込められています。

 

2.神衣(かみこ)

神衣

裁縫の上達、また衣服に困ることがないようにという意味が込められています。

病気や厄の身代わりになってくれるとも言われています。

 

3. ひし形つなぎ

ひし形つなぎ

ひし形は星をあらわしており、それが繋がっていることで天の川を表現しています。

繋がるという所から裁縫の上達の願いが込められています。

 

4. ちょうちん

ちょうちん

願い事を書いた短冊や、願い事を書いた人の心を明るく照らす…という意味が込められています。

 

5. 折鶴

折り鶴

長寿の願いが込められています。

飾る鶴の数は家族の中で一番年上の人の年齢分だけ飾ります。

 

6. 網飾り

網飾り

豊作・豊漁、更に一生食べるものに困ることがないようにという願いが込められています。

また「網」の形状から「幸せをたぐりよせる」という意味もあります。

 

7. 巾着

巾着

巾着は昔のお財布です。

節約と貯蓄を心がけようという意味と、商売繁盛、金運上昇の願いが込められています。

 

8. 吹き流し

吹き流し

織姫が機織りで使っていた糸がモチーフになっている飾りで、裁縫、習い事の上達の願いが込められています。

 

9. くずかご

くずかご

七夕の飾りを作った時に出た紙屑を、折り紙で作ったくずかこの中に入れて飾ります。

整理整頓や物を大切にする(物を粗末に扱わない)という意味が込められています。

 

この他にもよく輪飾りが飾られているのを見かけると思います。

輪飾り

でも、輪飾りには他の七夕飾りのように古くから伝わっている由来や意味合いはないと言われています。

「輪が繋がっている」=「人と人との繋がりを大切にする」という意味合いを込めて飾られるようになりました。

このように一つ一つ意味があることを知ると、より七夕飾りを作るにも気合が入ってしまいますね!

全て折り紙で簡単に作れますのでぜひお子様と一緒に作ってみてください。

 

愛知県で毎年8月行われる「安城七夕まつり」は「願い事」で日本一になることを掲げている有名な七夕祭りです!このお祭りの一番の魅力はお子さんと参加して楽しめるイベントが沢山あるところですので、是非チェックしてみてくださいね。

まとめ

七夕の願い事は「○○できますように」と書いてしまいがちですが、自分の夢や目標を叶えるためにも「○○する」と断言することが大切です。

改めて自分の目標や夢について考えるきっかけにもなりますね。

また、七夕の短冊や飾りはただ華やかにするために飾られている訳ではなく、それぞれに思いや意味合いを持っています。

お子様と作る時も意味を一緒に考えながら作ることができればもっと思い出に残る七夕になりますよ。

 

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