こんにちは!ライターの河端です。
最近はビジネスでの集客のためにSNSを使うことも多いですよね。
その中でもFacebookはビジネスでもよく利用されます!
ただ、Facebookにはビジネスアカウントと個人用のアカウントがあり、その違いや、管理費用があまりよく分かっていないという方もいます。
そこで今回は両者の違いや、管理費についての情報をまとめてみました。
Facebookを利用して集客を拡大させたいとお考えの方の参考になればと思います。
Facebookのビジネスアカウントと個人用アカウントの違いを簡単に解説!
ビジネス用アカウントと個人用アカウントの主な違い
Facebookの主要な機能について、ビジネス用アカウントと個人用アカウントの違いをまとめました。
ビジネス用アカウントの大きなメリットとしては、
といったことが挙げられます。
これらのツールを使えば、自社の商品やサービスを効率良く広めることが出来ますね。
広告掲載など一部費用が発生するものもありますが、無料で使えるものも多く準備されています。
それでは次にそれぞれのアカウントの基本的な機能について、より詳細にご紹介していきます。
ビジネス用アカウントの主な機能
ビジネス用アカウントでは、集客のための様々な機能を利用することが出来ます。
提供されている主要な機能は以下の5つです。
これらは一部有料のものもありますが、基本的にすべて無料の機能として使用出来ます。
もう少し詳しくご紹介していきます。
1. 基本情報の公開
自分が運営しているビジネスについて、以下のような情報を登録して公開することが出来ます。
個人用アカウントでも、プロフィール欄に名前や出身、経歴などを登録することが出来ますよね。
ビジネス用アカウントでは、それらの情報の企業版として公開することが可能になります。
小さなお店などは、自社のホームページを持っていない場合があります。
そのような場合は営業時間などをFacebookに登録しておくことで、顧客に確認してもらうことが出来ます。
2.投稿
個人用アカウントであれば、日々起きたことを紹介したり、自分が感じたことを書いて投稿したりすると思います。
ビジネス用アカウントにおいては、例えば以下のような利用方法が考えられます。
Facebookを使えば、顧客に知らせたい情報をタイムリーに提供することが出来ますね。
写真も添えられますので、PRしたい商品やサービスがあれば説得力が増すと思います。
3.メッセージのやり取り
個人用アカウントと同じように、ビジネスアカウントでもメッセージのやり取りが可能です。
やり取りには個人用アカウントと同じくMessengerというアプリを使用します。
このアプリをFacebookアカウントと連動させ、顧客とつながることが出来ます。
また、ビジネス用として使う場合には広告を出すことも可能です。
それぞれの顧客特性に合った広告を出すことで、より効果の高い宣伝を期待できます。
広告の具体的な種類や費用については後述します。
4.集客・求人ツール
Facebookでは、ビジネス拡大のために様々なツールが用意されています。
例えば以下のような機能を使うことが出来ますよ。
<予約機能>
顧客には、サービスの内容や予約可能な日時が提供されます。
また、企業側では予約の管理を行うことが出来ます。
Facebookでの予約機能には、次のような特徴があります。
無料で予約管理の基本的な機能はすべて満たしてくれます。
顧客がFacebookのアカウントを持っていなくても良いというのも助かりますよね。
<イベント機能>
自社が新商品を発売するときや、キャンペーンを行うときに有効です。
この機能を使えば、Facebook上で自分が登録したイベントが公開されるので、より多くの人に自社を知ってもらう機会を作ることが出来ます。
イベントはカテゴリの設定が出来るので、自社に興味のある人を効果的に集客出来ます。
イベント機能には、次のような特徴があります。
ただ宣伝するだけではなく、具体的にどういった人がどれくらい興味を持ったのか調べることが出来るのは大きな魅力ですね。
<求人情報の作成>
応募者のステータス(連絡済み、面接予定など)を登録しておくことが可能です。
特徴と注意点は以下の通りです。
自社の商品やサービスを上手くPRしていれば、その流れで求人に応募が来るかもしれません。
<ショップ機能>
設定するにはまずコマースマネージャでショップを作成する必要があります。
コマースマネージャとは、Facebookでショップを作成する際に事前に準備をしておく必要のあるツールです。
コマースマネージャでは実際に販売する商品の登録や、顧客分析などが可能になります。
海外ではFacebook上で決済まで済ませる設定が可能ですが、日本では未対応です。
そのため、Facebookショップ上で購入手続きをすべて済ませることは出来ません。
商品を購入する際には、現状一旦自社のECサイトに移動して決済を行います。
