こんにちは、ライターのあこです!
社会人に付きまとうのが「人事異動」です。
人事異動をする際には、業務の引継ぎ以外にも、社内外へ異動の挨拶をしたりと、意外とやるべきことが多ですよね。
異動の挨拶は社会人として当然必要ですが、忙しい中時間をかけて考えたり、長々と話すことはあまりよくないので、簡単に、でもしっかりとした挨拶ができるのが理想です。
今回は、異動の挨拶の簡単な例文や、メールの例文などをご紹介していきたいと思います。
異動が決まったけれど、「何と挨拶していいかわからない!」という人はぜひ参考にしてみてくださいね。
人事異動でみんなに向けて簡単に挨拶する場合の例文
人事異動になった際には、朝礼などでみんなに向けて簡単に挨拶をする場合も多いですよね。
まずは、全体へ向けて簡単に挨拶する場合の内容をあげます。
長すぎてもよくないので、最低でも上記項目はおさえつつ、2~3分でおさまるようにするといいですね。
私も人前で話すのが得意ではないのですが、もし普段から人前で話すのが苦手と感じているのであれば事前に何度か練習しておくと、本番焦らなくてすみますよ。
例文
いつも温かく接してくれる皆様とご一緒に仕事ができたこと、とても感謝しております。
至らない点も多かったと思いますが、優しく対応してくださり本当にありがとうございました。
新しい部署に行ってもこれまでの経験を生かして頑張りたいと思います。
異動後も同じ部署内にはおりますので、どうぞこれまでと同じようにご指導の程よろしくお願いします。
異動で部長や上司に挨拶する場合の例文
部長や上司に異動の挨拶をする場合には、可能な限り、直接挨拶に行きます。
挨拶の内容としては、
を順番に伝えれば申し分ありません。
どうしても相手の都合が合わない時にはメールや手紙での挨拶になりますが、その際には、宛名と役職については間違いがないように送付前にしっかり確認してくださいね。
また社内での異動の場合にはこれからもやり取りをする機会があるかもしれませんので、異動後の連絡先も添えておくといいです。
例文
〇月〇日付で△へ異動することになりました。
□□部長にはこちらの部署に来て以来、ご指導していただき本当にありがとうございました。
初めてのプレゼンの時に□□部長に資料をチェックしていただき、一緒に修正していただいたこと、今でも鮮明に覚えております。
△でも□□部長から教えていただいたことを生かし、精一杯頑張っていきたいと思います。
今まで本当にありがとうございました。
またこれからもどうぞご指導、ご鞭撻の程よろしくお願いします。
人事異動の報告をメールで送信する場合は?
まずは、人事異動の挨拶をメールで送信する場合のマナーをご紹介します。
◎件名は一目見て「人事異動の挨拶」だとわかるようにする
などのように件名だけでわかるようにしておくと、見落とされる可能性が少なくなります。
◎人事異動挨拶メールのタイミング
つまり、異動挨拶のメールを送付するタイミングは、早ければいい訳ではありません。
会社のルールを踏まえつつ上司に相談するのが安心です。
◎異動挨拶メールを送る相手
上記の人たちには異動挨拶メールを送付します。
また今はやり取りがなくても、以前やり取りをしていた人にも送付できるとよりいいです。
◎一斉送信について
そういった際には一斉送信でも問題ありません。
ただし一斉送信をする際には下記のことに注意してください。
・「BCC」を利用する
一斉送信で異動の挨拶をする場合には、相手の情報が流出してしまうことがないように「TO」に自分のアドレスを入れ、「BCC」に相手のアドレスを入れます。
(「BCC」機能を使うことによって、自分が誰に送付したのか伏せることができます)
・一言追加する
一斉送信する場合には「本来であれば、お一人お一人にメールをお送りすべきところ、まとめてのご挨拶となるご無礼をお詫びいたします」など、「一斉送信で申し訳ない」という気持ちを一言入れて送るようにします。
それでは、このマナーを踏まえて、「社内・社外向け」「お客様向け」の2パターンに分けて、異動挨拶のメール例文をご紹介します。
社内・社外に人事異動の報告をメールで送る場合の例文
社内・社外に人事異動の挨拶をメールで送る時には、
を入れます。
もし連絡先に変更があるようでしたら、それも追記します。
変更がない場合にも「変更はありません」と記載しておくと親切ですね。
例文
【異動のご挨拶 ××(自分の名前)】
各位様
○○Gの××です。
いつもお世話になっております。
私事で大変恐縮ではありますが、○月○日付の辞令にて△△Gへ異動となりました。
○○G在職中には皆様に多大なご支援をいただきまして、誠にありがとうございました。
心より御礼申し上げます。
また至らない点も多く、ご不便、ご面倒をおかけしたことと存じます。
この場を借りてお詫び申し上げます。
今後は△△Gでの勤務となりますが、これまでの経験も生かしながら全力で取り組んでいく所存です。
皆様には今後とも変わらぬご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます
本来であれば直接お目にかかってご挨拶させていただくべきところ、メールでのご挨拶になりますことご容赦くださいませ。
末筆ではありますが、皆様のご健勝を祈念しております。
××
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異動先:△△G
メール:XXXXXXX@XXXX.XXX
電話番号:000-0000-0000※これまでと同様です。
○月○日より新しい担当者□□が担当させていただきます。
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お客様に人事異動の報告をメールで送る場合の例文
お客様に人事異動の挨拶をメールで送る場合には、
を入れます。
特に大事なのが「後任者」についてです。
相手からすると「次の担当の人もちゃんと仕事をしてくれるのか。」というのがやはり気になる所です。
連絡先や名前などの他に後任者の良い面などを伝えると、より安心してもらうことができます。
例文
異動のご挨拶
株式会社□□ ○○様
いつもお世話になっております。
△△社の××です。
私事で恐縮なのですが、○月○日付で○○Gへ転勤することになりましたのでご一報いたします。
◎年前にこちらの部署に配属されて依頼、○○様にはいつも親切に対応していただき、本当にお世話になりました。
営業経験がなく、ご迷惑をおかけしたことも多かったと思いますがいつも寛大なお心で接していただき、心より感謝申し上げます。
4月より▲▲が後任としてまいります。
万全の引継ぎをさせていただきますので、私同様ご指導の程お願いいたします。
本来であれば直接伺うべきところ、メールにて失礼ながらご挨拶申し上げます。
最後になりましたが、御社のさらなるご健勝とご活躍をお祈り申し上げます。
今まで本当にありがとうございました。
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株式会社△△
××
メール:XXXXX@XXXXX
電話番号:000-0000-0000
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まとめ
人事異動の挨拶は、「今までの感謝の気持ちを相手に伝えること」や「引継ぎに関して相手にしっかり伝える」ためにも非常に重要なものです。
忙しい中、簡単な挨拶をするにしても、ご紹介した注意点などを踏まえて、しっかりと挨拶してくださいね。
「立つ鳥跡を濁さず」ということわざがあるように、最後の挨拶までしっかり終えて、新しい異動先に向かってくださいね。