こんにちは、ライターのなおみです!
大人になると、お葬式やお通夜などで喪服が必要になる機会って多いですよね。
訃報はたいてい急なものなので、喪服を慌てて用意しなければならなかった経験のある人も多いかもしれません。
私も去年の夏、急にお葬式に行くことになり、前日に慌てて夏物の喪服のワンピースを買ったことがあります。
そのときは何とか間に合ったのでよかったのですが、この先、秋や冬に喪服を着る機会があったら、「去年買った夏物の喪服のワンピースでも大丈夫なのかな?」ということが気になっています。
そこで今回は、喪服の女性のワンピースは冬物と夏物、片方のタイプの喪服しか持っていない場合に他のシーズンはどうすればいいのか、また、オールシーズン着れる礼服もあるのかについて調べてみることにしました。
喪服のワンピースは冬と夏でどうするの?
片方のシーズンの喪服しか持っていない場合、他のシーズンに着ていっても大丈夫なのか気になりますよね。
夏に冬物の喪服を着ることや、反対に冬に夏物の喪服を着ることは、マナーとしては特に問題ないようです。
ただし、どうしても夏は暑く、冬は寒くなってしまうので、インナーなどで対策する必要があります。
喪服のワンピースにおいて、夏物と冬物の違いは大きくわけて2つあります。
1つは生地の違いです。
夏物は薄手の軽い生地が使われており、反対に冬物は厚手で重めの生地が使われていることが多いようです。
もう1つは裏地の有無です。
夏物は背中部分の裏地がなくて背中抜きになっているものが多く、冬物は全体的に裏地が付いていて背中まで暖かくなるように作られています。
見た目には大きな違いはありませんが、気温による着心地の違いは出てくるので、シーズン外の喪服を着る際はインナーなどでうまく調整するようにしたいですね。
こちらの記事では、年齢別に20代、30代、40代にふさわしい礼服の選び方とマナーについて紹介していますので、参考にされてくださいね。
夏用の喪服のワンピースの場合
夏場のお葬式やお通夜では、少しでも暑さを避けて快適に過ごしたいですよね。
そのためには風通しのよい薄手の生地を選ぶのがおすすめです。
また、サイズ選びにも注意が必要です。
ぴったりすぎると体のラインが出てしまって、喪服のマナーとしてふさわしくありません。
ジャストサイズより少し大きめのサイズを選べば、通気性もよくなって快適に着られそうですね。
スカートの丈は、膝が隠れる程度の長さがちょうどいいようです。
お通夜やお葬式の席では立ったり座ったりといった動作が多いため、裾がフレアになっているものだと動きやすくおすすめです。
ちなみに、足元については夏場でもストッキングを着用するのがマナーとされています。
ストッキングは無地の黒色のものが基本です。
暑くて蒸れが気になるという場合は、膝丈や太ももまでの長さのものを選ぶのもおすすめです。
ただし、お葬式やお通夜の最中にずり落ちてくることがないよう、サイズの合ったものを選ぶようにしてくださいね。
また、万が一伝線してしまったときのために、予備を一足持っておくと安心です。
夏に冬物の喪服を着る場合
ワンピースとジャケットがセットになったタイプのもので、ワンピースの袖が七分袖や長袖であれば、夏はジャケットを脱いでワンピースのみでも大丈夫です。
お通夜やお葬式の最中はジャケットを着用するのが基本ですが、葬儀会場では冷房が強く効いていることも多いので、ジャケットを羽織ってもそこまで暑くなることはないかもしれません。
冬用の喪服のワンピースの場合
形としては、ワンピースにジャケットやボレロがセットになったものが大半です。
防寒の面ではジャケットやボレロといった上着を着用するのがおすすめですが、室内で過ごす際は、長袖や七分袖であればワンピースのみでもいいようです。
また、喪服の上に着るコートの選び方にも注意が必要です。
