こんにちは!ライターの千尋です。

風邪や滋養強壮に効果があるといわれるニンニクですが、沢山食べても大丈夫なのか気になったことありませんか?

ニンニクの独特な味が大好きで、ラーメンにいれて必要以上に食べている人もよく見かけます。

結論から言ってしまうと、ニンニクを食べ過ぎると身体に悪い影響が出てしまうようです。

そこで今回は、ニンニクの食べ過ぎはどのくらいの量なのか、食べ過ぎた時はどうなってしまうのか?についてご紹介していきます。

 

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ニンニクの食べ過ぎってどのくらい?

調理している写真

一般的には、生のニンニクで2片以上、加熱してあるニンニクで4片以上が食べ過ぎといわれています。

ニンニクの品種などにもよりますが、1つのニンニクが平均6~7片なので、ニンニクの丸焼きを1人で食べると明らかに食べ過ぎになってしまいます。

ただし、ニンニクの食べ過ぎとなる量には個人差があり、小さい子どもや年配の方などは、少ない量でも身体に悪影響が出る可能性があります。

そのため、小さい子供や年配の方、ニンニクの刺激に敏感な方は、先ほどの半分(生の場合1片、加熱の場合2片)で食べ過ぎになってしまう、と覚えておくと安心です。

 

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1日のニンニクの正しい摂取量は?

スパイスの写真

1日に食べるニンニクの適正量は、火を通してあるニンニクで2片~3片、生のニンニクで1片といわれています。

この範囲であれば、毎日食べても身体に悪い影響を受けずに、ニンニクを食べることができます。

でも、なぜ生のニンニクは火を通したニンニクよりも適正量が少ないの?と疑問になりますよね。

その理由は、生のニンニクには「アリシン」という成分が多く含まれているからなんです。

アリシンはニンニクの他に、ニラや玉ねぎにも含まれる、臭いのもととなる成分なのですが、強い抗菌・殺菌作用があります。

アリシンの抗菌・殺菌作用は、風邪やガンの予防、血糖値の上昇を抑えるなど身体にいい成分でもありますが、食べ過ぎると胃腸の善玉菌も殺してしまいます。

そのため、ニンニクを食べ過ぎると胃腸の細菌バランスが崩れてしまい、体調不良へと繋がってしまうんです。

ニンニクの食べ過ぎによる悪影響を出さないためにも、もともと胃腸が弱い方、ニンニクで体調不良を起こしやすい方は、生のニンニクを食べることはもちろん、空腹時にニンニクを食べることも避けるようにしてください。

空腹時にニンニクを食べると、アリシンの刺激をより強く感じることがあります。

ニンニクを食べ過ぎてしまうとどうなるの?

腹痛のイメージ写真

ニンニクを食べ過ぎると、アリシンの抗菌・殺菌作用で胃腸が傷いて腹痛が起こり、最悪の場合、胃に穴が空いてしまうこともあるようです。

ニンニクはそれほど刺激の強い食べ物です。

先ほどもご紹介したように、ニンニクに含まれるアリシンには抗菌・殺菌作用があります。

ニンニクを食べ過ぎると、胃の中にいる細菌だけでなく、胃粘膜まで傷つけ、最終的に胃壁が損傷し、胃に穴が空いてしまう可能性があります。

胃壁が損傷すると、胃潰瘍のような激しい痛みを感じます。

胃に穴を開けてしまわないためにも、ニンニクの適正量は守った方が良さそうですね。

食べ過ぎによる症状は?

腹痛のイメージ写真2

ニンニクを食べ過ぎたときに起こる症状としてよく知られているのが、腹痛や胸やけですが、他にもニンニクを食べ過ぎることで起こる症状があるのでご紹介します。

腹痛・下痢

ニンニクを食べ過ぎることによって、アリシンの強い抗菌・殺菌作用が胃や腸の良い働きをする細菌までも殺してしまいます。

そうすると胃腸内の環境が悪くなるので、腹痛や下痢などの症状が起こることもあります。

 

頭痛・嘔吐・貧血

人間の身体は常に血液が酸素を身体中に運んでいます。

しかし、ニンニクを食べ過ぎると、ニンニクに含まれているアリシンが赤血球を傷つけることで酸素を身体に運ぶ邪魔をしてしまいます。

このことにより、頭痛や貧血、ときには嘔吐といった症状を引き起こす場合があります。

 

口内炎・肌荒れ

ニンニクに含まれるアリシンは、胃腸内に住んでいるビタミンを作る腸内細菌も殺してしまいます。

そのため、身体の中でビタミンがうまく作れなくなり、口内炎や肌荒れを引き落としてしまう可能性があります。

 

血が止まらなくなる

ニンニクには「スコルジニン」という成分が含まれています。

スコルジニンには、血液をサラサラにし、コレステロール値を下げてくれるという利点がありますが、ニンニクを食べ過ぎてしまうと、血液がサラサラになりすぎてしまい、血が止まりにくくなってしまう可能性があります。

 

体調不良が起きた時の対処法は?

では、ニンニクを食べ過ぎて体調不良が起きてしまった時はどうしたらいいのでしょうか?

そんなときは、水分を積極的にとってみてください。

ニンニクに含まれるアリシンは、水にとけやすいという性質があります。

水分を積極的にとることで、アリシンの刺激が薄まって身体の外へ排出されるので、症状が早く落ち着きますよ。

この時取る水分は、水や白湯など、胃腸への刺激が少ない物がおすすめです。

他にも、下痢がひどい時は、チーズや納豆などの発酵食品や、ヨーグルトなどの乳製品を積極的にとることがおすすめです。

ニンニクの食べ過ぎによって悪くなってしまった腸内環境を整えてあげることで、下痢の症状も治まってきますよ。

まとめ

今回は、ニンニクの食べ過ぎはどのくらい?ニンニクを食べ過ぎると、どんな症状が起きの?ということについてご紹介していきました。

料理のアクセントや、おつまみに、とっても美味しいニンニクですが、食べ過ぎてしまうと腹痛や頭痛などの体調不良を起こすことがあります。

1日の適正量の範囲であれば、おいしく食べることができるので、ニンニクを食べるときは1日2片までにする!など、食べる量を事前に決めて食べるようにしてくださいね。

もし、ニンニクを食べて体調不良が起きてしまった時は、水や白湯を飲むなどして様子を見てみてください。水や白湯を飲むと、ニンニクの刺激成分が薄まり、体外への排出も早くなるので、通常よりも早く体調を回復することができますよ。

 

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