こんにちは。ライターのまゆみです。

一見きれいに見える洗濯機の内側でも、脱水用の穴や、洗濯槽の裏側などの見えない場所は、実は結構汚れているということをあなたはご存知ですか?

私も先日のテレビ番組を見てそのことを知り、家の洗濯機もすごいことになっているのかなと、すごく気になってしまいました。

以前からも、洗濯機の中をきれいにしたいなと思っていたところだったので、この機会に自分で洗濯機内部の掃除をやってみることにしました!

色々調べてみると、分解しなくても効果的にきれいにできるやり方が見つかったので、ご紹介したいと思います!

 

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洗濯機の内部の掃除ってどうやればいいの?

洗濯機と洗濯物の写真

洗濯機の内部の汚れは、黒カビや洗濯洗剤の溶け残りだと言われています。

洗濯機を分解せずにこれらを取り除くには、市販されている洗浄用の洗剤を使うのが一番効果的です!

調べてみると、使える洗剤の種類には、塩素系漂白剤酸素系漂白剤重曹がありました。

詳しいやり方を説明する前に、洗剤の種類と特徴についてまとめてみたので、洗剤を選ぶ際の参考にしてみてくださいね。

洗剤の種類と特徴

塩素系漂白剤

他の洗剤よりも強力で即効性がありカビを分解することはもちろん殺菌作用もある最も効果の高い洗剤です。

使い方も簡単なのでおすすめです。

●メリット

  • 殺菌効果が強い
  • 冷水でOK
  • 手順に手間がかからない

 

●デメリット

  • 酸性のものと混ぜると有毒ガスが発生するため取扱には注意が必要
  • 臭いが強い(刺激臭)
  • 肌への刺激が強い

酸素系漂白剤

過酸化ナトリウムの化学反応によって、発生する泡がカビを剥がし取ってくれます。

剥がれたカビは掃除の過程で取らないといけないので、少し手間がかかりますが、刺激の少ない洗剤を使いたい人にはおすすめです!

●メリット

  • 刺激臭がない
  • 肌への刺激が少ない
  • カビが浮いて見えるため効果がわかりやすい

 

●デメリット

  • 殺菌力は塩素系に劣る
  • つけおきする必要があり時間がかかる

重曹

体にやさしい成分でできていて安心です。

カビを剥がしてくれる作用と消臭効果が期待できます。

他の洗剤に比べて殺菌効果は劣りますが、汚れがそれほど溜まっていない場合の、普段のメインテナンスに向いています。

●メリット

  • 赤ちゃんなど肌が弱い人におすすめ
  • 環境に良い

 

●デメリット

  • 雑菌効果やカビを落とす力は他の洗剤に劣る
  • 洗浄の効果があらわれるまでに時間がかかる

洗剤を選ぶ時の注意点

洗剤を選ぶ時は、洗濯機の説明書にも目を通すことをおすすめします!

理由は、洗濯機の種類によっては、使えない洗剤があるようです。

また、台所用のキッチンハイターなどの漂白剤には泡立ちがよくなる界面活性剤が多く含まれていて、その泡が洗濯槽の中に残ってしまうおそれがあるようなので注意してくださいね。

洗剤を選ぶ時は、洗濯槽に使える「専用」のものを選ぶようにしてください。

洗濯機がドラム式や二層式の場合

酸素系漂白剤や重曹を使ったやり方はおすすめできません!

洗浄の過程で、剥がれて浮いてきたカビを取り除かないといけないので、洗濯機を回している途中に蓋を開けられないタイプの洗濯機だと、掃除ができないようです。

洗剤ごとに掃除のやり方をご紹介

塩素系漂白剤を使った方法

 

●準備するもの

  • 塩素系漂白剤
  • 手袋

 

●手順

  1. 洗濯機の電源を入れ、洗濯槽の動きが完全に止まってから塩素系漂白剤を入れる(飛びはねる可能性があるため)
  2. 「槽洗浄」コースを選ぶ 槽洗浄コースがない場合は「通常コース」に設定し、最大水量で1サイクル(洗濯→すすぎ→脱水)運転させる

 

●ポイント

  • 刺激が強く手が荒れる可能性があるため手袋は必ずつけたほうがいいです。

酸素系漂白剤を使った方法

 

●準備するもの

  • 酸素系漂白剤
  • 手袋
  • ごみ取りネット
  • 雑巾

 