色は黒が基本ですが、紺やグレーといった落ち着いたものであれば問題ありません。
黒であっても、ダウンジャケットやフード付きのものなど、カジュアル感のあるものはお悔やみの席には避けた方が無難です。
また、毛皮や革素材のものは、殺生を連想させるため避けるようにしてくださいね。
スカートの丈は、夏物と同様膝が隠れる程度の長さが理想的です。
足元については、やはり夏と同様に無地の黒色ストッキングが基本です。
タイツはカジュアル感が出てしまうため、冬でもストッキングを着用するのがマナーとしては正しいようです。
ただし寒冷地や真冬の場合は、60デニール程度の多少透け感のあるタイツであればOKとされる場合もあるようです。
どこまでが許容範囲かは参列する立場や地域の考え方によって変わってきますので、あらかじめ家族や親族に確認しておくと安心ですね。
冬に夏物の喪服を着る場合
出棺を待つときなど外に出る場面ではコートをお召しくださいと言ってもらえることが多いですし、屋内でもジャケットを羽織っていれば見た目にはそれほど気にならないと思います。
しかし、どうしても寒さ対策は必要になりますので、ヒートテックや厚手のインナーを中に着て調整するのがおすすめです。
こちらの記事ではお葬式の髪型ロングを簡単にアレンジするやり方についても紹介しています。マナー違反な髪型にならないように気を付けてくださいね。
女性の喪服ワンピースはオールシーズンで着れるデザインもあるの?
女性の喪服のワンピースには、夏物と冬物のほか、オールシーズン着られるタイプのものもあります。
形は、長袖や七分袖のワンピースにジャケットやボレロを組み合わせたアンサンブルタイプがほとんどです。
素材も厚すぎず薄すぎない適度な生地が使われています。
組み合わせを工夫すれば1年中着ることができるので、1着あると便利ですね。
サイズ選びに関しては、ぴったりよりもやや大きめが理想的です。
夏は布地が肌に張り付くのを防ぐことができますし、冬は中に厚手のインナーを着ることもあるため、余裕のあるサイズを選ぶようにしたいですね。
スカート丈も、購入する際にしっかり確認しておく必要があります。短すぎず、膝が隠れる程度のものを選んでくださいね。
それでは、オールシーズン使えるおすすめの喪服女性のワンピースをご紹介します。
お家で洗濯できる喪服ワンピース
こちらの商品は、お家の洗濯機で洗えるのが特徴の喪服ワンピースです。
クリーニングに出す手間や費用を抑えられるのは嬉しいですよね。
中のワンピースは5分袖になっているので、夏場はジャケットなしで使えて涼しく、冬場や冷房の効いた場所ではジャケットを羽織って着用でき、オールシーズン対応可能です。
授乳にも対応できる前開き喪服ワンピース
こちらの商品は、前開きといって、胸元のボタンで前を開けることができるので、ワンピースを下からまくり上げなくても授乳できます。
喪服は頻繁に購入したり着用するものではないので、妊娠や出産など、体系や環境の変化のある女性にとっては長く着られるデザインを選ぶことも重要です。
こちらの商品も、夏場はジャケットを脱いで、冬場や冷房の効いたところではジャケットを羽織ることでどんな場面でも対応できます。
まとめ
調べてみた結果、夏物と冬物どちらかの喪服しか持っていない場合でも、中に着るインナーなどを工夫すればシーズン外でも対応できることがわかりました。
なお、女性の喪服のワンピースには、夏物や冬物のほかにオールシーズン着られるタイプのものもあるので、ジャケットなどの組み合わせを変えれば1年中着られます。
何着も揃えたくない場合はオールシーズンのタイプを選ぶとよさそうですね。
私の場合は夏物のワンピースしか持っていないので、冬場はジャケットを着用したり厚手のインナーを着たりして対応しようと思います。
喪服を着る機会は突然やってくるので、いざというとき慌てないようにしっかり準備しておくようにしたいですね。