海外ではすでにFacebook上で決済することが可能となっているので、将来的には日本も同じように利用出来るようになると思います。
ショップ機能の特徴と注意点は以下の通りです。
まだサービスが開始してそれほど年月が経っていないため、これからますます利用しやすくなると予想されます。
最近は商品をSNS上で探す人も多いので、そこから商品を見て購入につなげる方法は期待出来ますね。
5.分析(インサイト)
例えば、以下のような情報を知ることが可能です。
投稿に対しての反応や、どれくらいの人がページに興味を持ってくれているのか数字で示されるので、改善にも役立ちますね。
こちらも無料で利用できるツールです。自分のページの運用方針に迷っている際は参考になりそうです。
6.広告掲載
広告の課金の種類と内容は以下の通りです。
広告はフィードや画面の右側、ストーリーズに表示されます。
最初は月3万円程度の予算で始めるのが良さそうです。
下の動画では、Facebook広告について初心者向けに解説がされています。
実際に広告を出すとなれば、少々手順が複雑な部分があります。
ビジネスアカウントを作成しようか迷っている方は、以下の動画を見てどれくらいの手間がかかりそうか参考にするのも良いかもしれません。
個人用アカウントの主な機能
個人アカウントは、主に個人が日常の出来事や感じたことなどを友人などと共有することに使用されます。
先にご紹介したビジネス用アカウントと出来ることが同じ部分もあります。
具体的には以下のような機能があります。
Facebookでは、原則は自分の本名を登録することになっています。
また、生年月日や出身地、学歴なども登録出来ます。
タイムラインへの投稿では写真も投稿できるので、個人の思い出などを共有するときに利用出来ますね。
メッセージのやり取りはスマホの場合Messengerというアプリを利用します。
Facebook上での友達は申請することによって可能です。
相手が申請を承諾すれば、友達になることが出来ます。
このように、個人アカウントについては特段目的がなくとも、気軽に自分のことを知り合いと共有したいときに利用出来ます。
また、利用は無料です。
ビジネス用アカウントのメリット・デメリットは?
<メリット>
SNSがマーケティングでも主流になっている今、Facebookを利用することはとても有効だと考えられます。
ビジネス用アカウントであれば検索エンジンにも載るので、何かを検索したときに思いがけず自分のページへ人が来てくれることも期待出来ます。
また、見込み客に対してしっかりとアプローチするための機能も充実しています。
広告やユーザーの分析ツールを使うことで、どのような層が自分のサービスに興味を持っているのか明確になります。
それらの情報を元に、より効果的な集客が出来ますね。
Facebookは様々な年齢層が利用していますが、特に若年層の利用が多いです。
そのため、今までは狙っていなかった層から興味を持ってもらえる可能性も高まりますね。
顧客層を広げるという意味でも、Facebookのビジネスアカウントを持っていることは有効だと考えられます。
FacebookなどSNSには、同じ業種・サービス展開をしている人のページもあると思います。
色んな人のページ、投稿に触れることで、世の中でどのようなものが流行っているのかアンテナを張りやすくなることも大きなメリットですね。
<デメリット>
デメリットはSNSの特性を活かすことが出来ないと、効果がかなり薄くなってしまう点です。
Facebookなどには毎日たくさんの情報が出てきています。
その中で多くの人から興味を持ってもらうには、なるべくこまめに更新することが重要になります。
更新頻度が低いと「営業しているのかな?」「問い合わせしても反応がなさそうだな」といった印象を抱かれるかもしれません。
「Facebookを集客ツールとして利用している」ということが訪問者にしっかり伝わるように、PRなどを積極的に投稿していきたいですね。
また、SNSには怪しいビジネスへ勧誘したり、誹謗中傷をしつこく繰り返したりする人が一定数いることも事実です。
場合によっては精神的に大きな負担となる可能性もあります。
一方で、こちらが炎上させてしまうリスクも考えられます。
自分としては悪意がなくとも、投稿やメッセージの読み手が不快になる可能性もあるからです。
それが拡散されてしまった場合、大きなダメージを受けることになります。
気軽に情報を出せるのは利点でもありますが、内容は事前にしっかり精査する必要がありますね。
Facebookのビジネス用アカウントになったほうがいい条件とは
次の4つに当てはまる場合は、Facebookのビジネスアカウントを作成することが有効と考えられます。
それぞれもう少し詳しく見ていきます。
1.商品やサービスのアップデートが比較的多いこと
