こんにちは!ライターの上園田です。
今年、弟が大学の進学にあわせて上京してきたのですが、路線バスを使った方が明らかに便利なのに「路線バスの乗り方がわからないから…」と時間をかけて徒歩で通学しているらしいんです。
そこで、今後も利用していくことを考えて、路線バスの乗り方を教えてあげることにしました。
調べてみると、路線バスの乗り方には意外とバリエーションがたくさんあったので、パターン別に分かりやすく乗り方をご紹介します!
路線バスの乗り方はどうすればいいの?
路線バスを利用する際の手順は、おおまかに①乗車 ②支払い ③降車の3つに分けることができます。
最低でもこの3つをおさえておけば大抵のバスは利用できますが、難点なのは路線バスの会社によっては支払いのタイミング(前払い・後払い)や、乗車口と降車口の扉が違う場合があることです。
違いはあるにせよ、法則があることがわかったので、①乗車 ②支払い ③降車のそれぞれについて、詳しくご紹介します!
乗り方はどうすればいいの?
バスを利用するには、まず乗車するバスの確認をして、乗車口から乗ります。
ところが、「路線バス」という名前の通り、多いところでは100以上もの路線を運航しているバスの中から目的の場所まで行くバスを探し出すのは、路線バスが初めての人でなくても苦労することがあります。
また、乗り方について改めて調べてみると、支払いのタイミングと乗車口と降車口の位置関係には法則があることがわかったので、バスを確認する方法と支払いの方法について、簡単にまとめてみました。
乗車するバスの確認方法
路線バスには、必ずフロントガラスの上や前扉と中扉の間に「行先表示器」という読んで字の通り、行き先や経由するバス停を表示したものが掲示されています。
また、フロントガラスの上の行き先表示器には、行き先とあわて系統番号が書いてあります。
系統番号を把握しておけば、バスに掲示されている数字を見るだけで目的のバスかどうかがわかるので便利ですよ!
それでも不安という場合は、バスが来たタイミングで運転手の方に思い切って尋ねてみるのもアリです。
また、目的地を入力するだけで、どのバスに乗ればいいのかや所要時間などを教えてくれる便利なアプリもあるので、ぜひ活用してみてくださいね!
【MOKUIKU(もくいく)】
Google Play:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.bitis.mokuik
乗り方(運賃支払い方法別)
すべての路線バスがこの通りというわけではありませんが、ほとんどの路線バスでこのルールが適応されているようなので参考にしてみてください!
運賃 | 乗車口 | 支払うタイミング | 降車口 |
均一 | 前扉 | 前払い | 中扉(後ろ) |
距離別 | 中扉(後ろ) | 後払い | 前扉 |
混雑を避けるために乗車口と降車口を別にしている路線バスは多いです。
バスの運賃を入れる運賃箱が運転席の横にあるので、例えば、後払いの場合は中扉から乗り、降りるときは運賃箱に料金を入れてすぐ近くの前扉から降りるという形式を取っているんですね!
支払うタイミングや運賃については、事前に路線バスの会社のホームページ等を確認しておくことをオススメします。
ここでは、表にならって一般的な路線バスの乗り方をご紹介します。
【後払いの場合】
中扉から乗車し、扉のすぐ近くにある機械から自動的に発券される整理券を取って席に着きます。
【前払いの場合】
前扉から乗車し、運転席の横の運賃箱に運賃を入れて、席に着きます。
☆事前申告制の場合
事前申告制をとっている路線バスは稀(まれ)ですが、前扉から乗る際に運転手に降りるバス停を伝え、その場で運賃を支払ってから乗車する方法です。
この場合、運賃は均一ではなく距離別になりますので、事前にバス停と運賃を把握しておく必要があります。
☆ICカードで支払う場合
前払い・後払いのどちらも、乗車したときに機械にタッチします。
前払いの場合はそれで支払い済みになりますが、後払いの場合は、乗車したときと降車するときの2回タッチする必要があります。
こうすることで、どのバス停から乗車したかをICカードが記憶してくれるので、整理券が無くても降りるときに自動的に運賃を精算してくれるので便利ですよ!
