こんにちは、ライターのkikoです!
最近は、40代の転職者も増えていると言われますが、年齢が上がるほど、これまで習得したスキルや経験をどのように活かせるか、また具体的な志望動機を伝えることが求められます。
また、自分のスキルアップのための転職ならいいのですが、現在の仕事の労働条件が悪いから、というマイナスの理由で転職したい場合も、前職の退職理由や転職の志望動機として、どのように話せばいいのか悩んでしまうのではないでしょうか。
でも、こういったマイナスの理由の転職であっても、うまく志望動機として話すことができれば、自分をしっかりアピールすることができます!
この記事では、40代の転職者に求められる志望動機のポイントを例文を交えて紹介します。
是非転職の参考にしてください。
40代の転職の志望動機・理由を面接でしっかりと答える例文。
企業が40代の方を採用する場合に求める条件で「面接の例文」を、まずはご紹介していきます。
例①~同業種への転職の場合~
売り上げデータの作成や請求書作成から、デリバリ業務として商品の受発注や納期調整業務をこなしていました。
仕事にやりがいは感じていましたが業務の裁量が限定的で、自身のスキルをさらに活かしてレベルアップしたいと考えるようになりました。
そんな時、御社の求人募集条件に、「事務職にも大きな裁量が与えられているため、チームの一員として積極的に力を発揮できる人」と書かれているのを見つけ、まさに自分の目指す姿と一致していると感じすぐに応募致しました。
クライアントとのやり取りでは、相手の要望を即座に理解し迅速に対応する事で、営業を最大限サポートする事を心掛けており、デリバリ業務のチームリーダーを任されていました。
御社で働くことができたら、業務範囲を固定せず自ら業務をみつけ、率先してチームを引っ張っていく存在になりたいです。
例②~異業種への転職の場合~
私はこれまで機械メーカーで事務職として勤務してきましたが、年齢を重ねるにつれて“生活する空間”が自分の人生を穏やかで豊かなものにしてくれる、と強く感じるようになりました。
そこで不動産事務として働きたいと考えるようになりました。
これまでの経験から基本PCスキルには自信があり、MOSの資格も取得しています。
また近年では新入社員の導入研修の指導係を任され、後輩が仕事を覚えやすいようマニュアル改善を自主的に行ってきました。
これまでの経験を活かし、是非御社で豊かな暮らしをお客様に提供する事業のサポートを行っていきたいです。
40代が志望動機・志望理由でしっかりと抑えておきたいポイントは?
企業が40代の転職者に対して「適切な人材か」を判断する点としては、以下の3つがあげられます。
これらを満たした内容を志望動機に盛り込むことが採用のポイントとなります。
①会社のことをよく理解して応募してきているか
「御社の企業理念に共感したから」や「風通しの良い社風だから」というような、他の企業でも使いまわせる言い方ではなく、その企業のどんな点が自分自身にとって重要だったのか、具体的に自分の経験や考えと重ねて、その企業でなくてはならないと伝わるように工夫してください。
そのためにも、まず業界研究・企業研究を行い、その企業の特徴や理念をよく理解して企業と転職者の求めるものを合致させる事が肝心です。
②会社にメリットをもたらすような経験や実績があるか
習得した資格やスキルはもちろん、具体的な実務経験からどんなことが活かせるのかを志望動機に盛り込みます。
あなたを雇うことで企業側にどのようなメリットがあるのかという視点でアピールしてください。
③マネジメントスキルがあるか
マネジメントスキルとは組織全体を見ながら指揮・統率し、自ら組織を創り上げていくスキルのことです。
例え管理職に就いた経験がなくても、チームを指揮・統率した経験や、後輩を指導・育成するスキルがあるかどうかが重要になってきます。
これまで自分が組織の成長のために、リーダシップを発揮した場面、自ら進んであらゆる年代とコミュニケーションを取り、業務を円滑に進めてきた経験などをアピールしましょう。
40代の志望動機・志望理由でNGなアピールの仕方は?
では逆に、40代の転職の志望動機・志望理由としてNGなものにはどんなものがあるのか、以下3つをご紹介します。
これらを避けて、言葉をしっかり選んでくださいね。
①マイナスな転職理由をそのまま伝えてしまう
マイナスな理由で転職する場合、下記のように、マイナスをプラスにする表現で言い換えてから伝えます。
②志望理由が抽象的
しかし、具体的になぜ、どこに共感したのか自分の経験や考えから自分の言葉で説明できないと、薄っぺらな説明に聞こえてしまいます。
志望動機に具体性を持たせることで、グッと採用確率は上がりますよ。
③自分本位な表現を使う
「これまでやったことがない業務にも積極的にチャレンジしたい」「自分の経験を御社の成長に繋げたい」などと表現すれば、柔軟性と積極性をアピールできます。
面接で志望動機を話す時間は?
一般的に志望動機は1~2分にまとめて話すのが良いとされています。
文字数は300~600文字を目安にし、志望動機が書けたら、聞き取りやすい速さで話すことを意識して実際にどのくらいの時間か計ってみましょう。
面接は会話のキャッチボールなので、最初に全て話さなくても、重要な点は面接官が追加で質問をしてきます。
その際より具体的なエピソードを話し、しっかりコミュニケーションがとれることをアピールしてくださいね。
履歴書の志望動機の書き出しや文字数は?
履歴書の志望動機の欄には300字程度でまとめるのが一般的です。
企業によっては150字、400字程度などと指定されている場合もあるので、300字程度の志望動機を作成しておけば、あとは削ったり肉づけしたりして調節することが可能です。
履歴書の志望動機の書出しについて、例として3パターンご紹介しますので、参考にしてくださいね。
パターン①:結論から書く
とてもシンプルですがなぜ志望するのか、という問いに理由をまず書くことで分かりやすい文章になります。
結論を述べたら、なぜそのように思ったのか根拠をまとめます。
パターン②:現在の仕事内容から書く
まず現在の仕事内容を述べた後に、現職の経験を活かして御社で○○に貢献できると思ったから、というようにこれまでの経験を活かしてどのようなことが新しい職場でできるのかをアピールします。
現職内容から志望企業に転職したいという一貫した流れであれば、説明がしやすくなります。
パターン③:転職のきっかけとなるエピソードから書く
業界を変えて転職をする場合は、なぜその業界に興味を持ったのかきっかけとなったエピソードから書き出すこともできます。
業界に興味を持ったきっかけから、志望企業を選んだ理由を自身の経験や考えとリンクさせて志望動機をまとめてみてください。
まとめ
40代の転職は不安もあるかもしれませんが、長いキャリアによって得た経験やスキル、ノウハウは武器になります。
まずは応募企業についてよく知り、自分の経験やスキルをどのように活かせるかを、志望動機として具体的に伝えて、その企業に貢献したいという熱意をアピールしてくださいね。