こんにちは、ライターの宮澤です。

最近は、誰とでもEメールやオンラインのツールですぐに連絡を取り合うことができて便利ですが、やっぱり「手紙」をもらうと、また違った嬉しさがあります。特に、海外に友人がいる場合、海を越えて届けられる手紙は特別だと思います!あなたも外国に住む友人に、直筆で書いた近況報告の手紙や、絵はがきなどを送ってみたいと思ったことってありませんか?

先日、私の母親から、「ニュージーランドに手紙を出したいんだけど、どうしたらいいの?」という相談がありました。ニュージーランドに移住したお友達から以前に手紙をもらったそうなんですが、返事を書こうにも出し方がわからなくてそのままになっているそうです。私自身もこれまで海外に手紙を出した経験がなかったので即答できなかったんですが、母が書いた手紙が海外に届いたら素敵だなと思い、代わりに調べてあげることにしました。

今回は、私が調べた、海外への手紙の書き方送り方についてわかりやすく紹介したいと思います!郵便局へわざわざ聞きに行かなくても済むようにまとめてみたので、是非参考にして下さい!

 

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海外への手紙はどこから出したらいいの?

海外に送りたい手紙は、実は街のポストへ投函して大丈夫なんです!

私も母に言われて気づいたんですが、よく見かける郵便ポストには、「海外」という投函口がないので、入れてもいいのか不安ですよね。

一般的なポストには、投函口がひとつのものが多く、ふたつに分かれていても「普通」「速達」用となっています。気にしたことがありませんでしたが、調べてみると、切手さえ正しく貼ってあれば、海外への手紙でも普通のポストへ投函して大丈夫ということがわかりました。

もちろん、郵便局の窓口で「国際郵便でお願いします。」と言ってもOKです。すると手紙が計量されて、切手代が分かります。

初めて海外へ手紙を出す場合は、ポストに投函するよりも、一度、郵便局の窓口から出してみることをおすすめします。

料金と郵送の種類について

日本から外国に送れる国際郵便物は、「手紙(定形・定形外)」「はがき」「グリーティングカード」「荷物(小包)」「印刷物(雑誌・本)」などです。

ここでは、その中の「手紙(定形・定形外)」「はがき」「グリーティングカード」を送るときの料金についてまとめてみました。

手紙を送る料金

手紙の郵送料金は次の3つによって決まります。

1.大きさと重さ

手紙はその寸法によって、まず定型定形外に区別されます。重さの規定もあって、定型は50gまで、定型外は2Kgまでの間でいくつかの料金設定がされています。

重たいほど料金がかかるんで、何枚にもわたる長い手紙を書きたい時は、便箋も薄くて軽いものを選んだ方がよさそうですね。定型か定形外かは以下の基準があります。

定型

大きさ:長辺 14~23.5cm、短辺 9~12cm、厚さ 1cmまでのもの。
重さ:50gまで

 

定形外

大きさ:最長辺 60㎝まで、長さ+幅+高さ=90㎝までのもの。
重さ:2Kgまで

 

以下のことも注意点として知っておくと便利です。
*巻物体の場合、直径×2+長さ=104㎝まで。既定の大きさであれば重さで料金が決まる。
*大きさが定形郵便物の場合でも50gより重いものは定形外郵便物となる。
*定形外郵便物よりサイズの大きいものは国際小包、または小型包装物となるので、手紙としては送れない。

2.送達方法

「航空便」「船便」が選べます。

1番一般的なのは「航空便」です。よく聞く「エアメール」ですね。普通に手紙を届けたいだけならこれで出すといいと思います!

手紙が到着するまでの日数は、送り先の地域にもよりますが、だいたい1週間から10日で届けられます。

「船便」というオプションもありますが、到着には時間がかかるそうなので、手紙を出す際にメリットはないかなと思いましたが、手紙を出す際の事情によって使い分けるといいですね。

3.送り先

次の3つのエリアに分けられて料金が設定されています。

母はニュージーランド宛てに出したかったので、オセアニアが含まれる第2地帯の料金を参考にしていました。

手紙を送る国が、どのエリアに区分されているのか確認しましょう。

第1地帯: アジア、米国の海外領土、パラオ他
第2地帯: オセアニア、中近東、北米、中米、西インド諸島、ヨーロッパ
第3地帯: 南米、アフリカ

郵便局へ手紙を持って行けば、窓口で計量して、すぐその場で料金がわかるのですが、あらかじめどのくらいになるのか知っておきたいですよね。わかりやすく一覧表にしてみたので、参考にして下さい。