また、ユーザーはFacebookを開くたびに、自分の興味のある情報が何かしら更新されていないか期待を持っています。
なので、情報は出来るだけこまめに更新出来ることが理想です。
もし提供している商品やサービスが定期的に入れ替わったり、新しいものにリニューアル等されるのであれば、Facebookでの運用は向いていると言えます。
また、キャンペーンやイベントが定期的に行われる場合も有効活用出来ます。
逆に、1度完成した商品やサービスはあまりアップデートされないという場合は、Facebookの利点を活かしにくいかもしれません。
情報発信のツールですので、定期的に何かしら新しいことがある方が良いですね。
2.商品やサービスが写真と言葉で十分に伝わること
商品やサービスによってはこまかな説明が必要な場合もあるかもしれません。
その場合は、写真よりも動画が向いているということも考えられます。
写真でインパクトを与え、その商品の良いところなどがしっかり文章で伝わるのであればFacebookでも効果が期待出来そうです。
3.商品やサービスの購入対象者が一般消費者であること
例えば部品や装置など、企業対企業で使われることが多いようなものはあまりFacebookに向いているとは言えない可能性が高いです。
なぜなら、Facebookのビジネスアカウントを見に来る人が一般の人であることが多いからです。
企業同士であれば会社のホームページを見たり、そういった企業が登録するようなサイトで商品や取引先を探したりする可能性が高いです。
ただし、求人を出したい場合や製品ではなく会社の雰囲気を知ってほしい、という場合には若い人も多く利用するFacebookが有利に働くこともあると思います。
会社でのオフショットのような写真を載せれば、学生にも反響があるかもしれませんね。
4.SNSの利用自体に抵抗がないこと
もしかすると故意に荒そうとしてくる人が出てくるかもしれません。
また、悪意のある情報を拡散されてしまったり、本当は関係ないにもかかわらずトラブルの当事者扱いされて風評被害を被ったりするリスクもあります。
自分が知らないうちに色んな情報が出回る可能性がありますので、そういった意味での管理・チェックもこまめにした方が安全です。
ただ、人によっては流れの早いSNSの世界で多くのリスクを抱えながら運用することがしんどいと感じられる方もいらっしゃると思います。
SNSの特性をよく理解し、自分が運用出来そうか見極めることも大事と言えると思います。
Facebookのビジネス管理にかかる費用は?
Facebookのビジネスアカウントの作成は無料です。
アカウントを作成すること自体に費用はかかりません。
ただし、運用の内容によっては費用が発生します。
例えば、広告を掲載するには予算を組む必要があります。
先にご紹介した通り、広告の下記方法は以下の2種類があります。
具体的に上記の広告の費用は以下のように計算されます。
クリック課金(CPC)
CPCの相場は100円~200円程度です。
インプレッション課金(CPM)
CMPが100円の場合、3,000回表示されたとすると広告費は300円という計算になります。
広告以外にも、Facebookの運用を外部に委託した場合は、当然費用が発生します。
一部費用がかかるものがありますが、無料で使える集客や顧客管理ツールも多数あり、上手く運用すればかなりコスパは良さそうです。
また、広告の種類として人気なのが以下の2つです。
バナー広告というのは、画像とテキストのみで構成される一般的な広告です。手間がかかりにくいこともあり、広告を出すのであればまずはバナー広告がおすすめとされています。
動画広告は最近使う人が増加しているタイプの広告です。画面上に広告が表示されると、自動的に動画が流れる仕組みです。
動画であるメリットを活かし、よりリアリティのある宣伝を打ち出すことが出来ます。
画像なら無視されてしまう広告も、上手く演出してある動画ならついつい見てしまう人も多いのではないでしょうか。
まとめ:ビジネス用アカウントは集客ツールが沢山!無料のもの多数でコスパ良し
それでは個人用アカウントとビジネス用アカウントの違いをもう一度まとめます。
<個人用アカウント>
<ビジネス用アカウント>
ビジネス用アカウントは、基本無料です。
ただし、広告の掲載には費用が発生しますのでご注意ください。
集客のための便利なツールは無料で利用できるものが多く、非常にコスパが良いですね。
デメリットはSNS特有の流れの速さや様々な人と関わることのリスクです。
良くも悪くも情報が拡散しやすいのがFacebookを始め、SNSの特徴でもあります。
ビジネスアカウントを作ったものの、運用がしんどくなって更新しないままでいると、かえって見込み客からは悪い印象を抱かれる可能性があります。
まめな更新や顧客分析を継続できる余力があるかどうか見極めが重要ですね。
上手く利用出来れば、多くの人の目に自社の商品やサービスに触れてもらう機会を作ることが出来そうです。