ただし、バスの中ではチャージできないことが多いようなのでご注意ください。
降り方はどうすればいいの?
次の降車バス停がアナウンスされたら、降車ボタンを押して運転手に知らせ、バス停に着いたら降車口より降ります。
降車ボタンは前払い・後払いに関係なく、各座席の窓側や、手すりなどに付いています。
なお、次のバス停がアナウンスされるタイミングは、ひとつ前のバス停を通過した際や停車中にされることが多いです。
ひとつ前のバス停の停車中や、降りるバス停に着く直前にボタンを押してしまうと運転手に伝わりづらいので、注意してくださいね。
【後払いの場合】
降車ボタンで降りるバス停を運転手に知らせて、整理券と運賃表を照らし合わせた金額を運転席の横にある運賃箱に入れて前扉から下車します。
【前払いの場合】
支払いは済んでいるので、降車ボタンを押してバスが停車したらそのまま前扉から下車します。
料金はどうやって確認して支払えばいいの?
さきほどの項目でバスの乗り方と運賃の関係性についてご紹介しましたが、あくまで一般的な例の一つですので、例外もありえます。
そこで、実際に路線バスを利用してみる前に運賃体系についてはバス会社のホームページで確認しておいた方が、万一の時に慌てずに済みますよ!
確認するポイントは…
この2点です。
また、さきほどもご紹介したように、運賃の支払うタイミングや料金システムを問わず、ICカードでお支払いをすると自動的に運賃を計算してくれるので、失敗しにくくて便利ですよ!
【後払いの場合】
運賃が距離別料金の場合は、路線バスの前方に運賃表が掲載されている場合がほとんどです。
運賃表には、距離にあわせて料金を算出したものが表示されます。
バスの前方にある運賃表を見て、乗車するときに受け取った整理券の番号と同じところに表示されている金額を支払います。
現金で支払う場合は、整理券を受け取らないと金額がわからなくなってしまうので、必ず受け取ってから乗車してくださいね。
【前払いの場合】
前払いの場合は運賃が均一である場合がほとんどなので、各バス停に運賃が表記されている場合もありますし、ホームページでも確認することができます。
乗車したら、席に着く前に運賃箱に運賃を入れます。
☆両替について
バスの運賃はおつりがでないので、ちょうどの金額がないときは、両替機で両替をします。
バスの中にある両替機は、運賃箱と一体型になっているものが一般的です。
バスが動いている間にするのは危険なうえに、場合によっては運行に支障をきたしてしまうので、両替が必要な場合は必ずバスが停車しているときにおこなってください。
ただし、前払いの場合は後から乗る方を待たせてしまうので、料金を把握したうえで、両替を先に済ませておくと迷惑をかけることなくスムーズに乗車することができますよ!
・後払いの場合は運賃が距離別料金の場合が多く、中扉から乗車→運転席の横の運賃箱へ支払い→前扉から降りるというパターンが一般的
・前払いの場合は運賃が均一である場合が多く、前扉から乗車→運転席の横の運賃箱へ支払い→中扉から降車というパターンが一般的
・運賃が距離別料金の場合は、乗車の際に乗り口のそばにある機械から整理券を受け取り、運賃表と整理券の数字を照らし合わせて料金を支払う(ICカードの場合は、乗るときと降りるときにタッチすることで整理券の役割を果たしてくれる)
・目的地まで行くバスを見つけるポイントは、行き先表示器に書いてある行き先や、系統番号をチェックする
まとめ
改めて調べてみると、乗り方には一定のルールがあることがわかりました。
路線バスの乗り方はバス会社によってさまざまなので、一見難しく思うかもしれませんが、今回ご紹介したポイントをおさえておけば、簡単に乗ることができますよ!
ちなみに弟が乗る路線バスは後ろ乗り・後払い方式だったのですが、乗り方を説明すると意外と簡単だったようでうまく利用することができたようです!
今後も利用することを考えてICカードの定期券を買うと言ってはりきっていました。
この記事が、路線バスの乗り方がわからないという方の一歩踏み出すきっかけになればなによりです!