■航空便の料金

■船便の料金

はがきを送る料金

はがきとして認められている大きさは、長辺が 14〜23.5cm短辺が 9〜12cmと決まっています。

料金はどの国へも一律で、航空便の場合は70円船便の場合は60円です。

グリーティングカードを送る料金

日本ではあまり聞きなれませんが、バースデーカードやクリスマスカードなどの慶弔用カードのことです。

25gまでであれば、密封して手紙(定形郵便物)と同様の扱いで出すことができます。

中身が「グリーティングカード」という旨を封筒に書けば、エリアごとの一律の料金で出すことができます。第1地帯が90円第2地帯が110円第3地帯が130円です。

 

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海外に手紙を送るにはどんな封筒や便箋で送ればいいの?

よくエアメール用として、便箋と封筒のセットが市販されていますよね。例えば、青と赤のストライプ柄のものですが、これは仕分けの時に分かりやすいというメリットがあるらしいです。

調べてみると、海外に送るからといって特別な封筒や便箋は必要なく、国内郵便で使えるもので大丈夫だそうです。ただし、重さで料金が変わる為、厚手の紙質は避けたほうがよさそうですね。

封筒のサイズですが、定形郵便物(手紙)として送りたい場合は、実際に使う封筒を測って確認するものいいですが、国内用の封筒のサイズが参考になります。

航空便用で使える封筒の1番大きいサイズって、実は、国内用の長形3号と同じに設定されているんです。これはA4サイズの物も3つ折りで入るサイズで、いわゆる事務封筒として知られています。文房具店などでも普通に見かけるポピュラーな封筒なので、どこでも手に入ると思います。

私の場合、最初に茶封筒を思い浮かべていたんですが、プライベートで使うのには少し地味だなぁと思って探してみると、かわいいパステルカラーの色の封筒がありました!

封筒 長3 長3封筒 長形3号封筒 パステルカラー 薄め80g/m2 サイズ/120×235mm A4 三つ折 100枚

使う時は横向きにしてください。封筒の開いた口を右側にし、横に向けて宛名を書いていくといいですよ。またこれより小さいサイズであれば「定型」と思っていいです。

海外に手紙を出す時の宛名の書き方はどうすればいいの?

手紙を書いて、封筒も準備したら、最後に封筒の表に宛名を書いていきます。これには、どこに何を書くかなど、配置ルールがあります。

ここでは、英語の場合の書き方を紹介しますが、確実な配達のためにも宛先の国の言語で記入することが望ましいようです。もし、英語以外の言語であった場合は、手紙を書く相手に住所を確かめて、書いてもらったとおりに写すのが確実だと思います。誰にでも読めるように、わかりやすい字できれいに書いてくださいね!

書き方

上の見本に沿って、①~④のステップで宛名が書けるようにまとめました。封筒もはがきも同じ書き方です。

宛名は、中央よりやや右下に大きくはっきりと書きます。名前の前に、「To」(~に宛てて)をつけて、以下、住所を続けて書いていきます。海外の住所アパートの名前や番地などから始まっています。日本の住所の書き方と違いますが、詳細は以下のようになっています。

1段目 : 名前 名字
2段目 : アパートなど建物名・部屋番号(ある場合)、番地、丁・町村
3段目 : 郡市、都道府県、郵便番号
4段目 : 国(国名は目立つように大きめに書くようにしてください。)

差出人名左上に書きます。続けて海外の住所の書き方にちなんで宛名に書いたのと同じ要領で、自分の住所を記入しましょう。住所が長い場合は、4行で書かないといけないという決まりはないので、段落にこだわらなくても大丈夫ですよ。読みやすく書くのが1番大切です。

下の余白に「AIR MAIL」と記入することを忘れないようにしてください。郵便局の窓口では、1枚のシールに「BY AIR MAIL航空PAR AVION」と、英語、漢字、フランス語で国際便の旨を表示した青色のシールがもらえます。これをペタッと張るのも簡単でいいですよ。無料でもらえるので、一度行って何枚かもらってくると次から便利だと思います。

もし船便で郵送する場合は、「Suface」と書いて下さい。

また、封筒の中身がグリーティングカードの場合は、「AIR MAIL」の後の余白に「Greeting Card」と追記します。具体的に「Christmas Card(クリスマスカード)」や「Birthday Card(お誕生日カード)」と書いてもOKです。

切手を右上に貼って完成です!