●手順

  1. 洗濯機内の糸くずフィルターを取り外す
  2. お湯(40℃〜50℃)を最大水量までためる
  3. 洗いのみを選択(排水しないよう気をつけて)
  4. 酸素系漂白剤を投入
  5. 一晩つけ置く
  6. 翌日に出てきた汚れをごみ取りネットですくう
  7. キレイな水で1コースまわす
  8. 底についた汚れを雑巾で拭き取る

 

●ポイント

  • 糸くずフィルターを取り外さないとカビや汚れがついてしまい、取りにくいので外したほうがいい
  • 水より汚れが落ちやすいお湯を使うこと
  • 剥がれ落ちたカビの汚れは、丁寧にすくわないと洗濯物に付着したり、排水のときに詰まる可能性があるので気をつける

重曹を使った方法

 

●準備するもの

  • 重曹150〜200g
  • 手袋
  • ごみ取りネット
  • 雑巾

 

●手順

  1. 糸くずフィルターを取り外す
  2. お湯(40℃〜50℃)最大水量までためる
  3. 洗いのみを選択(排水しないよう気をつけて)
  4. 重曹を投入
  5. 一晩つけ置き
  6. 翌日に出てきた汚れをごみ取りネットですくう
  7. キレイな水で1コースまわす
  8. 底についた汚れを雑巾で拭き取る

 

●ポイント

  • 酸素系漂白剤とやり方は一緒
  • お湯だと重曹が溶けやすく、洗浄効果もあがる
  • 乾くと白い粉が固まって詰まる可能性あるため雑巾などで最後は必ず拭き取る

 

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洗濯機の内部の掃除を業者に依頼するとどれくらいかかるの?

使用中洗濯機の中の写真

自分でやってみても、なかなかきれいにならない場合はプロの業者に依頼することもできるようです。

その場合は、縦型洗濯機かドラム型洗濯機かという種類によって値段が違うようです。

私が調べた値段の相場は以下の通りでした。

縦型洗濯機 1.5万円〜2.5万円
ドラム型洗濯機 2.5万円〜3万円

 
ドラム型洗濯機のほうが1万円ほど高くなっています。これは、ドラム型洗濯機のほうが複雑な構造で技術が必要になり、時間もかかるからだそうです。

どちらにしても、洗濯機の故障ではなく、メインテナンスに支払うには少し高い金額のような気もしました。

その為か他業者よりも安くしますよと言っているところも結構あるようです。もし、業者に依頼しようかなとお考えなら、まずは色んなところで見積もりをしてもらい、値段交渉するといいと思いますよ!

業者以外に相談するとしたら?

業者以外なら、ご使用の洗濯機のメーカーに相談する方法もあります。

メーカーが分解して掃除してくれることもありますし、カビや臭いが気になる場合の解決法を教えてもらえることもあります。

ちなみに私も使っている洗濯機のメーカー(パナソニック)に電話したところ、まずは専用の洗濯槽クリーナーを試すことをすすめられました。

Amazonや楽天でも売られていて、塩素系の洗剤でした。

1回目で落ちなくても、2回目まで試せば臭いや汚れが落ちなかったというケースは滅多にないと言われたので、メーカーがおすすめするものを利用してみるのもいいかと思いました。

●パナソニックの洗濯槽クリーナー

 
 

要約

  • 根こそぎカビを落としてキレイにしたいと思うなら塩素系洗剤がおすすめ
  • 刺激が少なめがいいと考えるなら酸素系洗剤がおすすめ
  • 肌や環境に優しいことを一番に考えるなら重曹がおすすめ
  • 洗濯機の種類によっては使わないほうがよい洗剤もある
  • 塩素系洗剤は投入して通常コースで洗濯機を回すだけで洗浄可能
  • 酸素系洗剤と重曹はカビが浮いてくるので取り除く作業が必要
  • 業者に依頼する場合の相場は洗濯機の種類によって変わる
  • 見積もりを取って値段交渉するのがおすすめ
  • メーカーに相談する方法もある

まとめ

色んな種類の洗剤があることがわかりましたが、私はしっかりとカビを落としたいと思ったので、洗濯機用の塩素系漂白剤を使用してみたところ、しっかりときれいになりました!

家の子どもたちは、肌が弱いので少し心配でしたが、洗濯機の掃除をした後は、最初に大人の衣類だけを洗濯し、次に子どもたちの衣類を洗濯するといった工夫をしてみたところ、肌荒れなどもなかったので安心できました。

もし、ひつこい汚れが溜まっているようなら、業者かメーカーに相談してみるのもいいと思います。

 

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