こんにちは!ライターのRisaです。

新任の教員にとって、新しい職場での第一印象はとても気になるところですよね?

初日の印象でその後の仕事や人間関係がスムーズになりやすくなります。

特に、先生や生徒との関りは避けられない職業なので、新任の挨拶はとても重要です。

赴任先での初日で、職員室や教室での挨拶で好印象を持たれるにはどうすればいいのか、伝えるべきポイントや注意点についてまとめたので、新任の挨拶を考える際はぜひ参考にしてみてください!

 

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職員室で新任の教員挨拶の例文。

 

職員室で先生方に挨拶をするときは、以下のポイントと注意点を意識した挨拶がとても好印象になります。

ポイント

・大きな声で笑顔で話す

・簡潔に話す

・協調性(他の先生方との助け合い)をもたせる

・礼儀正しくする

 

注意点

・個性を出しすぎない

・出身大学は言わない方がいい

・「ご迷惑をおかけするかもしれませんが・・・」は不要

 

挨拶の基本として、大きな声で明るくはきはき話すのは最も重要です。特に職員室は広いので、後ろの人にも聞こえるように話します。

また、初日の挨拶で個性を出しすぎる、一発芸などでウケを狙うことはおすすめできません。

面白いと思ってくれる人もいれば、めんどくさそうだと思う人が少なからずいるからです。

そうなると、はじめから距離を持たれてしまうことになり、仕事がやりづらくなってしまうかもしれません。

個性を出し自分の色をアピールするのは、初日ではなく少し慣れてきたころで十分です。

基本的な挨拶だけに留め、テストで言うと60点~80点ぐらいのレベルで問題ありません。

出身大学をわざわざ言うと自慢のように聞こえて不快な思いをする先生もいます。

また、謙遜して「ご迷惑をおかけするかも」といったネガティブなことも言う必要はありません。

ダラダラと長い挨拶も忙しい先生には迷惑です。基本的な内容だけを簡潔にスッキリと伝えるよう注意してください。

以下が例文になります。

例文1

おはようございます。

〇〇と申します。

担当教科は〇〇です。

学生時代はサッカー部で汗を流しておりました。

体力には自信があります!

早く仕事に慣れ、皆様のお役に立ちたいと思っておりますので、ご指導ご鞭撻の程よろしくお願い致します。

 

例文2

おはようございます。

〇〇と申します。

担当教科は〇〇です。

趣味は映画観賞で、ジャンル問わずなんでも見ます。

動画編集も得意なので、資料作りなどお役に立てたらいいなと考えております!

仕事では不慣れなことも多いですが、一生懸命頑張りますので、よろしくお願い致します。

 

職員室で新任の教員挨拶の例文構成やポイント

シンプルな挨拶で十分です。

まずは挨拶から入り、中学・高校であれば担当科目、得意なことを簡潔にまとめ、最後に前向きな言葉で締めくくります。

もし得意なことや、特筆するエピソードがなければ無理に入れなくて大丈夫です!

目安は20秒程度で、好印象をもたれる無難な挨拶を心がけてくださいね

 

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先生方へお土産はいつ渡せばいいの?

新しい職場への菓子折りについてはとても悩みます。

学校の場合は、あってもなくてもどちらでもいいことが多いようです。

こればかりはその学校にもよるので、着任の前に聞いてみるのが一番です。また、同じ日に着任する先生が複数名いるのであれば、事前に相談しておくのもいいかもしれません。

自分だけが持っていってしまうことや、逆に他の人が持ってきていて自分は持っていかなかった、という状況はあまり好ましくありません。迷ったら周りに合わせてしまうのが一番です。

また、もし持っていくのであれば、渡すタイミングは朝の忙しい時間は避け、挨拶などがすべて済んで落ち着いたときが喜ばれます

教室で初めて生徒に伝える挨拶やポイント

職員室での先生方への挨拶が終われば、いよいよ生徒とのご対面です。

生徒側も新しい先生にドキドキ・ワクワクしているので、安心感と好印象を与えられるような挨拶をなるべくはできるようにしてくださいね。

また、あまりなめられてもいけませんが、逆に高圧的な態度もNGです。

基本的な姿勢は対先生の時と変わらず、「簡潔に無難に明るく」を心がけてください。

ポイント

・大きな声で笑顔で話す

・顔を見ながら話す

・「一緒に頑張りましょう」と助け合いの気持ちを入れる

・明るい印象を与える

・変に一生懸命になりすぎず自然体で接する

 

注意点

・一方的にならないようにする

・早口に気をつける

・無理に笑いをとらない

・「仲良くなりたい」は避ける

 

できるだけ生徒一人一人の顔を見ながら、双方向を意識するように心がけます。一人で突っ走る熱血教師のようになってしまうのは避けた方がいいと思います。

みんなと一緒に頑張っていきたいという気持ちを盛り込むと、生徒も先生を信頼しやすくなります。

親しみやすいようにと一生懸命に笑いをとろうとして、逆にスベってしまうと見下されてしまうので注意が必要です。

また、「みんなと仲良くなりたい」といった言葉も、先生と生徒は友達ではないのであまりふさわしくありません。

ただし、小学校低学年の児童に対する挨拶であれば問題はないかと思います。

無理に入れる必要はありませんが、生徒の年齢や雰囲気に合わせて使い分けてもいいかもしれません。

では次に、小学校・中学校・高校と、それぞれの生徒に合わせた挨拶のポイントについて見ていきましょう!

