こんにちは、ライターのなおみです!

ケーキや生鮮食品を買うと、小さな保冷剤が付いてきますよね。いつか何かに使えるかも…と思ってとりあえず取っておいたものの、気が付いたら冷凍室が保冷剤だらけ!なんてことありませんか?

お弁当が傷むのを予防するために入れたり、熱が出たときや火傷をしたときに冷やしたりするのに便利なんですが、繰り返し使えるのでたまる一方なんですよね。

でも、実はこの保冷剤、冷やす以外にもさまざまな再利用の方法があるみたいなんです。

そこで、今回は簡単にできる保冷剤の再利用方法を調べてみたので、ただ捨てるだけだともったいないな、と感じている方はぜひ参考にしてみてください。

 

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保冷剤の意外な再利用方法!

保冷材

保冷剤を再利用するに当たって、まずは保冷剤の中身について調べてみました。

現在日本で使われている保冷剤の中身は、98%が水で残りは高吸水性ポリマーという成分です。

高吸水性ポリマーは名前の通り吸水性に優れた物質で、自分の重さの数百~数千倍の水分を吸収することができるといわれています。

保冷剤の他にも身近なところでは、紙おむつや生理用ナプキンなどに利用されているんですよ。

それでは、この高吸水性ポリマーの性質を利用した保冷剤の再利用方法を詳しく見てきます。

 

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保冷剤の中身を使った再利用方法は何があるの?

芳香剤

保冷剤の再利用方法は、下記のように色々あります。

・消臭剤&芳香剤…高吸水性ポリマーが臭いを吸い取ってくれるので、保冷剤の中身を空き容器に移して消臭剤として使えます。また、高吸水性ポリマーから水分が蒸発する際、香りも一緒に蒸発していくので、エッセンシャルオイルなどを垂らすと、芳香剤にもなります。

・虫除け…芳香剤の応用として、虫が嫌う香りのエッセンシャルオイルを使用すれば虫除け対策になります。

・植物の水やり…保冷剤の中身を植木鉢などの土の上にかけておくと、高吸水性ポリマーが吸収した水分が徐々に土に浸透していきます。数日間家を空けるなど、水やりができないときに便利ですね。

 

保冷剤のおすすめの再利用方法は?

保冷剤

保冷剤の中身の再利用方法で特におすすめなのが、消臭剤として使うことです。

特別な道具を買わなくても家にあるもので簡単に作ることができ、好みに合わせていろいろなアレンジもできます。

さっそく実際に作ってみました!

〈用意するもの〉

・空き瓶やグラス、コップなどの容器

・保冷剤(冷凍室から出して、常温に戻しておく)

 

保冷剤と容器

基本的にはこの2つがあればOKです。

容器は使わなくなったコップやマグカップなど、保冷剤の中身が入る大きさのものであれば大丈夫です。

ただし、紙製のものは水分を吸ってしまうので使えません。

ガラス製やプラスチック製などの透明のものなら、中身が見えるのでオシャレなインテリアとしても楽しめますね。

保冷剤は冒頭で紹介した高吸水性ポリマーが入っているものを使用します。

作る前にあらかじめ冷凍室から出して、常温に戻しておいてください。

昔の保冷剤の中には、高吸水性ポリマーを使用しておらず水しか入っていないものもあるようですが、水だけでは消臭剤として使えないので注意してくださいね。

解凍してみて、中身がジェル状の物質であれば高吸水性ポリマーが使われています

保冷剤を容器に出している写真

消臭剤の作り方

ハサミで消臭剤の袋の端に切り込みを入れて、容器の中に移します。

なんとこれだけで消臭剤の完成です!

とっても簡単ですね。

 

消臭剤としてのアレンジ方法

このままでも消臭剤としては十分使えますが、いろいろと手を加えてアレンジすることもできます。

お好みのエッセンシャルオイルを数滴たらして香りをつければ、芳香剤としても楽しめます。

気分や季節によって、香りを変えてみるのもいいですね。

また、虫が嫌う香り(シトロネラ・レモンユーカリ・ゼラニウム・レモングラスなど)を用いたエッセンシャルオイルを使うと、虫除け対策にも使えます。

無色だと少し寂しいなと感じる場合は、水性ペンや絵の具、食紅などで色をつけることもできます。

水性ペンの場合、あらかじめペンで容器の底に色を付けておき、保冷剤の中身を入れてから混ぜるとスムーズです。

絵の具や食紅は、色の変化を見ながら少しずつ加えていくと、好みの色をつくることができます。

ビーズや造花、ラメやスパンコールなどで装飾してみてもいいですね。

完成したら、市販の消臭剤と同じように、玄関や靴箱、トイレなどの匂いが気になる場所に置いておきます。

中身が乾燥して、水分がなくなってきたら取り換え時です。

 

消臭剤の捨て方

捨てるときは、排水溝に流さず自治体で定められた方法で処分します。

ほとんどの自治代では可燃ごみとして出せるようですが、一部地域では不燃ごみとなっている場合もありますので、必ずお住まいの自治体の分別方法に沿って処分してください。

排水溝に流してしまうと、水を流すたびに高吸水性ポリマーが水分を吸って排水溝の詰まりの原因になりますので、捨て方には注意してくださいね。

 

消臭剤を扱うときの注意点

小さな子供やペットがいるご家庭では、誤飲の危険性がありますので特に注意が必要です。

保冷剤に含まれる高吸水性ポリマーは、少量であれば自然に排出されますが、大量に飲んでしまうと体内の水分を吸水し、喉に詰まって窒息する可能性があります。

また、現在の日本の保冷剤にはほとんど使われていないようですが、エチレングリコールという毒性を含む物質を使用したものもあります。

凍らせてもカチカチに固まらないタイプの保冷剤は、エチレングリコールを使用している可能性が高いようです。

誤飲してしまうと中毒症状を起こす可能性がありますので、小さいお子さんなどが誤って口にしないよう十分注意してください。

保冷剤を再利用する際は、ガーゼや不織布、オーガンジーなど薄手の布をかぶせてからリボンなどで結び、念のため子供やペットの手が届かない場所に置くようにしてくださいね。

 

なお、こちらの記事では保冷剤の捨て方について詳しく紹介していますので、参考にしてみてください。

 
 

要約

・保冷剤は消臭剤や芳香剤、植物の水やりとして再利用することができる

・保冷剤の中身は水と高吸水性ポリマー

・保冷剤を再利用した消臭剤は、色を付けたりエッセンシャルオイルで香りを付けたりして、アレンジを楽しむこともできる

・子供やペットの誤飲に注意する

・捨てるときは排水溝に流さず、自治体で定められた方法で処分する

 

まとめ

保冷剤の中身の再利用方法をご紹介しました。

我が家でも冷凍室に保冷剤がたくさん入っていて、スペースがあふれそうなくらいだったのですが、実際に作ってみるとすごく簡単だったので、これを機に消臭剤として有効活用しようと思います。

これで冷凍室の中も片付きそうで一石二鳥ですね。

子供やペットのいるご家庭ではくれぐれも誤飲に注意しつつ、ぜひオリジナルの消臭剤などで保冷剤を再利用してみてくださいね!

 

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