こんにちは、ライターのさゆです!
企業からの郵便物などに印字されている「料金後納郵便」のマークってよく目にしますよね。
この料金後納郵便という制度は、郵便物1つ1つに切手を貼る必要がないので、事務作業が効率的になりますし、1ヶ月分の料金をまとめて支払えるので、経理処理もしやすいという便利なサービスです。
私も個人でお仕事をしているので、毎月契約書や請求書などの郵便物が多く、発送するものがあるたびに切手を用意するのが大変だなと思っていました。
そこで、料金後納郵便を使いたいなと思いましたが、契約などの手続きや、専用の封筒を使うのかなど、分からないことがたくさんあります。
そこで今回は、料金後納郵便マークを自分で印刷する場合の規定やサイズなどと合わせて、手続きや出し方まで、一連の流れを調べてみました!
料金後納郵便マークの規定サイズや位置は?
調べてみたところ、料金後納郵便マークには、規定サイズや位置が決まっていることがわかりました。
規定サイズ
マークの形状は円形と四角形の2パターンから選ぶことができ、サイズは以下と規定されています。
なお、マークの中に引く横線の本数によって、配達日数が変わってきます。
配達まで日数がかかってもいいという場合は、その日数等に応じて料金の割引が受けられるので、活用してみてくださいね。
割引率については、郵便物の種類や通数、バーコードの有無などによって異なり、最大で11%割引となります。
【線が1本】通常の料金後納マーク
【線が2本】3日程度の送達余裕承諾をした場合の料金後納マーク
※2本線の間隔は1~2mm以内
【線が3本】7日程度の送達余裕承諾をした場合の料金後納マーク
※2本線の間隔は1~2mm以内
いずれも、上段の空白部分には、差出事業所名(郵便物を差出す郵便局名○○局)を記載します。
なお、郵便物・荷物の外部に、差出人の氏名および住所または居所を明りょうに記載すれば、差出事業所名は省略することができます。
また、料金後納マークの下1/2以内であれば、差出人の会社の広告やロゴ、写真やイラストなどを掲載することもできます。
ただし、以下に該当する広告は、料金後納マーク内に記載することができませんので、注意が必要です。
規定位置
料金後納マークは切手と同様に、宛名面に印字します。
どちらの場合も、長辺の7㎝以内、短辺の3.5㎝以内にマークがくるようにして下さいね。
簡単に料金後納郵便マークを印刷する方法はないの?
料金後納マークは、WordやExcelなどの図形作成ツールを使って自分で作ることもできます。
ですが、手間がかかってしまうので、広告掲載しないのであれば、文房具店などでスタンプやシールを購入するのがオススメです。
こういった市販のスタンプやシールには差出事業所名は入っていませんが、郵便物や荷物の外側に、差出人の名前と住所を明記することで、差出事業所名は省略できます。
なお、手軽に購入できるものは1本線のものが主流なので、料金割引のために2本線、3本線のものを使用したい場合は、市販のスタンプやシールは特注となり高額になってしまいます。
そういった場合は、無料でマークをダウンロードできるサイトもあるので、そこからダウンロードして、自分でシール用紙などに印刷して使うといいですよ。
●料金後納スタンプ(シャチハタ)
シャチハタタイプのスタンプのため、スタンプ台を使う手間を省くことができます。
別売の補充インクを使うことで、長く使用することが可能です。
●料金後納シール
印字シールが1巻き500枚セットになっています。
四角いシールだと貼った際にゆがみが出やすいですが、丸型のためゆがみの心配がありません。
料金後納郵便の手続きや出し方は?
料金後納郵便を利用するには、毎月ある程度まとまった数の郵便物があることが前提で、事前に取り扱い郵便局から承認を得ることが必要になります。
料金後納郵便の利用に必要な郵便物の数
ここからは、手続きと出し方を詳しくご紹介しますね!
料金後納郵便の手続き
用意するもの
手続きの流れ
出し方
出し方は、直接郵便局の窓口に持って行く方法と、ポスト投函できる「後納ポストイン」の2通りあります。
どちらの場合も、「後納郵便物等差出票」という書類が必要です。
用紙は指定されているわけではないので、日本郵便の様式を参考に、エクセルなどで自作して、差出人名・お客様番号などをあらかじめ入力して印字したり、料金を自動計算すればミスが少なく済みます。
直接窓口に持っていく場合
下記を用意し、郵便窓口の営業時間内に持って行きます。
後納郵便物等の他局差出制度を利用することで、承認を受けた局以外の複数局からも差出することができます。
希望する場合は、郵便局で手続きの際に伝えておくことでスムーズになります。
ポストに投函する場合(後納ポストイン)
郵便局が無償で貸し出す専用ケースに郵便物と後納郵便物差し出し票を入れて、ポストから24時間いつでも出すことができます。
このサービスを利用する場合は、料金後納郵便の手続きをする際、窓口に申し出て、別途書類に記入する必要があります。
支払方法
支払方法は、1ヶ月分をまとめて翌月末(金融機関の休業日に重なる場合は前営業日)までに、指定口座へ振り込みとなります。
事前に料金後納手続きを行った郵便局の承認を受けることで、金融機関の預貯金口座からの振替とすることもできます。
・料金後納マークは切手と同様、宛名面に縦長の郵便物では左上、横長の郵便物では右上の位置に表示する。
・料金後納マークは長辺の7㎝以内、短辺の3.5㎝以内にくるようにする。
・料金後納マークの中に引く本数によって配達日数が変わり、日数に応じて割引率も異なる。
・簡単に料金後納マークを表示する方法として、市販のスタンプやシールがある。
・料金後納郵便を利用するには、普通郵便で毎月50通、荷物(ゆうメール・ゆうパケットを除く)、国際小包で毎月10通、EMS(国際スピード郵便)で毎月4通以上が必要。
・最寄りの取り扱い郵便局で、1ヶ月に出す郵便物の予定数の2倍以上相当の担保を用意し、手続きを行うことで利用できる。
・郵便物を出す際は、直接郵便局に持っていく方法と、郵便局で貸し出す専用ケースに入れてポストから24時間いつでも出すことができるサービスを活用する方法の2種類ある。
まとめ
今回調べてみたことで、料金後納を利用する手続きの方法や、マークの規定が分かりました!
毎月かなり多くの郵便物があって、都度マークを印刷するのも大変だなと思っていたのですが、便利なシャチハタタイプのスタンプがあると分かったので、さっそく購入したいと思いました。
郵便局まで少し距離があるので、料金後納郵便の手続きをする際に、24時間いつでもポスト投函ができるように後納ポストインのサービスも申し込もうと思います!
あなたも、料金後納郵便の手続きや、郵便物の出し方を悩んだときは、ぜひ参考にしてみて下さいね。