小学校で初めて生徒に伝える挨拶やポイント

小学生はまだまだ遊び盛りの子どもたちです。

そんな子どもたちと楽しい日々を過ごしながらも、しっかりと学び、勉強が好きになれるように指導しなければなりません。

そのためには、子どもたちに心を開いてもらえるように、楽しく明るい印象を持ってもらうことが大切です。

特に以下のポイントに注意した挨拶が好印象を持ってもらえます。

ポイント

・分かりやすい言葉を使う

・得意なことや遊びを言う

・ポジティブなことを言う

 

例文

おはようございます。

今日からみんなの担任になりました、〇〇です。

先生は子どものころから野球をやっていたので、ボール遊びは大の得意です!

みんなには負けない自信がありますよ!

もちろん、遊びだけじゃなくて勉強も頑張りましょうね!

これからよろしくお願いします!

 

小学生相手に難しい言葉や丁寧すぎる言葉は必要ありません。簡単な言葉で親しみやすい挨拶を心がけます。

また、「ボール遊びが得意です」「けん玉が得意です」など、子どももできる遊びを話題にすると、「一緒にボール遊びしよう!」「けん玉教えてよ!」と打ち解けるきっかけ作りになるかもしれません。

中学校で初めて生徒に伝える挨拶やポイント



中学生はとても難しい時期でもあります。小学生のように幼い子どもではありませんが、まだまだ子供な部分もあります。

親しみやすさと頼もしさをそれぞれ持って接するのが理想的です。

ポイント

・担当教科、部活を伝える

・得意なことや趣味を入れる

 

中学は教科ごとに先生が異なるので、自分の担当教科は必ず伝えなければいけません

また、顧問をする部活があれば一緒に伝えます

中学生は自分の好きなことを見つけ出す時期でもあるので、先生の趣味は何かを話題にすることで、生徒は興味を示してくれるかもしれません。

例文

おはようございます。

このクラスの担任になりました、○○です。

担当教科は英語で、野球部の顧問をすることになりました。

英語は苦手な人が多いですが、面白い部分が分かってもらえればうれしいです。

趣味は映画で、最近見たのは〇〇です。

話し出すと止まらないので、興味のある人はあとで個別に聞いてくださいね!

これから一緒にたくさん勉強し、成長していきましょう!

よろしくお願い致します。

 

こんな感じのちょっと親しみやすい挨拶はいかがでしょうか?生徒と一緒に、遊びも勉強も楽しめればいいですね!

高校で初めて生徒に伝える挨拶やポイント

高校生はもう立派な大人です。丁寧でしっかりとした挨拶を心がけてください

また、これから大学受験をする生徒や就職して社会人になる生徒にとって、信頼して尊敬できる先生であることが望ましいです。

生徒から「この先生、信頼できそうだな。」と思ってもらわなければいけません。

将来に不安を抱える時期でもあるので、悩みを相談できる関係が理想的です。

ポイント

・担当教科、部活を伝える

・しっかりとした言葉遣いをする

 

中学と同様、担当教科や部活は必ず伝える必要があります

また、相手はほとんど大人なので、言葉遣いにも注意が必要です。生徒から尊敬されるような話し方、見本となる言葉遣いを心がけてください。

例文

おはようございます。

このクラスの担任になりました、○○と申します。

担当教科は数学で、テニス部の顧問をすることになりました。

皆さんとは歳も近いので、いろいろと教えられることや共感できることも多いのではないかと思います。

これから大人になる大変な時期ですが、一緒に乗り越えていきましょうね!

どうぞよろしくお願い致します。

 

砕けすぎず親しみやすい雰囲気を保った挨拶にしてみるのがいいと思います。

高校生になると、すでに教師に対してあまりいい印象を持っていない生徒も多いかと思います。

そんな生徒の警戒心も解かなければいけないので、当たり障りのない挨拶が無難です。

まとめ

新任の教員にとって、最初の挨拶は第一印象を決めるとても重要な場面です。

大きな声で笑顔で明るく話すことは、どんな相手に対しても共通して気をつけなければいけません。

また、職員室での先生方への挨拶は20秒程度で簡潔にまとめ、当たり障りのない60点~80点程度の無難な挨拶がおすすめです。

生徒への挨拶は、相手がどれくらいの年齢かによって、話し方や内容を変えることも必要です。この時も声の大きさや明るさには注意してください。

また、個性を出すこと、ウケを狙うことは新任の挨拶では避けておいた方が良さそうです。

先生にも生徒にも様々な性格や個性があるので、まずは万人受けする挨拶ではじめておき、徐々に個性を出していけばより良い関係が築けるのではないでしょうか。

 

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