住所の書き方は、慣れないと難しく感じるかもしれませんね。私の母も、日本語では大きなエリアから順番に家の番地へ書き進めていくのに対し、英語ではその逆となるのが納得いかないようでした。でも覚えてしまえば簡単です!次に書くときに心配なら、宛名の書き方の見本として封筒を1枚作って置いておくといいと思います。宛名と差出人の配置を間違えてしまうと、正しく配送されない場合があるので気をつけて下さいね。

EMS(国際スピード郵便)を使ってみる

手紙の他にも送りたいものがあるけど、封筒に入りきらない時は、EMSという便利なサービスがあります。

このサービスは、国際の速達書留のような役割を果たすものです。保証があるので安心だし、速達と同じか、それ以上早く郵送することができます!

また、追跡機能もあって、バーコードラベルで記録と管理がされているので、パソコンやスマホから配送状況が確認できます。

しかも郵送中は最優先で取り扱われるというおもてなしです!世界中のほとんどの地域へ2日~10日で届くので、通常郵便物の航空便よりも数日から1週間早く届くメリットがあります!世界120か国以上の地域に、最大30㎏の書類や荷物などを送れる、国際郵便では最速のサービスなんです。手紙にちょっとした贈り物を添えるなら、使ってみるものいいですね。

■料金

料金は30Kgまでの設定がありますが、ここでは手紙に何か添えた場合と考えて、800gまでの料金を紹介しました。またこれは2018年5月現在の料金です。変動することもあるので、詳しくは郵便局を訪ねるかホームページを参照してご確認くださいね。

■EMSオリジナル包装材
EMSで送る場合は、郵便局で販売されているEMS用のしっかりとしたパッケージを使うことをおすすめします。EMSオリジナル包装材は、耐水性耐久性にとんだ厚紙でできています。

2種類あって、A4サイズの封筒が50円A5サイズが入るマチ付きの封筒が70円で販売されています。どちらもEMSロゴマーク入りです。配送時に目立って客観的に安心かなと思いました。立体的な厚みがあるものを入れるときは、自分で丈夫なパッケージを用意しましょう。柄のない無地のものがよいとされています。

■EMSで送ってはいけない物
手紙以外に何を入れてもいいというわけではなく、以下のものは送ることができません。X線検査等で引っかかってしまうと、外国へ発送される前に返送されてしまうこともあるので注意しましょう。郵便局に置いてある送り状には、内容を英語で細かく記入しないといけないので、中に入れたものは自分でもしっかり把握しておきましょう。

1. 貴重品(硬貨、紙幣、銀行券など)
2. 各種の持参人払の有価証券、旅行小切手
3. 加工した、または加工されていない白金、金や銀、珠玉、宝石やその他の貴金属
4. 爆発物や危険物
5. 麻薬類
6. 生きた動物
7. わいせつな物

 

こちらの記事では、もっと詳しくEMSの発送方法を紹介していますので、よろしければ参考にしてみてくださいね。

小さい荷物で安く海外に発送したい方はこちらから

海外への他の発送方法はこちらから

 

◎海外への手紙は、正しい料金の切手が貼ってあれば、近くの郵便ポストに投函してもよいし、郵便局の窓口からでも出すことができる。

◎手紙の料金は、大きさ重さ(定形・定形外)宛先の国(地帯)配送方法(航空便か船便)によって決まる。

◎はがきの配送料金は全国一律。

◎グリーティングカードは、25gまでで、エリアごとの一律の料金で送ることができる

◎海外に出す封筒は特別に決まっていないので、国内用の封筒や便箋でも送ることができる。

◎宛名は宛先の国の言語で書くのが望ましい。

◎宛名の書き方にはルールがあるので、それを守り配置を間違わないようにする。

◎手紙以外も封入したい場合はEMSが早くて安くて便利。

 

まとめ

海外への手紙の出し方は、正しい宛名の書き方や、料金の目安がわかれば、近くのポストに投函することもできるので、そんなに難しくはないことがわかりました。今回は私が調べてあげたので、母は無事に海外に手紙を出すことができて喜んでいます!今回のニュージーランドへの切手代は110円だったそうで、1通目もまだ出したばかりなのに、次回用の切手をもう買ってきているほどです。海外からの手紙や、贈り物は、すごく相手にも喜ばれると思いますが、出す方もこんなにウキウキ楽しめるもんなんですね。出し方がわからなかった方、これを参考に、早速、海外への手紙を書いてみませんか?

 

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